ファミコン アクションロールプレイング

ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ - 攻略!ミステリアスアクションロープレ

投稿日:2018-06-16 更新日:

1990年4月 SNK


SNKと言えばネオジオ格闘ゲームというイメージですが、そんな彼らも過去にはファミコン用ゲーム(しかもアクションロールプレイング)を発売しており、ファミコンにしてはなかなかのモノに仕上がっているという、これはそんなゲームです。

何より好印象だったのが、主人公のフィールド移動速度がとても速いということです。

まるでアクションゲームのようなスピードで移動できるので、ほとんどストレスになりませんし、さらに攻撃アクションも軽々としていて高速連射が可能なので、第一印象は「サクッと遊べるアクションロープレ」みたいな感じです。

プレイ前は、ロープレ系のイメージの無いSNKが作ったものであることと、まとまりの良いタイトル、さらに意味深なサブタイトルと、果たしてそれに見合ったゲームとなっているのかという懸念はありましたが、予想していたより面白かったです。

あらすじ

199X年、人類は自らの手で文明を崩壊させた。

人々はその過ちの償いとして、天空高くに塔を建設。再び心を悪魔に支配されぬようにとの願いを込めて。

その100年後、地上はモンスターに支配されており、人々はおびえながらもみなで寄り添い、再び平和が訪れるのを夢見て生きながらえていた。

その希望の根拠となるのが、語り継がれてきている救世主伝説なのであった。

その「救世主」とされているのが主人公です。

舞台となる世界はもはや文明が失われた世界ですが、主人公はそれに似つかわしくないハイテクマシーンから唐突に出現します。

この舞台に不釣り合いなマシーンや、天空に塔を建設するほどの旧文明の高度な技術、主人公の正体なんかがゲームの終わりに判明するミステリー要素も兼ね備えているわけです。

出だしはなかなかイイ具合じゃないですか。


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システム

主人公の攻撃方法は剣と魔法です。

全部で4本あり、1本目は最初の村で村長から貰えます。

残りも物語を進めると自動的に入手していくことになるので、全部非売品です。

というのも剣は攻撃アイテムとしてだけではなく、物語の大事なキーアイテムを兼ねているのです。

また、ボタンを押しっぱなしで下のゲージにパワーを溜めると剣の波動を発射することができます。この波動を「フォース」と呼ぶそうです。

スターウォーズですな。

フォースは最大で3段階溜めることができ、2段階目・3段階目を溜めるには非売品である専用アイテムをそれぞれ入手することで使用可能となります。

ちなみに3段階目は威力が強い代わりに、MPを消費します。

剣はそれぞれ属性が付加されているので、ダメージを与えられないザコがいる場合は剣を変えてみると良いです。

反対にファイナルファンタジーのように水生生物には雷撃が効くというような有利な属性システムは無いです。

魔法

実は「魔法」ではなく、このゲームでは「」と呼ばれています。

術も物語を進めて、イベントで入手していくことになります(全部で8個)。

この世界では4人の賢者が存在し、ストーリーの進行に大事な役割を果たしていますが、術は彼らからその都度授けてもらう形になります。

リフレッシュ

体力を回復します。

この術を使用した感想は、

回復量、少なっ!

です。

その割にMPは結構消費します。

例えるなら、ドラクエ3あたりでレベルが40ぐらいあるのに、ベホマのMP消費量のホイミしか覚えていない感じです。

連打で使用できるので、あっという間に回復できますが、それに比例してあっという間にMPが無くなります。

他の術やフォースLV3でMPを使う必要性を考慮すると、体力回復は一応可能という程度です。

パラライズ

敵をマヒさせて動きを止めて悠々と攻撃することができます。

またストーリーを進行させる為に、村人に対して使用する場合もあります。

ちなみにマヒさせた対象に話しかけると、「ぐー ぐー」と言ってます。

寝てますね。

テレパシー

四賢者それぞれとテレパシーで話すことができ、攻略のヒントを教えてくれますが、どうでもいい内容も多い上にMPはきっちり減ります。

それより大事な存在需要が、これを覚えた時点で人外の住人や動物と会話することが可能という点です。

テレポート

ルーラです。

リカバー

状態異常である「毒」「マヒ」「石化」を回復します。

序盤は「毒消し」をいくつか持っておきたいところですが、それほど多くのアイテムは持てないというのがこのゲームのちょっとした悩みの種なので、この魔法があればやっと解消かと思いきや… 思った以上にMP使います。

