ファミコン アクションロールプレイング

ドラゴンスクロール 甦りし魔竜 - タイトルだけ見ると面白そうなゲーム

投稿日:2017-07-26 更新日:

1987年12月 コナミ

ヘンなゲーム

3人の盗賊によって復活してしまった魔竜を、良い竜が倒しに行く」というストーリーのアクションロールプレイングゲーム。

タイトルはなんかカッコいいし、パッケージではドラゴン同士でバトっている迫力満載のイラストになっていて雰囲気はいい感じですが、その世界観はいたってカオスです。

ドラゴンスクロール

ヘンテコな作りになってる部分が満載ですし、そもそもドラゴンなんてほぼ出てきません。

パッケージにあるようなのは最後にチョロっとあるだけなのです。


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攻略あらまし

クリア必須アイテムと銀の指輪

大まかな行動目的は、クリア必須アイテムである8冊の「魔術書」「竜の鱗」と呼ばれる物を手に入れることです。

それと必須アイテムではないですが、「銀の指輪」は主人公の移動速度をアップさせるというその効力的に、実質的に必須アイテムに近いので入手した方がいいです。

初期速度のままだとFCソフト「グラディウス」でスピードアップしないぐらい苦難の道になること間違いなしです。

いじわるなアイテム入手システム

アイテムの入った宝箱は、マップやダンジョンを普通に歩いているだけでは発見することはできず、ファミコン特有の「特定の場所で、特定の行為をする」必要があります。

「銀の指輪」の場合は、このアイテムがあるダンジョンの奥の「2つ並んだ顔の石像の間に立って数秒待つ」ですが、ちょっとでも立つ位置がズレているといつまで経っても出現しませんよ。

そういうシステムであるということを説明してくれるヒントが入っている宝箱がフィールドのとある場所にありますが、これ自体が隠れ宝箱となっているので見えません。

ヒントを隠してどうする!?

…という気持ちをグッっとこらえて、このヒント入りの宝箱はそこにある顔の石像を攻撃すると出現します。

要するに怪しげな場所や石像があれば攻撃してみたり、真ん中に立って待ってみたりすればいいわけです。

 

ちなみにいじわるはアイテム入手に関してだけでなく、何も無いダンジョンも多いというのもなかなかのいじわる設計です。

会話

帽子を被った小人のようなキャラが徘徊しており一見すると敵に見えますが、実は彼らは「村人」なので主人公の味方です。

会話するとヒントだったりちょっとしたメッセージをくれますが、話しかけようとして彼らに触れるとなぜかダメージを食らいます。

会話するには… 攻撃してやっつけます!

荒っぽいコミュニケーション方法ですこと!

 

村人の中には、まだイマイチ世界観を把握していない状態でこんなことを言ってくる者もいます。

かすとる こくの かすとる ごは どくかいえきでもわからないそうだが、ことばはあんごうになっているらしい。

はぁ?

ファミコンとはいえ、カタカナぐらいは使えるでしょうに。

このセリフは「カストル国のカストル語は、読解液でもわからないそうだが、言葉は暗号になっているらしい。」だそうですが、漢字とカタカナを入れても一瞬考える必要がある文章ですね。

訳すと「『読解液』なる言語解読アイテムを手に入れると、他国の言語が理解できるようになるが、カストル国の言葉は暗号になっているので読解液を使ってもわからない。」となります。

ちなみにカストル語は反対から読むと理解できますよ。

 

また、「敵」は基本的に無言ですが、ところどころ倒した後で喋るヤツがいます。

水晶玉

銀の指輪の次はこれを手に入れます。

これがあると自分の現在地がわかるアイテムですが、まったくもって見にくいです。

 

魔竜の復活の原因となった盗賊3人組はクリア必須アイテムである「魔術書」を所持しており、捕まえて取り戻す必要がありますが、この水晶玉はこの3人の居場所のヒントを教えてくれるアイテムでもあります。

この盗賊どもですが、それぞれの名前が「さふら」「かかい」「うなす」とどれも名前らしからぬものの為、会話の中でこれらの名前がでてくるとさらに文章が読みにくくなります。

初めてプレイした時はこれは名前だったのか!?ってなります。

ユンケの実

次は「ユンケの実」を手に入れます。

これは攻略上必須のアイテムで、これがある場所の顔の石像を5回ほど攻撃すると出現します。

使用すると見えないものを見えるようにしたり、石化した人を元に戻してあげるなどの効果があります。

ちなみに使用エフェクトが初期魔法と似ているので攻撃にも使えそうに見えますが、使えませんよ。

 

この魔法をとある場所で使うと「雨の鐘」を入手することができます。

「ユンケの実」と「雨の鐘」を入手したら砂漠エリアにて、

  • 砂漠の北西のダンジョンで さふら の石化をユンケの実の魔法で解除
  • 雨の鐘が雨を降らせた後、ユンケの実の魔法でとある場所を撃つと見えないダンジョン(幻の塔)が現れ、中で「魔法の鍵」を入手できる
  • 砂漠の北西のダンジョンで さふら が再び石化されているので解除してやると「風の魔術書」が手に入る

