スペランカー - 史上最弱の主人公現る

      2018/01/11

豆つぶぐらいの赤ランプを見ると思い出すのが「スペランカー」です。(1985年12月 アイレム 売上本数42万本)

spelunker4

スペランカーの意味は「(趣味としてやる)洞窟探検家」だそうです。昔はゲームのタイトルの意味なんて考えたりしなかったけど、ちゃんとそれなりの意味のタイトルになってるんですね。

でも、このゲームの主人公は「趣味として」やる洞窟探検家としてはあまりに向いてません

なぜならば、自分の身長分ほどの高さから落ちただけで死んでしまうからです。

このことから「史上最弱の主人公」として有名な異名ですね。

おかげで一部ではクソゲー扱いされているようですが、確かに自分の身長分ほどの高さから落ちただけで死ぬのはこの主人公ぐらいではありますが、それはマリオがクリボーに襲われたり、捕食されたりして死ぬのではなく、触れた途端に飛び上がって死ぬのと同じように、ファミコンの世界では主人公があまりに弱いのは常識なのです。

反対にシビアな操作が要求されるこのようなゲームほど、操作に成功した時ほど嬉しいことはないでしょう。この絶妙に作られたシビアな操作感を持ったスペランカーがクソゲーなはずがありません。

そんな絶妙な操作感を乗り越えて到達する洞窟最深部には、はたしてどんな宝が隠されているのか気になって到達せずにはいられません!

 


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アクション

スペランカーは演出や操作が凝っています。

行く手を阻む岩石をぶち壊すためには「爆弾」を入手し、使用する必要がありますが、使用方法についてもアイテム欄から選択するなどというまどろっこしい操作ではなく、「下を押しながらBボタンを押す」というスマートな操作感がスバラシイです。

但し、設置後ものの数秒で爆発するので、仕掛けたらすばやく一定の距離まで退避しないと死にます

爆死を確実に回避するなら、爆破するまでの間ひたすら反対側へ逃げれば大丈夫ですが、真のスペランケストを目指すならギリギリ安全な距離を手探りで見つけておきましょう。

spelunker bomb

 

洞窟探検ということで(おそらく)「酸素」の制限の概念があり、途中途中に置いてある補給アイテムを無視すると窒息死します

取ると酸素メーターがピューっと回復します。

ちなみに、未だにこの補給アイテムの形が何を表しているのかよくわかりません。

 

spelunker cure 2

 

主人公の行くてを阻むのはトラップだけではなく、ところどころに「コウモリ」が飛んでいて死に到るフンを撒き散らして行く手を遮ってくるので、「フラッシュ」で蹴散らしてから通過します。

「フラッシュ」を使うと「シュパッ!」っという効果音と共に打ち上がり、コウモリは一瞬で消滅します。どういう仕組みかよくわかりませんが、地味に気持ちいい演出です。

また爆弾同様、フラッシュの使用方法もスマート操作となっており、今度は「上を押しながらBボタン」です。

コウモリのまき散らしているフンは結構な量ですが、上手い人はフラッシュ無しでこのフンの雨をくぐり抜けるそうです。

私はムリです!

思っている以上にフンの量は多いです。

spelunker bat

 

トラップ以外に行く手を阻む存在として、コウモリの他になぜか「幽霊」が出現します。

幽霊出現時はBGMも専用のものに変わるので、手持ちのマシンガンみたいなやつをぶっぱなしてやっつけましょう。

注意点としてはマシンガンを撃っても幽霊は一瞬で倒せるわけではなく徐々に消えていく為、その残りカスみたいな部分に触れても死んでしまうという点です。

マシンガンを撃っている間は動けない、幽霊はすぐには倒せない、さらにあまりに遠くから撃つと射程外となり倒せないので、撃つタイミングを間違えると捕まって死にます

このマシンガン攻撃は、酸素が多めに減るので無駄撃ちは避けましょう。

 

spelunker ghost

 

というか、幽霊はマシンガンのような物理攻撃で蹴散らせるのでしょうか?

それはともかく、打たれた幽霊はとても悲しそうな顔をしながら消えていきます。ナンマンダブ。

 


最弱伝説の一例

最弱伝説の一つとして、主人公は坂道を下ってる最中にジャンプすると死にます

spelunker jump1

坂道の高低差によるものかと思います。

坂道ではみなさんなぜかジャンプしてしまいがちですが、慎重に下りましょう。

 


隠しアイテム

スペランカーには見えるアイテムと「隠しアイテム」として見えないアイテムが存在します。隠してあるぐらいなので、どれも有利なものばかりのハズ(?)です。

ある場所でジャンプすると音と共に4つあるうちの一つがランダムで出現します。

  • 一定時間、得点が2倍になるアイテム
  • 一定時間、無敵になるアイテム
  • クレジットが1つ増えるアイテム

などがありますが、問題は「主人公のアクションがスピードアップするアイテム」です。

見た目はビンっぽい何かで、中身は赤い、おそらく液体が入ってるものです。

spelunker red drug

取る(飲む)とプレイヤーが動作速度がかなり速くなります。シビアな操作が要求されるこのゲームでこの速度!

