まじゃべんちゃー 麻雀戦記 - 倒すとケモノが娘っ子になるゲーム

      2018/01/29

1990年10月 徳間書店


麻雀とPRGを混ぜたようなゲームで、進行を邪魔する敵と麻雀バトルで勝利して、倒した敵のご褒美画像を拝みつつ旅するゲームです。

ご褒美画像と言ってもそこはファミコン、期待するほどのものではないですが、絵柄はなかなか可愛いです。脱〇麻雀の雰囲気ぐらいは楽しめるんじゃないでしょうか。

それまでのファミコンの麻雀ゲームと違って一応RPGの要素を取り入れているので、ストーリーが存在してます。

以下あらすじ。

オニガルドという国は強大な力を持っていたが、ある時攻めてきた「まじゃおう」の軍団にはあっさりと敗北を喫した。まじゃおう軍の用いる麻雀攻撃に耐性が無かった為である。

オニガルド国王は、まじゃおう軍に占領されてしまった祖国を取り戻すべく部下に麻雀の腕の立つ勇者を探すように命じ、3年後、ついに勇者が現れ反撃の狼煙が上がった。

麻雀RPGというそもそもおかしな組み合わせのジャンルなのでストーリーも別になんだっていいですが、背景もなく単純に「相手を倒してご褒美画像」よりも、用意してくれた世界観の中で「相手を倒してご褒美画像」の方が燃えます。

 


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システム

進め方

RPGと言ってもフィールドを自由に移動するわけではなく、ボードゲームのような感じの決められた道筋を進み、その途中に点在するシンボルエンカウントのマスに進むと敵との麻雀バトルになり、最終地点にいるボスを倒すとそのエリアはクリアになります。

具体的には「敵」(回避不可)と「門」のマスがあり、閉まっていて通れない門は敵の落とす「鍵」で開けるという仕組みなので、おのずと進むべき道はわかるようになっています。

全部で10エリアあり、クリア後は自由に行き来できます。とは言っても、一部の理由を除いて行き来することはほとんど無いかと。

敵にやられるとそのエリアのスタート地点から再スタートとなり、特に損失などは無いですが、またザコと対戦し直さないとならないのがちょっと面倒くさい。

レベルとステータス

一応レベルの概念がありますが、経験値は無く1エリア進むごとに勝手にレベルが上がっていくというものなので、有って無いようなものです。

「体力」が持ち点代わりで、「POW」を消費して麻雀ゲームおなじみの「イカサマ(積み込み技)」を使用できます。イカサマはレベルが上がる(=エリアをクリアしていく)と強いものが使えるようになっていきます。

攻撃力・防御力は、あがった時の役に攻撃力を加算し、そこから敵の防御力を引いた数字で相手へのダメージとなるので、これを多少アップさせる武器と防具は揃えた方がちょっとだけ有利です。

ということで、形はRPGですが基本的には用意されたルートをただ進むだけのゲームと言っても過言ではありません。

施設

スタート地点で体力の回復ができ、道中に武具屋と道具屋があるだけです。

武器と防具は種類も限定的でゲームの進行度合いに合わせて値段設定されているので、新しい物が売っていれば素直に買い替えればいい思います。

道具は、一発であがれる「いっぱつリーチ」はとても便利ですが、敵の落とすお金の量を考えるとかなり高級品なので、ゲーム後半のどうしても勝てない相手の時の為に温存しておいた方がいいです。

 

問題点

後半になるとすでに崩壊しているゲームバランスと麻雀ではない麻雀バトルに心が折れかけますが、無理矢理にでもクリアできたのはひとえにご褒美グラフィックのおかげでしょう。

このグラフィックがもし「ポートピア連続殺人事件」のフミエやユキコのようなドット女子だったり、そもそも女の子自体が登場しないものだったなら、エリア1クリア後ぐらいに静かに電源を落としていたことは想像に難くないかと。

その甲斐あって、本来体験しなかったはずの崩壊したシステムを最後まで堪能することができたので、以下で述べてみたいと思います。

麻雀ゲームでなくなる!

最初はちゃんと麻雀で対戦していますが、エリアが進みイカサマ技を覚えると、敵とのバトルが面倒臭くなってくることも相まって、イカサマ有りきの勝負と成り果てます。

イカサマ技の「パイこうかん」「タンヤオ」あたりはあってもいいかなと思いますが、特に以下の2つの使用によってもはや麻雀ではなくなります。

  • 「ジハイ」…配牌時、全て字牌。そしてイーシャンテン、もしくはリャンシャンテン状態だったりする。
  • 「ドウシュハイ」…配牌時、全て同種牌。すでにダブルリーチと清一色が成立している、もしくは天和だったりすることも多い。

敵も天和、九蓮宝燈、国士無双(しかも天和)なんかを連発してくるのでお互いカオスです。

 

ちなみに、使うと役満が積み込まれるその名も「ヤクマン」が最終技でありますが、消費POWが多すぎるので使い物になりません。また、ドラ表示牌が最初から4つになる「ドラマンカイ」というのがありますが、これは自分だけに作用するのかと思いきや敵も恩恵を受けるというお祭り的な技です。

また、「ジハイ」はほとんどの字牌が自分のところにあるので、いつもはやたらとツモる字牌が全然ツモれません。運良く上がることができれば字一色で役満なので、消費POWの割にお得なイカサマですが、これが結構失敗しがちなので使いどころに悩みます。

怠ける!

