このゲームのもう一人の主人公とも言えるレイガルド帝国青竜騎士団団長レオン、彼の呼びかけに応え共に大陸統一を目指す帝国ルート。
道のりの違いがあるだけで、最終目的が光輝軍と同じ「平和」である帝国軍は決して「悪」ではないでしょう。
なので、
レオンに誘われて帝国側に付くということ自体は罪悪感を感じることではないですが、一番の問題はルート分岐のあるシナリオ7までは光輝ルート前提で進めてきたということです。
ヘインと共にリアナを助け、シェリーと出会い、キース、レスター、ジェシカと続々と仲間が増え、お互いを仲間として認識してきたところで、帝国軍へと鞍替えするわけです。
帝国軍の方で新たな仲間ができていくという喜びはありますが… その後の人間模様がどうなるかについては想像に難くないかと。
帝国ルートへの突入条件
以下のいずれかを達成していれば、「シナリオ7」クリア後に選択肢が出現します。
- 「シナリオ2」でレアードを撃破していない
- 「シナリオ5」でゾルムを撃破していない
選択肢「レオンの帝国への勧誘」を承諾すると、帝国ルート突入となります。

光輝軍とはお別れとなりますが、ロウガは再度妹ソニアに会える可能性が高いと踏んで、帝国軍に付いてきます。
というわけで、帝国ルートを進む場合はあらかじめエルウィン、ヘイン、ロウガ以外にはできるだけ経験値を与えないように進めた方が効率的です。
シナリオ概要(帝国ルート)
シナリオ7「魔族の少女」
シナリオのポイント
帝国ルートではソニアを仲間にするかしないかがルート分岐に影響してきますが、ここではどちらにせよ仲間にする方向で進めておいた方がいいと思います。
仲間にするにはロウガで3マス以内に近づきますが、現時点では仲間にはならず、会話後に戦場から離脱します。(仲間になるフラグは成立している)
注意点
ソニアに攻撃を仕掛けてしまうと、それ以降彼女の仲間加入は不可能になってしまうので、間違ってソニアに攻撃はしないようにしましょう。ソニアの「部隊」に対しても。
ちなみに、ソニアは騎馬部隊なので高機動力を誇りますが、ルート分岐への配慮がなされているのか、ちょっとずつしか動かないのでご安心を。

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リアナのお願い
レオンの誘いを承諾すると、リアナに再考をお願いされて、もう一度選択肢が出現します。

後ろ髪引かれます。

シナリオ8「ゴーアヘッド」
光輝ルートのシナリオ8「空の架け橋」にあたるシナリオ。
帝国ルートでは橋の破壊工作を、レスターが行っています。
シナリオのポイント
騎馬は引き付けてから進軍開始する
敵の前線部隊は騎馬なのでエルウィンのパイクで特攻をかけてしまいがちですが、橋の中ほどまで進むとキースを含む増援で、飛行部隊×5が登場するので、ある程度騎馬を引き付けてから進軍を開始した方がいいかと。後方の弱ユニットが狙われますよ。
こちら側には6ターン目にイメルダ(傭兵:ハイエルフ)が、仲間として駆けつけてくれます。
あと、キースの連れている2体のエンジェルは堅いです。
クリア後
レスター撤退後、エルウィンは初めての元仲間との戦いで思う事があったのか、自問自答をします。
ここで表示される選択肢の選択次第では強制的に帝国ルートを外れ、ボーゼル率いる闇の軍勢ルートに行ってしまうので注意です。
「帝国」or「闇」、どちらにも選択の猶予を残しておくなら「強大な力が欲しいから」以外を選択しておきましょう。

元海賊だけあって、エルウィンの進んだ道を一概に否定できないレスター氏。
シナリオ9「WANTED」
レスターの吊り橋破壊工作を阻止し、バルディアへと向かう一行は、途中にある村でシェリーの待ち伏せにあう。
シナリオのポイント
シェリーは戦場となる村人をまず避難させます。

川を隔てて敵と対峙する形になりますが、敵の騎馬部隊は川の橋を積極的に渡ってくるので、橋を越えた地点周辺をエルウィンのファランクスを壁にする感じ囲っておけば、敵を一か所にまとめて足止めできます。
はみ出して川を越えて来そうな敵を優先して倒していきましょう。
また、上からやってくる飛行部隊は、レオンのロイヤルランサーで防御壁を作って後方を突かれないようにします。
シェリー
残存部隊がシェリーだけになると、

