1992年12月 ジャレコ
概要
敵を全滅させると次のステージへと進める、固定画面タイプのアクションゲーム。全40面。
妖精の兄妹が、悪者に連れ去られてしまった母親を助け出す為に、魔物の本拠地である塔へと乗り込む!

一見すると頭を使うパズルアクションかと思いきやそんなそんな事もなく、出現する敵も「魔物」となってますが、全然魔物感の無いユルユル系です。
コンティニュー回数に制限はありますが、不条理な難しさはほぼ無いので、何回かやれば普通にクリア可能なファミコンらしからぬゲームです。気軽に遊べます
プレイヤーも敵もグラフィックが可愛らしいのですが、囚われの母親の悲壮に満ちた姿だけはちょっとリアル。

悲壮感漂ってます。
ちなみに兄妹の名は、妹のリット(1P)と兄のタム(2P)です。
アクション
通常攻撃
ダイナミック「杖」
妖精っぽく「杖」です。
しかし、その攻撃方法は予想を裏切るものであります。
- 杖で叩くと敵をしばらくマヒさせ、そのまま捕まえた状態になる
- さらにボタンを押すと、持ち上げて反対側の地面に叩き付ける
というもの。
想像以上のパワー。
敵を倒すには3回叩き付ける必要があるので、可愛らしい見た目とは裏腹にとてもダイナミックな攻撃が繰り広げられることになります。やってて楽しいです
別の敵へ向かって叩き付けるとその敵もマヒ状態になるので、複数で迫られた場合でも安心です。
ちなみに、段上から落下して敵を踏みつけた時も、少しの間、敵をマヒさせることができます。
攻撃アイテム
楽しい「跳弾」
敵を倒すと様々な「攻撃アイテム」が出現し、取った瞬間に効果が発動します。
「ミサイル」や「爆弾」などがありますが、特に爽快なのが「跳弾」です。
一つ一つは小さいですが一度に4つの弾が、まるでアルカノイドのように画面いっぱいに跳ね返りながら敵を攻撃してくれます。
但し、その攻撃範囲の広さが災いし、あっという間に敵を全滅させてしまい、後述の「花」が全部取れなくなるあたりがデメリットといったところでしょうか。
移動
設置自由な「ハシゴ」
段を移動するには設置されているハシゴを使う以外にも、上下キー+攻撃ボタンで任意の場所に何回でもハシゴを設置できるので、移動に関してはかなり自由です。
ハシゴは一度に一本しか使えないので、別の場所で使ったら前のものは消えます。
なので、連結させたりはできないので、あまりに高いところへ行くことはできませんが、そういうステージでは下から風船が湧き出てくるようになっているのでそれに乗りましょう。
メルヘンチックです。
ジャンプ
地味に珍しい設定として「ジャンプできる・できない」をオープニング画面のオプションから選択可能となってます。
当然ジャンプできた方が応用が利くので難易度はより下がりますし、何より意味も無くピョンピョン跳ねるというアクション自体楽しいです。ファミコンゲームの本来の姿です。
ついでに、このオプション選択画面では他にもプレイヤーの「カラー選択」や「名前の変更」ができたりと、ファミコンにしては珍しい仕様となっています。
伊達に、ファミコン後期の時代に発売されたわけではないのですね。
ゲーム構成
「EXTRAモード」で残機UPチャンス
画面内には敵の他に「花」がいくつも咲き誇ってます。
花はただの点数オブジェクトでなく、全部取ることによって「EXTRAモード」へと移行します。
言葉はカッコいいですが特に小難しいことはなく、まず敵が全部たまねぎのような何の特技も無いザコに変身し、それを倒して出現するアイテムが「E」「X」「T」「R」「A」のどれかになります。
画面下に取得した文字が表示されるので、5文字全部集めるとその時点で等身大の妖精さんのグラフィックが表示され「勇気をあげましょう」と言って、残機を一つ増やしてくれます。
残機=勇気、らしいです。
この妖精(ウエスティーベル)の絵が、ファミコンなのに結構しっかり描かれています。
美人です。

