このゲームのもう一人の主人公とも言えるレイガルド帝国青竜騎士団団長レオン、彼の呼びかけに応え共に大陸統一を目指す帝国ルート。
道のりの違いがあるだけで、最終目的が光輝軍と同じ「平和」である帝国軍は決して「悪」ではないでしょう。
なのでレオンに誘われて帝国側に付くということ自体は罪悪感を感じることではないですが、一番の問題はルート分岐のあるシナリオ7までは光輝ルート前提で進めてきたということです。
ヘインと共にリアナを助け、シェリーと出会い、キース、レスター、ジェシカと続々と仲間が増え、お互いを仲間と認識してきた矢先に帝国軍へと鞍替えするわけです。
確かに新たな仲間ができていくという喜びはありますが… その後の人間模様がどうなるかについては想像に難くないかと。
帝国ルートへの突入条件 / 7.魔族の少女 / 8.ゴーアヘッド / 9.WANTED / 10.老剣士、立つ /
11.神秘の秘剣 / 12.悲しみの追撃者 / 13.ジェノサイダー / 14.鉄壁の防御陣 / 15.カルザス陥落 /
16.トライアングル
帝国ルートへの突入条件
- 「シナリオ2」でレアードを撃破していない
- 「シナリオ5」でゾルムを撃破していない
どちらかを達成していれば、「シナリオ7」クリア後に発生するレオンの帝国への勧誘を承諾すると帝国ルート突入となります。
光輝軍とはお別れとなりますが、ロウガは再度妹ソニアに会える可能性が高いと踏んで帝国軍に付いてきます。
というわけで、帝国ルートを進む場合はあらかじめエルウィン、ヘイン、ロウガ以外にはできるだけ経験値を与えないように進めた方が効率的です。
シナリオ概要(帝国ルート)
シナリオ7「魔族の少女」
帝国ルートではソニアを仲間にするかしないかがルート分岐に影響してきますが、ここではどちらにせよ仲間にする方向で進めておいた方がいいと思います。
仲間にするにはロウガで3マス以内に近づきますが、現時点では仲間にはならず、会話後に戦場から離脱します(仲間になるフラグは成立)。
注意点として、攻撃を仕掛けた時点で以降ソニアの仲間加入は不可能になってしまうので、間違ってソニアの部隊へは攻撃はしないことです。
ちなみにソニアは騎馬部隊なので高機動力を誇りますが、ルート分岐への配慮がなされているのか、ちょっとずつしか動かないのでご安心を。
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レオンの誘いを承諾すると、リアナに再考をお願いされてもう一度選択肢が出現します。
シナリオ8「ゴーアヘッド」
光輝ルートのシナリオ8「空の架け橋」にあたるシナリオで、帝国ルートでは橋の破壊工作をレスターが行っています。
シナリオのポイント
敵の前線部隊は騎馬なのでエルウィンのパイクで特攻をかけてしまいがちですが、橋の中ほどまで進むとキースを含む増援で飛行部隊×5が登場するので、ある程度騎馬を引き付けてから進軍を開始した方がいいかと。
後方の弱ユニットが狙われますよ。
こちら側には6ターン目にイメルダ(傭兵:ハイエルフ)が仲間として駆けつけてくれます。
あと、キースの連れている2体のエンジェルは堅いです。
レスター撤退後、エルウィンは初めての元仲間との戦いで思う事があったのか、自問自答をします。
ここで表示される選択肢の選択次第では強制的に帝国ルートを外れ、ボーゼル率いる闇の軍勢ルートに行ってしまうので注意です。
帝国or闇、どちらにも選択の猶予を残しておくなら「強大な力が欲しいから」以外を選択しておきましょう。
元海賊だけあって、エルウィンの進んだ道を一概に否定できないレスター氏。
シナリオ9「WANTED」
レスターの吊り橋破壊工作を阻止し、バルディアへと向かう一行は、途中にある村でシェリーの待ち伏せにあう。
シナリオのポイント
シェリーは戦場となる村人をまず避難させます。
川を隔てて敵と対峙する形になりますが、敵の騎馬部隊は川の橋を積極的に渡ってくるので、橋を越えた地点周辺をエルウィンのファランクスを壁にする感じ囲っておけば敵を一か所にまとめて足止めできます。
はみ出して川を越えて来そうな敵を優先して倒していきましょう。
また、上からやってくる飛行部隊は、レオンのロイヤルランサーで防御壁を作って後方を突かれないようにします。