結局いくつかの毒消しを持ち歩くことになります。

ちなみに「マヒ」は体が動かなくなるのではなく、フォースが使えなくなり、また「石化」は一定時間石にされて動けなくなりますが、10秒ぐらいで元に戻ります。

というわけで、徐々に体力が減っていくという「毒」状態が一番厄介な状態異常なのです。

バリアー

Aボタンを押している間、このバリアーで敵の飛び道具のダメージを0にしてくれます。

一定の場所ぐらいでしか使わないです。

チェンジ

変身して違う人に姿を変えます。4つの中からどれに変身するかを選択します。

選択肢は「ストム」「ドラゴニア兵士」「女の子」「アカハナ」です。

ストーリーの進行やレアアイテムの取得において、4人とも変身することになります。

4人の固有名詞はストーリーを進めるとわかってきます。

フライト

ボタンを押している間、空を飛べるようになります。

最後の術だけあって、通行できなかった場所も通過できるようになるという代物です。但し、あくまで低空飛行なので、山や木、敵を飛び越すことはできません。

具体的に言うと、水・ダメージ床・落とし穴・流砂といったところを通行でき、攻略的に必要なものでもありますが、終盤のレアアイテム獲得に必須の術でもあります。

攻略ポイント

1. 風の谷の村~旅人の町

突然の主人公の出現に驚く村人たちですが、それと同時についに救世主伝説が現実のものとなる期待感も感じているようです。

長老も言い伝えに倣い、【風の剣】を主人公に渡してくれます。

とりあえず次のフラグアイテムとなる【目覚ましの笛】を購入し、村を出て西の洞窟にいる四賢者の一人「ゼブー」に会いましょう。

目覚ましの笛】で風車小屋の番人の目を覚ます ➡ 【風車の鍵】を貰う ➡ 風車を回す ➡ ゼブーに【リフレッシュ】を教えてもらう ➡ 洞窟で【風の玉】を入手

風の玉】を入手すると「風フォースLV2」が使えるようになり、洞窟内の色違いの岩壁を破壊して先へ進めるようになります。


BOSS:コウモリ使い

自身はワープで移動して逃げ回り、攻撃は全てコウモリに任せているセコい敵です。

コウモリが小さくて動きが速いので気が付いたら結構ダメージ食らってます。というか気が付いたら死んでることも多いです。

ちなみにコンティニュー時のデメリットはそれほど無いので、実は死んでもそれほど悔やむ必要は無いです。

また、アクションロープレということで、セーブ機能もあります。

コウモリ使いを倒すと【飛びウサギの靴】を入手できます。

名前のごとくジャンプできるようになります。

2. 旅人の町~サブレ山(西)

町の人との会話内容はあまりムダなものが無いので、攻略もわかりやすいです。

  • アカハナ「川の向こうの草原にブロンズ像を落としてしまった」 → 【アカハナの像
  • 東に猛毒が蔓延している「迷いの森」がある → 入るには【ガスマスク】が必要

アカハナさんに【アカハナの像】を取ってきてあげると、お礼に【ガスマスク】をくれます。

ガスマスクを装着して「迷いの森」にある「オークの村」へ一旦立ち寄りますが、どいつもこいつも「タ…ツヘ……ラハ?」と言うだけで会話が成り立ちません。

ちなみに反対から読むと「腹減った?」ですが、特に食べ物を欲しがっているわけではないです。

  • 北に四賢者の一人「トーネル」とその弟子が住んでいる → 「テレパシー」の術を教えてもらえます。

いきなり行ってもトーネルは不在なので、一旦「オークの村」に寄ってから訪ねます。

弟子の「ストム」と手合わせを申し込まれ、勝負に勝つと「テレパシー」の術を教えてくれます。

勝負はただのボタン連打で、レベルが関係あるのか無いのかわかりませんが、何回かやれば勝てると思います。

  • 迷いの森にオークの住む村があるが、オークには人語が通じない → 「テレパシー」の術が必要

オークの村で母オークが子どもを探している ➡ 森で迷子の子どもオークを探す ➡ 子どもオークを連れ帰る ➡ お礼に【虫笛】を貰う ➡ 村長に毒虫退治の依頼を受ける代わりに【火の剣】を授かる

子どもオークは森の下の方にいます。

ちなみにガスマスクを装着せずに森に入ると毒ガスの影響でものの数秒で死にます。


BOSS:毒虫

毒虫は森の北東にある奈落部分で虫笛を使用すると出現します。フォースを地道に当てていけば簡単に倒せます。

ちなみにこの毒虫というのがほとんどオームですし、同時に出現するザコ虫もどうみてもウシアブです。

「害虫」とは失礼な!

