ファミコン ロールプレイング

ドラゴンクエスト4 導かれし者たち - 最終章(後編)

投稿日:2021-07-11 更新日:

ドラゴンクエスト4 導かれし者たち - 最終章(前編)」の続き

ロザリーヒル

イムルの村の宿屋で泊まると、ロザリーのいる塔へ入る方法を夢で見る事ができます。

 

勇者は深い眠りについた……。

どうやら夢を見始めたようだ……。

 

 

 

 

 

「届いて……。私のこの思い……。」

 


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この夢に出てきた笛、「あやかしの笛」はここサントハイムで手に入ります。

早速、ロザリーヒルへ行きロザリーへ会いに行ってみるも、護衛のピサロナイトがさすがの強さ。

後回しです。

大事な彼女を護衛してるヤツですもんね、そりゃ強いですよ。

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ところで、イムルの村のあるエリアはライアンの章の範囲となりますが、ついでにバトランドに寄るとあの二人に再会することができます。

イムルの村() 

 

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天空の兜

スタンラシア王を笑わせるというイベント。

村人の話では、パノンという人物なら王を笑わせることができるのでは?との事。

これがわからなかったので、海鳴りの祠を先に攻略したのに、結局パノンは自分で探すことに。

 

パノンなんて人物どこかにいたかな?と必死に推理した結果、パノンなら王を笑わせられるという程面白い人物の職業とは、つまりは芸人

そして思い付いたのが、この世界で娯楽の場所と言えば? …そう、「モンバーバラ」の劇場です。

そういえば、以前訪れた時に劇場の座長と一緒にいたヤツがいましたよ。

彼がパノンです

 

というか、夜のモンバーバラの劇場では彼のコメディショーで超満員になってます。

気付けよ!って感じですね。

 

あとは彼を連れて、スタンラシア王と話すだけです。

さて、パノンは王様を笑わせることができるのかというと、実際は笑わせませんでした

彼は王様に向かって「私には王様を笑わせることなどできません。」とか言います。

でも、パノンはただの芸人ではなく、ちゃんとマジメにこの世界のことを考えている人のようで、こう言います。

 

私を連れてきたこの者達ならきっと笑わせることが出来るはず!

どうかこの者達に「天空の兜」をお与え下さい!

この者達は世界を救い人々が心から笑える日を取り戻してくれるでしょう。

 

王様は自分が笑いたくて、こんな御触れを出していたのではなく、この国に面白い人が来ることで国民を明るくさせようとしていた、というのが本当の狙いだったというわけです。実は健気な王様

あとパノンについても、この一件からすると、芸人をやっているのは稼ぐ為ではなく、人を笑わせて幸せな気分にしてあげたい、という気持ちから芸人さんをやってるのが読み取れますね。

 

余談ですがモンバーバラでは、キングレオ城に行くことを拒否し、その身を隠していたリンダが、その後幸せな生活を送っているとの情報を聞くことができます。あの神父姿の人と結婚したのでしょうか?

ロザリーヒル

ガーデンブルグの岩のどかし方がわからず、ウロウロしてたら結構レベルが上がったので、改めてピサロナイトに挑戦することにしました。

勇者とライアンは二人とも15,000Gもする高級装備「ドラゴンキラー」を装備して準備は万端です。

 

ピサロナイトは、ロザリーの護衛を任されているだけあって攻撃・防御力とも高く、直接攻撃で60ぐらいのダメージを与えてくる上に、静寂の玉を使ってきます。マホトーンの効果

さらに、プテラノドンのアイス版であるアイスコンドルを呼び寄せます。

なので、回復役の魔法が封じられたり、勇者もしくはライアンがやられると一気に不利になります。

しかし、一人に対して集中的にダメージを受けなければ、なんとか全員生存で倒すことができました。

 

ところでピサロナイトを倒しても、できることと言えば、ロザリーとの会話、それだけです。

つまり、このイベントはスルーが可能です。

 

ロザリーは、涙ながらに勇者に訴えます。

 

ロザリーの目から零れ落ちたは、ルビーへと変わる。

勇者は「ルビーの涙」を手に入れた!