残存部隊がシェリーだけになると、
ネバーギブアップです。
7ターン目にバルガスが仲間として駆けつけてくれますが、クリア後は一旦仲間から外れます。
シナリオ10「老剣士、立つ」
レアードがバルディア城を発見したとの報告。
確かな位置を掴んだ帝国軍だったが、その途中またしても光輝軍の待ち伏せにあう。
軍を率いているのは、シェリーの剣術の師匠アーロンだった。
シナリオのポイント
2ターン目の、アーロンからの問いかけへの返答次第では強制的に闇ルートになってしまうので、選択の余地を残しておくなら「そういうわけではない」を選択しておきましょう。
ルート分岐は別として、さすが長年戦場を生き抜いてきたのと、年の功もあって、どの選択をしても落ち着いた反応をするアーロン。
シブいです。
ここも先ほどのシナリオと基本は似ており、橋と水場を利用した作戦が有効です。
敵は最初は待機状態ですが、こちらが橋に足をかけるとサーペンナイトの奇襲部隊出現と共に、前線部隊の進軍を開始するので一旦橋から避難しましょう。
シナリオ9同様、橋の終点一帯に敵がうじゃうじゃと集まってくるので、袋叩きにできます。
エルウィンのファランクスを中心に壁を作っておけば敵はほとんど攻撃してこないので、レベルを上げたいユニットに経験値を稼がせることができます。
うじゃうじゃしてる敵に向かって攻撃魔法を浴びせるのが楽しいですよ。
また、もしまだロウガが低レベルのままなら、ハイロードにしておくと次のシナリオからロウガもファランクスを雇うことができますし、ヒールも覚えてくれるのでとても有用です。
ちなみに今後のロウガのクラスですが、ハイロードからはジェネラルかレンジャーにクラスチェンジできます。
●「ハイマスター」 ➡ レンジャーからの隠しクラス。後で登場する射程7を誇る「アーバレスト(弓)」を装備すれば、直接攻撃に弱い指揮官なんかをダイレクトに攻撃して倒すこともできるスナイパーのようなクラス。しかもテレポートも覚えます。ただ、これらの代償としてなのか指揮範囲が0です。
●「エンペラー」 ➡ ジェネラルからの隠しクラス。特にこれと言った特殊能力はないですが、普通に強いクラスです。
帝国ルートの場合は他のキャラの傭兵が充実しているので、ロウガにはハイマスターでここぞというところでスナイパーをやらせると、かなり役に立ちましたよ。
ネックレスかクラウンを装備すれば指揮範囲は1になるので、最低限周囲4マスは傭兵でガードしてもらえますし。
シナリオ11「神秘の秘剣」
バルディア城にてラングリッサーの争奪戦となる光輝ルートのシナリオ11「ラングリッサー」の、全く正反対の立ち場での戦いです。
シナリオのポイント
キースの作戦は、光輝の末裔であるエルウィンさえ倒してしまえば帝国はラングリッサーを抜くことができないので、エルウィンを集中的に攻撃して倒してしまえばよい、というものですが、プレイヤー的に光輝ルートですでにレオンが光輝の末裔であることは既知の情報です。
ジェシカ曰く、レオンの持っている剣、実はこれはとある刀なのですが、それを見てレオンも光輝の末裔であると判断します。
レオンが語る、自分の先祖が東方の剣士から貰ったこの刀を受け継いできたことがその証であるという、その先祖というのが「ラングリッサーⅢ」の主人公ディハルトです。
「ラングリッサーⅢ」はラングリッサーシリーズの時系列的に最初の物語となるもので、ディハルトの武器がこの刀、名刀「虎徹」です。
ちなみにディハルトの叔父というのがあの、ラングリッサーそのものになった人物ジークハルトです。
そしてジークハルトはエルウィンのご先祖様です。つまり、エルウィンとレオンはかなり遠いですが血の繋がりがあるということです。
ジェシカは転生を繰り返しずっと生きているので、その目でこの虎徹を見ているというわけです。
というわけで、キースの作戦はお蔵入りです。
ここは頼みのエルウィンで一人ラングリッサーへと向かわせて、残りは敵部隊へと向かわせます。
敵側はジェシカがハイエルフを連れてラングリッサーを目指してくるので、エルウィンの傭兵は飛行兵以外にしましょう。
また、8ターン目にはシェリーがマップ右下に登場し、一直線でラングリッサーを取りに向かう(13ターン目には到達する)ので、それまでにエルウィンで祭壇直前の通路を塞ぐ必要があります。