頑張り屋さんです。
7ターン目にバルガスが仲間として駆けつけてくれますが、クリア後は一旦仲間から外れます。
シナリオ10「老剣士、立つ」
レアードがバルディア城を発見したとの報告。
確かな位置を掴んだ帝国軍だったが、その途中またしても光輝軍の待ち伏せにあう。
軍を率いているのは、シェリーの剣術の師匠アーロンだった。
シナリオのポイント
2ターン目の、アーロンからの問いかけへの返答次第では強制的に闇ルートになってしまうので、選択の余地を残しておくなら「そういうわけではない」を選択しておきましょう。

ルート分岐は別として、さすが長年戦場を生き抜いてきたのと、年の功もあって、どの選択をしても落ち着いた反応をするアーロン。シブいです。

ここも先ほどのシナリオと基本は似ており、橋と水場を利用した作戦が有効です。
一か所に集めて倒す作戦
敵は最初は待機状態ですが、こちらが橋に足をかけるとサーペンナイトの奇襲部隊出現と共に、前線部隊の進軍を開始するので、一旦橋から避難しましょう。
シナリオ9同様、橋の終点一帯に敵がうじゃうじゃと集まってくるので、袋叩きにできます。
エルウィンのファランクスを中心に壁を作っておけば敵はほとんど攻撃してこないので、レベルを上げたいユニットに経験値を稼がせることができます。
うじゃうじゃしてる敵に向かって、攻撃魔法を浴びせるのが楽しいのですよ。
また、もしまだロウガが低レベルのままなら、「ハイロード」にしておくと次のシナリオからロウガもファランクスを雇うことができますし、「ヒール」も覚えてくれるのでとても有用です。
ロウガのクラスチェンジ表
今後のロウガのクラスですが、ハイロードからは「ジェネラル」か「レンジャー」にクラスチェンジできます。

「ハイマスター」
レンジャーからの隠しクラス。
後で登場する射程7を誇る「アーバレスト(弓)」を装備すれば、直接攻撃に弱い指揮官なんかをダイレクトに攻撃して倒すこともできるスナイパーのようなクラス。
しかも「テレポート」も覚えます。
但し、これらの有利過ぎる性能の代償としてなのか、指揮範囲が「0」です。傭兵が指揮官の恩恵を受けられない
「エンペラー」
ジェネラルからの隠しクラス。
特にこれと言った特殊能力はないですが、普通に強いクラスです。
オススメは「ハイマスター」
帝国ルートの場合は他のキャラの傭兵が充実しているので、ロウガにはハイマスターでここぞというところでスナイパーをやらせると、かなり役に立ちましたよ。
「ネックレス」か「クラウン」を装備すれば指揮範囲が「1」になるので、最低限周囲4マスは傭兵でガードしてもらえますし。
シナリオ11「神秘の秘剣」
「バルディア城」にてラングリッサーの争奪戦となる光輝ルートのシナリオ11「ラングリッサー」の、全く正反対の立ち場での戦いです。
シナリオのポイント
キースの作戦は、光輝の末裔であるエルウィンさえ倒してしまえば帝国はラングリッサーを抜くことができないので、エルウィンを集中的に攻撃して倒してしまえばよい、というものですが、プレイヤー的に光輝ルートですでに、レオンが光輝の末裔であることは既知の情報です。
なぜレオンは光輝の末裔なのか?
ジェシカ曰く、レオンの持っている「剣」、実はこれはとある「刀」なのですが、それを見てレオンが光輝の末裔であると判断します。
レオンが語る、自分の先祖が東方の剣士から貰ったこの刀を受け継いできたことが、その証であるという、その「先祖」というのが「ラングリッサーⅢ」の主人公ディハルトです。

「ラングリッサーⅢ」はラングリッサーシリーズの時系列的に最初の物語となるもので、ディハルトの武器がこの刀、名刀「虎徹」です。
ちなみに、ディハルトの叔父というのがあの、ラングリッサーそのものになった人物「ジークハルト」です。
そしてジークハルトはエルウィンのご先祖様です。
つまり、
エルウィンとレオンはかなり遠いですが、血の繋がりがあるという事です。
ジェシカは転生を繰り返しずっと生きているので、その目でこの虎徹を見ているというわけです。
というわけで、キースの作戦はお蔵入りです。

