1986年4月 テクモ
概要
ジャンプからの滑空飛行を駆使して、爆弾と宝箱を回収しながら巨大ピラミッド内の各ステージを突き進むアクションゲーム。
とにかくジャンプするゲーム。
- 「爆弾」(得点アイテム) ➡ 基本的に空中にあるので、ジャンプして取る
- 「宝箱」(至る所に置いてある) ➡ 開けるには、上に乗ってジャンプ
- 敵を避けるにはジャンプ ➡ ノーマル状態ではこちらからの攻撃は不可

あらすじ
魔王にさらわれた王様とその一族。
彼らを救出する為、立ち上がった「マイティー族」。
しかし一族は次々と魔王に返り討ちに会い、
残ったのは末弟のジャックのみ。
果たしてジャックは王族を救い、世界に平和を取り戻すことができるのか?
ジャック
世界の命運を任された気弱な性格の主人公。
避けるか金貨に変えるかのみ
基本的に、敵はジャンプで避けるしかないですが、ステージのあちこちに置いてある宝箱にたまに入っている「マイティパワー」を使用することで、画面内の敵全てを「金貨」(ポイントアイテム)へ変化させてしまうことができます。

これが唯一の攻撃手段。
唯一にして、かなり強力なものという事だからか、その扱いには制限がかけられてます。
それが、
マイティパワーを10個以上持ってしまうと「拷問部屋」に強制的に送られるというペナルティが課される
というものです。
拷問部屋
この部屋は、50回ジャンプするか、死ぬまで出ることが出来ません。(固定画面で敵も出現する)
無事脱出できても何か貰えたりするわけでもなく、まさに単なる罰ゲームです。
なぜこんな仕打ちを受けなければならないのかまったくもって不明ですが、入れられてしまったからには効率よく脱出する事を考えましょう。
なので、
ジャンプを強制的に中断する事ができるよう、天井の低い所でピョンピョン跳ねまくるべしです。
でも、すぐに敵が寄ってきてジャンプを中断させられますが。
ちなみに、「マイティドリンク」(制限時間回復アイテム)を入手して、カウントが99をオーバーさせてしまった場合もこの部屋へ送られます。どんだけー
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基本仕様
256画面からなるマップ
このゲームは「256画面からなるマップ」という触れ込みで有名ですが、あくまでも「画面」の数であって、256ステージあるというわけではないです。
1つのスクロールステージで、5画面とか7画面のところもあるってことです。
区切りとして「ラウンド数」で数えると、全部で16ラウンドです。
マルチエンディング
- ノーマルエンディング ➡ 王様だけ救出してクリア
- ベストエンディング ➡ 残りの王族、王妃・王女・そして謎の人物の全員を救出、かつ「特殊アイテム」を回収してクリア
ベストエンディングに到達するには、もはや職人の域のテクニックが必要になっており、凡人ではほぼ不可能かと…。
そもそも、ノーマルエンディングでクリアするにも結構根気がいります。

高難易度の理由
コンティニューが無い
コンティニューは無いですが、「ゲーム偏差値」なるシステムで、ゲームオーバー時にプレイ内容を偏差値で表示してくれます。
なるほど…
これは最初からクリアさせる気はほとんど無いですね。
つまり、高い偏差値目指してプレイしましょう、とクリア目的の意識を逸らす事で、うまく丸め込まれるわけです。
いや… きゆこうはクリアがしたいのだ!

ヒントが無い
ベストエンディングへのヒントが無いです。
これはファミコン的にはお約束のようなものなので、もはや仕方が無いと言えなくもない。
やれることは、ひたすら迷宮を探索し、取れるものは全部頂いてクリアしてみる等しかないわけですが、取れる物や行ける場所が全て見えているとは限りません。
ノーマルでクリアする時ですら、見えないアイテムが鍵となっているせいで、出口が見つからない!という状況に出くわす事があるわけで。
ノーマルエンドの時ぐらいは、せめてキーアイテムを可視化してほしい気がする。

敵を避けるのがムズい
主人公のジャンプは天井まで届く上に、空中制御は自由自在で、ボタン操作で落下速度を調整することもできる高性能アクションですが、それでもやっぱり敵に当たります。
例えば、
- 狭い所にある宝箱を開けに行った後 ➡ 帰り道を敵が塞いでいる事多し
- 空中で落下中や、丁度着地したところで不意に敵が現れる
- 後半は障害物が多く、もはや至る所で追い詰められる