普通に進めば余裕で間に合いますが、傭兵の位置関係でどうしてもシェリーにすり抜けられてしまうようなら、少し経験値は損しますがラングリッサーを取ってクリアしちゃいましょう。
ちょっとでもすき間ができると、シェリーはエルウィンを無視してラングリッサーを狙ってきますよ。
ちなみに、普通にプレイしている限りシェリーを城内に行くまでに倒すというのは不可能だと思います。
また7ターン目に仲間として駆けつけるバルガスですが、光輝ルートではバルガスの死によってその妻エリザの悲しみに暮れる姿を目の当たりにさせられたわけですが、反対に帝国ルートでは2人の幸せ絶頂風景を見ることができます。
帝国ルート or 闇の軍勢ルート
エルウィンがラングリッサーを先取。
このシナリオは、ラングリッサー入手後に現れる選択肢の答えによって闇の軍勢ルートへと切り替わる分岐点にもなっており、前述通りシナリオ8と10の選択肢の答え次第では強制的に闇の軍勢ルートへと突入します。
- シナリオ8で「強大な力がほしいから」以外を選択
- シナリオ10で「そういうわけではない」を選択
上記を達成していると、レオンにラングリッサーを渡す、渡さないの選択肢が出現するので、渡すとそのまま帝国ルート、渡さないと闇の軍勢ルートへと突入します。
シナリオ12「悲しみの追撃者」
ラングリッサーを手に入れ意気揚々とレイガルド城へと帰還する帝国軍であったが、聖剣と魔剣の両方を揃えた帝国軍を絶対に本拠地へ戻すわけにはいかないジェシカ率いる光輝軍は、すぐさま準備を整え帝国を追撃。
ここに帝国と光輝の全面対決が始まる。
シナリオのポイント
話は平行線です。
進軍してくる名無しユニットを全滅させると、次に名のあるユニット達が行動を開始します。
これと言ったクセのないマップなので、好きなように戦えるシナリオです。
名無しユニットが多く、ぱっと見は光輝軍も頼もしいものですが、最終的に一番後ろにいるジェシカとリアナだけが残る感じになるかと思います。
シェリー ➡ ドラゴンナイト、傭兵:ドラグーン
キース ➡ ドラゴンナイト、傭兵:エンジェル
ジェシカ ➡ メイジ、傭兵:バリスタ
リアナ ➡ プリースト、傭兵:クルセイダー
最後に残った乙女2人に攻撃を仕掛けるのが心苦しいことこの上ないですよ。
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シナリオ13「ジェノサイダー」
遂にアルハザード、ラングリッサーの両方を手にした帝王ベルンハルトは、早速大陸統一に向けて侵攻開始を命ずる。
最初に定められた目標はサルラス。カルザス攻略の為にはこの地を掌握し、後方の憂いを断つ必要がある。
また、サルラス攻略中にカルザスに援軍を要請されると少々厄介である為、誰一人この領地から逃してはならない。
シナリオのポイント
たかだか一地方の領主の屋敷に帝国の四天王が揃って攻めてくるとか、ローレンにとっては悪夢以外の何物でもないですな。
ある程度屋敷の中まで進入するとスコットはローレンの指示で撤退を開始しますが、スコットは騎馬なので屋敷内では足は遅いです。
スコット対策に初期配置の上側にファランクス隊と、すぐ近くに敵のグレナディーアがいるので、こちらもグレナディーア隊を用意しておくのが無難でしょうか。
スコットを撃破するとBGMがギターで奏でられる悲しいものになります。以降名のあるキャラが死ぬシーンではこのギターBGMが流れます。
ここからは元仲間が死んでいくので、より辛い物語になりますよ。
またスコット撃破後にマップ下両端に援軍で騎馬部隊が登場し、カルザスへ行くために一直線にマップ上方を目指すので、到達される前に屋敷後方から塞ぐか、もしくは水路に手こずっているところを狙って屋敷内から間接攻撃でも倒せます。
シナリオ14「鉄壁の防御陣」
サルラスの攻略成功により、カルザス攻略中に背後を取られる心配は無くなった。
しかし、カルザス以外にサルラスに援軍を送ってきた人物をレオンとエグベルトは危惧している。
サルラス周辺の村を探索したところ、その人物はサルラスが突破された場合に備えてその村に鉄壁の防御陣を敷いて帝国を待ち構えていた。