ここはエルウィンで一人ラングリッサーへと向かわせて、残りは敵部隊へと向かわせます。
敵側はジェシカがハイエルフを連れてラングリッサーを目指してくるので、エルウィンの傭兵は飛行兵以外にしましょう。
敵援軍のシェリー
8ターン目にシェリーがマップ右下に登場し、一直線でラングリッサーを取りに向かう(13ターン目には到達する)ので、それまでにエルウィンで祭壇直前の通路を塞ぐ必要があります。
普通に進めば余裕で間に合いますが、傭兵の位置関係でどうしてもシェリーにすり抜けられてしまうようなら、少し経験値は損しますがラングリッサーを取ってクリアしちゃいましょう。
ちょっとでもすき間ができると、シェリーはエルウィンを無視してラングリッサーを狙ってきますよ。
ちなみに、普通にプレイしている限りシェリーを城内に行くまでに倒すというのは不可能だと思います。
味方援軍のバルガス
7ターン目に仲間として駆けつけるバルガス。
光輝ルートではバルガスの死によって、その妻エリザの悲しみに暮れる姿を目の当たりにさせられたわけですが、反対に帝国ルートではお二人の幸せ絶頂風景を見ることができます。
帝国ルート or 闇の軍勢ルート
エルウィンがラングリッサーを先取。

このシナリオは、ラングリッサー入手後に現れる選択肢の答えによって、「闇の軍勢ルート」へと切り替わる分岐点にもなっており、前述通りシナリオ8と10の選択肢の答え次第では強制的に闇の軍勢ルートへと突入します。
- シナリオ8で「強大な力がほしいから」以外を選択
- シナリオ10で「そういうわけではない」を選択
上記を達成していると、以下の選択肢が出現。
- レオンにラングリッサーを渡す
- レオンにラングリッサーを渡さない
以下の選択次第で、軍勢ルートの変更が発生します。
- 「渡す」 ➡ そのまま「帝国ルート」
- 「渡さない」 ➡ 「闇の軍勢ルート」へと突入
まとめておくと、
「帝国ルート」に進むには、緑の文字の選択肢を選んでいけばいいという事になります。
シナリオ12「悲しみの追撃者」
ラングリッサーを手に入れ意気揚々とレイガルド城へと帰還する帝国軍であったが、聖剣と魔剣の両方を揃えた帝国軍を絶対に本拠地へ戻すわけにはいかないジェシカ率いる光輝軍は、すぐさま準備を整え帝国を追撃。
ここに帝国と光輝の全面対決が始まる。
シナリオのポイント

話は平行線です。

進軍してくる名無しユニットを全滅させると、次に名のあるユニット達が行動を開始します。
これと言ったクセのないマップなので、好きなように戦えるシナリオです。
名無しユニットが多く、ぱっと見は光輝軍も頼もしいものですが、最終的に一番後ろにいるジェシカとリアナだけが残る感じになるかと思います。
名のあるユニット
- シェリー ➡ ドラゴンナイト(傭兵:ドラグーン)
- キース ➡ ドラゴンナイト(傭兵:エンジェル)
- ジェシカ ➡ メイジ(傭兵:バリスタ)
- リアナ ➡ プリースト(傭兵:クルセイダー)
最後に残った乙女二人に攻撃を仕掛けるのが、心苦しい事この上ないです。
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シナリオ13「ジェノサイダー」
遂にアルハザード、ラングリッサーの両方を手にした帝王ベルンハルトは、早速大陸統一に向けて侵攻開始を命ずる。
最初に定められた目標は「サルラス」。
カルザス攻略の為にはこの地を掌握し、後方の憂いを断つ必要がある。
また、サルラス攻略中にカルザスに援軍を要請されると少々厄介である為、誰一人この領地から逃してはならない。
シナリオのポイント

たかだか一地方の領主の屋敷に帝国の四天王が揃って攻めてくるとか、ローレンにとっては悪夢以外の何物でもないです。
誰一人逃してはならない
ある程度屋敷の中まで進入すると、スコットはローレンの指示で撤退を開始しますが、スコットは騎馬なので屋敷内では足は遅いです。
スコット対策に初期配置の上側にファランクス隊と、すぐ近くに敵のグレナディーアがいるので、こちらもグレナディーア隊を用意しておくのが無難でしょうか。
スコット死亡
スコットを撃破するとBGMがギターで奏でられる悲しいものになります。以降、名のあるキャラが死ぬシーンではこのギターBGMが流れる
ここからは元仲間が死んでいくので、より辛い物語になりますよ。

スコット撃破後
マップ下両端に援軍で騎馬部隊が登場し、カルザスへ行くために一直線にマップ上方を目指すので、到達される前に屋敷後方から塞ぐか、もしくは水路に手こずっているところを狙って、屋敷内からの間接攻撃でも倒せます。
ローレン死亡

シナリオ14「鉄壁の防御陣」
サルラスの攻略成功により、カルザス攻略中に背後を取られる心配は無くなった。
しかし、カルザス以外にサルラスに援軍を送ってきた人物をレオンとエグベルトは危惧している。
サルラス周辺の村を探索したところ、その人物はサルラスが突破された場合に備えて、その村に鉄壁の防御陣を敷いて帝国を待ち構えていた。
その人物は、あのアーロンだった。
シナリオのポイント