コントロール制御が難しくて逆によく死にます

  • 止まろうと思ったところ以上に進みすぎて落ちて死にます
  • 前方に向かってのジャンプ力もアップするので、飛びすぎて着地地点を誤り、高低差によって死にます
  • ロープからジャンプしたときに天井に頭が当たって落ちて死にます

普通のプレイヤーにとってはもはやハズレアイテムとしか思えないわけですが、真のスペランケストになるとこのアイテムを異常なほど愛用します。

確かに通常はモッサリ動作のプレイヤーがサクサク動くのでそれはそれで楽しいですけど。

新米プレイヤーにとっては無難に「1UPアイテム」が欲しいところですね。これを取った時のドキュンドキュンドキュン という効果音は重量感があって心地良いです。

ところで、無敵になるアイテムもありますが、落下した場合は死にます

 

また、大量のスコアが獲得できる得点アイテムの「埋蔵ダイヤモンド」が存在しますが、壁の中に隠されているので通常は見えません。

このダイヤモンドは大体主人公と同じぐらいの大きさなので、プレイヤーが入れるぐらいのスペースがある壁を探せば見つけることができます。

めぼしい所を爆弾で爆破してみましょう。

 


各種天然のトラップ

主人公の行く手を阻むトラップとしては他にもこんなものがあります。

 

下の突起から噴出している毒ガス
毒ガスの噴出が途切れた瞬間にジャンプで飛び越えましょう。

上の突起から噴出している毒ガス
トロッコ乗車シーンで遭遇します。噴出が途切れた瞬間に下を通過しましょう。

落とし穴
下に大きな空洞があって、明らかに地面が薄くなっている部分は通過すると道が崩れ落ちます。ジャンプして回避しましょう。

グニャグニャ道
地面が波打っていて歩きづらいですが、これに触れて死ぬということはありません。ジャンプ連打すればあまり影響を受けずに通過できます。但し、ここではマシンガンが使用できないので通過中に幽霊が出現した場合は念の為一旦後ろに下がりましょう。

ツタ
天井からぶら下がっているツタからツタへ飛び移りながら進む所は地味に難しいです。ツタから離れるタイミングでジャンプしないと落ちて死にます

階段
階段がトラップなのか?と思われがちですが、2段目から落ちると死にます。このゲームでは階段ですら命取りとなるのです。

 


エンディングと周回

さて、念願の最深部には何が置かれているかといいますと、なんともカワイイ宝の山が置かれているのです。到達するとプレイヤーはおとなげも無く飛び跳ねて喜びます。そんな私も飛び跳ねて喜んだものです(ウソです)。

そしてその後はファミコン特有の2週目の始まりです。周回を繰り返すと地面の色とか一部クリア方法が変わってきます。

例えば2週目は次の階層に行く際に必要な「カギ」が非表示になっていたり、さらに3周目、4週目になるとカギがあった場所でジャンプしたり、フラッシュを焚かないとカギが取れないなどです。

フラッシュを焚かないとカギが取れないということは、フラッシュを温存しておかないとクレジットが残っていようが詰むということです。前述しましたが、コウモリのフン攻撃をフラッシュ無しで通過するというのは、ゲーム製作者としては「可能なアクション」として認知しているということになります。

それとも、どうせこんなゲームで周回を繰り返すヤツなんかいねーだろ!と思って無茶な条件でも施したのか。気になるところです。

 

ところで、ここまで何周もできるような人がたくさんいると「史上最弱の主人公」の称号が廃れてしまい、それはそれで何か残念な気がします。

現在そうなってしまっている以上、スペランカーの主人公には永遠に「史上最弱」であって欲しいのです。

 


最後に

スペランカーの特徴の一つに、ゲームを起動するとソフト本体についている赤いランプが点灯します。

たったこれだけのことでこのソフトの印象が記憶の中に残り続けるものなんですね。

spelunker led

それと、このゲームは起動してもすぐにタイトル画面にならずに、暗ーいBGMとともに徐々にタイトル文字が現れるというちょっと怖いオープニング演出があります。

ここのBGMはめちゃくちゃ暗いくせに、プレイ中のBGMはとっても軽快なこのギャップがたまらないのです!

 

もし、友達とスペランカーの話になって「とりあえず2周はできる」と言えるようになる、または友達が言ってくるようなら、それだけでお互い大体のファミコン熱の度合いがわかるというものです。

 

「3周以上できる」と言ってくるような人は、多分ファミコンカセット30本以上持っている猛者のハズです(私見です)。


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