1985年8月 ナムコ
あらすじ
悪魔「ドルアーガ」に捕らわれた巫女のカイを助けるため、
王子ギルは単身「ドルアーガの塔」へと乗り込む。
カイはギルの許嫁です。
概要
60階からなる塔の最上階に待ち受ける悪魔「ドルアーガ」を倒し、カイを救出するには、各フロアに隠された宝箱を探し当て、装備を整えなければなりませんが、その出現条件が不条理極まりない事で有名なゲーム。ファミコンを代表する不条理ゲーム
攻略本無しでクリアした人がいるというのが信じられないぐらい、どう考えても思いつかない条件がいくつか存在してます。
しかし、なぜか人気は今なお高し。
やはり宝箱を探すという行為は、ヒトの探求心をくすぐるものがあるのでしょうか?徳川埋蔵金しかり。
無いかも知れないのに… あるという前提で探す。
結果はどうあれ、ひたすら自分を信じて突き進む姿は輝かしいものです。
さぁ!みなさんも宝探しの旅に出かけましょう!
… 。
… 。
…イヤ、
カイの救出が最優先ですから!

カイ(巫女)
ヒロイン「カイ」はドルアーガの塔の最上階で、石にされてしまっています。
というのも、後に発売される前日譚「カイの冒険」によると、女神イシターの命を受けたカイは、ドルアーガから「ブルークリスタルロッド」を取り戻す為にドルアーガの塔へ乗り込むも、返り討ちに合ってしまったからです。そして、石にされた。

「ブルークリスタルロッド」とは
ドルアーガを封印していたロッドで、「神の国」にあったものです。
これがドルアーガの手に渡ってしまったいきさつは、
- 「帝国」が神の国のブルークリスタルロッドを奪うために「塔」を建設
- ドルアーガはロッドの光により封印されていたが、塔によって光が遮られ封印が解かれる
- 帝国の行為に激怒したアヌ神は、神のいかづちで塔を破壊
- 復活したドルアーガは破壊された塔を建て直し、神の国からまんまとロッドを奪った
- (この後に「カイの冒険」が続く)
人間の強欲さに愛想を尽かしていたアヌ神でしたが、ギルとカイの信心と勇気を認め、ギルに黄金の鎧を授けます。
ちなみに、上記「3.」の時点でのギルは、塔で強制労働させられており(帝国に侵略され奴隷となっていた)、塔の崩壊によって負傷してます。
宝箱出現条件(一部抜粋)
1階
- グリーンスライムを3匹倒す
- 取得アイテム:「カッパーマトック」

ゲームとして普通な出現条件の見本。
4階
- 鍵を取る前に、扉に接触する
- 取得アイテム:「チャイム」
鍵を持った状態で扉に触れると自動的に開いてしまうので、扉に接触するには鍵を持っていない状態でないとならない、というわけです。
なかなか盲点をついた出現条件。
6階と11階
- 6階 ➡ 上側の壁に接触してから離れる
- 取得アイテム:「ホワイトキャンドル」(6階、11階)
(※11階は「下側の壁に接触」に置き換える)
気が付いたら出現してるパターンです。
7階
- カッパーマトックを使い切る
- 取得アイテム:「シルバーマトック」
いざって時の為にマトックを残しておきたい派には、キビシー条件なやつ。
そんな宝箱の中身が、カッパーマトックの上位互換品となっているという皮肉!

14階
- 残り時間を5000まで減少させる
- 取得アイテム:「ドラゴンポット」

出ない出ないって悩んでいる間に出てます。
16階
- 右と左の外壁に接触する
- 取得アイテム:「パーマネントキャンドル」
キャンドル系のアイテムの時は、「壁接触系」の出現条件な気がする。
18階
- 外壁に10秒間接触しない
- 取得アイテム:「ドラゴンスレイヤー」
21階
- 何もしない状態を7秒間保つ
- 取得アイテム:「ホワイトリング」
ゲームやってて「動かない」というのは、逆に難しいかと。
24階
- フロア開始位置で剣を振る
- 取得アイテム:「バランス」
素振りグセのある人は始まった瞬間に出現しますが、そうでない人はまず見つけられないやつ。