一か所に集めて倒す作戦
このシナリオも、狭い橋を渡ってきた敵を取り囲んで倒していくパターンで、残り部分もそれほど難しいシナリオではないです。

アーロン死亡
アーロンが死ぬという事は、一番の関係者である、弟子のシェリーが気になるところです。

例のギターの悲しい曲が流れます。

絶望するシェリー。
鼓舞するキース。

大人になっていくシェリー姫。

シナリオ15「カルザス・陥落」
帝国は、反帝国第一勢力である「カルザス」に対し全面攻勢に出る。
カルザスは城に立て籠り完全防御の態勢を取るが、ここを落とせば光輝軍の拠点は無くなり、ほぼ壊滅状態となる。
また、この攻城戦にはアルハザードの封印を解く為の鍵を得る、という目的も隠されていた。
シナリオのポイント
リアナは倒してはならない
その目的とは、リアナの身柄の事。
アルハザードの封印を解く為には光の巫女である彼女が、「触媒」として必要というのは光輝ルートで既知の情報ですね。
なので、リアナを倒してしまうとゲームオーバーになります。
結構ギリギリ
ジェシカが帝国のこの目的に気づいて、リアナを脱出させるまでに数ターンの猶予がありますが、脱出を開始したらすぐに追いかけないと敵の防御陣もあってギリギリ間に合うかどうかという感じになると思います。
幸いシェリーとキースはその場から終始動かないので、頼みのエルウィンで強引に脱出経路を塞いでやれば、脱出されてゲームオーバーというのだけは防げるかと。
キースとシェリーは動かない
キースとシェリー自身は動きませんが、傭兵は指揮範囲に入ると攻撃してくるので弱めのキャラで近づく時は指揮範囲に注意しましょう。
またシェリーは、キースを倒すと彼の進言で脱出を開始するので、経験値を稼ぎたければキースよりも先に倒しましょう。
キース死亡

キースの、シェリーとカルザスに対する忠誠心は、誰よりも強かった。

なんだか、すごい悪者になった気分です。
最後にまた、この乙女二人
敵勢力をジェシカとリアナだけにすると、ジェシカがリアナをクールに励まし、リアナもそれに応じます。

そんな健気な二人をこれから攻撃することを思うと、さらに罪悪感アップです。


シナリオ16「トライアングル」
ヴェルゼリアの「地下神殿」でアルハザードの封印解除の儀式を行う、光輝ルートシナリオ16「復活の魔剣」と同じ場所で、帝国ルートではボーゼルが復活の儀式を行っています。
シナリオのポイント
ボーゼルの裏切り
帝国ルートでは、冒頭でアルハザードの封印解除は完了します。
真アルハザードを手にしたボーゼルは、この魔剣さえあれば帝国と手を組む必要などないと言い出し、その場で帝国を裏切ります。

さすがエグベルトさん。
三つ巴の戦い
2ターン目に光輝軍が登場し、三つ巴の戦いになりますが、光輝軍はまずマップ下のエストとオストと交戦開始するので、こちらは中心部の敵を倒しましょう。
エストはすぐにやられますが、オストはしぶとく光輝軍の相手をしてくれます。
ソニアの説得(2回目)


会話後、ソニアは戦線離脱します。
vs ボーゼル
ボーゼルは結構強いので、レオンのドラグーンをけしかけてからのエルウィンかレオンでとどめ、という流れが一般的でしょうか。
ドラグーンでちょっと削っておかないと、返り討ちに合う可能性があるので注意です。
ボーゼルの傭兵「リビングデッド」は、見た目は歩兵っぽいですが兵種は「不死」で、指揮官がボーゼルなので、僧兵以外での直接攻撃はやめておいた方がいいです。返り討ちに合います。
僧兵なんて持っていないと思うので、魔法攻撃で安全に対処しましょう。
ボーゼル撃破
ボーゼルを倒す(退却する)と、光輝軍も退却し、そしてラーナが正気を取り戻します。
ここで、どちらを追うかの選択によってシナリオが分岐します。
- 「ジェシカを追う」(以下「Aルート」)を選択 ➡「光輝」→「闇」の順に倒す(カオス登場)
- 「ボーゼルを追う」(以下「Bルート」)を選択 ➡「闇」→「光輝」の順に倒す
また、どちらを選択してもそれぞれソニアを仲間するかしないかの分岐があるので、細かく分けるとエンディングは4つとなります。
「デア・ラングリッサー - 帝国ルート攻略あらまし(後編)」へ続く
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