そういえば、このゲームの最初の村の名前も風の谷ですよね。

倒すとお礼として、オークの村のご神体として祀ってあった【火の玉】を貰えます。「火のフォースLV2」が使用可能になります。


  • 酒場のおじさん「サブレ山にあった石が高額で売れた」
  • 酒場の男性「ちょっくら言ってくるぜ!(おじさんの話を聞いて飛び出していきます。)」 → 哀れな末路を辿ります(サブレ山北)。
  • 女性 → サブレ山には西と北の二つの登山ルートがある

サブレ山(西) ➡ ゼブーと会話「風の谷へ戻るのじゃ」 ➡ 【竜巻の腕輪】を拾う ➡ トーネルに会って「テレポート」を教えてもらう ➡ 風の谷の村へ

竜巻の腕輪】で「風フォースLV3」が使用可能になります。

  • 草原のどこかに女性だけで暮らす村がある → 「アマゾネスの村」

の情報についてはもう少し後で役立ちます。

3. サブレ山(北)~ケルベスク将軍

風の谷の村人がさらわれた後は、サブレ山(北)に行けるようになります。

「ナダレの山小屋」(サブレ山(北)の入り口) ➡ 倒れている男性と会話 ➡ 門番を倒して登山道へ ➡ 【鉄格子の鍵】を入手 ➡ ケルベスク将軍とバトル

ここを占拠しているのはドラゴニア帝国で、いつの間にか主人公の倒すべき相手とされている存在です。

ここの兵士は主人公と同じような動きでチャキチャキと剣で攻撃してくるので、正面からぶつかると結構ダメージを食らいます。

フォースで倒すか、スルーしましょう。


BOSS:ケルベスク将軍

ドラゴニア帝国の四天王の一人で、なかなか手ごわいです。

基本は地面を揺らして巻き上げた雪を飛ばして攻撃してきますが、その合間にかましてくる体当たりが強力でスピーディーです。

また、新しく入手した火の剣の方を使いがちですが、ケルベスクは火の剣が無効なので風の剣を使いましょう。

倒すと【火炎の腕輪】を入手できます。「火フォースLV3」が使用可能になります。

つまり、【~の玉】で「フォースLV2」、【~の腕輪】で「フォースLV3」が使用可能になるってことですね。

鉄格子の鍵】で開錠した奥には風の谷の長老がいて、さらに奥へ向かうと唐突にゼブーがテレパシーで【パラライズ】の術を授けてくれます。

山を抜けるとすぐのところにポートアの都があります。

4. ポートアの都~ジョエルの島

「ポートアの都」で聞ける情報は、

  • 町の「占い師」が休みがち
  • 滝へ向かったアカハナさんが帰ってこない
  • ポートアの女王の力は大きく、ドラゴニア帝国は手を出してこない
  • 女王は時々部屋からいなくなる
  • 貸し船屋の店主は【ときめきランプ】を探しに行っている

女王と占い師の間を行き来しいていると、その内衛兵が通せんぼしてくるので、そうなった時に道を塞がれる前にパラライズの術で動きを止めて部屋に入ります。

女王の部屋の向こうは隠し通路になってますが、行き止まりなので一旦出て再度占い師の元へ行きます。

さらに女王に会うとおもむろに「サブレ山の滝の裏の洞窟」へ向かえと言われ【菩提樹の笛】をくれます。

洞窟で石にされている2人組を菩提樹の笛で元に戻す ➡ 洞窟の奥で【水の剣】を入手 ➡ アカハナの石化も解除して【身かわしの指輪】を貰う

身かわしの指輪】は補助アイテムで、装備するとレベル数だけ盾の防御力がアップします。

石化されていた2人組が「この洞窟に【ときめきランプ】は無い。対岸の方の洞窟を探そう。」と呟いており、別の洞窟の存在を知ることができますが、対岸に行くには【水の玉】が必要なのでまずはこれを入手しに行きます。

