1997年1月 パック・イン・ビデオ
はいぱぁセキュリティーズSっていうゲーム
エルちゃんはファミキューレなので知りませんでした。
これは当時流行ってた、女性キャラが複数登場する育成シミュレーションゲームの一つで、ある特定期間の行動を指定して、その結果パラメーターが変動し、数値によってバトルの結果やエンディングにそれが反映されるという類のゲームです。
ちなみにタイトルの最後の「S」っていうのはセガサターン版ってことです。元々はPCゲームで、それの移植版みたいですね。
きゆこうはジャケットの絵だけが理由で買いました。
きゆこうはトリなので、トリが女のヒトのそれを見て買うとか、まさにドラえもんがメス猫だけでなく、入浴中のしずかちゃんを見て顔を赤くするというのと同じです。
ジャケ買いあるあるはファミコン特有のものと思いきや、次世代機でも十分に通ずるものであるかと!
セガサターンと言えば
細かい説明はさておき、このゲームのもっとも推すべきポイントは…
登場キャラのビジュアルシーン、であるというのは言わずもがなです。
ファミコンはジャケ買いして、わかっていながら似ても似つかないドット絵キャラにガッカリというのが定番ですが、次世代機になると少なくともビジュアル面においてはガッカリは無いです。
むしろガッカリが無さ過ぎて背徳感すら感じます。
こんなに期待通りであっていいのだろうか、と。
但し、ファミコンのジャケ買いのガッカリオチというのはそれはそれでずっとネタにできるので、それが過去にあってこその背徳感とも言えましょうか。
という事で、
着せてみました。
↓
↓
↓
↓
↓
で、シオンくんはこんな感じ ↓
謎のうた。
ゲームシステム
ストーリー
東京24区を舞台に複数の私設警察会社を競わせて、犯罪を無くそうとするプロジェクト立ち上げテストにて、いち警察会社の課長となって上位を目指す。
という、ありそうでない世界観です。
- プレイヤー ➡ 主人公(課長)
- ジャケットの絵の3人 ➡ 主人公の部下
ゲームの進行
基本
- 3人の1週間の「行動」を決める ➡ 実行する ➡ 行動毎のビジュアル付きの結果報告を聞く
- 7日間×3人分のパラメーターが次々と変動していく
基本的にはこれだけなので、単調と言えば単調。
これが好きな人はいいですが、きゆこうのようにそれほどこういうタイプが得意ではない場合は、前述したここのビジュアル部分がゲームの見せ所だと思うわけです。
例えば、こんなの ↓
あと、こんなの ↓
さらに、こんなのとか ↓
セガサターンにありがちなビジュアルシーンが満載。
違反者とバトル
コレといった定期イベントというのは無いですが、パトロール等の「外回り系の行動」をするとたまに違反者とのバトルに発展するのがメインのイベントとなります。
- バトルはカードバトルで、パラメーターが高いと有利なカードが配られやすい
- 逮捕に成功するとパラメーターやその「地区の支持率」が大幅に上がる
- 地区の支持率が上がると他社からその地区の管轄を奪うことができ、管轄が増えると定期査定の評価が高くなる
- ちなみに、クリアまでの期間は3年で定期査定は半年ごとに実施される
違反者は信号無視ドライバーとか、泥棒とか結構いろいろいますが、
こんなのもいます ↓
定期査定
管轄の拡大は大事な査定対象ですが、その他もこまごまと数値化されており、あっちを上げるとこっちが下がるみたいに相反する変動が多々あるので、バランスを保ちながら上げるのは結構大変です。
ファミコンをはるかに上回る情報量にめまいが発生するエルちゃんであっても仕方ありません。
だって… ファミキューレだもの。
査定で評価が悪いと、その時点でゲームオーバーになる可能性もあります。
結構時間のかかるゲームなので、適当な時期に分けて複数のセーブ記録を残しておくのがよろしいかと。
キャラの性格
彼女たちはそれぞれ性格が違ってて、最初は得意分野のパラメーターが高めに設定されてます。
- 明朗快活なボクっ子「城ノ内天香」➡ 趣味メカいじり
- お金持ちのお嬢様「三ツ沢優雅」 ➡ 自信過剰で部長が好き
- おっとり娘の「琴吹あやめ」 ➡ キレると性格が豹変して凶暴化する
序盤は性格を活かして行動を設定すると有利かもしれません。
例えば天香さんは、メカいじりが得意 ➡ 運転技術が高い ➡ 交通違反者とのバトルで有利、みたいな感じです。
主人公の特殊行動
プレイヤーである課長は「行動ポイント」というのがあり、それが溜まると、キャラに特別な行動を取らせたり、自分がキャラに対して特別行動を取ったりできます。
- マンツーマン ➡ プレイヤーがキャラ一人の行動に同行することで、パラメーターの上昇値がアップする
- ペア ➡ キャラを2人一組で行動させることで、パラメーターの上昇値をアップさせる
- キャラ一人を食事に誘う ➡ 会話の選択肢次第で一部のパラメーターを大幅に上昇・改善できる
…っていうゲームです。
最後にエルちゃんを食事に誘います。
エルちゃんが面白い話を期待しています。
冒頭の「バナナはおやつに入りますデス!」ボケを披露したシオンくんですが、それに対する先生の回答はこうでした。
↓
↓
↓
↓
「そ、そんなバナナ!」
エルちゃんの笑いのツボはとても浅かった。
シオンくんに対する好感度 +100 P