1986年6月 カプコン(開発:マイクロニクス)
あらすじ
とある国の一騎士である「アーサー」と、お姫様「プリンプリン」。
愛を語らっているのであろうか…、二人で座っている(いちゃついている)ところへ、けたたましい音と共に突如現れた悪魔にプリンプリンはさらわれてしまう。
アーサーはすぐさま傍らに置いていた鎧を装着し、姫の救出へ向かう。
オープニング背景がシュールな件
- アーサーがパンツ1丁
恋人同士だからって、一国のお姫様の前でパンイチはよくないですぞ。しかも外だし。
- デートしてる場所が墓地
騎士と姫のデートの場所としてはどうかと思いますぞ。でも意外に姫様からの提案だったりして。
- 時間が夜
お姫様が夜にデートするのはいただけませんぞ。しかも夜の墓地とか。
- パンイチからの鎧装着
確実に汗でベチャベチャになって、姫様を助け出した頃には絶対臭い。
…しかしですよ!
このおどろおどろしい世界で、主人公のこの様なユーモラス感にホッとさせられ、まさにこの「安心感」にプリンプリン姫は惹かれたんじゃないかな、ときゆこうは思うわけです。
攻略あらまし
ステージ1
ゾンビ
地面から3体セットで現れてプレイヤーに向かってきます。
ただ向かってくるだけのザコですが、油断してると足元から這い出てきたやつにぶつかって鎧を壊されるので、出現音がしたらちゃんと倒しましょう。
これはまさに「バイオハザード」の原点ですね。
カラス
上下に揺れながら飛んでくる、ファミコン定番の鳥系の敵。
単体ではどうってことないですが、他の敵とのコンビネーションでめんどくさいやつにパワーアップします。
レッドアリーマー
ゲームを開始して間もない場所に佇むボス級のザコ。耐久力は4発。
コイツのせいで数々のプレイヤーがやる気を無くしました。
きゆこう的倒し方
- まずは1発当てる!
- 飛び上がって急降下してくるところを飛び退きながら攻撃する!
- 後は繰り返し!
きゆこうもコイツのせいでやる気を無くした1人です。
コイツの急降下アタックは、向かって行ったらもちろん食らいますし、ジャンプで飛び越えるのもムリです。
走って後退してもヤツのスピードからは逃れられません。
ということは、残るは後ろにジャンプするしかないわけですよ。ついでに、その状態で攻撃をプラスした「飛び退き攻撃」、これがレッドアリーマーへの唯一の対抗策となるのです。
これであっけなく倒せるようになった時は結構感動しました。
ちなみにこの飛び退き攻撃方法は他のシーンでも度々使える高性能な攻撃方法でもあります。
また、ここでの戦いではダメージを1発食らっても大丈夫です。
というのも、すぐ先の移動足場を渡ったところの端っこでジャンプすると「鎧」を新調できますので。
フライングナイト
後半部分の森で出現する敵。
「がちゃがちゃがちゃがちゃ」という音と共に画面半分ぐらいを上下に浮遊しながら3体連なって向かってきますが、アーサーを狙うわけではなくただ通過していくだけです。
地面まで来ない個体を見極めてしゃがんでやり過ごしましょう。
ウッディピッグ
ヘンテコなオバケの敵。
動きは一定で、追いかけてくるわけではないですが、挟まれると厄介なので倒せるヤツは地道に倒しておいた方がいいかと。
「キュールルルー」という音と共に空中から突然姿を現すので、このエリアでは不用意なジャンプはやめておきましょう。敵にぶつかっちゃいます。
BOSS:一角獣
ユニコーンではないです。
巨体ですが予想外の身軽さを披露してきて、しかも丈夫なヤツ( 耐久力10発 )。
最初のステージという事でひたすら連打攻撃の力技で倒せないことも無いですが、鎧が無い状態だとやられる事もある感じ。
