ジョジョらしい
連載期間の長いマンガでよくあるのが、主人公や主要キャラの初登場シーンの時の風貌や性格が現在のそれとだいぶ違うというもの。
何十年も連載していたら、そりゃキャラクターの造形だって変わりもするだろうと思います。
キャラクターの「能力」についてもしかり。
まぁ、マンガなんだからそこまで制限してたら面白くないし、多少能力以上のことができてもそういう能力だったんだなって納得させてもらえれば別にいいんですけど。
でも、やっぱり気になる。
ジョジョはシリーズはかなりの長期連載マンガで、かつ「スタンド」という特殊能力はほぼ全編においてか欠かす事のできない設定としてあり、さらに第○部というように話の舞台と主人公が一定期間で変わるので、気になる点が多くなりがちです。
しかし逆に、ジョジョの場合はむしろ、あえてそうした演出をしているんだろうかとも思ったり思わなかったり。
言うなれば、世界観の拡張と進化。
ジョジョらしいですしね。
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スタンドの基礎設定
そこで、今回の気になる点は、スタープラチナの移動範囲です。
スタープラチナのような基本がパワー型のスタンドは、イメージでは本体とほとんど重なっているか、すぐ隣にいることが多いですが、承太郎初登場シーンではかなりの距離を移動しているような演出があります。
ケンカして留置場に入れられている承太郎は、警官も気づかない内にビールを飲んでいます。
あと、少年ジャンプとラジカセを、いつの間にか牢内に持ち込んでます。
缶ビールに関しては、ここの警官達は職務態度が悪そうなので、もしかしたら職場に隠し持ってたビールかも知れません。
ジョジョに出てくる警官は大体ガラが悪い。
あと、少年ジャンプもこの不良警官が職場に置いていた可能性がありますし、ラジカセに関してはラジオ体操とかで使うように、職場の備品としてあってもおかしくはないです。
などと考えていると、次のシーンではギターにダンベル、エアロバイクにラジコンカー、オカルト書籍と、さすがにこの署内にはなさそうなものが大量に登場。
こうなってくるとスタープラチナをハイエロファントグリーン並みにかなり遠出させているとしか思えないわけです。
それとも力が弱くなるが、その分遠くに行けるのでしょうか?
設定にある「射程距離」というのは戦闘可能な距離なのか、物理的に移動できる距離の事なのか。
こじつけな考えとしては、承太郎が持ち込んだ物は全部、署内の証拠品置き場にあったものという可能性も。
そうであっても本来の設定の射程距離外だと思いますが。
まぁ最初のスタンドなので、ここでは「スタンド」は幽体であり、使い手の意思で自由に動かせる、という2点をとりあえず表したかったという事なんでしょう。
ちなみに承太郎の性格設定ですが、この時の承太郎は普通に不良で、口が悪いです。
承太郎を牢屋から出す事をアブドゥルに任せることにしたジョセフに対して言ったセリフ。
「素直にそんなブ男に追い出されてやる俺だと思うのか?」
そんな「ブ男」…。
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