しかしルビーの涙は音もなく崩れ去った……。

 

 

傍らにいるスライムは、ロザリーの友達です。

 

変化の杖」はもう少し先の方で使う事になります。

天空の盾

というわけで、一番迷ったのがこれです。

バトランド王によると「天空の盾」はこの国にあったが、その昔、女性だけが暮らす国「ガーデンブルグ」の女王にあげたとの事。

イムルの村から東へ向かい、山間を歩いて向かった先にガーデンブルグ城は見えているのですが、その途中にあからさまに進行を邪魔しているの存在。

 

どこかでこの岩をどかすアイテムがあると思ってたのですが、どこにもそれらしきものが無い。

えー…とつぶやきながらメンバーのアイテム欄を眺めていたところ、「マグマの杖」が目に留まります。

マグマは岩が溶けたもの、つまりマグマは岩を溶かせる温度なわけですよ。

これが正解でした。

これを使うと、いとも簡単に岩を溶かすことができます。

 

このアイテムは、バルザック撃破後にサントハイムの宝箱から手に入るアイテムで、単なる杖シリーズではなく、重要アイテムだったわけです。

 

まさかすでに手に入れていたとは…。

 

てっきり、魔法効果のあるただの杖としか思ってませんでした。

しかも、後々世界を回っていると、ちゃんとバトランドでこの効果を教えてくれているではあーりませんか!

 

「マグマの杖でもあれば、岩山を溶かせるかも…」と。

 

ちゃんと人の話は聞かなければならないな、と改めて思いました。

ガーデンブルグ~盗賊バコタ

ガーデンブルグでは、「ブロンズの十字架盗難騒ぎ」イベントが発生します。

  • 詩人NPCに促され、中央右の部屋のタンスを漁っていると、ブロンズの十字架の持ち主であるシスターにそれを目撃される
  • この部屋はシスターの部屋だったのである
  • 先ほどの詩人はすでに姿が無い、我々はハメられたのだ
  • 一行は兵士に連行され、女王の前で罪を認めるか問われるが、もちろん否定する
  • それならば、無実である証拠として、真犯人を探し出すチャンスを与えようとの女王の提案
  • 但し、人質を取らせてもらうとの事(この人質は自由に変更可能)

ドラクエ定番の、人の家のタンスや壺を無断で漁るという行為を、あえてイベントに使ったところが面白いです。

ここではイベント発生フラグとして、詩人キャラに促されてタンスを漁りますが、促されなくても絶対調べますよね。

 

ガーデンブルグから南東の方角に、犯人が隠れてそうな洞窟がこれみよがしにあるのでそこへ向かいましょう。

最奥には例の詩人が胸にブロンズの十字架を抱いてグッスリと眠ってますが、近づくと目覚めます。

 

詩人(?)
やや!あなたたちは! おっと!捕まるわけにはいきませんね!」

 

こいつの正体は盗賊バコタ

 

バコタは結構強いですが、先に海鳴りの祠を頑張った甲斐があってか、楽勝とは言いませんが、余裕を持って倒すことができました。

 

なぜかトルネコを入れてました。

 

バコタ討伐!

 

倒すとガーデンブルグの兵士がどこからともなく現れ、バコタを城に連れて行きます。

どうやら、女王の命令で勇者たちが困っているなら助けてあげなさいと、後を付けてきていたようです。

 

バトル後に思ったのは、トルネコに代えて、クリフトかミネアを回復役として入れた方がよかったなと思いました。

というのも、バコタのいる洞窟は馬車が入れないので、最初にメンバーを決めておく必要があるのです。

ミネアが、ピンクのレオタードに着替えたら。

最後の鍵

ガーデンブルグの女王から真犯人を捕まえた礼として、天空の盾に加えて、「最後の鍵」が貰えるので、行ける場所が広がります。

まずは、エンドール南西にある「王家の墓」で「変化の杖」、また「滝の流れる洞窟」で「メタルキングの剣」を入手しておけば、後はクライマックスに向けて進んでいく感じです。