きゆこう的倒し方
たまに撃ってくる「火の玉」はしゃがんで回避できます。
プレイヤーがジャンプすると自身もマネしてジャンプするクセを持っているので、敵のジャンプを誘導するようにこちらもジャンプしながら攻撃をすると厄介な「体当たり攻撃」を実質封じることができ、無傷で倒せます。
ステージ2
ブルーキラー
スタート早々に出現するこやつらは、倒せる位置にいれば倒してそれ以外は無視して突っ切ってオッケーです。
ブルーキラーは変則的な動きをするうえに、ここは足場が段差になっていて戦いにくいのであまり相手にしないことをオススメします。
前半の青い塔エリアの最後の足場は乗ったら落下する仕掛けになってるので、焦らずタイミングを見計らいつつ、前へ進んでジャンプすれば難なく向こう側に着地できます。
プチデビル
背景に見える館の窓から飛び出してきます。
空いた窓二つ目ぐらいまで進むと第一陣が飛び出してくるのでその場で迎撃、さらに数歩進むと第二陣が飛び出してきます。
止まらずに強行突破しようとすると、ほぼ確実にダメージを食らいます。
ファミコンの容量の問題なのか、プチデビルは画面内に3体までしか出現しないようなので、小出しで出現させるとタイミング次第では第三陣が飛び出してきます。
なので、運良く第一陣が画面内に存在したままこの館を通り過ぎると、逆に第二陣も出現しません。
また壺を持ったプチデビルが出現したら、原則それ以上は出現しないという目印になってます。
大男
次に見える館は大男の巣窟で結構な難関。
耐久力が10発と高く、攻撃がヒットしてる間も少しづつ近づいてくるのである程度の距離を確保して攻撃する必要があります。
しかもこの館内は数秒毎にカラスが飛んでくるので、カラスによって大男への攻撃が一瞬遮断される、または大男の反対側から飛んできて挟まれたりするので、このコンビネーションはなかなかのイヤらしさです。
コンビネーション攻撃を回避できるようにハシゴ付近で攻撃をするといいです。
ちなみに、カラスの飛行軌道は上下に揺れており、アーサーを動かさずにいると下に揺れた時に丁度接触するタイミングで出現します。
それを踏まえて、大男攻撃中に背後からカラスが飛んできた場合は、一歩だけ前に出てしゃがんでいればカラスは頭上を通り過ぎてくれます。
微妙なテクニックですが、もしもの時に使えます。
あと、大男の攻撃は体当たりだけでなく、プレイヤーの上階にいる時は下に向かって鉄球を落とし、同じフロアにいると横に飛ばして攻撃してきます。
なので、左側のエリアから右側エリアの大男をあらかじめ倒しておいた方がいいかと。( 中央の仕切りの壁は貫通して攻撃可能で、敵の攻撃もしかり )
なぜなら右側はフロアが狭く10発当てる距離がギリギリだからです。
この館の最上階の左端でジャンプすると鎧を新調できます。
またこの館エリアでは、大男との距離をとって攻撃するタイミングを計るということを繰り返すことになるので時間との戦いにもなりますが、館を出てから2つ目の移動足場(プチデビルが出現する窓の所)に乗ったまま上まで行くと「弥七」が出現するので時間を回復できます。
正確には2つ目の移動足場の、[左の足場]の右端か、[真ん中の足場]の左端で立っていれば出現します。
BOSS:一角獣×2
基本は2体同時に出現しますが、2体目を画面に入れないように進むことで1体ずつと戦えます。
最初の1体はこちらに気付くと必ず特大ジャンプでプレイヤーの左側に移動してきます。
倒し方はステージ1と同じですが、あまり右側に行くともう1体が動き出してしまうので、右側に行き過ぎない為にもジャンプで誘導しながら戦う方がいいかと思います。.