「ドウシュハイ」は消費POWは結構多いですが、運が良ければ天和が成立しているので、使った時はとりあえず「ツモ」を押してみて天和の炸裂を期待します。天和じゃなかった場合はそのままリーチを押して何でもいいから捨てれるものを捨てます。

つまり、もはや何が待ち牌なのか探すのも面倒臭くなるということです。リーチした場合は、待ち牌の種類のものを全部ツモかロンしてみるという体たらく。

麻雀ゲームではリーチすると待ち牌をお知らせしてくれるものもありますが、このゲームではそんな親切設計はないのです。

見飽きる!

ご褒美あってこそのこのゲームですが、敵の種類がそれほど多くないのである程度進めると、敵の名前は違えど使い回しグラフィックがドシドシ登場します。

麻雀自体が面白ければまだマシですが、イカサマ合戦と成り果て、麻雀ゲームなのに麻雀勝負を否定した上に、正直グラフィックももう見飽きてきます。

ただ、もしかしたら進めると新たなグラフィックがあるんじゃないかという妄想にとりつかれつつゲームを進めることになります。

 

また各エリアのスタート地点の国王様(女子)も、どのエリアも全部同じグラフィックなので見飽きてきます。ちなみに国王様のご褒美グラは無い。

ついでに言うと、門番と店番の女子もなかなかカワイイですが、ご褒美はありません。

 

「変身」という名の追加ご褒美グラフィックがたまにありますが、リスさんが一番過激です。

 

ザコが異常に堅い!

中盤辺りですでに、ココとココのザコはこのイカサマを使って、最後のボスに「ドウシュハイ」で秒殺だ!という具合に消費POWの残量と相談をしながら進める感じになり、全くもって麻雀を楽しむ気配は消え失せます。

また後半になると敵の体力と防御力はやたらと高くなり、ゲーム内で最強の「伝説の武器」が無いと天和をもってしても一撃で倒せない堅さになってくる反面、最強の防具である「伝説の防具」は装備しているので自分も堅くなっているのでなかなかダメージを受けず、その内POWもゼロになり、いつまでも勝負がつかなくなります。

ちなみに「逃げる」の選択肢も無いです。

これは伝説の武器と防具の登場タイミングのラグにより派生した予期せぬ難関なので、イカサマのオンパレードで進める前提で考えると「伝説の防具」よりも先に「伝説の武器」を取った方が効率がいいという事です。

時折、異常なほど体力の高い敵が出現します。このクマとか。

さすがクマ。

 

預けただけなのに返ってこない!

リーチをすると持ち点、ここでは体力を1000差し出すことになりますが、体力という概念の為だからなのか、あがった後にその分は戻って来ず、リーチをすればするほど体力が減り、しまいにはリーチができなくなります。

リーチ無しであがれればいいですが、そううまく揃わないのがゲームの麻雀です。

 

ザコ敵さん(ごく一部)

チャムチャムではありません。

 

鉄板です。

 

良い点

ご褒美グラフィック以外で良かった点を挙げると、まずは最後の対まじゃおう戦ではイカサマが封じられ、設定としては一応まともな勝負ということなります。

ラスボスにもイカサマで一撃ノックアウトができてしまうとさすがにシラけますしね。

次に、まじゃおうは使い回しグラフィックではなく、専用グラで他のキャラよりさらにちょっとカワイイです。しかもご褒美グラもエンディングを含めると複数枚あり、頑張ってます。

 

一応ラスボスだけあって、倒すと気合で復活して再度戦うことになります。

 

 

本性を現します。

変わった様に見えませんが、実はしっぽが9本になってます。

神獣「九尾の狐」というわけです。

 

最後に、個人的には予想外のエンディングだったのがちょっと満足でした。

以下ネタバレ

まじゃおうの弱点であるしっぽを捉えた主人公。

 

そして、トドメの一撃が振り下ろされようとしたがその剣がピタリと止まる。

まじゃおうが、なぜ攻撃を止めたか問うと主人公は予想外の言葉を口にする。

自分と手を組んでどこか別の国を攻めないか?

 

自分が受けた依頼はまじゃおう軍をオニガルドから撤退させるだけで命まで奪うことではない。と付け加える。

その提案をいぶかしがるまじゃおうに対し、主人公は続ける。

オレはただ戦いが好きなだけなんだ、だからいいだろ?と。

提案と言いながら、剣を突きつけたままの提案はほぼ脅迫ともとれ、まじゃおうは仕方無く承諾する。

 

こうして今度は2人でどこかの国を攻めに行くというオチです。

 

まず、主人公の背信的行為。まじゃおうも思わずこう言います。「お前それでも勇者か?

そして、仕方なく提案を受け入れたまじゃおうですが、最後のエンディンググラフィックではとても楽しそうな顔をしており、まんざらでもないようです。

オニガルドも解放されたし、主人公は好きな戦いが続けられる、そしてまじゃおうも有望なパートナーと出会えて他の国を侵略することができる。

ウィンウィンです。

但し、次に攻められる国は除く。

 

 

おまけ

脱〇麻雀は数あれど、一番のお気に入りはスーチーパイさんです。

 

いで立ちが良い。

ヒーローを思わせるヘッドセットに、麻雀だけにチャイナ服のようなコスチューム、そして絶妙な色のタイツ。あと、標準的なロングヘアー。

ただ残念なのは、スーチーパイさんの脱〇シーンはそれほど多くない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、1シーン増やすことに成功したわけです。

 

 

 

 

 


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