エレベーターアクション リターンズ - ちょこまか動いて楽しいゲーム

      2018/02/19

1997年2月 ビング (アーケード版:タイトー)


思えば、一体何がそんなに面白かったのかよくわからないけど面白かったファミコンソフト「エレベーターアクション」ですが、それから約10年後、何を思い立ったのかスーファミとかを吹っ飛ばして突如続編がセガサターンで発売されました。

その名も「エレベーターアクション リターンズ」。

ファミコンからサターンなのでシステムやグラフィックが当然のことながら別次元の進歩を遂げており、言うなればドラクエ3で転職後レベル1の仲間がいる状態で、いきなり はぐれメタル を倒してレベルが一気に13ぐらい上がった感じです。

また設定も様変わりしていて、主人公はスパイではなく軍人、敵は警備員ではなくテロリストになっており、侵入して盗んで脱出というようなクールなミッション設定はもはや跡形もなく消え去り、爆弾やらランチャーでド派手に敵を殲滅するミッションになってます。

さらに舞台はビルだけにとどまらず、空港、地下街、海上油田、敵の秘密基地など多彩で、縦だけではなく横スクロールも混じり合ったステージ構成となっています。

どう見ても「エレベーターアクション」とは言い難く、そんな世界観でエレベーターという比較的平和感を感じる装置を使うシーンがあるようには思えませんが、安心してください、特に1面はまさに、あぁ懐かしきファミコンのエレベーターアクションの舞台となったあのビルです。

ただ、前回のようなお堅いオフィスビルではなく、ならず者がひしめくアメリカン雑居ビルな感じですが。


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登場キャラ

リターンズの主人公達は軍の特殊部隊員という設定で、1人を選択してプレイします。能力値として「体力」「銃の連射」「素早さ」のそれぞれに長けた人物設定となっており、また、コンティニュー時は別のキャラを選択することもできます。

カート・ブラッドフィールド

金髪でウェーブのかかったロン毛のとても特殊部隊員に見えない男で、3人中一番「素早さ」が高いです。

素早いのでエレベーターが行ってしまう前にダッシュで乗り込めたり、敵の攻撃タイミングを見計らって一気に近づいてジャンプ攻撃を食らわせたり、そのスピーディな操作性はゲームをやってて楽しいと感じさせてくれるものです。

ちなみに、これまではできなかったダッシュができるようになっています。

イーディ・バレット

茶髪ストレートロン毛の凛々しい女性で、「銃の連射」性能が一番高いです。

3人とも基本攻撃はハンドガンで、ファミコン版でも意外に連射性能が高かった武器ですが、リターンズでも相変わらずとてもハンドガンとは思えないほどの連射が可能ですが、彼女は特に早いです。

ジャンプの時のポーズが「魔界村」のアーサーに似ています。

ちなみに性能云々より、使用可能であればつい女性キャラを使ってしまう私めであります。

ジャド・ザ・タフ

ガタイの良いパワータイプの男性で、「体力」が高いのでたくさんダメージを食らってもへっちゃらです。

 

また、3人で唯一ダッシュで体当たり、つまりタックルで敵を倒すことができるという爽快な特殊技も持っています。

 

 

但し、徒歩はかなりの遅さです。

 

攻撃手段

リターンズでは敵はテロリストなので、こちらの武器がハンドガンオンリーではとても歯が立ちませんので、サブウェポンとして爆弾タイプのものを投げることができたり、障害物を破壊すると時折ランチャーとかマシンガンを弾数制限付きですが入手することができます。

マシンガンと言えば連射ですが、ハンドガンでも結構連射できるので、ここはランチャーを取った方が派手に遊べます。ぶっとい弾が飛んでいくので、敵とか障害物が一直線に並んでいる時に撃てればかなり派手にぶっ壊せますが、弾数は20発と少なめです。

 

それと、エレベーターアクションと言えば、エレベーターによる圧死です。この残酷なる攻撃方法はここでも健在で、グラフィックがファミコンよりリアルな分、より残酷ですが、ファミコンのように自らエレベーターの間に挟まるようなおバカな敵はいなくなっています。

さすがサターン。賢い。

また、3人ともサブウェポンの種類が違いますが、イーディの焼夷弾はしばらく炎が地面に残って敵の進行を防ぎつつ攻撃してくれるのでなかなか役立ちます。

 

