1988年11月 メガドライブ 開発・発売:セガ
1990年7月 ファミコン アスミック(開発:インターリンク)
概要
獣パワーを操ることができる種族「獣人」を操作して、魔神にさらわれた神の子アテナ救出を目指す、横スクロールアクション。
全5面。

神がかり的な獣パワー
そのヘンの獣のチカラと、あなどってはいけません。
この獣パワーはとてもスゴイチカラで、過去に神々と獣人との争いがあった際、最高神ゼウスは最終手段を用いてこの獣人を封印するに留まったほどで、あと一歩で神々を打ち負かしてしまうほどだったものなのです。要するに、神に近いチカラを持ってるという事。
ではこのゲームの獣人はなぜ自分たちに封印を施した憎っくき神ゼウス、その子であるアテナを救出するという使命を負うに至ったのか?
それは、
またしても神の手に負えない強敵、「魔神」率いる魔族が天界へ襲来したからです。
どうしたものかと考えあぐねた末に至った結論が、自分たちを凌ぎかねないパワーを持った獣人達の封印を解いてやる代わりに、共に魔族と戦ってもらおうという事になったわけです。
下手すれば魔族と獣人が結託するかもしれないし、三つ巴になった場合でも、おそらく最初に神軍勢が標的にされる可能性も高いというのに… 全知全能の神ゼウスにしてはリスキーな作戦を取ったものだなと。
ちなみに、ゼウスの思考も少々カオスですが、ゲームのシステムも結構カオス溢れてます。
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獣人化するシステム
スピリットボール
主人公は、最初はヒトの姿ですが、ザコで登場する「白オオカミ」を倒すことで出現する「スピリットボール」なるものを取ると段階的にパワーUPしていきます。
そして、3個目をとった時点で獣パワーが解放されるのです。

ボール1個目取得の際の変化点
- 上半身の服が破れる
- 攻撃時、手足から軽い衝撃波が発生するようになる ➡ 攻撃リーチが少し伸びる

服が破れるのは、ただの演出です。ケンシロウ的な?
ボール2個目取得の際の変化点
- ゴリゴリマッチョになる ➡ 重そうに見えるが、逆に移動スピードはUPする
ボール3個目取得の際の変化点
- 主人公の顔面アップ画面になり、派手な演出と共に獣人へと変貌する

エルちゃんでお送りします。
ボール取得時の変な演出その他
3つ目取得時は、獣の咆哮のような音が鳴ってカッコイイですが、1つ目2つ目のボール取得時のシステム音声の低い声はクセになります。
「パゥワーアップ」
パワーアップ、って言うてます。
しかもその際の主人公、体を軽く斜めに向け完全にカメラ目線です。
カメラ目線中は硬直しているので、硬直直後に敵の攻撃を食らいがちです。こっち見んな!
「獣」リスト
変身できる獣は、ステージ毎に決められてます。
ステージ1「オオカミ」
獣人の定番、「狼男」です。

攻撃補正
- パンチ ➡ 衝撃波が飛ぶ
- キック ➡ バリアをまとっての高速体当たり
ヒトの姿の時は攻撃範囲も狭いし、移動もジャンプもモッサリ気味なので、最初はこの狼男の強さに驚きます。
ステージ2「ドラゴン」
早速、獣に非ず!
「ドラゴン」は獣なのでしょうか。存在しないからわからん

攻撃補正
- パンチ ➡ 炎を吐く
- キック ➡ 電撃で体を覆う
飛ぶタイプの小型ドラゴンで、基本が飛んでる状態なので、横スクロールシューティングゲームみたいになります。
ステージ3「クマ」
先ほどのステージ2では、顔はドラゴンですが、体は人間っぽくしてるので竜人って感じでしたが、クマは、顔も体も普通にクマっぽいので、ただのクマです。毛もフサフサ
特に、しゃがんで四つん這いになった姿は、動物園にいても違和感無しです。誰も伝説の獣人だとは思わないでしょう

攻撃補正
- パンチ ➡ 吐息のようなものを吐き出して攻撃(射程は短い)
- キック ➡ まん丸になっての山なり大ジャンプ(攻撃判定アリ)
「吐息」の正体は石化ガスで、当てると敵は石化します。
石化した敵はバリケードにしてもいいですし、破壊する事もできます。
クマと石化の繋がりはよくわからない
ステージ4「トラ」
タイガーマスク!
オオカミ男先輩とキャラが被ってる感じです。

攻撃補正
- パンチ ➡ 丸いエネルギー波を飛ばす(上下に蛇行)
- キック ➡ バリアをまとっての上下方向の体当たり
やっぱり被ってます。
ステージ5「オオカミ」
最後はどの獣かと楽しみにしていたのに、再度オオカミです。でも、色が金色になってる
攻撃方法も同じです。

色的にちょっと強くなってる気がしますが、実際は同じです。
ついでにファミコン版
FC版はステージが8まであるので、その分3匹の獣が追加されてます。
ステージ2「ライオン」
攻撃補正
- パンチ ➡ 衝撃波が飛ぶ(オオカミと同じ)
- キック ➡ まん丸ジャンプ(クマと同じ)
ファミコンなのでキャラが小さくてわかりづらいですが、たてがみがロングヘアーのようでちょっとだけカッコいいです。
ステージ5「サメ」
獣に非ず系。
そして見た感じ、ただのサメです。
獣人?いえ、魚です。

攻撃補正
- パンチ ➡ 泡を飛ばして攻撃
- キック ➡ 横にクルっと回って尾ヒレ攻撃
尾ヒレ攻撃は、その瞬間は無敵です。
ステージ7「フェニックス」
ドラゴンもあるなら、不死鳥もありです。マジシャンズレッドみたいです。