ポートアの都を出て、近くの橋を南下し、山間を南下してさらに南西に行き、画面が切り替わった所から北へ向かうと「ラーゲの泉」に行きつきます。

菩提樹の守り主である「ラーゲ」は100年の間救世主を待ち続けていたらしく、水の剣を持っている主人公を救世主であると確信し、【水の玉】をくれます。

早速目の前の菩提樹に向かって水フォースLV2を発射すると水面が凍り、渡れるようになるので中に入ります。

中は、かつて主人公が登場したマシーン同様のものが置いてあり、ホログラムで映し出された女性が主人公へメッセージを残しています。

彼女が言うには、主人公と女性はどうやら知り合いらしく、何かしらの任務を任されており、そして女性は先にドラゴニア帝国に向かうとのこと。

その彼女の名は「メーシア」と言い、実はこのゲームのヒロインなのです。

ポートアに戻る ➡ 女王の元へ ➡ 隠し通路へ ➡ 水面を凍らせて奥へ進む ➡ 女王に会う

凍らせることが出来る場所は少し水幅が狭くて、白波の多いところです。

女王が言うには、実は占い師の正体は自分であるとのことです。その伏線が、「占い師が休みがち」であったことと、「隠し通路の存在」というものです。

しかし、さらに実際には女王でもなく、その正体は四賢者の一人「アシーネ」です。

彼女はすでに主人公の動向を把握しているので、「リカバー」の術をその場で教えてくれます。

さらに洞窟内にはなぜか負傷したイルカが漂着しており、【薬草】を欲しがっているので、傷を治してあげると【貝の縦笛】を貰えます。

海で使うとイルカで海上を移動できるようになります。

水の剣を入手しましたが、【ときめきランプ】の前に先に用事を済ませておきましょう。

「旅人の町」から東へ進み、毒沼で挟まれた川を凍らせて対岸へ渡り、そこから南下すると「アマゾネスの村」があります。

ここでようやく旅人の町で聞くことのできる未消化情報だった「女性だけの村」に行くことになります。

この村での目的は全部で2つありますが、今は1つだけ達成しておきます。

アマゾネスの長「アマリリス」の館の衛兵をパラライズで眠らせ、中にある【吹雪の腕輪】を頂戴します。

これで「水フォースLV3」が使用可能になります。

ちなみによくある設定で、この村の女性たちは男性を嫌っているので、アマリリスに話しかけると脇に立っているアマゾネスに強制的に追い出される為、腕輪を頂戴する時は話しかけずに通過しましょう。

話しかけない限り、見えていないみたいです。

ポートアの町へ ➡ 東の毒沼に挟まれた川を凍らせて渡る ➡ 対岸の洞窟で【ときめきランプ】を入手 ➡ 貸し船屋の主人に【ときめきランプ】を渡す ➡ 船に乗る ➡ 「見張り小屋」に到着

見張り小屋には四賢者の最後の一人「ケンスウ」が呑んだくれて潰れてますが、彼は少しクセ者で現時点ではイベントはありません。

鋭いカンの持ち主。

また貸し船屋の話によれば、主人公が来るより前に女性に船を貸した、と言っているのでおそらくメーシアのことなんでしょう。

貸す船はもう無いのにどうしても【ときめきランプ】が欲しかったのか、それと引き換えに自分の船を譲ってくれます。

見張り小屋を出て、海で【貝の縦笛】でイルカを呼び、少し北上すると「ジョエルの島」があります。

5. ジョエルの島~港町スワン

ここで聞ける情報は、

  • 西隣りの島は「悪霊島」と呼ばれている
  • 隣の島がおかしくなったのはドラゴニアの女呪術師によるもの
  • 灯台守のクラーク(村長の弟)が悪霊島の様子を見に行ったまま帰ってこない
  • 悪霊島からの使いが村長に、娘を生贄にすれば島の安全を保障すると言ってきた
  • ポートアから来た女性が村長の娘の代わりに生贄になることを買って出た

イルカで北西の洞窟へ ➡ 【虹の首飾り】を入手 ➡ 洞窟を抜けると朽ち果てた村 ➡ 建物の地下に潜む「クラーク」 ➡ 町の奥の砦へ ➡ 四天王「サベラ」とバトル

虹の首飾り】は装備するとレベル数だけ鎧の防御力がアップします。

洞窟を抜けた先にある村は、ドラゴニア四天王の一人「サベラ」によって村人がゾンビ化していますが、敵ではないので接触してもダメージなどはないですし、攻撃を加えることもできません。

話しかけても「…。」です。

サベラはこの村の奥にある砦にいて、クラークが言っていたように小癪なマネとして、メーシアに化けて主人公を騙してきます。

騙されると砦のスタート地点に戻されます。

偽メーシアを何度か攻撃すると正体を現してバトルとなります。


BOSS:サベラ

フワリフワリと移動しては、立ち止まって何かを連発で飛ばしてきますが、ここではフォースLV3もありますし、個人的にはケルベスク将軍の方が戦いにくかったです。

サベラは火の剣が弱点です。

サベラに敢えて騙されて奥の部屋へ行くと実質初めて実物のメーシアと対面することができますが、騙されずに倒した場合はサベラにさらわれるメーシアとのご対面ということで、どちらもまだまともなご対面とはいきません。

