プレステ版 1996年3月(ディレクターズカット 1997年9月) カプコン
セガサターン版 1997年7月
バイオハザードと言えば、カプコンが世に放ったホラーゲームの画期的な傑作タイトルであるわけですが、このタイトルを聞いて思い浮かべるのはとりあえずゾンビ。
昔はB級ホラー映画のいち化け物だったゾンビも、気が付けば今やなぜか人気者です。
でもよく考えるとこのゲームにはゾンビ以外にも個性的な敵が色々登場しますし、敵と戦う以外にも館内をあっちこっちに移動しての謎解きにも重きを置いてますし、物語の背景にある黒幕会社アンブレラの野望なども鑑みると、バイオハザードはただゾンビを倒すゲームに非ず!
それでも、バイオハザード=ゾンビとなってしまうのは、やはりケネス(S.T.A.R.S.のメンバー)を喰らっていたあの振り向きゾンビのせいかと。
ヤツとの遭遇時の心臓の鼓動の速さたるや…
もはや今となっては味わえないのが惜しいです。初プレイ時は初期バイオの独特の操作感にも慣れてないですしね。
壁にぶつかりまくって思うように動けなかったのもいい思い出です。
スポンサーリンク
大いなる探索ゲーム
得体の知れない化け物たちとのバトルも興奮ものですが、このゲームは実は大いなる探索ゲームであることはすでに知られてます。
緻密に作り込まれたマップをあっちこっちと動き回り、発見したアイテムをとっかえひっかえしながら、次々と謎解き(簡単)をさせられることで軽くアドレナリンが放出し続け、なかなか止め時のわからないゲームとなっています。
最初は記憶力頼りでウロウロすると思いますが、思った以上に部屋数もあるので後のことを考えると地図を実際に紙に写して、アイテムの在り処をメモしながらやると圧倒的にラクです。
あと充実感と安心感も得られます。
というわけで、メモしてぐちゃぐちゃだったのを清書したものがこちらです(ジル編)。
謎解き・イベント・敵の配置まで書き込むとごちゃごちゃしすぎる上に、探索しがいが無くなってしまうのでとりあえずアイテムの配置がメインです。
基本的には記憶力頼りに探索を行って、アイテムの場所がどうしてもわからなかったり、思い出せない時だけ見返す感じで利用する方が、攻略情報の行動ルートにただ従ってプレイするよりも、ゲームしてる感を得られると思いますよ。
それとこのアイテムマップはジル編をメインにしているので、クリスでプレイする場合はグレネードガンの弾がショットガンの弾(所々ベレッタの弾)に置き換わる感じになります。
ストーリー
- 1998年7月、アメリカ中西部の地方都市ラクーンシティ郊外の住民が食い殺されるという猟奇事件が発生。
- 犯人を発見できないまま同様の事件が多発。
- 事態を重く見たラクーンシティ警察は所属の特殊部隊S.T.A.R.S.(Special Tactics And Rescue Service)ブラヴォーチームを出動させる。
- しかし、そのブラヴォーチームからの通信が途絶える。
- 7月23日、事件の調査並びにブラヴォーチーム捜索の為、アルファチーム(クリス、ジルが所属)が出動。
- アークレイ山にてブラヴォーチームの隊員の1人の死体を発見すると共に、謎の生物による襲撃を受ける。
- 避難した先が舞台となる洋館だった。
送り込んだ先発の特殊部隊の無残な姿が、後続の部隊に発見されることによってこれはタダ事ではない!感がヒシヒシと伝わります。
登場キャラ
プレイヤー選択可能キャラ
ジル・バレンタイン
S.T.A.R.S.アルファチームの紅一点で、初心者用キャラ。
ベレー帽と肩パッドが特徴的なショートボブ美人。
彼女の最大の利点はアイテムを8つまで持つことができるという点。
後のバイオシリーズでも定番となるアイテムの管理というのはそれを含めてゲームの攻略に戦略性を持たせてあり、アイテムを多く持てるというのはそれだけ有利となる。
さらに彼女は鍵開けが得意という設定なので、ちょっとした鍵ならアイテム無しで開けてしまえるので尚更である。