ここで手に入る「魔法の鍵」は攻略上必須のアイテムなので、このダンジョンの場所や入り方がわからなければどうしようもなくなるので、多分この「幻の塔」までの一連の流れが最もカオスなのではないかと思われます。

ここで挫折する人が多いと思います。

逆にこの魔法の鍵が手に入るとこれまで行けなかった閉ざされた扉を開けることができるので、後は各地のボスを倒して魔術書(と竜の鱗)を集めるだけとなり、カオス度は一気に緩和されます。

武器

武器である「杖」は初期装備以外に2本存在します。

取ろうと思えば序盤でとっとと取ることができますが、杖は一定のレベルに達していないと使うことができないという制約があります。

  • 炎の杖」➡ レベル5
  • 魔弾の杖」➡ レベル8

「炎の杖」と「魔弾の杖」は「ノーマル杖」に比べていずれも射程が長く、威力も各段に強いので、ノーマル杖での「一体何発当てれば倒せるんだ!」状態から解放されます。

ただ、ノーマル杖は連射が可能なので場所や相手によっては有利だったりすることもありますよ。

ボス

森エリアのデルモス城の王の間

  • 初期状態は姿が見えないので、雨の鐘を使って可視化する
  • 軌道を残しつつワープ移動し、停止して弾を一発飛ばすという動作を繰り返す
  • 一定ダメージを与えると2体に分裂する

なかなか素早く、攻撃を当てづらいのである程度停止位置を予想して、この辺だ!という感じで攻撃してればいずれ当たると思います。

沼地エリアのボス

  • 地面を潜って移動
  • 地上に顔を出して口から大きめの弾を一発放つ、という動作を繰り返す
  • 口の中が弱点

色んな場所から色んな方向を向いて顔を出してくる為、なかなか攻撃を当てることができないと思うので、こいつもある程度予想して攻撃します。

ちなみにここで雨の鐘を使うと、地面がぬかるんでこちらが不利になるので使わないようにしましょう。

湖エリアのボス

  • 複数の泥人形がウロウロしている
  • 壁に衝突させると分裂していき、最小状態で衝突させると倒せる
  • 泥人形同士が衝突すると、合体して大きくなってしまう

ちなみにここで雨の鐘を使うと地面が滑りやすくなるので、敵の吹き飛ぶ距離が長くなり、有利に戦うことができるので是非使用しましょう。

ついでにザコ敵のまとめ

難所を超えてラスボス討伐へ!

最後の方の敵は、かなり力技で攻めてくる印象です。特に鳥人。

  • ラストバトルに繋がる山エリアとラストダンジョンに登場する「鳥人」はなかなかの強敵で、わんさか出現する
  • ラスボス手前の通路は「炎の通路」となっており、通過するだけでダメージを受ける

体力を温存しておきたい場合は、一定時間無敵になれる補助アイテム「首飾り」を沼地エリアで手に入れた方がいいかも知れません。

 

ここを抜けると主人公は竜に変身し、魔竜=クロムドラゴンと空中戦でのラストバトルとなります。空中戦と言っても画面のスクロールなんかはないですが。

主人公は最後の最後でやっと本来の姿である良い竜であるゴールドドラゴンになるのです。

そして主人公がドラゴンの姿に戻る為に必要なアイテムというのがクリア必須アイテムの「竜の鱗」というわけなんですね。

 

魔竜討伐は、パターンがわかればそれほど難しくはないですが、画面の上半分が魔竜で占められており逃げ場が狭くなっているのがネックです。

ここでやられると山エリアの最初からとなり、また大量の鳥人を相手にしないとならないので結構イタイですよ。

ある程度ダメージを与えると魔竜の首が2つに分かれて攻撃パターンが変わりますが、この時の片方の首からの火炎放射攻撃に関しては、画面一番下にいればプレイヤーまで届かないので、もう片方の首が行う火の玉攻撃を避けることだけに専念できます。

プレイヤーまで届かない攻撃をしてくるのはバグなのか、それとも倒せない人への救済措置なのか?

あとがき

コナミの、まるで名も無きメーカーが作ったようなカオスな世界観なゲームですが、天下のナムコもノーヒントワールドを炸裂させまくってたことを鑑みると、当時としてはこういうのも有りだったという事なんでしょうね。

実際私も子供の頃は夢中で攻撃ボタンを連打していた記憶があるので、面白いと感じていたんでしょうし。

できるなら、簡単な「町」があって、ステータスを整えることができるシステムなんかがあればもう少し面白くなってたかも知れませんね。

 

そういえば後日「スカイリム」(ジ・エルダー・スクロールズ5)をプレイした時、ほんの少しこれを思い出しました。


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