後半にゲジ将軍とホルスがよく出現しだす頃には、宝箱や爆弾なんて取ってる余裕は無くなります。

1UP条件
コンティニューが無いなら残機を増やそう!
というわけで、次のやり方で1UPできます。
エクストラコインで1UP
ピラミッド内部は、以下のセットで1ステージという区切りになってます。
- 「通路」 ➡ 横スクロールステージ
- 「王家の部屋」 ➡ スクロール無しの固定画面
「エクストラコイン」は、「通路」で金貨を40枚集めると、次の「王家の部屋」で出現します。
ですが、スーパーマリオと違って、金貨自体が簡単に手に入るものではなく、
- 宝箱にたまに入っている
- パワーボール ➡ 5秒間、敵が金貨になる
- マイティパワー ➡ 敵を金貨に変える
みたいな感じで、希少品なのです。そりゃ金貨だもの。
あと、マイティパワー自体もいざという時の為においておきたいですし、パワーボールも爆弾を20個と引き換えに入手できるアイテム、というわけで、エクストラコインを出現させるのはなかなかに遠い道のりです。
ちなみに、たまにダイレクトに宝箱に入っていることもあります。
ジャックの兄さんたちを助けて1UP
普通にプレイしていると行くことも無くスルーしてしまう隠し部屋の一種である、「奴隷部屋」というのが存在してます。
部屋を開く鍵である「スフィンクスマーク」を取ると入室することができ、そこにはジャックのお兄さんが幽閉されていることがあり、助けてあげる事で1UPします。
ちなみに、スフィンクスを探している間に、手間取ってよくゲームオーバーになるので、これぞまさしくミイラ取りがミイラになるやつです。
テクモプレートで1UP
ゲーム中に一つだけ存在するレアアイテムです。
自力で見つけ出すのは大変ですが、スクロールアウト(対象物を画面内から外す)しても消えずにずっとそこにあることを利用すると、これがあるラウンド5では2UPが可能です。
エクストラコインはスクロールアウトすると消える。
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1UP作戦の結論
以上3パターンのどれも実用的ではないのが明らかなので、作戦は見事に失敗です。
ちなみに一機増やすのに5分ほどかかる無限増殖方法があるようですが、仮に10機増やそうと思うと単純に50分かかるわけで、それはさすがにめんどくさい。
しかもベストエンディングを目指すとすると10機ぐらいでは全然足りません、少なくともきゆこうの場合。
とにかくクリアしてみる
結局凡人きゆこうは、ノーマルエンドどまりでした。
ノーマルとは言えクリアできたのは、全てを無視して死なないことだけに集中したからかと。
要するに、すぐ死んでしまうのはそこら中にある爆弾やら宝箱を、つい取りに行ってしまうからなのです。
これだとゲームを堪能できていないような気がしますが、敵をさらりとかわし、足場から足場へ軽快にジャンプし、次々とステージをクリアしていくのは、それはそれでなかなか愉快です。
このやり方だと大体30~40分あればクリアできます。
前述のゲーム偏差値によれば、上記の方法で2回クリアして、2回とも「58」でした。
評価は「普通」らしいです。
ちなみに、クリアの為の個人的なポイントとしては、
- 最初の通路は簡単なので、マイティパワーを全部取っておく
- それ以降はできるだけ宝箱をジャンプの踏み台にして移動 ➡ マイティパワーが出た時だけ取りに戻る
- 出口前に敵が出現する箇所などは無理はしない ➡ スクロールアウトを利用して敵がいない状況を作り上げる
- 王家の墓は最初は簡単ですが、後半になると壁の配置のせいで結構難しくなってくる ➡ ここぞという時までパワーボールは取らない
みたいな感じです。
これでクリアできるようになってくると、もしかしてベストエンディングも目指せる腕になったんじゃないかな、と自信過剰になりがちですが…やっぱり無理でした。
ベストエンディングへの道のりは、たかだか操作に慣れただけでは到底クリアできない仕掛けが満載なのです。
エンディングの条件
ベストエンディングの条件は、
- 「水晶」 ➡ 2つ入手済み
- 「シークレットコイン」 ➡ 5枚以上入手済み
シークレットコインは1,2枚なら偶然取ったことがありましたが、水晶などというアイテムはそもそもお目にかかったことも無く、その存在を知ったこと自体が大分後のことです。
水晶
水晶のある部屋に入るには特殊な条件が必要で、知らなければ絶対に開かない扉になってます。
もう一つの水晶もスクロール無しの部屋30個ぐらいが連なった迷路を突破する必要があります。
シークレットコイン
シークレットコインは地面の中に隠されていますが、それを自力で探す、しかも5枚、というのは至難の技です。
しかも、取るにはマイティパワー3(マイティパワー3個使用)状態である必要があります。
エンディングまとめ
- 何も入手していない ➡ 王様だけ救出 ➡ エンディング1
- 水晶を1つ入手 ➡ 王・王妃を救出 ➡ エンディング2
- 水晶を2つ入手 ➡ 王・王妃・王女を救出 ➡ エンディング3
- 水晶2つと、Sコイン5枚以上入手 ➡ 王・王妃・王女・???を救出 ➡ ベストエンディング

あとがき
このゲームの舞台は一応ピラミッドで、敵がミイラだったり、古代の財宝=宝箱、金貨、ドル袋、スフィンクスなどエジプトっぽくなってます。
そして、ピラミッドと言えば「謎」です。
未だに創り方や向きなどの謎が残っていますが、実はこのゲームはそれに負けじと「謎」を盛り込んでいます。
「謎」その1
主人公のジャック、これは誰が見てもパーマンです(?)
そして、パーマンと言えば、中の人が正体不明のヒーローという設定。
正体が「謎」、というわけです。
「謎」その2
魔王ベルゼブルは、このゲームの悪の親玉であるはずなのに一切登場しません。
その姿は「謎」のままです。
「謎」その3
このゲームではやたらと爆弾が配置されており、それをひたすら集めることがある種目的でもあります。
またジャックの名前にもBombjackと「ボム」が入っていて、あたかも爆弾を駆使して戦いそうな名前です。
しかしゲーム中に、
爆弾が爆発することは一切ありません。(爆発音はある)
爆発してこその爆弾を、爆発させないという「謎」なのでありました。

血色のいいミイラちゃん。
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