サブウェポンを使わずとも、所々に火気厳禁マーク付きのドラム缶が配置されており、その手前にはおあつらえ向きにマーク無しのドラム缶があるので、撃って転がしマーク付きに接触させると一気に爆発炎上するという凝った演出で敵を火だるまにすることもできます。

エレベーターに自ら挟まれるおバカな敵はいませんが、これらの燃え盛る炎には自ら飛び込んで勝手に火だるまになってくれます。

飛んで火にいる夏の虫。

 

扉とアイテム

ファミコン版ではクリア条件としてすべての赤い扉に入って機密書類を盗むというのがありましたが、リターンズでも赤い扉が健在で、どうやらテロリストたちの情報とかデータを回収するというのもミッションの一部のようです。

ファミコン版では未回収の赤い扉があると、地下駐車場到達時に警告音と共に強制的にその扉までワープで戻されますが、リターンズでは扉に入らないと画面スクロールすらしないので、入り忘れるということはないです。

また、もう一つ入れる青い扉があり、入るとルーレットが回りだし、止めたところのモノが手に入ります。点数だったり、体力回復だったりです。

密かにゲームボーイでもファミコン版に近いエレベーターアクションが発売されており、そこでは残機制に加え、すでに「体力」という概念が追加されていたようですね。

 

 

テロリストたち

敵は結構規模の大きなテロ組織なのか、ただのゴロツキのような下っ端から、全身タイツなやつ、機動隊のように武装したやつ、犬、小型ロボなどが登場します。

  • オレンジ色の全身タイツヤロウは小柄で身のこなしが軽く、カートと同じくクルリと回転しながらジャンプするアクロバティック担当で、特にその小柄さと猫背のおかげでしゃがんで攻撃しないと弾が当たりません。イメージは「ローリングサンダー」に登場する敵、ブローガ。

  • スキンヘッドで上半身ハダカの2丁拳銃ヤロウは、ハダカなのに2発当てないと倒せない上に、時折行うヘンテコな動きと発砲時のポーズがアレな感じのイっちゃってる系担当です。

  • 個人的に好きな敵は、トレンチコートを着用し、攻撃時はコートに隠し持っているショットガンで攻撃してくるいかにもマフィアなヤツです。このような臨戦状態だというのにいちいちコートに武器を隠すところがシブイ。

  • ファミコン版の黒服警備員ですが、それに似た感じの敵がゲーム後半になると登場します。服は真っ黒ではないですが、スーツ姿にハンドガンで攻撃してくることからファミコン版のそれを彷彿とさせます。それほどではないですが、昔なじみ感があっていいです。

色んな敵がいますが結論として、特にこれといった強敵はいないので、武器やギミックなど使えるものを駆使して楽しく倒していけます。

 

まとめ

ゲーム画面が、建物の断面図を全体的に映している感じで、上下階で敵がウロウロしているのが見えているという箱庭系な感じがいいです。

キャラは小さめですが、サターンだけあって、小さくてもどういう動作をしているのかちゃんとわかるので問題ないです。むしろこれ以上大きいと折角の箱庭感がなくなってしまいます。

例えば、プレイヤーを操作せずにほったらかしにするとカートとジャドはハンドガンのリロードを行い、イーディは髪の毛をかき上げる仕草をしますが、小さくてもそれとわかります。

 

コンティニュー制限はあるものの、何回かやればあっさりとクリアできるような難易度で、誰もが無難にそこそこ楽しめる内容ですが、反対にそのボリューム不足感は大きく、上手い人なら初プレイから数時間あればクリアできてしまうと思います。

アーケード版の完全移植とのことなので、できればサターン版オリジナル要素を追加して欲しかったところですが、一応特典として、クリアするとファミコン版がプレイできるようになります。

いや、他にもっと何か…。

 

もう一つ残念だったのが、エスカレーターが無くなったことです。

正確には空港ステージに一つだけありますが、これは本当の移動用エスカレーターであって、私の求めているのは昇降中はプレイヤーと敵がまるで相手が見えていないかのごとくすれ違う絶対中立の空間のことです。

でも、これだけリアルなグラフィックになってしまっていると、あのシュールな光景には多分ならないんでしょうね。

というか製作者も気付いたんですよ、きっと。

どこの世界に銃撃戦の最中、エスカレーターに乗るヤツがいるか!?ってことを。


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おまけ

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