高橋名人の冒険島 - 背景のよくわからないアクションゲーム

      2018/10/12

1986年9月 ハドソン


当時の人気者で、今もご健在の高橋名人を主人公にした横スクロールアクションゲームです。

原始の時代(もしくは文明の遅れた場所)を舞台に葉っぱの腰巻と帽子だけを身に着けた高橋名人が、キュラ大王と呼ばれる怪物にさらわれた恋人ティナを助けるべく広大な島を駆け巡ります。

ドット絵の高橋名人ですが、少ししゃくれたアゴとパチクリとした目がうまく描かれています。


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タマゴ

このゲームの目玉は、道中に落ちている謎の巨大タマゴです。

武器で攻撃したり、体当たりすると割ることができます。タマゴは体当たりで割ろうとすると、当たった時の勢いでかなり前方へと吹っ飛んでいってよく穴に落としてしまいます。ソーっと触れるとあんまり飛ばないので安心です。

隠しタマゴも存在します。隠れている場所の目印は、投げた武器が空中で消滅する所となっており、その場所でジャンプすると出現します。

 

タマゴの中にはいろんな物が入っているわけです。

隠しタマゴともなると何が入っているかワクワクものですね。

 

して、タマゴの中身は、

石オノ

主人公はゲームスタート時とミス後は丸腰状態なので、タマゴから武器である石オノを入手して初めて攻撃できるようになります。

石オノは放物線を描いて飛んでいき、画面内に2発まで発射可能です。

ちなみに石オノは必ずしもタマゴの中にあるわけではなく、通り道にそのまま置いてあることもあります。

 

スケボー

 

このゲームではタマゴともう一つ、このスケボーが目玉アイテムとなってます。この世界観で主人公が帽子を被っているのがすでに違和感を感じますが、そこへさらにスケボーです。なぜにスケボーなのか?

スケボーはマリオで言うところの大きくなるキノコ的なもので、敵との接触を一回だけ無効にしてくれます。その代わりにスケボーは壊れます。

そんなスケボーにはとても大きなデメリットがあり、十字ボタンを離しても常に前進する為、減速はできますが立ち止まったり戻ったりができなくなります。自力で破棄することも出来ない為、場所によっては致命的状態に陥ることもあります。

それと私はこのスケボー姿の高橋名人のチョロQ持ってましたが、すぐ壊れました。

 

(隠しタマゴのみ)

石オノを持っている時だけ出現する上位武器で、障害物である「岩石」と転がってくる「大岩」を破壊することができるようになります。

岩石は絶妙な位置に置かれていることが多いので、それを壊せるというのはこのゲームではかなり有利なことです。

正式名称は「マジカルファイアー」だそうです。オシャレなネーミング。

 

ミルク

バイタリティが全快します。

バイタリティは「活動力」のことで、画面上部の中央にゲージとして表示されていて、無くなるとミスになります。至る所に出現するフルーツを食べることで回復できます。「空腹度」とでも言い換えることができましょうか?

全てのフルーツを取る必要はないですが、あまりに放っておくとここぞという時にフルーツが取れず、0になりミスとなります。

そんなバイタリティですが、このミルク一本で全快します。さすが栄養満点食品。

 

レッドミルク(隠しタマゴのみ)

バイタリティが上限オーバーの16まで増えて、さらに全快します。

ミルクの効果を上回る赤ミルク。赤い色が何なのか気になるところです。

 

これを取った後は、そのステージで取ったフルーツの得点が2倍になります。

どちらかと言うとゲージ回復量が2倍になる方がいいです。

正式名称は「フラー」です。

フラワーじゃなくて?

 

ナスビ

主人公の後ろから付いてきて、すごい勢いでバイタリティを減らしてくるハズレキャラです。バイタリティが残り2ゲージになると去っていきます。

できれば避けたいキャラですが、どのタマゴに入っているかの判別は見ただけでは不可能なので、タマゴの場所で覚えるしかないです。

何が入っているかな?と楽しみなタマゴですが、ハズレもあるわけです。

正式名称は「悪魔ナスビ」です。なぜナスビを悪者にしたのか?の答えは、高橋名人の嫌いな食べ物だからです。私はナスビが好きです。

 

妖精

無敵になります。

効果が切れるとどこかへ飛び去って行ってしまいますが、無敵BGMが切れても妖精が画面内に見えている間は効果が続いているようです。

たき火や岩石といった障害物もぶっ飛ばせるので、なかなか爽快です。但し、穴に落ちたり、バイタリティ切れの場合はミスになります。

この妖精の名前は「ハニー」です。蜂の妖精で「高橋名人のBUGってハニー」の主人公でもあります。

高橋名人の冒険島のBUGってハニー


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ハチ助(隠しタマゴのみ)

エリア1のラウンド1のゴール直前のガケ付近の隠しタマゴにのみ入っている特殊なもので、これを取ることでコンティニューができるようになります。

ちなみにコンティニューするにもやり方があって、十字ボタンのいずれかを押しながらスタートボタンを押すことでミスしたラウンドの最初からスタートができます。

アイテム、しかも隠しタマゴに入っているものを取らないとコンティニュー出来ないっていうだけなく、ボタンを押しながらスタートしないとならないって、どんだけコンティニューさせたくないんだろうか。難易度高いのに。