また仕掛け作動のスイッチとなるピアノ演奏についても、彼女は趣味がピアノなので楽譜があれば即興で弾くことができたり、化学の知識を習得しているので、薬品の調合もできる。
あと敵によって弾の種類を変更できるグレネードガンを入手できるのも難易度を下げる要素となっている。
クリス・レッドフィールド
アルファチームの切り込み隊長で、上級者向けキャラ。
彼はジルに比べて不利な部分が多くなっているので、ジルでは物足りない人にはちょうど良い設定。
ジルとは反対に最大の不利ポイントはアイテムを6つしか持てないところで、例えばベレッタとそのマガジン、そしてショットガンとその弾を持つとそれだけで4つを占めてしまい、残りはたったの2つしか空きが無い。
弾丸節約の為にコンバットナイフも持つとすると残りたったの1つ。
しかも、ジルのように鍵開けもできないので「小さなカギ」を持つともはや空きは無くなる。
あと、もちろんピアノも弾けないし、薬品の調合知識も無いし、グレネードガンも手に入らない。
そんな彼ではあるが、利点はジルより体力が高いのと、ナイフによる攻撃力が高い、拳銃を構えるのが速いという点である。
慣れればナイフでゾンビが倒せるし、何なら多少噛みつかれても高い体力でカバーできるので、ナイフ一本でウロつくことも可能。
こうなると逆にアイテム欄がガラ空きである。
ちなみに私は凡人なのでセオリー通り、ベレッタで転ばせ、ナイフでトドメ、通り抜けることができるなら戦わない、の無難プレイヤーです。
サブキャラクター
アルバート・ウェスカー
S.T.A.R.S.の総隊長兼アルファチームの隊長。
黒を基調とした衣装に、金髪オールバックでサングラスという、ターミネーターのシュワちゃんとかマトリックスを彷彿とさせるいで立ちがカッコいい。
ラクーン市警特殊部隊の隊長である彼だが、実はアンブレラ社の研究員(生物工学のスペシャリスト)で今回の一連の事件の裏で一枚かんでいた人物であるというのは今となっては伏せる事柄でもない。
最後は、コントロール可能なハズだった究極のB.O.W.「タイラント」にその大きな爪で一突きで即死させられるが、実は死んでいない。
というより、特殊な薬を服用していたおかげで「復活」したというのが正しい。
シリーズ4作目の「コード:ベロニカ」で生存が確認され、その際薬の作用で目が赤く光るようになっているが、まさしくターミネーターのそれである。
ポリゴンで描かれたキャラでしたが、髪形が2人ともヘンでした。特にクリス。
(なので冒頭の絵のクリスは「バイオ5」時の、今風の髪形にしておきました。)
バリー・バートン
アルファチーム所属の武器マニアで、ジルを使用した時にパートナーとして登場する。
そんな彼の使用する銃は、かつては世界最強の名を誇った「44マグナム(S&W M29)」で、ダーティハリーが愛用していた事で有名。
彼は事あるごとにジルのピンチを救ってくれる頼もしい存在であるが、実はウェスカーに家族を人質に取られて、今回の事件の片棒を担がされている。
ストーリーの分岐次第では死亡したり、改心したりする。
改心するのはいいが、家族は無事で済むのだろうかと思ったり思わなかったり。
レベッカ・チェンバース
ブラヴォーチーム所属の新人女性隊員で、ショートカットが似合う18歳。
今回の任務が初出動で、クリスでプレイした時にパートナーとして登場する。
経験不足は否めないが、その快活な性格が、何かと不器用なクリスとうまくかみ合っていてよい感じ。
例えば、ピアノが弾けないクリスの代わりに弾いてあげたり(上手くはないので練習時間が必要)、化学知識の無いクリスの代わりに調合してあげた薬品でクリーチャー討伐に貢献したりする。
ちなみにブラヴォーチームで唯一の生き残りということになるが、洋館事件後は行方不明で、洋館事件の前日譚を描くバイオ0以外ではシリーズ本編で一切登場しない。(バイオ5では本編とは関係ないモード「マーセナリーズ」で登場する)
ジルや、2以降に登場するクレア(クリスの妹)というやり手女性がいる限り、レベッカは確かに影が薄くなりがちである。