ステージ3
前半
コウモリ
ステージ開始直後にズラリと並んだコウモリが次々と降ってきて、逃げ場が無いように見えますが、しゃがめば当たることはないというサプライズでステージが始まります。
タワーモンスター
山が二つ重なったタケノコみたいな固定型の敵。(耐久力4発)
- 白色してる時 ➡ 攻撃無効
- 赤色してる時 ➡ 攻撃可能
「顔」が現れると攻撃してくる合図です。
後半
後半の青い洞窟では、途中で上と下のちょっとした2つのルートに分かれます。
上ルートに行くなら2本目のハシゴを昇った後、右に進みましょう。
左に行くと倒さなくてもいいはずのレッドアリーマーが走って追いかけて来ちゃいます。
ちなみに1本目のハシゴを昇ると普通にこのレッドアリーマーと戦うはめになります。
この1体をスルーできることを考えると、上ルートの方がちょっとだけラクかも。
最小限に抑えると上ルートは4体、下ルートは5体のレッドアリーマーと戦うことになります。
ステージ1では平坦で広い場所でのバトルだったので戦いやすかったですが、ここは地面に段差があるので少々勝手が違います。
どちらのルートにしても連戦となるので、できればさらに一歩進んでレッドアリーマーが左右一往復する間に倒せるようにしておきましょう。
基本戦略
- 座って待ち構えているところに攻撃を当てると同時に、飛び立ったところへさらに2発目が当たるよう、高さを変えて2発発射しておく(普通に発射した後、すぐにジャンプして2発目発射という感じ)
- 飛び退き攻撃で1発当てる
- 残りは1発なので向かってきたところを立ったまま攻撃
上ルートで進む場合のレッドアリーマー戦
1体目
地面がまだ平坦気味なので、基本的な戦い方でオッケーです。
2体目
- あぐらをかいてる状態で高さを変えて2発発射後、少し歩いて前進しておく
- なぜなら、ここは背後が段差でひたすら下に落ちてしまう為。
- 前方ジャンプ攻撃の後は、通常の飛び退き攻撃に戻す感じ。
2体目撃破後の少し進んだところで、突如目の前に出現するウッディピッグに注意。
このレッドアリーマー戦後、上ルートである2本目のハシゴを登ったら見える段差の2段目から左に向かってジャンプすると鎧を新調できます。
この鎧を取る時は、プチデビルが至近距離で2体出現するサプライズがあるのでご注意を。
ドル袋の手前の段でジャンプしておびきだしてから、しゃがんで倒した後に鎧をゲット。
3体目
地面が平坦なので基本戦略通りでいけると思います。
上ルートでは鎧が新調できますし、この下ルートのレッドアリーマー3体目は地面の段差が微妙なので敵の動きが読みづらく、結論としてはやっぱり上ルートがおすすめなのです。
4体目
ボスの手前にいるやつ。
左の窪みにハマってしまうと「カエルの王様」が出現してしまうのでバトル中にこれを取らないように注意です。
ちなみに後述の鎧はこの窪みに落下するので、鎧をゲットすると必ずこれが出てしまう事になります。
それさえ気をつければ、地面は平坦なので基本戦略でオッケーです。
崖の先端に座っているレッドアリーマーの先の、下に進む大きな段差部分の途中2段目でしゃがむと鎧が新調できます。
この鎧は、上ルートから来た場合は、最後の階段の真ん中ぐらいからジャンプすると丁度この鎧出現のスイッチとなる段差に着地できます。
ちなみに、右に寄り過ぎると鎧の段を飛び越えてしまいますし、左に寄り過ぎでジャンプすると、4体目のレッドアリーマーに接触する、もしくは本来は消えるハズのレッドアリーマーが、消えずに追ってくるという災難が訪れる可能性があります。
BOSS:ドラゴン
きゆこう的倒し方
- 飛び上がってるところに1~2発当てる!
- プレイヤーの頭上を往復した後、方向転換後に下降してくるタイミングを見計らって3発ほど当てる!
- ダメージを食らいながらもう一回3発ほど当てる!
かなり運頼りです。
きゆこうはここのドラゴンが苦手です。
ちなみに、寝ているドラゴンの頭を狙ってしゃがみ攻撃すると地面スレスレを飛んで突っ込んで来られてダメージ必至なので、最初はあえて飛び上がらせた方がいいです。
ドラゴンは胴体を攻撃したらその部分が無くなっていきますが、ダメージが有効なのは頭部だけです。
耐久力は8発。
ステージ4
前半部分は雲から雲へ飛び移って移動するだけのエリアで、特に敵も出ないですし落ち着いて飛び移って進めば問題無いです。
メインは後半に見える「炎の橋」です。
橋の途中で現れるブルーキラーはステージ2ではほとんど無視しましたが、ここはできるだけ早めに全部倒して進んだ方がいいです。
でないとこーなります。
↓
↓
↓
段差が無いので無視すると後で、追ってきたブルーキラーの大群に襲われることになります。
BOSS:ドラゴン2号
ドラゴン再び。
状況はステージ3とあまり変わりませんが、きゆこうはこっちの方が戦いやすい気がしてます。
それを踏まえると、ブルーキラーの出現位置をある程度把握できれば、他のステージに比べてこのステージはそれほど難しくないかと。.