25階
- 無し。
まさかの宝箱無しフロア。
「ある」前提での「無し」は、かなりイジワルです。
29階
- 十字ボタンを、上・右・下・左の順に3回押す
- 取得アイテム:「ゴールドマトック」
知らなければ絶対に無理なやつ。

31階
- セレクトボタンを押す
- 取得アイテム:「パール」

ボタン一つ押すだけなので、先ほどの29階よりは良心的。
38階
- 剣を出した状態で、ウィザードの呪文攻撃を受ける
- 取得アイテム:「ホワイトクリスタルロッド」
ここにきてテクニック系です。
剣を構えると盾が左を向くのを利用したものですが、慣れないと結構難しいです。
43階
- スライムを指定順で倒す
- グリーン ➡ ブラック ➡ レッド ➡ ブルー ➡ ダークグリーン ➡ ダークイエロー
- 取得アイテム:「エナジードレイン」
スライムが全種類登場するフロアなので、順番に倒してみようかな?という発想に至らなくもないかも。

ゲームらしい出現条件ですが、中身はエナジードレイン(マイナスアイテム)です。
46階
- フロアの外周を一周する
- 取得アイテム:「ブルーネックレス」
普通ならこんな行為しませんが、このゲームなら最終的にやってしまいそうですね。
51階
- 十字ボタンを1方向に10秒間押し続ける
- 取得アイテム:「バランス」
偶然イケそうですが、同じ方向に10秒というのは結構長いような、短いような。
ここまで来てるということは、ジェットブーツ(移動速度アップ装備)履いてそうですし。
敵モンスター
宝箱出現条件ばかり注目されるゲームですが、敵も色んなのがいますよ。
タイプ「スライム」
スライムとのバトルは、やるかやられるかの勝負です。
- 静止中に剣を構えて接触 ➡ 一撃で倒せる
- 動作中に剣を構えて接触 ➡ 一撃でやられる(問答無用で)
格上スライムになるほど活発に動くので、それだけ一撃死の可能性が増すという事です。
ちなみにスライムは移動の直前、プルプルと震えます。
グリーンスライム
1Fで登場する最初の敵。
ほとんど動きませんが、それでもきゆこうはよくやられます。

ブラックスライム
グリーンスライムよりはよく動きます。
レッドスライム
- 動く頻度 ➡ グリーンと同程度
- 呪文攻撃をしてくる
ブルースライム
- 動く頻度 ➡ レッドと同程度
- 壁破壊呪文を使用する
ダークグリーンスライム
- 動く頻度 ➡ よく動く
- 壁貫通呪文を使用する
もう、きゆこうの手には負えません。
ダークイエロースライム
- 動く頻度 ➡ 一番よく動く ほぼ動いてる
- 各種呪文攻撃をランダムで使用する
タイプ「ナイト」
ドルアーガによって作られた騎士達。
スライムと違って「体力」の概念がある。(「体力」≒「耐久値」)
- 「耐久値」がある ➡ 倒すには剣を構えた状態で、数回交差する必要がある
- 倒すと、体力が一定量回復する
後者の「回復」の事を「リカバリーポイント」と言い、基本的には倒したナイトのMAX体力分が回復します。
ブルーナイト
- 最弱ナイト
- グリーンスライムよりは強いぐらい

ブラックナイト
- ブルーよりちょっとだけ強い
- 初期装備のギルと互角の強さ

ミラーナイト
ギルそっくりのナイトで、鎧が白と黒のツートンカラーでカッコいいです。
- 耐久値 ➡ ブラックと同じ
- 移動速度 ➡ ギルと同じ
移動速度は、ジェットブーツの装備の有無も反映してきます。
ハイパーナイト
- ブラックより強い
- ドルアーガの親衛隊