でも容姿・性格ともにいい感じなのでいつか再登場を望む。
ブラッド・ヴィッカーズ
アルファチームがアークレイ山で狂犬(ケルベロス)に襲われた際、その様子にビビってヘリコプターを離陸させて一人逃げてしまう。
これでもS.T.A.R.S.の隊員。
そんな臆病な彼だが、自責の念にかられたのか、ヘリの燃料が無くなるまでアークレイ山上空付近を飛び続けて、生き残った隊員に無線機で呼びかけ続けてくれていたおかげで、最終的に脱出することができた。
まぁ許してやろう。
しかし彼は、バイオ3で追跡者「ネメシス」に頭を串刺しにされたことによりウイルス感染し、バイオ2にてゾンビとして登場する。
ブラッドゾンビは、ネメシスによって強力な感染をしたせいで異常なほど体力が高い。
ケネス・J・サリバン
ブラヴォーチーム所属で、S.T.A.R.S.の唯一の黒人かつ最年長さん。あと無口らしい。
そんな彼こそが振り向きゾンビのお食事となってしまったあの人物である。
首がゴロンと転がるのが印象的。
合掌。
フォレスト・スパイヤー
ブラヴォーチーム所属の彼は、クリスとジルとは入隊以前からの知り合いで、射撃能力は高かったらしい。
ジル編で入手できるお得武器、グレネードガンは彼の遺体の傍に転がっている。
マップを見るとわかるが、彼の遺体があるテラスにはプレイ開始早々に行くことが可能。
またディレクターズカット版のアレンジモードではゾンビ化して襲い掛かってくるのが超ビビる。
でも強くはない。
スポンサーリンク
敵クリーチャー
敵はT-ウイルスの感染によるクリーチャー化という点は同じですが、以下の2つに分別されます。
- 意図せずT-ウイルスに感染 ➡ 2次感染タイプ
- 生物兵器開発を目的としてT-ウイルスを投与 ➡ B.O.W.(Bio Organic Weapon=有機生命体兵器
2次感染タイプ
ゾンビ
バイオハザードを象徴する敵。
T-ウイルスによって体が腐敗しているので動きは緩慢だが、皮肉にも生命力はアップしている。
また知能は失われており、行動原理は食欲だけである。
強くはないが、倒すにはハンドガンを数発撃ちこむ必要があるので、トイレなどの個室に入った所に配置されていたりすると、そこそこ焦る。
初プレイ時は、呻き声を出しながらヒタヒタと歩くゾンビにビビっていたが、中盤以降は敵がゾンビ以外になってくるので、少し寂しさを感じさせられる。
しかし終盤にまたゾンビが頻繁に登場するようになると、嬉しくて盛大にヘッドショットをキメまくる。
たまにグシャグシャと音を出しながらの食事中のゾンビたちがいるが、なかなかグロい。
また終盤エリアの研究所のゾンビは感染が早かったせいか、もはや服も着ていないし、泥人形のような体をなしている。
ヨーン
実験用の毒蛇がウイルス感染し巨大化したもの。
異常なデカさであるが、その動きは予想以上に速い。
吐き散らす毒液を食らうとブルーハーブでは解毒できない特殊な毒に冒され、解毒には「血清」が必要となる。
その巨大さゆえに人間を丸のみにすることも可能。
2回戦うことになる。
1回目のは弱いですが、それでも私は大体毒に冒されます。
ワスプ
ハチが感染し巨大化したもの。
他の敵が人間と同等かそれ以上の大きさばかりなので感覚がマヒするが、鳥ぐらいの大きさのハチとか、よく考えたら怖すぎる。
そんなハチの針はもはや刺されるというレベルではないのは想像に難い。
プラント42
2次感染タイプ最大のクリーチャーで、寄宿舎の大広間を埋め尽くすほどの巨大植物。
ツタを自由に動かし、毒液も飛ばしてくる。
しかも知能も発達しているので、普通に考えるとまともに戦って勝てる見込みはない。
例えば人間などはツタで天井ぐらいまで持ち上げて落とすだけで、致死ダメージを与えることが可能かと。
というわけでゲームでは植物系の敵だけに、枯らせるという戦法が存在するが、それでも完全に倒すことができず、弱らせる程度にとどまる。
生物兵器B.O.W.
