マッハライダー - ライダーの正体は…

      2018/10/28

1985年11月 任天堂


概要

一見、後姿がアメフト選手のような主人公がバイクで荒野を駆るゲームです。全部で20面ありますが、各面で2種類のコースのどちらかを選択できるので全40コース存在します。

ゲームの背景が荒野なのは、あらすじによると西暦2112年の地球は、暴徒集団の侵略によって荒れ果てた世界となってしまったからです。そして、この世界に一人生き残った主人公はマシンガンを片手に、新天地を求めて走り続けているのであります。

「一人生き残った」と言いますが、めちゃくちゃ暴徒が存在していますので、「善良な人間として」生き残った一人ということにしておきましょう。

たかだか「暴徒」ごときの侵略で世界中が荒れ果ててしまうというのも考えにくいので、おそらく暴徒が発生した発端が何かしらあったのでしょう。

例えば「199X年、地球は核の炎に包まれた」可能性や、「スカイネットと人類の戦い」によって人類が敗北した世界など。後者の場合は、暴徒はさしずめ車両型ターミネーターでしょうか。


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ゲームの特徴

まず挙げられるのが独特のBGMです。ファミコンのBGMには変わったものが多いですが、マッハライダーのBGMはその中でも屈指の独特さを醸し出しており、この荒れ果てた世界観とよく合うものに仕上がってます。

ゲームはつい長々とやってしまうので、意識せずともずっとBGMを聞き続けることになるのでより一層、耳にこびりついたまま大人になってしまった人も多いはず。ゲーム本編のBGMだけでなく、ゲーム開始時のちょっとしたBGMもオマケで覚えていて、すぐに脳内再生可能です。

 

次に、主人公がバラバラになる演出です。ドラム缶や岩に衝突したり、敵に追突されたりしてミスとなった際、単に爆発するだけでなく、主人公とバイクのグラフィックが15個程度の破片になって四方八方に飛び散るというミス演出です。飛び散った後は逆再生のように元のグラフィックに戻ってゲーム再開となります。

残機が無くなった場合は、逆再生で元に戻ろうとしますが、破片が元通りにならず今度こそ四方八方に散らばってゲームオーバーとなります。映画「ターミネーター2」のT-1000型の修復機能が追いつかなくなり、やがて崩壊する様を見ているようです。

というのも、初めてこの演出を見た時は、この主人公は多分アンドロイドか何かだからこういう復活演出なんだろうなと勝手に思ってました。なぜなら私はあまり説明書を読まない人だったのであらすじや設定などを知らなかったのです。

そもそもRPGとかでもない限り、ファミコンゲームのあらすじなんて気にしてませんでしたよね?動けばそれで面白かったんです。

 

またこのバイクの仕様として、4速までのミッションがあり、バックミラーも付いてますが、ブレーキはありません。シフト操作か、アクセルを離してエンジンブレーキで速度を調整します。そして、主人公はマシンガンを所持しているので発砲可能ですが、弾数に制限があるのでむやみに撃つと結構すぐに無くなります。

私は長い間、てっきりこのマシンガンはバイクに搭載されている武器だとばかり思っていました。

暴徒

さて、新天地を求めて疾走するマッハライダーですが、単純にツーリングというわけにはいきません。暴徒たちはバギーのような車両に乗って、自分たちの仲間以外は見境無しに攻撃してくるようです。攻撃と言っても銃撃などでは無く、意外にセコい方法だったりします。

 

まず、セコくない方法としては、主人公の横に並んで走行の邪魔をしたり、後ろから追突したりしてきます。横に並んだ場合は暴徒が積極的にぶつかってくるわけではなく、主人公の横に並ぶことにより、障害物と接触させることを目的としていると考えられます。

主人公は低速の状態で後ろから追突された場合は、それだけでミスとなる場合があります。マッハライダーというだけあって低速走行は許されないのです。

そして、セコい方法は、暴徒が主人公の前方を走っている時に、路上にまきびしやオイルなどの障害物を撒き散らしていくパターンです。「障害物」については後述します。

 

暴徒は色によって性能が違い、全部で6種類存在します。

・・・ザコです。マシンガン1発で破壊できます。

・・・コイツもザコです。マシンガン2発で破壊できます。

・・・オイルを撒き散らすセコいやつです。マシンガン3発で破壊できます。

・・・まきびしを頻繁に撒き散らすセコいやつです。マシンガン4発で破壊できます。

・・・背後から高速で追突してきます。主人公の4速を遥かに凌ぐ圧倒的スピードを誇るので、倒すのは難しいですが、破壊に必要弾数は2発と、装甲は薄いです。

・・・正攻法で邪魔してきます。破壊する為にはマシンガン10発を必要とする堅いやつです。

 

 

 

障害物

暴徒よりも厄介なのが、障害物です。ただでさえ狭い道路なのに、いろんな障害物が設置されており、これでもかと邪魔をしてきます。

 

まず、道路脇に「ドラム缶」が一定間隔で置かれているので、コースアウトをするとはかなりの確率でミスとなる可能性があります。ドラム缶は路上にも出現しますが、どちらもマシンガンで破壊可能です。

次に踏んでしまうとスリップしてしまうものとして、「水溜まり」「オイル溜まり」「まきびし」の3種類があります。また、コースの一区間が積雪地帯のような白色地帯になり、道路全体がスリップゾーンとなっている箇所があります。

さらに、コースによっては全面が白色のものもあります。ちなみに前者起因のスリップは、スリップした方向の十字キーを押すと体勢を立て直せますが、後者の白色区間のスリップはこのテクニックは無効となっています。

一番厄介なのが「岩石」で、破壊不可能です。そして、一番意味不明なものが「ボンバーボール」と呼ばれる球体です。かなり高速で飛んでくるのでちょくちょく驚かされますが破壊することは可能です。

 

障害物に関してまとめると、このゲームは基本的に画面スクロールが早いので障害物が迫ってくるスピードも速く、暴徒よりも障害物でミスすることが多くなること必至です。カーブの途中にある岩石や球体なんか正直言って避けることができません。偶然当たらなかっただけ、という感じです。

いや、それでこそマッハライダーという名のゲームなんでしょうね。これを避けることができなくて何が「マッハ」なんだ、と。

驚愕の真実

かなりの難易度を誇るゲームとなってますが、最高速度でこの高速画面スクロールの中を偶然とは言え、障害物を避け、暴徒を蹴散らしてスイスイ走ることができるとかなり爽快です。

ところで、全面クリア後は1面へループする為、ライダーは新天地を発見することができたのかどうかわかりません。是非、人知れず生き残った人々が存在し、新たな秩序を築きつつある場所があればいいなと思います。

 

荒廃した世界、独特なBGM、マシンガン片手に暴徒を蹴散らすアメフト姿のライダー。いやー、まさに硬派なゲームだ、と思っていたら実はこのライダー、女性だそうです。

ファミコン版ではその部分はカットされてますが、アーケード版では最後にヘルメットの無い姿がわかる演出があったそうです。私はプレイしたことがありませんが。

男性の主人公と思い込んで操作していたキャラが、実は女性だった。」という設定は、最後に発覚することで2度おいしい気分にさせられませんか?ちょくちょく使われるオチではありますが、私は嫌いではないです。

 


 


 

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