キン肉マン マッスルタッグマッチ - テリーマンもなかなかズルい

      2018/10/06

1985年11月 バンダイ


キャラゲーでおなじみのバンダイのファミコン参入第1弾ソフトで、国民的人気漫画「キン肉マン」のキャラ8人の中から2人を選んでタッグマッチを行うプロレスゲームです。

このゲームと言えばコレですよね、

ブロッケンJr.使用禁止令!」

必殺技がハメ技過ぎて、ゲームバランスが崩れるからです。

いや、何より友情が崩壊しがちです。

でも、ブロッケンの必殺技1発1発の攻撃力は弱めなので、一応バランスは考慮しているってことなんでしょうか。

あと、足もめちゃくちゃ遅いし。

 

その必殺技を出すには、時折リング外からミートくんが投げ入れてくる「命の玉」なるピカピカ光る球体をゲットする必要があり、リング外にミート君が現れた時の緊張感はただならぬものがあります。

命の玉はリングの上もしくは下のどちらから飛んでくるかわからないですし、投げ入れられるまでの絶妙な数秒間、相手との駆け引きがこのゲームの面白さの一つでもあります。

動ける状態を維持するか、それとも相手を動けない状態にしておくか。

原作に命の玉なんてものは無いですが、これを取ることができれば一発逆転が可能というシステムを導入したことが結果的に成功だったかと。


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登場キャラ

キン肉マン

言わずと知れたこの漫画の主人公で、序盤はアホキャラだったのに、特にプリンス・カメハメから「48の殺人技」を伝授されてからはもっぱら頼れる超人になるキン肉星の王子です。

現代の漫画の筋肉キャラは、この時のキン肉マンのようにむきむきが当たり前ですが、キン肉マン以外のキャラはキン肉マンと比べるとそれほどむきむきではなく、なるほどキン肉マンというだけあって筋肉は一番ごっついなと思います。

ゲームでの彼の必殺技の「キン肉バスター」は原作同様高威力ですが、その他の攻撃力は普通です。

致命的なのが移動速度の遅さで、さらにキン肉バスターも敵の背後を取って発動させるタイプなので、決して使いやすいキャラではないです。

 

テリーマン

アメリカ南部出身の正義超人で、キン肉マンとタッグを組んで「ザ・マシンガンズ」を結成したりと、キン肉マンのパートナー的存在です。

必殺技の「ブルドッキングヘッドロック」は、掴みに掛かるそのモーションの瞬発力が高く、どこからでも素早く相手を捉えることができるので、かなり使える技です。

テリーマンも残念ながら足が遅いですが、必殺技の使い易さを考えると個人的にはブロッケンの次にズルいと思ってます。

 

ラーメンマン

最初は残虐超人で悪者キャラでしたが、特にウォーズマンに脳みそを串刺しにされてからはモンゴルマンとなり、異様に強く、そして謎の救世主として崇められることとなるキャラです。

しかも「闘将‼拉麺男」(「たたかえ!ラーメンマン」と読む)というボリューミーなスピンオフ作品まで作られてます。

ラーメンマンは体術全般が得意ですが、原作では「レッグラリアート」という足でするラリアートを強力な得意技として持っており、ゲームでも名称は違いますが、「空手殺法」という飛距離の長いキックを発動することができます。

この技はそこそこの攻撃力と瞬発力がありますが、その飛距離の長さのせいで逆に当てにくい上に、彼もまた足が早くないので全般的には微妙なキャラです。

 

ロビンマスク

イギリス出身の元祖正統派正義超人で超人のエリートでしたが、キン肉マンに負け、ちょっとおかしくなりますが、その後正体を隠し「バラクーダ」として登場し、残虐超人として見出したウォーズマンのセコンドとして非情な指示を出し続けますが、最終的にはまた正義の心を取り戻します。

移動速度が普通で、しかも必殺技の「タワーブリッジ」が高威力ということもあり、そこそこ使えます。

やさぐれることがあってもさすがはエリート超人です。

でもタワーブリッジは背後を取らないと発動できないタイプです。

 

ウォーズマン

ロシア出身のロボ超人で、ロボでもなく超人でもないちょっと特殊な超人で、身に付けている仮面の下はちょっとグロテスクです。

この仮面は素顔を隠すためのモノですが、対戦相手を真の実力者であると認めた場合はこの仮面がニヤリとした状態に変化します。

これが世に言うウォーズマンスマイルです。ゲームには無いですが。

キン肉マン曰く「おわ~!気色悪~っ!」です。

確かに。

ウォーズマンの必殺技は「ベアークロー」、というかベアークローは武器名称で必殺技名は「スクリュードライバー」なのでは?という疑問はさておき、攻撃力はまずまず、瞬発力はなかなかと、使い勝手はかなり良いです。

しかも、命の玉を取ってなくてもすいすいと動けるその移動速度は最大の魅力です。

全キャラ中最高速度。

 

ブロッケンJr.