ケルベロス
犬(ドーベルマン)のB.O.W.。
オープニングでアルファチームを襲った狂犬がこれ。
ゾンビ同様、腐敗した体であるがその動きは普通の犬同様、俊敏。
凶暴すぎて制御できないという点で失敗作とされている。
洋館東の通路を移動する際に、窓から飛び込んでくるケルベロスにびっくりして心臓が止まる思いをした人は数知れず。
ウェブスピナー
クモのB.O.W.で、人間並みの大きさなのに壁や天井を移動できる。
ドタドタと歩いて、毒液を吐きかけて攻撃してくる。
倒すと腹の中から子グモが溢れ出るのがキモチ悪い。
子グモと言っても人間の足ぐらいの大きさなので、普通ならデカい。
知能が発達しなかった為失敗作とされる。
ブラックタイガー
地下で突然変異を起こしたウェブスピナーで、体毛が黒っぽくなっているのでこの名がつけられた。
色が黒い分、重厚感があって迫力がある。
ウェブスピナーは巣を張らないタイプだが、こちらは巣を張る本来のクモの能力が変異によって自然復活していて、部屋が糸まみれになっている。
他の敵もイヤだが、クモに捕らわれて溶かされて食べられるとか、怖すぎる。
クモの毛は見た感じモフモフしてますが、攻撃手段として刺してくるそうです。痛いらしいです。
ネプチューン
ホオジロザメのB.O.W.で、これも巨大化してるのかと思いきや、初代では意外にも普通サイズ。
何なら実際のホオジロザメの方が大きいかも知れない。
但し、水中では攻撃しても倒すことができない無敵仕様。
でも、水を抜くとバタバタと跳ねているだけの無害な存在となる。
このB.O.W.は実験としては一応価値のあるサンプルとなっている。
というか、ホオジロザメは元々人間よりデカいのもいるし、凶暴性も無いことは無いので、そもそもが生物兵器のような気がする。
ハンター
B.O.W.の中でも成功した例と言える生物で、のちのバイオシリーズでも新種・亜種がいくつか登場する。
人間にT-ウイルスを媒介した遺伝子操作(他生物の遺伝子組み込み)を施して誕生させたもので、知能もある。
爬虫類と類人猿を足して割った感じのフォルムで、その優れた身体能力を活かし、助走なしで幅跳び選手のジャンプ並みの跳躍で飛び掛かり、その大きな鉤爪で人間の首を容易く切り落とすことができる。
もちろん動きも俊敏で、構えた銃の照準から急回避し、弾丸を避けることもある。
しかも全身をまとう鱗はある程度の弾丸を防げるので、ハンドガンではほぼ太刀打ちできない。
初見時、首切り即死攻撃を食らった時は一体何が起こったのかと呆然としたプレイヤーも多かったはず。
キメラ
人間とハエを足したB.O.W.で、昆虫の繁殖力と成長の速さを取り入れることを研究の主眼としている。
天井に張り付いて移動・攻撃できたり、その素早い動きからハンター並みに成功と思われたが、知能も昆虫並みという事で失敗作とされる。
全体的に色が黒くどういう形なのかがハッキリ見えないし、カサカサと動くのがまさに昆虫じみていてキモチ悪く、鳥肌ものである。
タイラント
この洋館での研究で最終目標とされる究極のB.O.W.で、その特徴は、高い知能、高い従属性、高い身体能力、高い戦闘能力。
ちなみに高い身体能力の仕組みは、元々ある心臓と外側に見えている後付けの心臓、2個の心臓によるターボ循環によるものだとか。
あと高い身長。3メートルぐらいある。
