1986年2月 ケイアミューズメントリース(開発:マイクロニクス)
異常に長い道のりをたった1人(もしくは2人)で地味に戦い続ける、縦スクロールアクションシューティングゲーム。
あらすじ
悪の秘密結社が世界征服を企んでいる!
との情報を得た国連は、まずは組織の実態調査の為、少数の特殊部隊をこの地へ派遣。
しかし、飛行機が原因不明の爆発により着陸直前にバラバラになってしまい墜落、生き残ったのは2人だけとなる。
その2人は「ラルフ大佐」と「クラーク少尉」。
クラークはなぜか無傷なのであった。
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開戦
クラークが無傷だったという設定は、少し謎めいた人物設定だからとの事です。
ゲームを進めると後でその理由がわかるハズです。
弾が当たらない
このゲームでは弾の当たり判定が小さくて、敵に全然当たりません。
弾道に慣性が無くきっちり8方向にしか飛ばないので、それも当たりにくくしている要因です。
というか、両手で撃てよ!と、ツッコミたい。
ランボーみたいにカッコつけて片手で撃ってるから当たらないように見えてしょうがない!
足が遅い
プレイヤーは足が遅いです。
水の中ではさらに遅いです。
それでいて、障害物によく引っかかって地味にかったるいです。
方向転換もとてもモッサリしていて、後ろを向く際も横を向くモーションを経て振り向くので、振り返り最中によくやられます。
無限コンティニュー
よく死ぬ
特によく死ぬのがトーチカを破壊する時ですが、敵はトーチカを中心に高所に陣取っており、そこから爆風の広い高性能手榴弾を投げてきてやられまくります。
こちらの手榴弾は明らかに敵のそれより爆風が弱い。
高所から高性能手榴弾 > 地上の歩兵
生きて帰ってこれるわけがない。
でも大丈夫!
このゲームは簡単に死にますが、簡単に復活できます。
死んだら「ABBA」のコマンドで無限復活です。
無限コンティニューなので、逆に緊張感が薄れてさらに死にまくりますが。
慣れない内は、復活後の数秒の無敵状態を利用したゴリ押しを多用する事になるでしょう。
いや、慣れてもゴリ押しする事になるでしょう。
アイテム
赤色の兵士を倒すとパワーアップアイテムが出現します。
- F ➡ 銃弾・戦車砲が貫通弾になる
- L ➡ 射程距離が長くなる
- S ➡ 発射速度が速くなる
- B ➡ 手榴弾・戦車砲の着弾時の爆風範囲が広くなる
- SS ➡ プレイヤーの移動速度が速くなる
全部欲しがるラルフ大佐。
初期状態が弱いのでどのアイテムもかなり嬉しいですが、死ぬと初期状態に戻ります。
頻繁に死ぬので結局、基本的に常にほぼ初期状態です。
無限コンティニューとは言え、折角パワーアップした状態が消えると結構落胆します。
特にSSを取った後に死ぬと「あーっ…」ってなります。
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乗り物
戦車
戦車はこのゲームの攻略の要です。
- 敵の銃弾は無効となり、敵兵士を体当たりで倒せる
- Aボタンを押しながら十字キーで砲塔の向きを操作
- Bを押しながらAで降車
慎重に進めば長持ちしますが、つい調子に乗って敵の群れに突っ込んでしまいたくなるのです。不思議です。
結果、乗り込んだ10秒後ぐらいにぶっ壊されたり。
戦車破損
銃弾以外の攻撃(手榴弾とかミサイルとか)を食らうとあっさり壊れて、数秒後に爆発するので素早く降車すべし。➡ 降りないと爆発して死にます。
燃料切れになったら降車すべし。➡ 数秒後になぜか爆発します。
戦車の欠点
戦車の最大の欠点 ➡ 水辺は移動できない!
水辺手前では泣く泣く戦車を降りなければなりません。
ヘリコプター
ガシャガシャと飛行音がやたらうるさい乗り物。
ですが、徒歩よりはるかに快適に進めますし、銃弾も一度に3方向に撃つことができます。
但し、燃料の回復はできないので使い捨てです。
何より「ヘリに乗れる」ということ自体が衝撃的で楽しかった記憶があります。
ヘンタイたち
この死にゲーを、ノーコンもしくはちょっとだけコンでクリアする猛者が世の中にはいるそうですが、もうそれはある意味ヘンタイです。おっと失礼…。
そして、このゲーム内にもヘンタイが登場します。
それがコイツ。
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↓
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モヒカン
まさに世紀末!
他の敵とはサイズも違って大きく、明らかに違う動きでやってくるのでビビりますが、プレイヤーを狙っているわけではないようなので、倒さなくても通り過ぎるのを待つのも有りです。
というか普通は逃げるべきです。
一応倒せますが、手榴弾を2発当てないとなりませんし、動きがヘンテコかつ早いので無理です。
逃げるべきですが、その動きの速さゆえにコイツの軌道上に乗ってしまった場合は死あるのみ。
戦車でやっと対等に戦える強敵。
モヒカン以外
- なぜかプレイヤーと同じ姿の敵が大量に登場。倒すといつもの敵兵の姿に戻って倒れる。
- 黒っぽい服を着た兵士。最後の方にちょっとだけ登場。
- レーザー銃を使用するロボっぽい兵士。ラスボス直前に登場。ノーマルの敵と特に性能は変わらない。
- 人の姿をしていない謎の飛行生物。もはや意味不明。
エンディング
似たような事の繰り返しで疲労も極限ですが、ついに最終目標に近づきました。
この壁に張り付いている顔をやっつけます!
口をパクパクして何か飛ばしてきます。
適当に手榴弾を投げてるだけで撃破!
さて、最後は一体どんなやつが!?
…と思ってたら、今のやつがラスボスだったようです。
伏線
最後は「カワサキ将軍」と名乗る、ここに来て初めて聞く名の人物が「よくやった、ゆっくり休め」とか言ってきます。
エンディングは… これだけです。
クラークが無傷だった理由は?
そして敵なのか味方なのか?
あと忘れてましたが、なぜ飛行機が爆発したのか?
これはあれだ、次回作に期待できるやつだ!
↓
続編は舞台が異次元空間でした。
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