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最後の鍵入手後

  1. リバーサイド ➡「魔神像」に乗って対岸へ渡る
  2. デスパレス ➡ アッテムトへ移動
  3. アッテムトのダンジョンの奥 ➡ 地獄の帝王こと「エスターク」とのバトル

ポイントとしては、「デスパレス」は敵の城ですが、ルーラの行先に追加されるので、辿り着いたら一旦回復でどこぞに戻るといいですし、また再度デスパレスにルーラで来ると、馬車が付いてきます。

あと、デスパレス内の北西に宝物庫があるので、忘れずに「風神の盾」を取っておきます。(➡ ライアンに装備させる) ちなみにこの宝物庫の下の二つはミミック

 

モンバーバラの姉妹の父エドガンが偶然発見した「進化の秘法」ですが、元はこのエスタークが編み出したもので、「黄金の腕輪(第2章で登場)を組み合わせることによって完成されるそうです。

しかし、当時エスタークは黄金の腕輪を持っておらず不完全だった為、天空のマスタードラゴン(後述)によって、ここに封印されるに至ったわけです。

ちなみに、伝承によるとこのエスタークを倒せるのは勇者だけです。キングレオも死に際に言ってましたね

 

デスパレスでは、変化の杖でモンスターに変身し、魔物会議に出席してピサロの話を聞くのが次に進むためのイベントとなってます。

 

「エスターク帝王を我が城にお迎えするのだ!」

 

vs エスターク(アッテムト)

 

きゆこうは、ここに到達した時の平均レベルが30で、それほど苦戦することもなく勝利を収めてしまい、エスタークはとても強いという記憶だけはあっただけに、ちょっと拍子抜けした感がありました。少し準備を万端にしすぎたようです

 

 

「皆の者!とにかく引上げじゃあ!」

 

エスタークを倒すと回収することのできるアイテム「ガスの壺(倒す前は魔物が邪魔で取れない)は、リバーサイドで「気球」を入手するのに必要なものです。

ちなみに、ガスの壺を入手したその場では、なぜかリレミトが不可なので、アッテムトの洞窟作業者が倒れているところまで戻ってから唱えましょう。

 

ちなみにこの後ロザリーヒルに戻ると塔のスライムから、ロザリーが人間にさらわれた事を知らされて、その後イムルの村で宿屋に泊まると、悲しいかなロザリーの最期を見る事になります。

気球入手後

ここまで来ると、物語もいよいよ佳境です。

世界樹の木

ここにきて、ようやくヒルタン老人の「宝の地図」が示す場所を目指すことになります。

それが、地図のバツ地点にある「世界樹の木」。

この大木を中心に作られたのが、「エルフの里」です。

 

恒例のアイテムです。

 

 

罠じゃないです。(※こんな会話も無いです。)

助けを求めているのは天空人のルーシアです。

 

まずは彼女を助けます。

ルーシアによると、残る「天空の剣」はこの木のどこかにあるとの事。

どこかというか…

ルーシアのすぐ後ろの宝箱に入ってますけど。

 

これで天空装備シリーズが全部揃いました。

ちなみに世界樹の木でルーシアを救出する際は、帰りに彼女をパーティに加える必要がある為、三人パーティーを組むことになりますが、クリフトを除外するなら毒消し草を持っていくことをオススメします。

グリーンドラゴンが毒の息を吐いてきます。

とはいえ、ここは危なくなったら飛び降りることで脱出できますし、それほど難関ではないですが。

ただ、マヒャドフライレッドサイクロンのバギクロスは結構厄介。

ゴッドサイド

気球でしか行けない海の孤島「ゴッドサイド」。

ここは特殊な設定になっており、気球で着陸すると島が拡大され、村の他にも行ける場所があるのがわかるようになります。

島の南にそびえる「天空の塔」からルーシアの国「天空の城」へ行くことができますが、とりあえず「東の祠」で「バロンの角笛(馬車を呼び寄せることができる)を入手しておきましょう。

