1987年7月 コナミ
目次
あらすじ / ゲームの進行 / フィールドマップ / ダンジョン / コンティニュー / 攻撃アイテム /
その他のアイテム / 狂鬼島 / 鬼面符とボスとザコ / 鬼顔島 / 第一のボス / 獄門島 /
第二のボス / 三首島 / 第三のボス / 決戦 / 龍骨鬼 / エンディング / まとめ
じゃあ、授業を始めるわよ!
今日の授業は「月風魔伝」よ。
まずこのゲームのタイトルなんだけど・・・
「げつふうまでん!」
ちょっと!!
いきなり正解を言わないでちょうだい!
せっかく「げっぷうまでん」と間違えてもらおうと思ったのに!
…まぁいいわ。
なぜこのように読むのか?それは…、
主人公の名前が「月 風魔 = げつ ふうま 」だからよ!
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あらすじ
西暦14672年、地上を統治していた月氏(げつし)の3兄弟の前に
地獄から蘇った悪鬼・龍骨鬼(りゅうこつき)が現れ、地上の征服を目論む。
月氏3兄弟はこれを阻止しようと奮闘するも龍骨鬼の力は想像以上で、
長兄、次兄は殺されてしまったあげく、伝家の霊刀・波動剣を奪われてしまった。
かろうじて生き延びた末弟の風魔は兄のカタキを討つと共に、
波動剣を取り戻す為にただ独り龍骨鬼に挑むのであった。
「先生!ミスプリントを発見しました!西暦が1万年を超えちゃってます。これ1400年の間違いですよね?」
いいえ…、それ、合ってます!
こう見えてこの物語は超未来の話なのよ。
「でも先生、このゲーム画像を見る限り、どう見ても昔の話って感じがしますが。」
想像もできないほどの時間が経つと、想像もつかない状態になっているものなのよ、きっと!
文化が何周も回帰して、まるで中世のようになってしまったに違いないわ!
ちなみに、龍骨鬼は地上を魔界へと変えたことをきっかけに、わざわざ年号まで「魔暦元年」へと変更しちゃってるわよ。
ゲームの進行
フィールドマップ
龍骨鬼が支配する世界は、本島の狂鬼島(きょうきとう)と、以下の離島から構成されているわ。
- 鬼顔島(きがんとう)
- 獄門島(ごくもんとう)
- 三首島(みつくびとう)
離島のボスが持つそれぞれの波動剣を順に取り返したら、最後に狂鬼島にいる龍骨鬼をやっつけるのよ!
兄上たちのカタキ!
各島はフィールドマップになっていて、その途中に鳥居や祠(ほこら)や地下迷宮などがあるんだけど、フィールドと言っても、プレイヤー1人分の幅しかない道で構成されているから、鳥居があると必ず入らなきゃならないわ。
- 鳥居 ➡ このゲームのメインパートである横スクロールアクションステージへ。端まで辿り着くと鳥居を通過したことになる。
- フィールド上で徘徊している敵キャラクター ➡ 接触すると鳥居よりは短めのステージへの突入となる。
とにかくフィールドではアクションは無いということね!
祠では情報を得たり、回復してもらえたりできるわ。あと、道具屋もあるわよ。
「先生!鳥居をスルーできないなら、やっぱりドラクエで言うところの「ルーラ」みたいなのとかが後々使えますよね?」
そんな便利なものは無いわ!
戻る場合は、来た時同様にアクションパートをこなさなければならないわ!
ファイト!
ダンジョン
それと地下迷宮は主観視点のダンジョンになっているわ。
これが結構広くて、地図も無いから結構手こずるのよね。面倒臭がらずにメモ用紙にマップ作成が無難だと思うわよ!