倒すと【割れた女神像】が手に入り、村の人々も呪いが解けて人間に戻っています。

この村での情報は、

  • 海の女神像】を祀る台座はこの島の近くにある
  • 壊れた物を元に戻すランプが灯台にある

割れた女神像】を修復する為、灯台へ行きたいところですが、灯台がある島へは上陸できる場所がないですし、洞窟からも繋がっていないようです。

ところで、建物に潜んでいたクラークから【見通しの眼鏡】なるアイテムを貰えますが、クラークが灯台守であることを考えると灯台へ行く為のキーアイテムである可能性が高いというのは想像がつきますよね。

とりあえず彼の住んでいるジョエルの島でめぼしい場所で使ってみます。まずは村長ラルフの家、特に暖炉の穴がアヤシイ…でも使っても何も起きません。

次は隣の小屋へ。何も無い所がアヤシイ。メガネを使うと…なんと扉が見えました

その通路の先は灯台のある島。

何とも厳重なセキュリティなことで。

とにかく灯台へ入ると今度は、誰か寝てます。またアイツです、賢者ケンスウです。

人を起こすアイテム【目覚ましの笛】を風の谷あたりで用意して起こしてみるものの、睡眠を邪魔したことに異常に怒り、捨て台詞を残してどこかへ消えます。

そしてケンスウのいた場所からなぜか【復活のランプ】が出現し、入手できます。

このケンスウのクダリは必要?

復活のランプ】で【割れた女神像】を修復して【海の女神像】にする ➡ ジョエルの島の北西の台座に【海の女神像】をセット ➡ 北の山間部の渦潮を通過できる ➡ 「港町スワン」へ

渦潮通過時に賢者アシーネからテレパシーで「バリアー」の術を教えて貰えます。

また、ヒュドラ山にある賢者の里「シャイロン」でアステカが四賢者を招集したとのことで、主人公も来るようにと伝えてきます。

アステカは四賢者の師であり、アシーネによれば主人公やメーシアの成すべきことを知り得る人物とのことです。

6. 港町スワン~シャイロンの村

宿屋と道具屋の間の小屋に入ると賢者トーネルの弟子ストムが主人公に伝言を伝えにきており、賢者ケンスウを探し出しシャイロンへ行くように説得してくれとのことです。

師アステカの招集にも応じず、呑んで悪態ばかりついているケンスウはほんとに賢者なのかと問いたい。

伝言を聞いた後に出現する、酒場のテーブルで酒を飲んでいる兵士の正体がケンスウです。パラライズを当てると見破れます。

見破るとどこかへ逃げますが、今度は町の右端のダンスホールにさっきまではいなかった女性がいるので、またパラライズで見破ると「協力して欲しければ海でなくした首飾りを探してこい!」とのことです。

何ともぞんざいなことで。

ジョエルの島を西へ進み、イカっぽい固定の敵が待ち構えているところを南下した場所にある洞窟に入り、入り口付近の壁沿い(上側)を歩いているとそれを拾う事ができます。

彼がずっと呑んだくれて落ち込むハメになった「失くしたそれ」とは【愛の首飾り】だったのであります。

実はケンスウと賢者アシーネは恋人同士です。

そして、この首飾りはアシーネからの贈り物なのです。

なるほど。

これをケンスウに渡すとようやく心を開いてくれて、さらに彼の得意な「チェンジ」の術を教えてくれます。

しかし、最後にさらりとケンスウは気になるセリフを残して去ります。そのセリフが、

アステカには気を許すなよっ!

です。

意味深です。

早速チェンジの術でドラゴニア兵士に変身して西の門を通過し、南西にある「シャイロンの村」を目指します。

7. シャイロンの村~ゴアの町

この村は僧兵が門番をしているので、チェンジの術で「ストム」に変身すれば入ることができます。

この村のあるヒュドラ山の頂上には4本目の剣で、最強を誇る【いかずちの剣】があり、ゼブーによるとまずはそれを手に入れる必要があるとのことです。

ゼブーに【地獄門の鍵】を貰う ➡ 地獄門で【いかずちの剣】を入手 ➡ 入手した時点で自動的にシャイロンに戻される

このダンジョンは結構広めです。

シャイロンに戻されるとついにアステカとのご対面です。

彼の話では、

  • 主人公とメーシアはこの世界を見届ける為に眠りについた
  • 主人公には4本の剣、メーシアにも「ある力」を託されているが、それはアステカもわからない
  • 世界に悪しき心がはびこる時、2人は託された力を携え目覚める
  • 四賢者はこの100年の間、人々を良き方へ導いて来た
  • しかしドラゴニア皇帝が築いた侵略国家の影響で2人は目覚めた

