ニンジャウォーリアーズ - 悲劇の忍者ロイドアクション

   

1989年6月 PCエンジン 開発・発売:タイトー
1994年1月 スーパーファミコン タイトー(開発:ナツメ)


忍者というだけでもワクワクするのに、さらにその中身はアンドロイドであるというキャラクターが主人公の横スクロールアクション。

スーファミ版のタイトルは「ザ・ニンジャウォーリアーズ アゲイン」で、PCエンジン版のリメイクですが、色々変更点があるので別物と考えてもいいと思います。

PCエンジン版では女性タイプの忍者「KUNOICHI」と、男性タイプの忍者「NINJA」の2人から選択可能で、スーファミ版ではさらに「KAMAITACHI」という新キャラも選ぶことができます。

「くノ一」と聞くと不知火舞のような露出の高い外見をしてるイメージですが、このゲームでは完全に忍者風です。硬派です。

またKUNOICHIとNINJAは映画「ターミネーター」のT-800型のように人間らしい外見をしているのに対し、KAMAITACHIは急いで実戦投入されたせいなのか機械むき出しの体をしており、よく考えたらもはや忍者ではないような気がします。

これらのキャラは「主人公」ではありますが、戦闘用に作られた兵器の為、ゲーム内でのセリフも音声も無くとても無機質な感じなので感情移入が全然できません。

無感情好きの人にはたまりませんでしょうね。

無感情すぎますかね?


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ストーリー

かつて栄華を誇った大国だったが、いつしか強力な軍隊を私物化し、独裁者となった大統領「バングラー」。

この男を排除する為、革命軍は起死回生の作戦を決行する。

それが、3体のアンドロイドによる「バングラー暗殺作戦」である。

ちなみになぜ忍者の形をしているかというと、革命軍のリーダー「マルク」がどこからから東洋の情報を知り、暗殺作戦ということで忍者をモチーフにしたアンドロイドにしたとのことです。

 

キャラ性能とハードによる違い

PCエンジン版ではプレイヤー2人とも、接近戦用にクナイと、飛び道具の手裏剣(弾数制限あり)を装備していて、攻撃ボタン押しっぱなしでクナイを交差させて防御体制をとります。

スーファミ版では手裏剣は無くなったものの、コンボ攻撃(キャラごとに武器が違う)、投げ、専用メーター消費による全体攻撃と、追加要素が多くあり、奥行きのない「ファイナルファイト」の様相を呈するに至ってます。

中でも投げ技はとても便利で、特に「NINJA」でポイポイ投げて他の敵を巻き込んでバッタバッタと倒すのはなかなか愉快です。

ファイナルファイトよりも簡単に掴ませてくれますし。

また新キャラの「KAMAITACHI」は動き全般がダントツの素早さですが、代わりに投げ技を使えないキャラとなっており、実はテクニシャン仕様です。

KUNOICHI」は両者の中間の能力といった感じですが、PCエンジン版に比べると見た目がかわいく、そして女らしくなっているので何はともあれ使うと楽しいですよ。

殺戮兵器なのに、かわいい顔にロングポニーテールと、革命軍仕事無駄に頑張ってます。

いや… 遊び心は常に必要です。

 

最も違う部分としては、PCエンジン版ではスーファミ版には無い演出として、ダメージを受けた箇所の機械部分が露出し、そこへさらに攻撃を食らうとダメージが2倍になるというシステムです。

この露出描画がなかなか凝ったものになっており、頭、胴体、腕、脚とそれぞれちゃんと分けて露出し、脚だけ露出したりするとなんだかまぬけだったりします。

腕だけ露出とかだと、あーメカっぽいな、という感じが出ていてグッドですし、特に頭が露出していると、中身は所詮メカで痛みも何も感じていない感があってナイスです。

最終的に全部露出し、もはや見た目が忍者の「に」の字も無くなったりしますが、アンドロイドであるという設定をゲーム内にしっかりと反映させようというその意気込みや良しですね。

 

ザコ敵

敵はバングラーの軍隊ということで、基本的には軍服を着た兵士がナイフでグサグサと原始的な攻撃をしてきたり、銃を持った兵士による遠距離攻撃になります。

弾丸は意外にダメージが大きいので油断は禁物です。

その後は、カギ爪を装着しちょこまかと跳ね回るせむし忍者や、

ダルシムのように口から火を吹くロンゲの火吹き忍者

防御・手裏剣・瞬間移動などの正統派忍術を駆使する般若面の忍者などが登場します。

 

般若忍者はまともに戦うとなかなかの強敵で、運が悪いと結構ダメージを食らってしまうので、逃げれる場所なら逃げた方がいいですが、倒すとしたらザコ兵士同様、ジャンプしたプレイヤーを見失うという点を利用すれば効率的に倒せるかと。

敵の攻撃が当たらないぐらいの間合いで敵に背を向けて垂直ジャンプをすると、般若忍者はキョロキョロとプレイヤーを探す動作をするので、この無防備な瞬間に一撃食らわせます。

食らわせたらすぐさま背を向けて垂直ジャンプ、そしてキョロキョロ時に一撃。これの繰り返しです。

ポイントは、正面を向いたままジャンプするとキョロキョロしてくれないので、背を向けてジャンプしましょう。

ちなみにスーファミ版では著しく弱体化しているので、普通に倒せます。

 