「先生!そこまでしないと攻略できないダンジョンなんですか?」
「女神転生」ほどの複雑なダンジョンではないから必ずしも作成の必要はないけど、簡単なメモでもしておけばちょっとはラクになると思うわ。
「先生って…、すごくカワイイ顔してますね!」
…。
…仕方無いわね。後で最短ルート部分だけを教えてあげるわ。カワイイだって…エヘヘ
ダンジョン内にも敵とのエンカウントがあって、アクションで戦うことになるわ(敵の位置は固定)。
主観視点のままバトルになるから、最初は慣れない操作になると思うけど…慣れるまでファイトよ!
[ダンジョンでのバトルのポイント]
- 敵の頭部を狙う
- 敵が画面下に来た時にダメージを食らうので、下に来たら避ける
- 基本はジャンプ斬り連打
ちなみに、ダンジョンのとある地点に行くと、恵比寿さまがお金をバラまいてくれる、稼げるボーナスステージがあるわよ。
但し、バラまいてる巾着に入っているお金は小額だから、いっぱい拾っても実は大して稼げなかったりするけどね。
まぁ、無駄にノリのいいBGMがオモシロイから気が向いたら行ってみてね!
コンティニューと成長要素
「先生!これアクションゲームですよね?なんだか長丁場のゲームになりそうですけど・・・」
もちろんその点は考慮されてるわ。
ゲームオーバー時に「語り部のおばあさん」が復活のパスワードを教えてくれるわ。
というか…ゲームオーバーにならないと教えてくれないとも言えるわね。
ゲームオーバーになるとドラクエのように所持金が半分になっちゃうから…つまり、パスワードのお代=所持金×50%ってことね。
なんだか高い気もするけど…最初からにならないだけ全然マシよね。
また、このゲームはアクションがメインだけど、ちゃんと経験値システムを搭載しているわよ。
敵を倒すと経験値によって、画面左上の「けん」のメーターが徐々に上がっていって、攻撃力がどんどんアップしていくわ!
一撃で倒せなかった敵が、一撃で倒せるように成長するのが楽しいのよね!
ちなみに風魔の攻撃は、刀で円を描くように斬りつけるのが特徴で、叩きつけたり、刺したりとは違うこの「斬ってる」って感じが私は好きよ!
ただ、リーチはそんなに長くないし、連射性能も低いから結構敵の攻撃を受けちゃうけどね!
攻撃アイテム
初期装備の刀以外に、道中で拾ったり、道具屋で買ったりすることで徐々にいろんな武器が手に入るわ。
守り太鼓
まず手に入る武器はこの太鼓よ。
「先生!太鼓で攻撃する、というイメージがわかないんですけど。」
確かに。
でも、この太鼓はれっきとした武器で、太鼓を叩くと「力」という漢字が飛んでいくのよ!
斬新でしょ?
射程距離は短く、連射性能も悪いけど、少なくとも刀よりは射程距離が長いから敵に合わせて使い分ければちゃんと活躍できるアイテムだから、なんだかんだでかなりお世話になるわよ。
特に序盤に登場する「死門」というガイコツの敵は武器がムチで射程が刀を上回ってるから、この武器はほぼ必須だわ。
手裏剣
武者姿のゲームにはやっぱり手裏剣はかかせないわよね。
一気に縦に3個並んだ状態で投げるから、上空方向に対して格段に攻撃しやすくなるわよ。
ゲーム中盤の飛び道具の要になる武器ね。
「先生!このゲームの舞台はやっぱり昔の話でしょ!?」
そ、そう実は… いいえ! 超未来よ!
手裏剣の魅力が見直されたのよ、きっと!
呪いの爆薬
これはちょっと変わってて、ボウリングのように地面に沿って火の玉を転がし、しばらくすると爆発する中距離攻撃武器よ。
自分より下にいる、または窪んだ部分にいる敵を倒したい時は特に効果的ね。
また、ある程度の距離で爆発、もしくは壁などに当たって爆発した際の爆風も攻撃判定になるわよ。
玉も大きく、一風変わった攻撃方法だから、敢えてこの武器でゲームを進めるのも楽しいかもね!
魔性のコマ
終盤で手に入るこのアイテムは…
「攻撃判定のある回転ジャンプになるアイテムですね!」
ちょっと!!