でも、実際のところ「高い従属性」はちょっとミスっており、目覚めた直後に命令者のウェスカーを串刺しにしてる。
あと、ガラスを割って登場するあたり、「高い知能」というのも微妙な気がする。
ちなみに「バイオ2」では従属性面に関しての研究がうまくいったのか、的確にプレイヤーを狙って攻撃するB.O.W.として登場し、高身長であることを除けば、人間に偽装して外を歩けるほど外見も整いつつある。
B.O.W.にも性別というものがあるなら、もしかしたら中身は女性というタイラントもいるかも知れない。
スーパータイラント
自身の生命の危機によってリミッターが解除された状態であり、いわゆる暴走状態である。
マグナムによる攻撃ですら動じることなく猛ダッシュで突進してきて、その巨大な左手の爪で地面を擦りながら下から振り上げるように攻撃してくる。
実際なら一撃で人間の3枚おろしのできあがりである。
倒すにはヘリから落とされるロケットランチャーを使うしかない。
ちなみにロケランを食らう時のタイラントが棒立ちで、なぜか顔だけ横を向いているのがなんか面白い。
あと、スーパータイラントはゲーム中の行動次第では出現しないこともある。
武器
コンバットナイフ
人間を殺傷する分には十分な大きさのナイフだが、クリーチャー相手だと貧弱すぎる武器。
こういった武器があると必ず現れるナイフ一本で攻略する猛者プレイヤーの存在であるが、私はそんな器用ではないので、倒れたゾンビにトドメを刺すぐらいでしか使えない。
ハンドガン
米軍御用達の「ベレッタM92」で、ジルの初期武器。
オープニングでケルベロスから逃げる際に拳銃を落としてしまったクリスはプレイ開始後、ちょっとしてからジルのベレッタを拾うことになる。
ジル編ではナイフで弾丸節約すれば序盤で弾切れになることはほぼ無いが、クリス編はグレネードガンが入手できない分、ゾンビを全部倒して進むと途中で弾切れとなる。
ショットガン
定番の「レミントンM870」で、散弾を発射する為複数の敵を一度に攻撃でき、距離が近いほど威力が大きくなる。
ゾンビに対して至近距離で上に向かって撃つ、もしくは近距離でも銃口を上に向け切る前にタイミングよく撃てばヘッドショット(頭部破壊)が可能。
成功するとかなり爽快。
そして、慣れるとヘッドショットが当たり前となる。
グレネードガン
ジル専用の武器で、炸裂弾・硫酸弾・火炎弾の3種の榴弾を発射でき、敵の弱点をついた弾丸を使用すれば効率よく敵を倒せる。
炸裂弾や硫酸弾を使えばハンターも一発である。
しかし、欠点は一度弾丸を込めると撃ち切るまで弾丸の種類の変更ができないという点である。
とはいえ、どの弾丸もそれなりの威力なのでそこまで残念なことではない。
また弾丸の軌道が少々山なりなので、離れたところからの攻撃だとちょっと当てにくく、弾丸速度も遅いので、ハンター相手だと避けられやすかったりする。
コルトパイソン
S&W(スミス&ウェッソン)のライバルメーカー、コルト社の高級リボルバーでマグナム弾を使用できる。
ジル編ではグレネードガンでハンターやキメラも簡単に倒せるが、クリス編ではこのパイソンによってやっとヤツらを一撃で葬ることができるようになる。
その強力さゆえに入手できる弾丸数は少なめだが、ここぞというところを選別して使えばそれなりに弾丸は余る。
火炎放射器
クリス編でのみ登場する武器。
この銃器自体が鍵の役目を果たす物なので、使えるのは中庭地下限定である。