ラーメンマンに、父親であるブロッケンマンを殺された復讐の正義超人です。

ドイツ出身ということでナチスの風貌をしており、今では絶対に外国では受け入れられないキャラです。

しかもゲームでの必殺技が「ナチスガス殺法」と、ブラックが過ぎる上に、そもそもこれは父親のブロッケンマンの技です。

ブロッケンJr.の必殺技は手刀で相手を切る「ベルリンの赤い雨」という、聞いてるだけだと地味なものなので、ゲーム的にガス攻撃の方がいいじゃんってなったんでしょうね。

その思惑は見事に当たり、ブロッケンのガス攻撃がこのゲームの代名詞になっているといっても過言ではないです。

このガス攻撃は威力は弱いものの1発あたれば命の玉状態が終わるまで、ひたすら当て続けることが可能なので、攻撃力が高い低いというよりも、ただひたすら食らい続けるしかないという状態が精神的に苦痛なわけです。

腹が立ってしょうがないです。

ちなみに移動速度は全キャラ中最も遅いので、命の玉を取り逃すとそれだけで致命的です。

 

バッファローマン

それまでに登場した超人は大体100万パワー有るか無いかですが、バッファローマンは1000万パワーという絶大なパワーを持った元悪魔超人です。

もじゃもじゃ頭から突き出た角と、常にニヤリとした余裕のある表情をしているのが特徴的。

キン肉マンはよくわからない理論が繰り広げられることが多い漫画ですが、ここでは超人パワーを落とせば落とすほど素早く動けるという理論の存在が確認できます。

1万パワーまで落として超高速で動いたりしてますが、そんな状態で数撃ちゃ当たる作戦にて、もし攻撃がヒットしたら即死してしまうのではと心配です。

ちなみに0パワーまで落とすと姿が消えるそうです。

必殺技の「ハリケーンミキサー」は背後からの掴み系ではなく突進系での最高威力を誇り、当たれば一気に体力を削れるのでさすがと言った感じですが、当たり判定は少々狭くなっているので、ある程度狙いを定めないと意外に当たってくれません。

 

アシュラマン

悪魔超人の中でも選りすぐりのエリートである悪魔六騎士の一人で魔界の王子。いわば、正義超人の聖地とされるキン肉星の王子であるキン肉マンとは立場的に正反対のキャラ。

自分の腕が千切れても、これまでに倒した相手の腕を再生できるというスゴ技を持ち、腕が6本あることを利用してキン肉バスター改め、アシュラバスターを開発する。

悪魔六騎士のボス、悪魔将軍との決別後は、サンシャインと「はぐれ悪魔超人コンビ」という面白ネームのタッグで試合に出たり、そこでサンシャインが本音が漏らしたり、アシュラマンの顔が3つともウルウル顔になったりと、この2人は面白いです。

このゲームにはいませんが、サンシャインの使う「地獄のローラー」は妙にインパクトがあって好きでした。後に、仲間のアシュラマンの腕をこのローラーで誤って挟んじゃうシーンは見ものです。

必殺技の「アシュラバスター」は高威力かつ、移動速度も速いので、グレードの高いキン肉マンといった感じです。

悪魔六騎士だけあって強キャラです。

 

まとめ

このゲームのすごいところは「命の玉」という原作には無いオリジナル要素を取り入れたことによって、一時的に圧倒的な力で自分の独壇場とすることができるようにした点です。

しかもその間は技が決まる毎に歓声が上がります。これらの優越感の演出はバンダイの割によくできてるかと。

あと、地味にすごいなと思うのがキャラのドット絵です。

恐ろしく簡潔に描かれたキャラの顔のドット絵なのに、全部それとわかるのがなんか悔しいです。

 


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おまけ


 

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