ついでにひかりのドレス(使い勝手は悪いですが、一応高値で売れる)

 

ちなみに天空の塔へは、天空の装備シリーズを全部装備しておかないと入れません。

塔の攻略自体はカンタンです。

天空城

天空城には、ルーシアを帰す以外にもマスタードラゴンに会うという大事な目的があります。

マスタードラゴンに会うことで、勇者に経験値をくれる(10,000EXP)上に、天空の剣をパワーアップしてくれます。

それまではドラゴンキラーよりも攻撃力が劣っていた伝説の剣ですが、このパワーアップによって、まさに最強の武器となるわけです。

 

また、驚くことに話しぶりからして勇者の母親、らしき人物と会うことができます。

ドラクエ4の勇者って天空人の血を引いてたんですね。

そんな設定忘れてました。

 

あと、小ネタですが、第2章のアリーナ編でサントハイム王の声を治す薬として、エルフの飲み薬を入手した時のあの薬を落としたエルフ姉妹が、ここでも二人で戯れてます。相変わらず、人間は嫌いな様子

 

また、ルーシアと別れると、代わりにドランがパーティに加入します。

ホイミン以来のモンスターな仲間ですね。

ここまで来ると結構メンバーが育ってきているので、ドランの加入は今更感が否めないです。

そういえばホイミンですが、この章のキングレオ城で見事人間になった姿を見ることができます。

 

これでようやくデスピサロ撃破が、目の前の目標となります。

彼の居場所は「デスキャッスル」、この城の雲の穴を落ちた先「闇の洞窟」抜けた先に佇む魔の城です。

この洞窟に登場する大魔道なる敵は、ザコのクセにボスのようないで立ちで出会った時はちょっとビックリします。しかもかなり強い

予告なしでボスとエンカウントしたのか?みたいな。

ちなみにこの洞窟に入る前の平均レベルが34(攻略後は36ぐらい)で、結構高めのはずですが、それでも大魔道はなかなかの強さに感じました。

希望の祠

この祠からデスキャッスルは見えてますが、四点で結界が張られているのでまずはそれを破る必要があり、それぞれの結界を守る、敵の幹部クラスとの戦いが用意されてます。

最終決戦前の四天王戦、とでも言うべきシーン。

 

ちなみにここは施設などは無いですが、一人だけ居る天空人が全回復旅の記録をしてくれます。

左下の結界点:ギガデーモン(スーパーなバルザックと同じグラフィック)

話しかけると、

 

「よくぞここまで辿り着いた!敵ながらあっぱれなやつ!そうじゃ褒美をやろう。お前の後ろの床を調べるがよい。」

 

と言うので、素直に調べようと後ろを振り向くと、後ろから襲ってきます。

ファイナルファンタジーみたいにバックアタックはないので、別に不利になるわけではないですが、この敵の性格がよくわかるやりとりです。姑息なヤツ

 

二回攻撃以外、特にこれといった特殊攻撃はしてこないし、むしろボスのクセに防御したりするヘンなヤツ。

ちなみに、こやつの所に辿り着くまでにドラクエにしては珍しくちょっとした仕掛けが用意されており、こちらの動きに対応して動く人形に触れずに向こう側へ行く、というもの。(触れると部屋の外に追い出される)

人形(下を向いている)の行動パターンは、こちらが前進すると、人形も前進、後退すると後退、左(右)に行くと、人形は右(左)へ、となっており、要するにプレイヤーとぶつかりやすくなってますが、適当に何度かやってれば向こう側へ行けます。

 

バトル前は威勢がよかったのに、倒した後は「ぐふっ」とだけ言って死にます。

平均レベル36で余裕でした。

右下の結界点:アンドレアル×3体

 

「私はこの結界を守る者。命に代えてもこの結界を破らせるわけにはいかぬ。

さぁくるがよい!」

 

ボスなのに三体で出現します。

そして、こやつも高熱ガス以外は特に攻撃手段を持たず、またHPもかなり低いです。

さらにザキも効きます。

パーティーの平均LV36で挑んだら、2ターンで倒せました。

 

「うぐぐ…、ロザリー様を失って、ピサロ様がどれほど嘆いたことか…。

人間など滅びてしまうがいい…、ピサロ様、万歳!…ぐふっ!