とても簡潔に説明してくれちゃったわね!
このゲーム一番のお楽しみアイテムなのに… ブツブツ
「先生、ごめんなさい…。」
…いいのよ、気にしないで。
あなたがちゃんと予習してたってことだわ。エライわよ!
それに加えてもう一つ、回転中は無敵よ!
敵の放つ炎などの間接攻撃もこれで体当たりすればかき消すことができちゃうわよ。
自身の身体に攻撃判定が備わり、しかも敵の攻撃が無効化するなんてこんなアイテムが存在していいのかしら⁉
しかも他の武器同様使用制限などは一切無しよ!
デメリットを上げるとすると、ジャンプ力が多少落ちるぐらいかしら?
あと、これはお店では売ってなくて、とある鳥居ステージ中にあるから、もしかしたら見逃す可能性もあるとこぐらいね。
「先生!こんな武器があったらゲームがつまらなくなるのでは?」
うーん、そうね…でも改めて考えてみると終盤の敵は攻撃が結構激しいから、こっちもこれぐらいあってもいいかも知れないわね。
岩の剣
あと、この剣については…
「名前からして強そう!岩をも砕く強さを誇る剣なんですよね!?」
ちょっと、あなたっ!
調子に乗りすぎたようね!
フフフッ…これは攻撃用ではなくて、横スクロール面で通せんぼしている壁を破壊できるようになるただのアイテムなのよねー!
波動剣
このゲームのキーアイテムである「波動剣」も実は武器として使えるわ!
振ると炎が放射状に飛んでいく(大念動波と言う)、直接攻撃と間接攻撃を兼ねたまさに最強の武器よ!
但し、使えるのは3本とも取り返した後だから、使う機会はラスボスに対してぐらいだけどね。
ちなみに、波動剣から発射される大念動波は岩の剣の代わりにもなるわよ!
その他のアイテム
お守り | 一時的に防御力がアップする。 |
霊薬 | 体力が回復する赤い液体。 |
方向石 | ダンジョンで方角を表示する。 |
ろうそく | ダンジョンで周囲を照らす。 |
「先生!方向石とかロウソクぐらいは最初から備えてあっていてもいいと思うんですが。」
確かにそうね。
でも元祖PRG「ドラクエ1」でもわざわざダンジョン内を照らす為のアイテムとか呪文があったわ。
やっぱり地下ダンジョンっていうのは暗くて、それを照らすにはそれ専用アイテムが必要としておくのが当時のゲーム製作のリアリティへのこだわりだったのよ!(きっと!)
魂 | 体力が少し回復する。敵を倒すと出現。 |
ワラ人形 | 残機が増える。 |
「先生!ワラ人形なんて…そんな不吉なもの拾いたくないんですけど。」
わかるわ!
だってワラ人形と言えば、思い浮かぶのは丑の刻参りで使われるアレだもんね…。
そんなものが逆に残機の増加アイテムっていうんだから…皮肉よね!
でも大丈夫。
言われなければワラ人形には見えないから!
ファミコンのグラフィックに感謝だわ。
でもワラ人形と言われて見ると…めちゃくちゃ釘刺さってるじゃん!!
コワいッ!
…でも、残機増加はファミコンゲームでは必須行為…取らなきゃ!
