レンタヒーロー - 仮初のヒーローから真のヒーローへの成長物語

   

1991年9月 メガドライブ (開発・販売)セガ


あることから、着るだけで常人の数倍のパワーを出すことができるヒーロースーツを手にした主人公がヒーローとなって様々な依頼をこなし、最終的には街を救うアクションRPG。

実はこのヒーロースーツは「セガ」をもじったゲーム内の会社「SECA(セカ)」のレンタル用品で、主人公は単なるお客さんにすぎず、一定期間ごとにレンタル料金を支払わないとなりません。

ヒーローという理想的な雰囲気から、急に現実をつきつけられた感がB級映画なノリです。

SECAも貸し付けてお終いというわけではなく、レンタルを継続してもらう為に、困り人の様々な依頼を受注し主人公に依頼解決を要請、無事解決できれば報酬を支払うという営業スタイルをとっています。

レンタルした人はヒーロー気分が味わえて、SECAはレンタル料金でウハウハです。

依頼内容は出前持ちやショーの出演から、ボディガードや警察への操作協力など色々です。

キャラ描画や名称が欧米風なこともあり、なんとなく「グランド・セフト・オート」的な感じがしないでもないです。

ブラックな依頼は無いですが。


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ゲームの特色

クションRPGとのことですが、経験値を溜めてレベルを上げるという概念は無く、依頼をこなし報酬の中からSECAに新たなヒーロースーツの開発費を「寄付」することでより強力なものを支給してもらえるという寸法です。(強力になるとレンタル料金もちょっと上がる。)

確かに生身の状態よりは強力ですが、戦闘時、その操作性悪めのアクションのせいか、チンピラごときにやたらとダメージを食らいます。

敵が殺し屋とかならそのダメージ量にも納得できますが。

またエンカウントで敵を倒すと一応お金が手に入りますが、依頼の報酬に比べると雀の涙程度なので、自らエンカウントを求める事態にはならないでしょう。

ちなみにチンピラとは言え、ヒーローが倒した相手のお金を奪うのはどうかと。

以上をまとめると、アクションRPGというより、アクションアドベンチャーといった方がしっくりきます。

示は無いですが、一定時間が経過するとレンタル料金を支払う様に要請するメッセージが表示され、さらに一定時間支払いをせずにいると期限切れでその場でヒーロースーツを没収されてしまいます。

ゲーム序盤はエンカウントはほとんど無いですが、中盤以降はヒーロースーツを着用せずにエンカウントしてしまうとやられてしまうリスクが高いので支払いは確実に行っておきましょう。

支払いはショップ系の場所に置いてあるATMか銀行の窓口で「振込にて実行できます。一定額を「預金」しておけばその都度ATMに行かずとも、そこから自動で引き落としてくれるので安心確実です。

なんかリアルですね。

ちなみに回復アイテムなんかはコンビニっぽい店で購入できますが、そこにもATMが置いてあり、この時代にすでにコンビニATMの形態になっていることに驚きです。

昔のゲームなのに今っぽい。

ーロースーツは実は電力でその驚異的パワーを発生させているので、電力が切れるとただの服になってしまいます(グラフィック的には私服に戻る)。

そしてその電力源はなんと乾電池です。

単3、単2、単1乾電池の3種類が売られており、単1が一番回復量が大きいです。

こんなスゴイ代物が乾電池で作動するということに感心するか、バッテリーやリチウムイオン電池ではない所にショボさを感じるかは人それぞれです。

ヒーロースーツには付属品として「武器」が存在し、武器開発費を一定額寄付すると完成後に武器を使えるようになりますが、この武器を使用すると電力が大きく消費される為(いわゆるMP)、ゲーム中盤以降はアイテム欄の半分は乾電池です。

ちなみに武器というより必殺技です。

 

ーロースーツの電力容量は着ているだけで徐々に減っていくので、ゲーム序盤の経済的に乏しい時やエンカウントの無い場所では着用しない方が乾電池代を節約できます。

但し、中盤以降は着用していなかったばかりに、エンカウントして敵にやられて治療代で所持金の半分を持っていかれるというデメリットの他に、それ以上に大きなストレスとなるのが移動速度問題があります。

着用していないとファミコンのロープレばりにフィールドの移動がトロいですが、着用するといわゆるダッシュ移動となってかなり快適です。

一度この速度に慣れるともう脱げません。

アクションバトル

エンカウントすると2D格闘アクション画面へと移行しますが、操作性は良いとは言えず、敵の動きのクセも強いので、最初は敵に攻撃を当てるのが難しく、いつの間にかめちゃくちゃダメージ食らってます。

何回か戦ってると分かってきますが一番使えるのが飛び蹴りで、それにもコツとして敵の頭上にカカトを当てる感じが最も堅実かと。

ちなみに飛び蹴りはジャンプしてからキックボタンを押すのと、キックボタンを押しながらジャンプボタンの2種類がありますが、使えるというのは前者の方で、後者はパンチよりも威力が低いので牽制ぐらいでしか使いません。