 

弱っちいですが、先ほどのギガデーモンと違って、正々堂々戦うマジメなヤツです。

あと、そのセリフからして、ピサロとロザリーへの厚い忠誠心を感じ取れます。

右上の結界点:エビルプリースト(&スモールグール×3)

 

「ほほう、ついにここまできたか勇者よ。しかし、すべては遅かったようだな。

もうすぐデスピサロ様が我が魔族の王として目覚めるだろう。

デスピサロ様の心にはもはや人間に対する憎しみの心しか残っておらぬはず。

冥途の土産に教えてやろう。

ロザリーをさらわせたのはこの私なのだ!わっはっは!」

 

まさかの、真相告白に驚きです。

 

バギクロス、マヒャド(あとなぜかメラミという下位魔法)を使ってきますが、二回攻撃の特性があるので、メラミ以外を二連続でやられると結構イタイです。

あと、こやつは初期状態でマホカンタがかかっているので、いきなりギガデインなんかを使っちゃうとイタイ目を見ます。

ちなみに、ボスとして出現するエビルプリーストに比べると、ザコとして登場する大魔道(エビルプリーストと同じ絵)の方が強く感じます。しかも大魔道はザコなので何回でも登場しますし

 

エビルプリースト撃破!

 

「おのれ、口惜しや… この恨み晴らさずにおくべきか… ぐふっ!

 

左上の結界点:ヘルバトラー

 

「お前たちか、デスピサロ様の進化を邪魔しようという不届き者は?

オレ様が成敗してくれるわ!」

 

イオナズン激しい炎凍える吹雪雄叫びを使うなかなかのテクニシャンです。

四天王の中ではおそらく最強ですが、HPはそれほど高くなく、またマホトーン系が効くので、イオナズンは封じることができます。

倒すと「奇跡の剣」をドロップします。

 

ヘルバトラー撃破!

 

「くっ…、よくぞオレ様を倒した。一時の勝利をかみしめるがよい。

どうせお前たちは進化したデスピサロ様に倒されるのだからな。

わっはっは…、ぐふっ!

 

みんな「ぐふっ!」って言います。

デスキャッスル

ここでは隠し通路の先にある「賢者の石」を手に入れておきます。

城を抜けると毒の沼地に囲まれた山があり、それを少し上った所にデスピサロが待ち構えてます。

この山に登る前に、バロンの角笛で馬車を呼び寄せておきましょう。

vs デスピサロ

ピサロは自らに進化の秘法を施します。

しかも、今回は黄金の腕輪も持っており、まさに完全なる生命体へと進化を遂げます。

 

ピサロはダメージ量によって形態を変化させてきます。初期形態はほぼエスターク

 

ぐはあああ……!何ものだお前達は?

私はデスピサロ。魔族の王として目覚めたばかりだ。

うぐおおお……。私には何も思い出せぬ……。

しかし何をやるべきかは分かっている。

 

お前達人間どもを根絶やしにしてくれるわっ!

 

エスターク形態から、最終形態へと変わっていく様は、ファミコンにしては凝ってます。

ダメージを一定量与えるたびに、 ➡  ➡ が消え、次に胴体の中央にが浮かび上がる。

次に、が生え、が生え、最後にが生えてデスピサロの最終形態となります。

 

あの美しいピサロ様がこんな姿に…。

 

ちなみに最終形態になると、BGMが変わり、ダメージを与えた時のエフェクトがなぜか、ピシャッ!とフラッシュする感じになります。ちょっと楽しい

 

平均レベル38ぐらいで、最終形態までは余裕でしたが、最終形態はちょっと苦戦しました。

でも、よほど運が悪くないかぎりは全滅はないと思います。

 

デスピサロ撃破!

 

ぐはあああ……。体が熱い……。

私は敗れたのか……。私の身体が崩れていく……。

うぐおおお……! ぐふっ!