ということです。

つまり、悪しき心の根源であるドラゴニア皇帝を倒すのが2人の最終目標でしたが、アステカにすらわからないメーシアのチカラと、それを利用できると考えメーシアをさらったドラゴニア皇帝、そしてドラゴニア帝国は着々と四賢者たちを倒す力を蓄え、一大帝国を築きつつあるというのが現状というわけです。

ということで、早速「ゴアの町」から敵本拠地へ潜入しようと試みるのですが、突然テレパシーで賢者アシーネから応援要請が届きます。どうやらシャイロンがドラゴニアに襲撃されたようです。

シャイロンに戻ると村人が全員やられており、奥の建物内に入ると襲撃犯であるドラゴニア四天王の一人「マドー」とのバトルになります。


BOSS:マドー

球体に変化して画面内を飛び回り、壁に当たるとランダムな方向に跳ね返って体当たりをしてきます。また、時折元の姿に戻って十字型の何かをまき散らします。

もはやどういうキャラデザインなのかわかりません。

弱点は【水の剣】で、基本はフォースLV2~3を当てて倒すことになりますが、フォースは立ち止まらないと溜められないので、球体アタックの回避との兼ね合いで結構溜めにくいです。

でも、フォースLV3は広範囲に効果が及び、あまり敵をピンポイントで狙う必要が無いので、溜めをスムーズに行うことができれば逆にカンタンに倒せます。

倒すと【いかずちの玉】が手に入ります。「雷フォースLV2」が使用可能になります。

村人たちは全滅してますが、賢者たちはどうやらさらわれてしまったようです。

また残念なことにこの村には賢者トーネルの弟子ストムもいましたが、彼も敵の魔の手にかかってしまっているのでした。

8. ゴアの町~サハラの村

改めて、ゴアの町の北の顔壁を破壊して中に侵入します。

この砦ではドラゴニアの四天王それぞれとの再戦があり、倒すと四賢者を順次救出できるという流れです。

四賢者はHPとMPを全快してくれるので、バトルでは使える力を全部駆使しちゃいましょう。

vs四天王おさらい

四天王 弱点 入手アイテム 救出できる賢者
ケルベスク将軍 風の剣 身代わりの像 ゼブー
呪術師サベラ 炎の剣 聖者の実 トーネル
マドー 水の剣 賢者の盾 アシーネ
カーマイン いかずちの剣 聖者の像】【いかずちの腕輪 ケンスウ(別の場所にいる)

ここで初めて最後の四天王である「カーマイン」が登場します。

カーマインは壁に当たると跳ね返り続ける火の玉をまき散らしつつ、自身も結構な速度で蛇行しながら体当たりをかましてくる強敵です。

さらに当たると主人公をスライムに変えてしまう魔法まで使ってきます。

スライム化は「呪い」にあたる状態異常で、自然治癒できませんし、そのままでは死は免れません。

サベラ戦で入手した【聖者の実】でとりあえず1回分は治せます。

ケンスウはゴアの町でスパイやってましたが、実はキッチリとカーマインにスライムにされてしまっており、カーマインのいた場所の上のフロアにスライム姿で佇んでます。

元に戻すにはカーマイン戦後に手に入れた【聖者の像】を使います。元に戻すと、とりあえずHPとMPを回復してくれます。

ケンスウによると、皇帝はメーシアを連れて「ピラミッド」へ向かったとのことです。

さらにメーシアの知られざるチカラですが、なぜかケンスウはこの時点で知っており、そのチカラとは、オープニングで登場したあの天空の塔を呼び出すことができるものだと教えてくれます。