だいぶ慣れてくると敵のタイプによって戦い方を変えることができるようになります。

対ザコ戦 個別対策ポイント

ナイフ男…ナイフを構えたポーズの時は飛び蹴りは避けましょう。

スーツ男…まわし蹴りのモーション時は飛び蹴りは避けましょう。

パンチ男…飛び蹴りからのパンチ→パンチで倒せる一番弱いタイプです。

マシンガン男…バトル開始直後の乱射をしゃがんでかわした後、近づいてリズムよく前進パンチを繰り返すことで、次の攻撃を許すことなく倒せます。

ピストル男ザコで一番の強敵です。発砲するタイミングを覚えて地道に飛び蹴りが無難です。

また、しゃがんでいると上段の弾丸はかわせますが、敵もこちらに合わせてしゃがんで撃ってくるので、それを利用すると飛び蹴りが当てやすいかもしれません。

大男…基本的にパンチ連打でOKですが、運が悪いと連打のすき間でダメージ食らっちゃいます。

医者系ナイフを4本投げてくるタイプは普通に飛び越えながらの飛び蹴りで余裕ですが、手榴弾を3発投げてくるタイプは、3発目をキック無しで飛び越えて、前進パンチをタイミングよく3発当てて後退、そしてまた手榴弾3発目を飛び越えるを繰り返しましょう。

怪獣…余計な動きはせずに、ひたすらパンチ連打で余裕です。

依頼

基本的に道筋に沿ってプレイすれば達成できますが、ポイント部分をピックアップしていきます。

アリサへのラブレター(依頼№2)

住宅街で人探しをする際にわざわざ家の中に入って会話をしてその人の名前を確認するのが面倒臭いという場合は、家のドアの前で「しらべる」を選択すると表札を確認できるので、せっかちさんには便利です。

犬探し(ボディガード)(依頼№5)

依頼の途中で入手できるカセットテープの音声を解読し、アイテムを入手しなければ先に進めないという、このゲームで1,2を争う謎解き部分です。

分かればカンタンなことですが、それをゲーム内で再現しているところがなんか小憎いです。

ヒントは、カセットテープは何度も聞くと劣化する、です。

マカタのパトロール(依頼№6)

この依頼後「RHブレスレット」なるアイテムが手に入り、SECAの秘密基地への出入りが可能となります。

ここでは寄付額によって新たなヒーロースーツや武器を受け取ることができます。

基地への入り口は、コージャのカフェにあります。

ダハネ警察への捜査協力(偽札編)(依頼№9)

このゲームはNPCとの会話によってフラグが立つことが多いので、話が進まない場合は周辺の人や関係者と会話してみましょう。

サランちゃん探し(依頼№12)

サランちゃん捜索に関わる人物は、サランちゃんの隣に入院している少年フリオくんと、サランちゃんの両親、そしてサランちゃんの家がある「アナモイナ」の近所の子供たちです。

これらの人物から情報を得ていけば、物語が進行できます。

後は気合いで探すことになりますが、同じデパートでも他とは相違点のあるデパートが「縞々な平和」を意味する街にありましたよ。

ダハネ警察への捜査協力(武器密輸編)(依頼№13)

各組織のボスを逮捕後、署長と会話をしますが、2回話しかけましょう。2回目に暗号が記されたメモを受け取れます。

ご丁寧に暗号の解読方法も一緒に書かれているので、考えればなんとかわかると思います。

右下から始まり、真ん中の文字を無視して、上下を繰り返して左に向かって読んでいきましょう。

アパートのガードマン(依頼№15)

アパートの住民全員に話を聞かないとフラグが立たないので、全員に話を聞きましょう。

 

トマトさんのボディガード(依頼№17)

最後に医者に変装した真犯人と戦いますが、初めて登場する医者タイプの敵がどうにも不気味です。BGMもしかり。

ハイト製薬からの依頼(依頼№18)

ビーカーさんの居場所は「スタンミート」の住宅街で聞き込みをすると手掛かりが掴めます。

その後はハイト製薬所、ビーカーさん、マカタ倉庫街のノモルワ科学研究所を行き来すると物語が進行します。

この依頼でのみ本屋を利用することになりますが、本屋さんは「マカタ」の右下の方にあります。

 

特別イベント 伝説の鉱石「ニャニュニニュウム」

ハイト製薬の依頼終了後、「ビッグッド」では遺跡の発掘が再開されているので、気が向いたら首を突っ込んでもいいかと。

結構手間の掛かる場所なので、心の準備をしておいた方いいでしょう。

①「研究ノート」を手に入れる

ノートを探している博士の左上に見えるスペースに落ちています。

遺跡の扉を開く

研究ノートを読むと古代文字が読めるようになるので、棺に書かれた古代文字を2か所読んで、その内容を実行すると派手な音と共に遺跡の扉を開くことができます。

③遺跡で3つの石を手に入れる

遺跡の扉を開くときに動かした石像に、棺に書かれたヒントを参考に石を載せると遺跡の深部へ行く橋が架かります。

④遺跡の深部に「ニャニュニニュウム

SECAの秘密基地でこの鉱石を欲しがっていた人に渡しておきましょう。

猫探し(依頼№19)