「ハチ助はハドソンのマスコットキャラ」というのはファミコン世代にとっては常識です。

 

宝石(隠しタマゴのみ)

2000点もらえる得点ボーナスアイテムです。

正式名称は「ジュエル」で、宝石のついた指輪のようなアイテムです。

 

としゆきくん(隠しタマゴのみ)

1UPアイテムです。誰かと思ったら、高橋名人のことでした。名人の名前は「高橋利幸」なのです。

 

タマゴに入っていないアイテムで、各ステージに必ず1つ出現するツボみたいなアイテムがあり、取ると1000ポイントもらえます。正式名称は「ポット」。

隠しポット」になっているものもある。


障害物

岩石

触れてもミスにはなりませんが、バイタリティが2ゲージ減ります。また、つまずいて一瞬だけ操作不能になります。

岩石の配置は他の障害物や敵と共に絶妙に配置されていることが多い為、このつまずきによって結果的にミスに追い込まれることも多く結構厄介なんです。

正式名称は「オット岩」です。つまづいた時に「おっとっと」って感じで操作不能になるところからですかね。

たき火

触れると火だるまになり、ミスになります。

岩石とタッグを組んでくることもあり、つまずかされて火だるまにされます。

正式名称は「ファイア」です。そのまんまです。

つらら

天井から落ちてきて、ぶつかると氷漬けになりミスになります。

つららがあるところは床面も凍っていて滑るので、止まらず突っ切るべきですが、突っ切り過ぎると大体次のワナが待っています。

正式名称は「アイス」です。さっきのが「ファイア」なのでこっちは「アイス」です。シンプルです。いや…つららのままでいい気がします。

 


ステージ構成

スーパーマリオと同じく全8エリアあります。各エリアは4つのラウンドに分かれているので全部で32ステージということになります。

但しマリオと違うのはワープが無いのですべてのステージをこなす必要があるのです。

結構長旅です。

 

基本的に難しいゲームですが、エリアが進むにつれさらに難易度が上がっていきます。しかし、エリア毎の待ち受けるキュラ大王は弱っちいのが救いです。

キュラ大王は8つの頭を持っていて、エリアごとに顔が変わっていきます。攻撃方法や動きに変化はなく、唯一の違いは耐久度が上がっていくぐらいです。

また、ボス戦の間はバイタリティは減らないので落ち着いて戦えます。

 


気になった敵キャラ

スネイル

カタツムリの事で、一番のザコ敵です。

一見同じ場所にいるように見えますが、よーく見るとかすかに前へ進んでいるのがわかります。

ケロ

カエルです。茶色のカエルは近づくと跳ねて飛び掛かってきます。なかなか強敵です。たまに右側を向いている個体がいますが、無視して飛び越すと背後から飛び掛かってくるという算段です。

プータ

ブタです。クルクルと回転しながら、数匹が並んで真っ直ぐに向かってくる愉快な敵です。

というのも、このブタの出現直前ぐらいに大体タマゴがあり、中には妖精さんが入っている為、無敵状態でこのブタ共を蹴散らして進むという流れにしてあるものと思われます。

バッサ

コウモリです。近づくと天井からプレイヤーのその時点での高さまで降下してから向かってきます。

コヨーテ

コヨーテの名前を持ってますが、全くコヨーテに見えない敵です。それ以前に2足歩行です。

この敵は突如後方から高速で突進してくる為、出現条件を知らないとミスになる確率が高い敵です。後に知りましたが、赤い花を通過すると出現するようです。

出現したら振り返って2発ぶち込む必要があります。ジャンプでかわしちゃってもいいですが、中にはジャンプしてくる個体もいるので、倒してしまった方がいいです。


バッサの呪い

エリア8のラウンド3のゴール前の連続落下リフトの部分で、落下リフトが連続で8個続く箇所があるのですが、バグかなんかで攻略できないようになっているのかと疑いたくなるぐらい難しい場所となっています。

この8連続リフトの途中でコウモリのバッサが3匹邪魔をしてくるのですが、特に3匹目の登場位置の絶妙さはバグと紙一重です。軽くトラウマです。ファミコンのゲームってちょくちょくこういう呪いがかったシーンを入れてきますよね。

偶然クリアできたわけですが、刹那のタイミングだった為どのタイミングで武器を放ち、ジャンプしたのかもわかりませんでした。

 


まとめ

このソフトを知った時、なぜ主人公が高橋名人なのか?なぜこんな原始の世界が舞台なのか?色々疑問が浮かびましたが、かなり後になってから実はセガの「ワンダーボーイ」というアーゲードゲームの主人公を高橋名人に差し替えたものであることを知りました。

やったことはないですが。

これと似たような感じで「うる星やつら ラムのウエディングベル」のゲーム内容がイマイチ理解できなかったのですが、これもジャレコの「モモコ120%」というアーケードゲームの主人公をラムちゃんに差し替えたものとのことで、だからうる星やつらっぽくなかったんだなぁと理解できた次第です。

 

さらにこの「高橋名人の冒険島」発売の翌月に、このソフトの舞台を基にしたアニメ「BUGってハニー」が放送されていることから、単純にワンダーボーイからキャラを差し替えてゲームを作ったというわけではなく、ちゃんと構想があっての差し替えだったんですね。

 

高橋名人の冒険島のラスボス「キュラ大王」

 

 

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