それと、最後の術である「フライト」を教えてくれます。

フライト」を覚えると、これまで行けなかった所へ行けるようになるので、アイテムなどを回収しに行きます。

  • ゴアの町の南西の「森に囲まれた階段」 ➡ 【パワーリング】【毒渡りの靴】【バトルアーマー
  • ヒュドラ山「地獄門」の頂上の離れ足場 ➡ 【サイコシールド

パワーリング】はレベル分の攻撃力がアップするという単なるパワーアップアイテムかと思いきや、実はラスボスにダメージを与える為の必須アイテムです。

毒渡りの靴】はその名の通り、毒地帯をノーダメージで歩けます。

バトルアーマー】は、毒攻撃を無効化してくれます。

サイコシールド】は、麻痺・石化攻撃を無効化してくれます。

また、以下のアイテムもついでに入手しておくと、バトルが楽になります。

ゴアの町の民家のおじさんにアカハナの知り合いがいますが、チェンジの術でアカハナに変身して話しかけるとアカハナから預かっていた【早撃ちの指輪】を貰えます。

これは、装備すると溜め無しでフォースLV1が自動で発動する便利なアイテムです。

ゴアの南の毒地帯の「流砂に阻まれている洞窟」を抜けると、「ウサギまみれの平野」に出るので、1匹だけセリフが違うウサギを探します。

そのウサギ「デオ」は、ストムと知り合いという事で、ストムに変身して話しかけます。

主人公は、ストムはもういないと教えてあげて、それを聞いたデオは信じられないという面持ちになりますが、気を取り直し、最終的には「仇を取って!」と言って【デオのペンダント】をくれます。

装備すると、止まっている間に自動でMPが回復するというもので、とても便利ですが回復速度はそれなりに遅いです。

この一帯を抜けると最後の拠点「サハラの村」に辿り着きます。

9. サハラの村~エンディング

ここでは村人のおじいさんから塔に関する言い伝えを教えてもらえます。その内容が、

  • 塔は人々が悪しき心を持った時、この世界ごと消し去る為に存在している
  • 塔のその力を封じる力を持つ者の名が言い伝えられているが、それが「主人公の名前」である
  • そして主人公を導く者の名が「メーシア」である

また、傍らにいる女の子も以下のように教えてくれます。

  • メーシアは「塔を呼び寄せるチカラ」以外にも「もっと大事なチカラ」を持っている

町の東から外に出ると「ピラミッド」へ行くことができます。

ピラミッドは構造は簡単ですが階段がループしていて、偽物の階段は全部同じフロアに通じています。

真ん中辺りの階段に正しい道があったかと。

正しい道を進むとついにドラゴニアの皇帝との対決ですが、いかづちの剣が強すぎるのか、皇帝が弱いのか、雷フォースLV3だけで秒殺できます。

ちなみに、皇帝の放つ攻撃は下方向へのものなので、横にいれば当たらないのでそこからフォースで攻撃しましょう。

倒すと【サイコアーマー】を入手できます。装備して、止まっているとHPが自動で回復します。

これを取ると、床に穴が開いて下へ落とされます。

そこにはなぜか傷ついたアステカがいて、皇帝を倒すには【真実の弓矢】が必要だと言って、それを主人公に託してくれます。

今、皇帝を倒したところですけど?

まぁ確かに弱すぎる感があったので、ホントのラスボスでないのは明確ですが。

あとは、ラスボスの元へ行くだけかと思いきや、さらにそこへ行く為に必要なアイテムが2つ必要なのです。

ちょっとくどいですが、あとひと踏ん張りです。

その2つのアイテムが、

太陽の弓矢】➡ ヒュドラ山の山頂の「フライト」で行ける所にあります。ちょっと遠い。

月の弓矢】➡ 実はアマゾネスの族長のアマリリスが持ってます。

月の弓矢】は【霧雨草】をアマリリスへ渡すとお礼として貰えます。

霧雨草】➡ ポートアの南東の洞窟を抜けた先に花が密集している場所があり、そこに咲いてます。


さて、これで遂にラストダンジョンへ行く事ができます。

ラストダンジョンはピラミッドの北にある入り口から行く事が出来ます。

先ほど入手した2つの弓矢を使って「月の像」と「太陽の像」を破壊しましょう。装備して使用するだけで破壊できます。

ダンジョンの一番奥で皇帝と再び相まみえます。

この皇帝の姿は実は仮の姿で、今回はそのままではいくら攻撃しても無駄なので、始まった瞬間に【真実の矢】を使用します。

すると画面が一旦暗転し、大きな竜人っぽいのが出現しますが、これが真の姿です。

ラスボスだけあっていろんな攻撃をしてきます。

  • 炎を吐く ➡ 下方向に一直線
  • コンペイトウみたいなのをポイポイ投げる(跳弾)
  • 近づいてきて、呪いの魔法を飛ばしてくる ➡ カーマインの魔法と同じく、触れるとスライムにされてしまいます。
  • 複数の方向可変レーザービーム