女性タイプの敵としては、KUNOICHIとほぼ同じ姿で色違いの忍者が登場します。

この敵もゴリ押しだとかなりダメージを食らってしまいますが、よく見るとわかりやすいアルゴリズムによって動いていることがわかります。

女忍者の刀は迎撃用にしか用いることができず、自ら斬りかかることはできないのです。刀を振ってはいますが、動いていないプレイヤーにその刀は絶対に届きません。

その代わりに手裏剣で攻撃してきますが、これもしゃがむと当たりません。

なので、タイマン勝負でしゃがんで止まっていると、女忍者はプレイヤーの周りをジャンプで飛び跳ねることしかできないのです。

もう一つは女忍者は密着されると必ずジャンプで逃げます。

これは近すぎると自分の刀がプレイヤーに当たらない仕様だからです。

これらを応用すると、しゃがんでジャンプするのを待ち、着地地点で攻撃を繰り返すだけでほぼ無傷で倒せます。できれば足元を狙った方がより安全です。

但し、女忍者はザコと共に出現することも多く、ザコの攻撃に押されて女忍者の刀の射程距離に入ってしまうというパターンの方が多いのでもう一つの倒し方も知っておきましょう。

と言っても、特に大きな違いは無く、こちらからジャンプさせるように仕向けるだけです。

 

女忍者の刀はリーチが長いので、通常ジャンプで飛び込むと斬られて押し返されてしまうので、回転ジャンプで敵にぶつかるぐらいの勢いで飛び込みます。

前述通り、女忍者は接近されるとジャンプして逃げるので、後は先ほどと同じです。

着地時に背を向けているところへすぐに攻撃できるようならそこへ一撃。敵は近づかれたことにより、さらにジャンプで逃げるので追いかけてまた背中へ一撃。

これを繰り返せば倒せますが、追いかけるタイミングが遅れたり、ザコに邪魔されて振り向かれるとやはりぶった斬られるので、その時は回転ジャンプからやり直しましょう。

 

ちなみにスーファミ版ではついに敵側にくノ一っぽいくノ一が登場します。

ポニーテールがかわいいです。

回避能力が高いですが、ジャンプばっかりしてくるので、着地を狙って投げまくってればカンタンに倒せます。

くノ一がワラワラと登場する場所はこちらのテンションも上がります。

 

ボス敵(スーファミ版)

ステージ1 ギガント

ドラゴンボールのレッドリボン軍のメタリック軍曹的なパワータイプです。

弱いです。

ステージ2 チェーンソーブル

その名の通りチェーンソーが武器の巨漢です。

チェーンソーで襲われると言えば「悪魔のいけにえ」しか思い浮かびません。

ステージ3 幻幽鬼やもり

細身で長身の体にドクロのような顔をした正統派忍者タイプのボスです。

特殊攻撃で、後ろの壁に張り付いて動き回ってから(この時は無敵)、炸裂弾を2発投げるを2回繰り返します。

この炸裂弾は2発の真ん中に立つことで回避することができます。

あと、光学迷彩を使って透明になるあたりはカッコイイですが、攻撃を当てることは可能です。

ステージ4 シルバーマン

白スーツに黒の眼帯をした小柄なオジサンで、基本的にはトランシーバーでザコに攻撃指示を出して自分は逃げ回ります。

近づくと杖で叩いてくるのがナマイキですが、「AKIRA」のSOLのような衛星からのレーザー攻撃をしてくるのもナマイキです。

ステージ5 十兵衛

和風屋敷の奥の薄暗い一室にドンと座って待ち構えているいかにも強そうなボスです。

投げ、長距離飛び蹴り、相手の背後への瞬間移動、爆炎攻撃など多彩な技を使う強敵な上にザコもワラワラと現れます。

この辺りからボスが強いです。

ステージ6 フォボス&ダイモス

ステージ1のボスであるギガントの強化版金と銀色のタッグです。何やら頭に装置を取り付けられています。

彼らの得意技はスライディング攻撃で、後ろにジャンプしたら攻撃の合図なのでジャンプでかわす準備をしておきます。

また起き上がりを狙って攻撃しているとジャンプキックで必ず反撃されるので、起き上がりは離れていた方がいいかと。

体力ゲージは2体で共有しています。

ステージ7 ゼロス

人の形はしてますが、皮膚は緑色で顔もいかつく、もはや完全なクリーチャーです。

動きが異様に早く、また、ダルシムのように腕を伸ばしてパンチ、ブランカのように丸くなって回転して体当たりなどかなり完成された生物兵器です。

でも、実はそれほど凶悪な強さではないです。

ステージ8 バングラー

ラスボスです。

何やら背景にある装置に乗り込み、壁面型レーザーで攻撃してきますが、発射される箇所が事前に光るので避けるのは簡単です。

そして、バングラーを直接攻撃することはできないので、次々に現れるザコをバングラーのコックピット目がけて放り投げましょう。

少しづつヒビが入り、最終的にガラスが割れたら勝利となります。

 

ちなみにPCエンジン版のバングラーも一撃で倒せるほど弱いやつでした。

権力が集中し独裁状態ができあがってしまうと、バングラーのような弱い人間でもやりたい放題が可能なんですね。

 

ネタバレエンディングのコーナー

バングラーを倒すと、とあるプログラムが作動されます。

それは忍者アンドロイドたちに仕掛けられた自爆システムです。

まだテスト段階だった忍者アンドロイドは感情を持たない凶暴な殺戮マシーンの為、今後制御できるかわからないので、バングラーの暗殺という作戦が成功した段階で一旦破壊されます。

しかし、その後アンドロイド研究は順調に進展し、マルク新政権はバングラーを越える軍事力を持つようになりつつあります。

そして、徐々に強大化していく軍事力を見た人々は口をそろえてこう言いいます。

歴史は繰り返す」と。

 

一番恐いのは、感情を持たない殺戮マシーンではなく、感情があるのにそれを作ってしまえる人間ですよ。

 


おまけ

NINJAとKAMAITACHIは軽々と物を持ち上げますが、KUNOICHIは少し重そうに持ち上げます。

両手をピンと張って持ち上げてる姿が頑張ってる感があってイイです。


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