弾丸ではなく火炎放射なので燃料性となっていて、ボタンを押し続けると連続噴射が可能。
しかし威力も低く、射程も短いので使い勝手は悪い。
私はこれでブラックタイガーに挑んで見事にやられましたよ。
ロケットランチャー
このゲーム最強の武器で、バリーがこっそりヘリコプターに積み込んでいたものである。
使えるのは最後のスーパータイラント戦のみで、最後のトドメを刺す瞬間にブラッドがヘリから投げ落としてくれる。
ちなみに本編を3時間以内にクリアすると弾数無限ロケットランチャーが最初から支給される。
全ての敵を一撃必殺できるが、上下に狙いを定めることができないのと、発射後の隙が大きいのが欠点。
それと無限ロケランをゲットしてわかったのが、このゲームに緊張感をもたらしてくれているのは武器と弾丸の制限という事である。
つまり、
- 限りある武器を手に、あちこちに移動して謎解きしつつ、やっとラスボスを倒す ➡ めちゃくちゃ面白い
- ゲームの全容が分かった状態で、3時間以内でのクリア目指す ➡ 時間に制限がある分、ドキドキしてそれなりに面白い
- 無限ロケランでゲームをする ➡ 簡単すぎて何も面白くない!ちょっとやったら飽きる。
難関に挑んでこそですね。
マルチエンディング
後のシリーズではブラッドを含めると5人が洋館から脱出したことになってますが、初代では仲間が死亡するエンディングが存在します。
ベストエンディングを目指すのであれば、ジルならバリーの生存、クリスならレベッカの生存が必要で、ジルとクリスはそれぞれ最後に監禁されているところを忘れずに救出します。
ちなみにスーパータイラント戦はベストエンディングの時だけあります。
簡単にベストエンド経路を挙げると、
●ジル編
2回目のヨーン戦後に行ける床に開いた穴の所ですが、ロープの代えを持ってくるバリーの帰りを待ってあげるのがポイントで、ここで待たないともはやベストエンドの道は閉ざされます。
その後の簡単な経路としては、
- 中庭地下で同行の誘いに乗る
- どちらが先を行くかは「ジルが先に行く」を選択すればOKです。
●クリス編
とにかくレベッカが生き残るように努めることで、色々分岐点がありますが、最も簡潔なのが以下です。
- 西の物置でレベッカと遭遇 ➡「連れて行く」を選択する。
- ヨーン戦後、解毒の為の血清入手イベントでは、最短ルートでクリスに届ける ➡ 西の物置の階段まで全部2Fを移動するのがよろしいかと。
あとがき
ゾンビの最大の魅力はジワジワ迫る恐怖ですが、「バタリアン」(1985年)とか「ドーンオブザデッド」(2004年)、あとゾンビではないですが「28日後…」(2002年)などはゾンビのクセにめちゃくちゃ走るので、ジワジワじゃなくて普通に怖いです。
というわけで、「ゆっくりゾンビ派」の私にとってこのバイオハザードは自分がゾンビ映画の主役にでもなったかのような気分に浸れる、まさに待ち焦がれていたゲームでもありました。
特にカメラワークがプレイヤーである自身を客観的に映す第三者視点によるアングルなので、映画でよくある「後ろ!後ろ!」みたいな感じも味わえますし。
セガサターン派だった私は、プレステ派の友達がこれをやっているのを見て、この時ばかりは「失敗した!」と地団駄を踏みましたよ。
でも、しばらくしてサターンでも発売された私は幸せの絶頂に包まれました。
スポンサーリンク