ラスボスはこのレーザービームを放つ瞬間に胸に赤い玉を露出させますが、実はこれが弱点で、そこ以外への攻撃は無効です。

本体の移動速度もそんなに早くないし、MP回復アイテムの【賢者の指輪】などもいくつか持っていると思うので、それほど苦戦する相手ではないでしょう。


皇帝を倒すと、四賢者とその中央になぜか横たわって瀕死のアステカ師匠が。

そうです。

皇帝の正体は実は…アステカだったのです。

これまでの経過で想像はついてましたが。

アステカは、「悪しき者が現れぬように務める者が、悪しき心を持ってしまうとは…」と自分で皮肉を言い、ここまでの経過を話し出します。

  • 悪しき心は身体も支配し、遂にはドラゴニアという「悪」を生み出すこととなった
  • それにより主人公とメーシアは目覚めた
  • この2人が目覚めたということは、塔が作動したことを意味する

ここでなぜかケンスウに特に念入りに謝罪の言葉を言いますが、その理由が前述通り、ケンスウは密かにアステカの心の変化を察しており、それによってケンスウもちょっぴり影響を受けていたとのことです。

ケンスウが、賢者らしからぬ行動をとっていたのはこれが原因だったわけです。

そしてアステカは皆に対して謝りながらこの世を去り、悲しむ賢者たち。

そこへメーシアからのテレパシーで「急いで塔に来て!」とのことです。

奥に進むと、FFのクリスタルっぽい形の物があるので、それに触れると塔に入ることができます。

実はまだちょっとだけ続きます。

塔は4層構造になっており、1層目のメカチックな敵を全滅させると2層目へ。

同じく敵を全滅で3層目へ。

3層目は敵が出ず、遂にメーシアとご対面ですが、おしゃべりしているヒマもないらしく、メーシアに4本の剣を差し出すように言われます。

早くしないと塔が世界を滅ぼしてしまいますしね。

でも一応「会いたかったわ。」と言ってくれます。

4本の剣を合体させ【ゴッドスレイヤー】が誕生、入手できます。

つまり、メーシアの「塔を呼び出すチカラ」とは別のチカラというのがこれのことで、「ゴッドスレイヤーの生成能力」というわけです。

そしてこの剣で塔の中央コンピューターである「ダイナ」を倒します。

本当のラスボスは実はこのダイナなのですが、楽勝で倒せるので実質のラスボスはやはり真の皇帝かと思います。

ダイナ破壊後、ゴッドスレイヤーを台座に差し込むと塔は「最終プログラム」なるものを作動させます。

塔の自爆プログラムのことです。

ゴッドスレイヤーは最終プログラム発動のキーでもあったということです。

ちなみにさきほどの1層目2層目、そしてダイナへ向かう途中の3回、主人公たちの実像がわかるメッセージを聞くことになります。

まとめると、

  • 主人公とメーシアはこの塔の打ち上げ計画に参加した科学者チームのメンバーだった
  • この塔計画の最終執行者として未来に送り出された(スリープ装置にてその時を待つ)
  • 執行者の役割は、もし塔が作動した場合、つまり誰かしら何かしらに悪しき心が発現した場合、人類にその後良い望みが持てるかどうかを見極めることであった
  • 塔が作動するとスリープ装置は停止し、2人は目覚める
  • アステカは科学者たちが作り出したバイオヒューマノイドである。わかりやすく言うと人造人間。
  • アステカの役割は、人々を良き方向へと導くこととしてあるが、実際にどのような行動を取るかは予測はできない(現代のAI的な感じでしょうか?結果的にも)
  • 科学者たちはアステカにすべてを賭けた。つまりアステカに、主人公メーシア、そして4つの剣を託したということ。

もちろんこのメッセージを残した科学者たちは100年前の人なのでもういませんが、「塔が作動しないことを祈っている」とのことです。

思い起こすと、主人公は寝ぼけてましたが、メーシアは最初から塔の自爆プログラムを発動させるために奔走していたような感じなので、メーシアはこの世界はまだ希望が残っていると判断したってことですよね。

またダイナを倒した後、お互いの頑張りを軽くたたえ合って「さぁみんなの元へ帰ろう」と話してますが、これも思い返すと、主人公とメーシアはどう見てもただの同僚に非ずですよね。

未来に送り出される役目をこの2人、わざわざ男女ペアで未来の執行者としたことからして、やっぱり恋人同士なんじゃないかと思うわけですよ。

眠っているからわからないかもしれませんが、(今回の場合は)100年ぶりに再会できたからよかったものの、もしかしたら装置がぶっ壊れてどちらかはすでに死んでたとか、はたまたどちらも死んでたとか。

その覚悟で臨める2人の男女の絆というのはなかなかのものだと思います。


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