リザードマン
急にファンタジー色強めのやつ登場です。トカゲ戦士
- 攻撃力 ➡ 他のナイトの2倍
というのも、
- リザードマン ➡ 左利き
- ギルの盾 ➡ 左手
なので、攻撃を防御しづらいからという設定だそうです。ナルホド
レッドナイト
ナイト系で最強です。
- 耐久値 ➡ ドルアーガに匹敵
- リカバリーポイント ➡ 例外的に極端に低い(ブルーナイト程度)
例えば、ブルーナイトは耐久値24で、倒すとギルの耐久値が24回復しますが、レッドナイトは耐久値144なのに、倒してもギルの耐久値は24しか回復しないという事。
その理由としては、レッドナイトの持つ「イビルソード」によって、ギルの受けたダメージの回復機能が阻害されているという感じかと。
タイプ「マジシャン」
マジシャンの行動パターン
- ワープで移動
- 突然姿を現し、呪文攻撃を放つ
- すぐさまワープ移動
の繰り返し。
マジシャン対応
- 呪文攻撃は、盾で防ぐことが可能
- 攻撃が当たれば、一撃で倒せる

メイジ
- 紫色のヤツ
- ノーマル呪文を使用
ウィザード
- 橙色のヤツ
- 壁貫通呪文を使用
ソーサラー
- 緑色のヤツ
- ファイヤーエレメント呪文を使用
「ファイヤーエレメント」は、呪文エフェクトが消えた位置に、一定時間残り火を発生させる呪文
ネックレス類の宝があれば、残り火の上を通過可能です。
ドルイド
- 灰色のヤツ
- 壁破壊呪文を使用
マトック代わりになってくれますが、後半になると壁がなくなる事の方がこちらにとって不利になる事が多かったりします。
タイプ「ゴースト」
死んだマジシャンの亡霊で、壁をワープで突き抜けながら呪文攻撃をしてきます。
ゴーストの姿はワープする瞬間しか見えませんが、「キャンドル」を持っていると通常で可視状態となります。
ゴーストの特徴
- 接触してもミスにならない
なぜなら、
亡霊には実体が無いからであります。

- メイジゴースト ➡ 橙色のヤツ ➡ ノーマル呪文を使用
- ドルイドゴースト ➡ 紫色のヤツ ➡ 壁破壊呪文を使用
- ウィザードゴースト ➡ 灰色のヤツ ➡ 壁貫通呪文を使用
「メイジ」「ドルイド」「ウィザード」の部分で、マジシャンと共通の攻撃方法である事がわかります。装束の色は同じではない
タイプ「ローパー」
多数の触手を持つ、グニャグニャモンスター。
ローパーの特徴
- 剣を構えて接触 ➡ 普通にダメージ
- 剣を収めて接触 ➡ 体力値が最低になる(但し、やられる事は無い)

タイプ「ドラゴン」
このゲームで一番インパクトのあるキャラクターです。
- ドラゴンが出現するフロアは専用BGMが鳴るので、存在がすぐにわかる
何ともおどろおどろしいBGMな事!
- たまに吐く特大のファイヤーブレスは見ものである
圧巻の攻撃エフェクト!
クオックス
この緑色のドラゴンは本来善良なドラゴンですが、ドルアーガに操られてしまっているのです。

ほんとはイイヤツ。
他にも上位種として、「シルバードラゴン」「ブラックドラゴン」が存在します。
ウィル・オー・ウィスプ
フロアの残り時間が、60秒を切ると出現する火の玉。
フロアによっては最初から登場しており、倒す事のできない敵です。
体力がある程度あれば、リング類の宝を持っていれば触れてもやられません。
サキュバス
イシターに化けた悪魔(57階に登場)。
一撃で討伐可能です。
倒すと出現する「ルビーメイス」はクリア必須アイテムなので、必ず倒しましょう!

ドルアーガ
ラスボスです。
8本の腕と4本の足を持っている悪魔ですが、ファミコンのグラフィックではその禍々しさが全然わかりません。
しかし、ワシャワシャとせわしなく動きながら、壁貫通呪文攻撃を放ち、さらにゴーストのように壁をワープしてギルに向かってくるその動きは、なかなかの恐さ。

必須アイテムが欠けていると倒す事ができません。
一言
ところで、ステージ開始のBGMと、ステージ中のBGMが勇者チックでめちゃくちゃ勇ましいのに対し、やられた時の効果音「ヘコヘコヘコ」の脱力感がたまりませんよね。