なぜなら私はゲームがヘタク…
狂鬼島(本島南部)
ここからはマップと攻略経路の解説よ。
鬼顔島マップへ / 狂鬼島北西部(詳細)マップへ / 狂鬼島北東部(詳細)マップへ
ほこらA~C ⇒ おばばのお話。
ほこらD ⇒ 邪鬼とバトル。勝利すれば1枚目の鬼面符ゲット。
ほこらE ⇒ おじじの回復。何度でもOK。
鳥居5 ⇒ 岩の剣が必要。その壁と壁の間に守り太鼓あり。
鳥居7 ⇒ 岩の剣が必要。
お店 a | 価格 | 効果 |
霊薬 | 100 | 体力を回復。ダンジョンでは取ったその場で消費される。 |
呪いの青玉 | 100 | 横スクロールステージで使用可。画面内の敵を全滅させる。 |
岩の剣 | 200 | 横スクロールステージの一部道を塞いている壁を破壊できる。 |
お店 b | 価格 | 効果 |
霊薬 | 100 | 体力回復 |
呪いの青玉 | 100 | 画面内の敵を全滅 |
守り玉 | 100 | 周囲にバリアを発生させる。一定量のダメージで消える。 |
お店 c | 価格 | 効果 |
霊薬 | 200 | 体力回復 |
守り玉 | 200 | バリア |
呪いの衣 | 200 | 一定時間無敵。触れるだけで敵を倒せる。 |
鬼面符とボスとザコ
島を移動するには「鬼面符」が必要になるわ。
いわゆる通行手形のことで、「邪鬼」を倒すと手に入るわよ。
邪鬼のいる祠に行くと、そこの番人に戦うかどうかを聞かれるので、準備OKなら戦っちゃいましょう!
[vs邪鬼のポイント]
- 邪鬼の攻撃は炎の玉の3way弾で、避けるのは難しい
- 邪鬼から離れると風魔に向かって大ジャンプで一気に間合いを詰めてくる(踏まれる可能性が高い)
- 邪鬼の身体に触れるのが一番ダメージが大きい
- まとめると、邪鬼の身体に触れない様に、かつ離れすぎない様にしつつ、炎弾ダメージは無視してひたすら刀で斬りまくるのが一番効率よく倒せる
鬼面符を持った状態で鬼顔島へ通じている門に行くと、門番の鬼がこう言ってくれるわ!
「通ってもいいオニ!!」
「…。」
ここは多分…笑うところよ!
鬼顔島(離島1)
狂鬼島(全体)マップへ戻る / 狂鬼島北西部(詳細)マップへ / 狂鬼島北東部(詳細)マップへ
鬼顔島ダンジョンマップ / 獄門島ダンジョンマップへ / 三首島ダンジョンマップへ /
ほこらF ⇒ おじじのお話。
お店 d | 価格 | 効果 |
方位石 | 250 | ダンジョンで方角が表示される。一回買えばずっと使える。 |
ろうそく | 200 | ダンジョンで周囲を照らす。一回買えばずっと使える。 |
お守り | 600 | 一時的に防御力アップ。装備する必要あり。 |
お店 e | 価格 | 効果 |
霊薬 | 250 | 体力回復 |
呪いの赤玉 | 250 | ダンジョンの敵を一撃で倒せる。青玉のダンジョンバージョン。 |
呪いの爆薬 | 500 | 地面に沿って転がっていって爆発する武器。なかなかクセがある。 |
お店 f | 価格 | 効果 |
霊薬 | 150 | 体力回復 |
呪いの青玉 | 150 | 画面内の敵を全滅 |
守り玉 | 150 | バリア |
第一のボス
鬼顔島のボスは「独眼独頭(どくがんどくず)」。
兜を被った一つ目の空飛ぶ巨大生首で…
目が怖いわ!
[vs独眼独頭のポイント]
- バトル開始直後のドクロの雨はダメージ判定があるので左端で待機
- ここでの使用武器は守り太鼓
- 敵は空中を上下に揺れながら横に移動し、画面端で折り返してくる
- 一定間隔で火の玉を撃ってくる(避けるのは難しく、さらに地面への残り火有り)
- 始まったらすぐに敵の背後へと回り込み、あとは兜の後端部分に触れない様に後を追い掛けながら太鼓を連打する
- 敵が端で折り返す時は下をくぐって背後へ(敵のダメージエフェクト中は、当たってもダメージを受けない)
- 本体に触れるのが一番ダメージが大きいので、火の玉はむしろ当たってもいいぐらいに考えておくと、冷静に本体の後を追える
- ジャンプする必要は一切無い
- 体力が満タンなら本体に2、3回触れるのは許容範囲である
倒すと波動剣1本目ゲットよ!ゲット後の演出がシブくてよ。
ボスを倒したら本島・狂鬼島へ戻るわよ。
狂鬼島北西部~獄門島(離島2)
ほこらG ⇒ 番人に金200を払い、さらに邪鬼とバトルして勝利すれば鬼面符2枚目をゲットよ!