 

ところで、デスピサロはこんな姿になってまで人間を滅ぼしたいのかという疑問も湧いてくるところですが、イムルの村で見れる夢でのロザリーの最期を見たところ、要するに、最初は世界征服の為に人間の殲滅を目論んでいたところ、ロザリーの死によって人間への復讐心で、人間の殲滅自体が目的へと変わったわけですよね。

であれば、まぁちょっとは理解できないでもない。

 

それにしても、部下であるエビルプリーストの策略で、人間がおこなった行為に対して、それを知らずにその憎しみを爆発させるという、あまりにも悲劇の魔族の王ではあります。

でも、ピサロはそもそも人間を滅ぼすつもりだったので、一概に悲劇の人物とは言えないとも考えられます。

あと、なぜエビルプリーストは、(人間からみると)そんなヒドイことをしたのか?ですが、エビルプリースト戦前のセリフ、「もうすぐデスピサロ様が我が魔族の王として目覚めるだろう。」から察するに、要するに魔族の王たる者、エルフなんぞの小娘一人に対し、ニコニコしてるようじゃいつか人間に寝首をかかれますよ、というような感じだったのでしょう。

 

しかし、逆にこの状況を利用すれば、「憎しみ」しか持たない真の魔族の王の誕生が叶うと考えたエビルプリーストは、人間にロザリーを殺害させるという策を弄したわけです。

に属するエビルプリーストは、真の魔王誕生の為にやった行為であり、非難されるいわれはない、という事になりましょうか。

むしろ、ロザリーに(彼女の涙はルビーである)を流させる為に、そそのかされたとはいえ、虐待を行って殺害にまで至らしめる人間の方が、どう考えても「」ではないかと。

 

ロザリーの涙を狙う人間から彼女を助けた魔王デスピサロ、そんな魔王を倒そうとする勇者(人間代表)…、果たしてどちらが本当の「」なのでしょうか。

エンディング

デスピサロを倒すと崩れ去る山。

そこへやって来たマスタードラゴンは、勇者一行を拾い上げて天空の城へと帰還。

 

天空人と人間の血をひきし勇者よ。

そなたらの働きで進化の秘法はデスピサロともども地の底深く沈んでいった。

もはや人々が怯えることはなく世界に平和が訪れるのだ!

八人の導かれし者達よ!心から礼をいうぞ!

 

勇者よ!お前は見事やり遂げたのだ!

もはや地上に戻ることもあるまい……。

これからは私と共にこの天空城に住むが良かろう!

 

ん?どうした、その顔は……?

その者達と一緒に地上に戻ると申すか?

…………。

分かった!もう止めはせぬ!

 

戦いの最中築き上げられたそなたらの友情は、

もはや何人も壊せまい!

 

 

気をつけて行くのだぞ!

 

天空城の人たちと会話後、外に出ると始まるエンディングロール。

 

リースのお姉さま
「クルリンクルリン。世界に平和が戻りました。ふーん。悪い人間ばかりじゃなかったのね。ねえリース。」

リース
「はいお姉様。ねえ、これからは私たちとも仲良くしましょうね。」

 

最後の最後で、やっとこのエルフ姉妹は心を開いてくれます。

 

気球で仲間たちを順番に故郷に送り届ける。

勇者が仲間の故郷の王様と何かを話してるシーンがあるが、何を喋ってるのか想像をめぐらす。

 

最後に勇者が、故郷の村へ戻るがもちろん誰もいない

少しウロウロした後、親友シンシアの寝転がっていた場所へと移動する。

泣ける…。

 

そこへシンシアの幻?が現れ、抱擁を交わす二人。

さらに、画面下から仲間たちが全員で駆けつけてきたところで、エンディング終了。

 

勇者はすべてを失うところから始まりましたが、世界の平和を守っただけでなく、かけがえのない仲間達と出会えた事が何よりです。

 

勇者がその後、仲間たちとどのように交流していったのか、想像をめぐらすのが楽しくもあります。


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