攻撃補正
- パンチ ➡ 衝撃波
- キック ➡ バリア体当たり
飛んでいる分、オオカミのパワーアップ版といった感じになっているので、強めです。
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補足
FC版「ドラゴン」
- パンチ ➡ 炎は吐かず、衝撃波付きパンチをする
- キック ➡ MD版のような電撃は発生せず、普通にキック
FC版「クマ」
- パンチ ➡ 石化ガスは吐かず、ただのクマパンチ
ボス敵
ステージ1
後頭部から腕の生えたオッサン。
体は土砂でも積み重ねたような形で固定されてます。
攻撃方法
- 定期的に何かをポイポイと5個連続で投げてくる
実はこれは自分の顔で、超高速で顔を再生しているのです。

すさまじい再生能力。
ステージ2
一つ目の巨大植物。
攻撃方法
- 蕾の中に目玉付き雌しべが無数にあり、それを一斉に放出する
本体に近接して、電撃を連発すればそれほど苦せずに倒せます。

無数の目玉が気持ち悪いです。
ステージ3
アンモナイト風ドラゴン。
倒し方
- 攻撃して本体を後ろへ押し込む
- 画面端まで押し込んでから攻撃 ➡ やっとダメージを与えることができる
このステージはクマ獣人使用なので、特にテクを駆使せずとも簡単に倒せるかと。クマは使い易い

ステージ4
溶岩を抱えたワニ頭。
攻撃方法
- 浮遊しながら一定の軌道で移動
- 口から、小さなガーゴイルを生み出す
- 体から、溶岩を飛ばす
溶岩はしゃがんでいれば、ほぼ当たらないです。
ガーゴイルも、自分からぶつかりに行かない限りはほぼ無害です。

倒し方
- 蛇行エネルギー波を地道に当てる
- ボスの鼻先をかすめるように高速体当たりで攻撃 こっちの方が速く倒せる
後者は、敵本体にモロに接触するとダメージを受けるので、かすめるように当てましょう。
ステージ5
「魔神」です。ラスボスです。
プロテクターを装着したサイの格闘家、というのが魔神の真の姿なのです。「真」じゃない姿知らんけど
攻撃方法
- 鼻息を荒げて主人公に突進してからの、ワンツーパンチ
- それを回避しようとしてしゃがむと、下段蹴りをしてくる

サイは、その鉄のような堅さと、重量級の体での突進攻撃が可能な、現実でも最強との噂が名高い動物ですが、「魔神」の真の姿がサイというのはこれいかに?
言うなれば、魔神はサイの獣人という事なのでは?
各ステージのボスたちは魔族チックなのに、ラスボスがまさかの獣人。
むしろプレイヤーとして使ってみたかった気がしないでもない。
その他の特徴
さっさと獣人になるべし
ステージボスはいきなり出現せず、出現するはずの場所にはまず紫の衣をまとったスキンヘッドマンが電撃をビリビリ(攻撃判定無し)を放出しています。
コイツの役目は、主人公が獣人になっているか否かの判断です。

- 獣人になっていない ➡ ボスは出現しない
獣人じゃないとボスと戦う資格が無いという事で、ステージをもう1周させられます。
でも、3周目はヒトのままでもボスが出現します。周回は救済措置的な感じかと
獣人と比べて著しく弱いヒト状態ですが、そのままでもボスを倒せないことは無いです。さすが獣人
地味なヒト状態ですが、その地味さが獣人状態の強さを際立たせるという効果は抜群で、BGMもヒトの時の暗ーいものとは打って変わって、自信に満ち溢れたアップテンポなものになります。
獣人になってこそこのゲームの本領が発揮されるので、とっとと獣人になりましょう。
コイツが「魔神」?
後でふと思いましたが、もしかしてこのスキンヘッドマンが魔神なのでしょうか?
後述のアイキャッチでも、アテナに色々しているのがコイツっぽいですし。
タイトル画面には無いけど「オプション」はある
「オプション」画面 ➡ Bボタンを押しながらスタート
これは裏技ではなく、公式なコマンドからのオプション設定です。
- 難易度の変更
- 残機数の増減
- 体力メーターの増減
- ステージの選択
まず最初はデフォルト設定でプレイして欲しいから、タイトル画面に堂々とは表示していない、といった感じかと。
ちなみに「コンティニュー」は、Aボタンを押しながらスタートです。
アイキャッチストーリー
ステージの合間に、水晶玉に映るアイキャッチにて、ストーリーが進行してきます。
- ステージ1 ➡ 魔神がアテナを捕らえるシーン
- ステージ2 ➡ アテナを磔に吊るし、何やら魔神が呪文を唱えるシーン
- ステージ3 ➡ 気を失ったアテナの顔の上に、鳥っぽい顔が現れる

- ステージ4 ➡ 魔神がその鳥を握り、アテナは鳥にされる
- ステージ5 ➡ 魔神を倒し、アテナは元の姿に戻る

- エインディング ➡ 獣人の手を取るアテナ
ふむ。
ちなみにファミコン版のエンディングは、
主人公がアテナをゼウスの神殿まで連れ帰り、神様親子が再会の喜びで抱き合う
というシーンで幕を閉じます。「幕を閉じる」を表しているのか、どん帳が降り(⁉)、観客席に座る獣人とアテナ(⁉)。
いずれにしろ、アテナは主人公に惚れてしまったに違いない。
ゼウスさぞ困惑。


まだちょっと鳥が残ってるアテナちゃん。
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