お金を払ったら鬼面符がもらえると思わせておいて、結局邪鬼とも戦わされるなんて…セコい番人ね!
鬼面符をゲットしたら狂鬼島北西部へ向かい、そこから獄門島へ行くわよ。
狂鬼島(全体)マップへ / 獄門島マップへ / 三首島マップへ
鬼門② ⇒ 鬼面符が2枚あれば門を通過できる。門番の鬼のセリフ「ごおかあく!!」
獄門島
ほこらH ⇒ おじじのお話。
お店 g | 価格 | 効果 |
守り玉 | 300 | バリア |
呪いの衣 | 900 | 一定時間無敵 |
手裏剣 | 900 | 飛距離無制限の手裏剣を縦に3個同時に放つ。これは買い。 |
第二のボス
獄門島のボスは「凶骨牛骸(きょうこつぎゅうがい)」。
巨大な骸骨武者で、浮遊させた4本の剣を自在に操って攻撃してくるわ!
ボスに似つかわしい姿だけど、他のボスに比べるとイマイチおどろおどろしい感じがしないのよね。
その原因は他と比べてちょっとカッコイイからじゃなくって?
[vs凶骨牛骸のポイント]
- 自身の周りに4本の剣を浮遊させつつ、またはこちらへ向かって飛ばしながら横に移動してくる
- この剣は攻撃判定だけでなく、防御判定も備えているので、こちらの攻撃は一部本体に届かない
- 飛んでくる剣をかわすのは極めて難しい
- 一定間隔で大ジャンプを2連続で行う(下をくぐれそうだが、本体と剣に触れることで大ダメージは必至)
- この敵は異様に強く、正々堂々と戦うには剣レベルをMAXにし、お守りを装備し(防御力UP)、霊薬を用意し、さらに運を味方につける必要がある
- この時点で剣レベルをMAXにするのはなんだかなぁと思われるので、アイテムの特殊効果を利用する
- バトル開始後、すぐに「呪いの青玉」を使用すると、なぜか敵の剣の攻撃&防御判定が消滅する
- あとは敵本体に触れない様に攻撃するだけ ➡ ノーダメージも可能なほど簡単に倒せる
- ちなみに「呪いの衣」でも同様の効果がある(但し、衣使用中に一旦敵の剣に触れておく必要がある)
ボスを倒したら本島・狂鬼島へ戻るわよ!
狂鬼島北東部~三首島(離島3)
ほこらI ⇒ 7、8回入り直すと鬼面符3枚目をゲットできる。邪鬼とのバトルは無い。
「先生!そんなに入り直す作業をするってことは、もちろんそれなりにヒントを聞けるわけですよね!?」
否!!
ヒントなんてないわ!
ここがこのゲーム最大のファミコン的不条理ワールドな部分となってるわ!
誰がこのほこらだけこんなに何回も入り直そうと思って?
まぁ、確かにセリフを見ると鬼面符を持ってそうな感じはするけどね。
…などと言いながら、実はあなたもファミコンゲームにはこういうのがないともはやなんだか物足りないわよね?
「(ドキッ!)」
あとこのほこらのガイコツはシェークスピアのファンに違いないわ!