ステージ5
ポイント1
ここで出現するブルーキラーは弾を持ってます(1発)。
変則的な動きに加えて、弾まで飛ばしてくるんです。
対策としては、ブルーキラーが降下してくるタイミングでジャンプして、弾を上空に逸らしてやるといいですが、それに気をとられていると、急に現れるウッディピッグに当たっちゃうというワナ。
ポイント2
地面のしゃれこうべに近づくと本体のガイコツが狂ったように飛び出してきて跳ねて追いかけてくるので、跳ね出す前にしゃがみ攻撃でやっつけておきましょう。
前半は、ブルーキラー、ウッディピッグ、コウモリ、ガイコツの猛攻をヒットアンドアウェイで颯爽と潜り抜けるべし。
後半、途中でほぼ勝手に出現する「オノ」は絶対に取るべきではないです。
後半に出現する大男相手に、貫通性能によって実質連射の効かないオノではかなり不利になってしまいます。
そして致命的なのが、このステージのボスであるサタンはオノでは倒せないのです。
鎧は、中央の移動足場に乗ってるだけで新調できます。
通り道にあるようなものなので、必ず新調できます。
BOSS:サタン
ゲームの冒頭でお姫様をさらった最初のアイツです。
動きがレッドアリーマーに似てますが、空中からの体当たりはしゃがめば当たらないことが多いので、レッドアリーマーより弱く感じるかと。
あと、倒し方もレッドアリーマーと大体同じです。
マントで体を覆っている間は攻撃が無効。
ステージ6
実質最終ステージなので、難易度はかなりのものです。
ポイント1
スタート直後にしゃれこうべが並んでいるので、右ボタン押しっぱなしでステージ開始すると、いきなりダメージを食らうというワナから始まります。
ポイント2
ハシゴを昇ると一角獣。
ここは無難にジャンプ誘導方式で鎧を壊されないようにしておきたいところです。
ポイント3
さらにハシゴを昇るとドラゴン。倒し方はこれまでと同じです。
このフロアで、武器「十字架」を入手できます。
この武器はラスボスを倒す為に必要なものなので、このまま最後まで進めましょう。
十字架を持たずにこのステージをクリアすると、メッセージと共にこのステージのスタート地点に戻されてやり直しになってしまいます。
フロア7の左端でジャンプすると鎧を新調できます。
ポイント4
フロア8~11の両端にはレッドアリーマーがズラリと佇んでますが、近づかなければ素通り可能です。
但し、フロア10の中央にいるレッドアリーマーは避けようがないので戦うことに。
このレッドアリーマーはハシゴを少し昇ると動き出すので、昇ったハシゴを一旦を下り、後はいつも通りの手順で。
ポイント5
一番上ではサタン2体が待ち構えてます。
1体ずつ戦うことができるので、ここまで来れたなら問題なく倒せるかと。.
最終ステージ
大魔王ゴンディアス
ここはステージというか、大魔王の部屋。
なので、ゴンディアス(後のアスタロト)との一騎打ちステージです。
コイツは、斜め下に向かって飛ばしてくる小さな炎をジャンプでかわしながら、顔の辺りを攻撃するだけでいとも簡単に倒せます。
ここまでにこれほどの難関をくぐり抜けて来たというのに、ラスボスはなんともあっけないもので。
そして、姫との再会。
あとがき
冒頭の突っ込みどころや、高難易度アクション性は有名な部分ですが、もう一つ、ラスボスを倒すと英語のメッセージで「今までのは大魔王の作り出した幻影だったから、くじけず最初からやり直してきてね。」と言われ、まさかの2周目開始(難易度アップのおまけ付き)という悪夢のようなシステムもそうですよね。
クリアさせる気が無いんだろうな、と本気で思います。
※1週目クリア時の英文を改めてよく見ると、幻影を作り出していたのは「Satan」になってるので、この「Satan」がステージ5のBOSS及び、姫をさらったあの「サタン」を指すのか、「大魔王(=ゴンディアス)」を英語にした場合の「Satan」を意味しているのか、果たして?(「魔王」は英語で「Satan」となることが多い)
常人であればクリアにはコンティニューは必須かと思いますのでコマンドをメモっておきます。
- ゲームオーバー後のタイトル画面で、右を押しながらBボタンを3回押してスタート
エル「ぜひ、ノーコンクリア目指して頑張ってね!」
ちなみに、2周目のゴンディアスを倒した後にコンティニューコマンドで続きをやると、2周目のゴンディアス戦から始まり、倒すと3周目が始まります。
3周目は鬼難易度になっており、ゾンビやカラスなど敵の移動速度が格段に速く、植物の敵が飛ばしてくる弾も剛速球です。
1面後半の森では、ウッディピッグが画面内に8匹から10匹ほど出現し、エライことになります。
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