ここも住民との会話がフラグ成立に関わります。

「疲れた男」に使ってあげるアイテムは「マジンダスZ」では不可で、ゲーム中最大の体力回復アイテムである「ノンデル皇帝液」が必要です。

これはマカタの一番右下の売店でのみ購入可能です。

ちょっと高いですが、この辺まで来ると経済的余裕も出てきていると思うので、これをいくつか持っておくとその後のゲーム進行においても安心を得られます。

ロボット退治(依頼№20)

最後に大型ロボットと戦うことになりますが、大きすぎて飛び蹴りなどをしている場合ではないので、段差を利用して戦うか、武器を多用する、もしくは敵の背後に回り込むとラクに倒せることがあります。

と言っても、そもそもそれほど強くはないですが。

ウルサラマン(依頼№21)

最後にレンタヒーローの一人であるウルサラマンと戦いますが、パンチ連打→飛び蹴り、を繰り返してくるので、飛び蹴りの下をくぐって、着地のタイミングを計って背後からパンチを当てる、を繰り返せばほぼ無傷で倒せます。

ヒーロースーツの奪還(依頼№22[最後の依頼])

「グッズリバー」のゴーストビルのエレベーターの起動方法はビルの外にいるおばさんとの会話でフラグ成立します。

「ピーチネーター」の倒し方

ピーチネーターはまさにターミネーターのごとく、攻撃を食らってもたじろがず、ひたすら前進と攻撃を繰り返してくる戦闘マシーンですが、大して強くはないです。

敵のキックが当たらない位置で待つ → 近づいてパンチを2~3発当てる → 敵のキックが当たらない位置まで後退、を繰り返すだけで勝てちゃいます。

その後、人質に近づくとピーチネーターと2回目のバトルに突入するので、もし体力が減っているなら人質に近づく前に回復しておきましょう。

2回目も倒し方は似たようなもので、敵は4歩おきぐらいに火炎放射っぽい攻撃をしてくるので、キャラ1人分ぐらいのすき間を空けてしゃがんでかわしつつパンチを連打することで、3~4発当てることができます。

火炎放射が終わったらまた敵が4歩進んだぐらいの位置を予測し、先程と同じぐらいの間合いの位置でしゃがんでパンチ連打を繰り返すと、それほど苦労せずに倒せると思います。

ある程度ダメージを与えると腕が取れて全身がロボ状態になり、しゃがんだ状態で待っていると斜め下に攻撃してくるようになるので、攻撃タイミングまでしゃがまず、上攻撃を誘導させ、後は前述の応用です。

もしくはここまできたら必殺技で一気にやっつけてしまってもいいかと。


街移動の為コージャ駅に行くとイベントが発生し、瀕死の重傷を負います。

敵が強いし、その後のゲームオーバー画面がほんとのゲームオーバーっぽくてビックリしますが、実はそれもイベントの一部なのでリセットボタンなどは押さないように。

その後の主人公と父親のやり取りはこんなゲームのクセに、ちょっと感動ものです。

 

ダイナマイトドッグスのアジトへの鍵は、「グリーンズ」や「アナモイナ」で倒した敵を調べると手に入るので、「グッズリバー」のオフィス街の一番右下のマンホールの横に立って使用するとアジトに潜入することができます。

ヒーロースーツをまとった4人と順次戦いますが、最後のヤツを除いてはこれまでのテクを駆使すればそれほど苦戦することもないでしょう。

4人目は武器攻撃の射程と速度が断トツなので、深追いせずヒットアンドアウェイの気持ちで戦った方がいいです。

そしてラスボスであるダイナマイトドッグスのボスとの初めてのご対面と最終決戦です。

基本的に敵は特殊な防御態勢を取っていて、むやみに攻撃するとカウンター攻撃されてしまいます。

ただ、おバカなのか、待っていると執拗にジャンプでこちらに近づこうとしてくるので、それを垂直ジャンプキックで迎撃しているだけで勝ててしまうという、バグレベルの弱さのキャラということがすぐにわかると思います。

そんなことより、このラスボスの正体がこのゲーム最大のサプライズシーンで、その正体とは…実はダハネの警察署長(ネタバレです)だったというのが判明します。

あとがき

色んな依頼の中で、自分の強さに合ったものから達成していくのではなく、向こうが依頼してきたものを順次達成していくことになる為、完全に一本道ルートのお遣いゲームということで、好みが分かれそうな一品です。

単純にフラグ成立によってゲームが進行できることに喜びを感じる物語体感したい派の人にとっては、面白いゲームだと思いますよ。


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