その人物はあのアーロンだった。
シナリオのポイント
このシナリオも狭い橋を渡ってきた敵を取り囲んで倒していくパターンで、残り部分もそれほど難しいシナリオではないです。
このシナリオでアーロンは死亡します。
アーロンが死ぬということは、一番の関係者であるシェリーが気になるところです。
例のギターの悲しい曲が流れます。
絶望するシェリー。
鼓舞するキース。
シナリオ15「カルザス・陥落」
帝国は、反帝国第一勢力であるカルザスに対し全面攻勢に出る。
カルザスは城に立て籠り完全防御の態勢を取るが、ここを落とせば光輝軍の拠点は無くなり、ほぼ壊滅状態となる。
また、この攻城戦にはアルハザードの封印を解く為の鍵を得るという目的も隠されていた。
シナリオのポイント
その目的とはリアナの身柄で、アルハザードの封印を解く為には光の巫女である彼女が触媒として必要というのは光輝ルートで既知の情報ですね。
ということなので、リアナを倒してしまうとゲームオーバーになります。
ジェシカが帝国のこの目的に気づいてリアナを脱出させるまでに数ターンの猶予がありますが、脱出を開始したらすぐに追いかけないと敵の防御陣もあってギリギリ間に合うかどうかという感じになると思います。
幸いシェリーとキースはその場から終始動かないので、頼みのエルウィンで強引に脱出経路を塞いでやれば、脱出されてゲームオーバーというのだけは防げるかと。
キースとシェリー自身は動きませんが、傭兵は指揮範囲に入ると攻撃してくるので弱めのキャラで近づく時は指揮範囲に注意しましょう。
またシェリーは、キースを倒すと彼の進言で脱出を開始するので、経験値を稼ぎたければキースよりも先に倒しましょう。
そしてこのシナリオで、キースは死亡することになります。
彼の死に際のセリフでわかりますがが、シェリーとカルザスに対する忠誠心の高さは誰よりも強かったことがうかがえます。
なんかすごい悪者になった気分です。
敵勢力をジェシカとリアナだけにすると、ジェシカがリアナをクールに励まし、リアナもそれに応じます。
そんな健気な2人をこれから攻撃することを思うと、さらに罪悪感がアップです。
シナリオ16「トライアングル」
ヴェルゼリアの地下神殿でアルハザードの封印解除の儀式を行う、光輝ルートシナリオ16「復活の魔剣」と同じ場所で、帝国ルートではボーゼルが復活の儀式を行っています。
シナリオのポイント
帝国ルートでは冒頭でアルハザードの封印解除は完了します。
真アルハザードを手にしたボーゼルは、この魔剣さえあれば帝国と手を組む必要などないと言い出し、その場で帝国を裏切ります。
さすがエグベルトさん。
2ターン目に光輝軍が登場し3つ巴の戦いになりますが、光輝軍はまずマップ下のエストとオストと交戦開始するので、こちらは中心部の敵を倒しましょう。
エストはすぐにやられますが、オストはしぶとく光輝軍の相手をしてくれます。
ソニアの説得(2回目)
会話後、ソニアは戦線離脱します。
ボーゼルは結構強いので、レオンのドラグーンをけしかけてからのエルウィンかレオンでとどめという流れが一般的でしょうか。
ドラグーンでちょっと削っておかないと返り討ちに合う可能性があるので注意です。
ちなみにボーゼルの傭兵のリビングデッドですが、見た目は歩兵っぽいですが兵種は「不死」で指揮官がボーゼルなので、僧兵以外での直接攻撃はやめておいた方がいいです。返り討ちに合います。
僧兵なんて持っていないと思うので、魔法攻撃で安全に対処しましょう。
ボーゼルを倒す(退却する)と、光輝軍も退却し、そしてラーナが正気を取り戻します。
ここでどちらを追うかの選択によってシナリオが分岐します。
「ジェシカを追う」(以下「Aルート」)を選択すると、光輝を倒してから闇を倒すことになり、さらにこちらはカオスが登場します。
「ボーゼルを追う」(以下「Bルート」)を選択すると、闇を倒してから光輝の順に倒すことになります。
またどちらを選択してもそれぞれソニアを仲間するかしないかの分岐があるので細かく分けるとエンディングは4つとなります。
「デア・ラングリッサー - 帝国ルート攻略あらまし(後編)」へ続く
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