ほこらJ ⇒ おじじの回復。何度でもOK。
鳥居20 ⇒ 魔性のコマあり。
お店 h | 価格 | 効果 |
霊薬 | 400 | 体力回復 |
呪いの青玉 | 400 | 画面内の敵を全滅 |
守り玉 | 400 | バリア |
鬼門③ ⇒ 鬼面符が3枚あれば門を通過できる。門番の鬼のセリフ「おとおりめされい!!」
さてここで問題よ。
狂鬼島北東部の和風アクションステージにて、この画面に潜んでいる敵を当ててみてね。
「障子の向こうに敵が潜んでいる!」
そんなフツーの答えの問題は出さないわよ。
ここは、私が思うにこのゲーム一番のオフザケシーンだと思うのよね。
正解は…
満月よ。
満月がどうなるのかですって?
こーなるの!
ね?
ちなみに、この満月は倒せない・接触時大ダメージ・避けにくいということで、他のザコとタッグで登場なんかされると、あれよあれよでやられちゃうわよ!
ついでに、似たようなギミックに、壁に貼られたお札が飛んでくることもあるわ。
この満月攻撃を考えた人はプレイヤーがどんな反応を示すか、さぞワクワクしてたでしょうね(鳥居18)。
そうそう、ここ狂鬼島北東部以降はザコが結構強い気がするわ。
例えばこの鳥居18から登場するサソリっぽいやつ。
こいつの放つ弾が避けにくいこと…、もはや弾は無視して本体をすみやかに倒した方がかえって効率的よ!
弾を避けることで本体にぶつかったり、後退して別のサソリが現れたりしたら逆にとめどなくダメージを食らっちゃうしね。
それと、ここは1か所、どう見ても足場がジャンプで届かない箇所があるけど、見えないブロックが唯一存在してる箇所よ。
場所は飛び道具を当てると弾が消える箇所よ!
三首島
この島から出現するザコのクマっぽいやつの暴れっぷりには注意よ!
穴に落ちても空中を走り続ける暴れっぷりで、ノックバックでよく穴に突き落とされちゃうわよ!
「先生!穴に落ちるとどうなりますか?」
即死よ!
ちなみに、このゲームの穴落下演出は何気に凝っていて、ヒューという効果音を鳴らしながら落下 ➡ 「死」の一文字が下から戻ってくる という具合よ。
そこまで死を強調しなくてもいいのにね。
また立派な荷台を引きずりまわしているガイコツは、クマ同様スピードが取り柄の敵だけど、そのわけのわからないデザインはもはやコミカルだわ!
これはいわゆる「火車」というやつね。
「火車?」
悪い行いばかりしてた人は死んだ後、この火車に乗せられて地獄へ連れていかれるのよ!
鳥居22・鳥居23
その他にも、鳥居22から登場するミニ火山は近づくと不意に噴火するから、落下死の可能性がある箇所では特に注意よ!
ここは逆にためらわずに、魔性のコマで火山を踏みつけちゃうぐらいの位置を狙ってジャンプしちゃえば少なくとも落下死は免れるわ。
ダメージを食らっても、火山の近くでコマジャンプを繰り返してれば魂(体力小回復)がジャンジャン出るしね。
ほこらK ⇒ おじじが回復。何度でもOK。
第三のボス
三首島のボスは「龍頭鬼尾(りゅうとうきび)」。
大きなダンゴ虫みたいなやつよ。
前哨戦として3人組の忍者っぽいやつらと戦うことになるんだけど、彼らは魔性のコマを習得しているなかなかのツワモノどもよ。
と言っても、きゃつらの魔性のコマよりこちらのコマの方が攻撃判定が勝ってるから安心してね。
そして、ある程度ダメージを与えると3人が合体して空飛ぶダンゴ虫になるという寸法よ。
でも、合体後も魔性のコマを使えば余裕で倒せちゃうわよ。
[vs龍頭鬼尾(3人組時)のポイント]
- バトル開始時は今までと違って、画面右端に進んでおくとよい(敵は中央に出現直後、左に向かってくるので)
- 敵の武器は刀で、ジャンプが魔性のコマ、そして、行動パターンは左右の往復の繰り返し
- こちらの使用武器は手裏剣と魔性のコマ
- エル先生が言ったように、こちらのコマの方が強いので、敵と交差する時はコマジャンプでよい
- 距離ある時に手裏剣攻撃
[vs龍頭鬼尾(合体後)のポイント]
- 空中をランダムに行ったり来たりしながら、頭と尻尾から火の玉を飛ばしてくる
- 魔性のコマで敵本体に体当たりしてるだけで簡単に倒せてしまう
決戦
さて、いよいよラスボスね!