こちらはエアリアルさん。
ステージ構成
合計40ステージで、以下内訳。
- 固定画面ステージ ➡ 30ステージ
- ボスステージ ➡ 9ステージ(3ステージおき)
固定画面じゃないステージが2つある
- 3体目のボス
- ラスボスの前
の2つだけ、なぜかちょっとしたスクロールタイプのアクションステージになってます。
もしノーダメージクリアを望む場合は、地味にシビアな行動が必要だったりします。普通にやるならなんて事はない
ラスボス前の方は、立派な横スクロールアクションステージになっています。
ちなみに、ボスたちは誰も何も喋らないので、どれがラスボスかわからなくて、倒した後に「今のがラスボスだったのか!」となること請け合いかと。
敵
固定画面ステージに登場するザコ
ちゃんとした名前は全然わかりません。
スライム

ただ移動するだけですが、たまに突然分裂します。
サメ

魚ですが、舞台が陸上なので立って歩いてます。
たまに白い何かを放物線状に投げてきますが、おそらくサメだけに、歯なのではないかと。サメの歯はいくらでも生え変わるのです
ハチ

常にふわふわと飛んでおり、停止すると複数の毒針を撃ってくるなかなかの強敵です。
しかも、飛んでいるので微妙な高さで停止されると、杖が当たらないことがあります。
目先の個体に集中していると、もっと上空から毒針が飛んでくることもあるので、上空で停止している個体にも注意しておきましょう。
ヘビ

角が生えてます。
サンドウォーム
ファンタジーによく登場するような、大きな口を持ったミミズみたいなやつです。

たまに口から舌を伸ばして攻撃してきます。
リス
目が怖いです。
主人公が自分と同じ段にいることを察知すると移動速度が倍増するので、複数まとまっている場合は危険です。
誘導して分散させてから倒しましょう。
イソギンチャク

たまに立ち止まって、上に浮かんでいく得体の知れない白い何かを放出して攻撃してきます。
ウサギ
角が生えてます。
リス同様、同じ段に行くとスピードUPします。
サル
同じくスピードUP系です。
ヒトデ

ブーメランのようなもので攻撃してきます。
顔と動きがキモカワイイです。
ザリガニ
シャコかも知れません。

たまに腕を伸ばして、ハサミをちょきちょきして攻撃してきます。
とり(?)
どういう姿してるのか全然わかりませんでしたが、手が翼のように見えるので鳥と見ました。

これもスピードUP系です。
たまねぎっぽい何か

花を全部取って「EXTRAモード」になると、全ての敵がコレに変身します。
ただ移動するだけの特別な敵ですが、さすがに触れるとミスになります。
スクロールステージに登場するザコ
ハットのおっさん
被っているハットを、ブーメランのように飛ばして攻撃してきます。
タイミングを計って攻撃しないと結構ダメージ食らいます。
ハットの下はどうやらハゲているようです。
ピエロ
ジャンプで足場を移動するシーンで、下から飛び跳ねて邪魔してきます。
飛び跳ねる時に毎回ポーズが違います。凝ってる
おばちゃん(?)
プレイヤーから到底届かない上部の足場から、桶をひっくり返して水を浴びせてきます。

この敵を配置したその発想がシュールすぎます。
コウモリ
プレイヤーの動きを完全に見据えた上で、体当たりしてきます。
敵というかトラップの一種に近いので、初見でかわすのは難しいでしょう。
ラスボス「バイソンホード」
一見、ロボットと見まがうようなフォルムですが、よく見ると鎧をまとったミノタウロス的な感じにも見える。
大きさだけは一丁前ですが、弱いです。

エンディング
親子の再会グラフィックで、涙涙のハッピーエンドです。
しかし、
さらわれた理由もわからなければ、エピローグなんかも無くあっさりとした感じなのがちょっと残念だったり。クリア特典とかも無い
これぐらいの難易度なら、裏面があっても良かったかなと思えます。きゆこうにしては珍しい希望

「ドルアーガの塔」とか「バベルの塔」の裏面は一切やる気しない!ムズすぎる。
おまけ