龍骨鬼は狂鬼島北部の大きな城にいるわ!
この城へは南部の出城(川に囲まれてる所)から行くことができるわよ。
「先生!川が邪魔で出城へ行けません!」
フフッ… 波動拳3本を持った状態で小島の南側へ行ってごらんなさい!
そうすれば、出城への小島に自動で橋が架かるわ。
龍骨鬼
ラスボスだけあって3回も変身してくるわ。
- 第一形態 ➡ 魔法使い風。
- 第二形態 ➡ 騎士風。ガタイがいい割に武器は小型ナイフ。盾は高性能で全ての攻撃を跳ね返す。波動剣の大念動波すらも跳ね返す。
- 最終形態 ➡ 真の姿、骨の巨大恐竜に変身。炎を吐きながら伸縮自在な腕で攻撃してくる。弱点は心臓部の赤玉。
[vs第1形態のポイント]
- 行動パターンは、ビョーンとジャンプを2回した後、真横に進む火の玉を放つ
- 火の玉を避けたら、敵のジャンプ時に交差する感じで、こちらもコマジャンプをしていればノーダメージ撃破も可能
- ここまで来ているのでこの形態は楽勝かと
[vs第2形態のポイント]
- 敵はナイフを投げつつ、ゆっくり移動してるだけ
- 魔性のコマで敵目掛けて体当たりし、すぐさま退避ジャンプする、を繰り返す
- 敵の盾に触れるとダメージモーションとなることが多々あるが、ダメージは食らっていないので気にしない
- 最後の敵だけあって結構当てる必要がある
[vs最終形態のポイント]
- 火の玉を3つ吐きながらゆっくり前進と後退を繰り返す
- 魔性のコマを使うなら、敵の足に注意しつつ、懐に潜り込んでひたすら心臓部の赤玉目掛けてジャンプを繰り返すだけで倒せる
- 波動剣を使うともっと早く倒せるが、どうしても火の玉がかわせないので、かわせない火の玉が飛んで来たら、コマでかき消す(波動剣とコマは併用できないので切り替えはちょっと手間がかかる)
- 波動剣とコマがある限りもはや龍骨鬼など風魔の敵ではない
エンディング
エンディングでは横に流れるスタッフロールがあるわ。
何かヘンテコな名前が多いわね。
「先生!時代劇によくある横流れのスタッフロールって・・・やっぱりこのゲームの舞台は昔の話なのでは!?」
まとめ
アクションに経験値システムを取り入れることで徐々に強くなっていく充実感があり、登場する敵も様々で、意表を突いた攻撃も多く飽きさせない作り。
フィールドマップにアクションステージに疑似3Dダンジョン、迫力のあるボス戦にカッコイイBGMの数々と、作り込まれた作品で今やっても面白いゲームだと思います。
いわゆるクソゲーと呼ばれるソフトがたくさんありますが、同じファミコンソフトという土俵で比べるとソフトの作り手次第でここまで差ができるもんだなと感心せざるを得ないです。
エル先生
「ちょっと!!管理人さん! 最後に急に出てきてまとめだけ述べるなんて卑怯よ! しかも「このゲームは良作ですね」なんて上から目線で語って…その良作をここまで解説してきたのは私…ガミガミ ブツブツ」
管理人
「最後まで目を通していただきありがとうございました。他の記事もご覧いただけたら幸いです。エルさんも解説ご苦労様でした。みなさん喜んでおられるはずですよ。」
エル先生
「まぁ…!?そ、そうかしら…うふふ…エヘ。じゃ、じゃあそういうわけでみなさん、また見に来てね!」
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