「デア・ラングリッサー - 帝国ルート攻略あらまし(前編)」からの続き
◆シナリオ16クリア後「ジェシカを追う」を選択した場合 [Aルート]◆
17.悲色の大河 / 18.光、落ちて… / 19.ダークパワー / 20.魔の城ヴェルゼリア / 21.はるか、伝説へ / 18.ダークブレイカー / 19.海に散る星 / 20.双塔の古城 / 21.決戦
あとがき
シナリオ16クリア後「ジェシカを追う」を選択した場合
以下「Aルート」と呼びます。
倒す順番としては、光輝軍 ➡ 闇の軍勢(カオス出現) となります。
シナリオ17「悲色の大河」
ジェシカを追跡中にさしかかったとある大河。
レスターにとってここは最も有利に戦える場所である。
奇襲をかけるべく帝国軍を待ち構えていたレスターだったが、そこは帝国軍四天王、レスターの存在を嗅ぎ取る。
シナリオのポイント
レスターは地の利を生かす為、こちらが動かない限り待機状態のままです。
進軍契機は自軍ユニットが橋に踏み込んだ時点となっているので、陣形を整えてから踏み込みましょう。
地形効果の恩恵を50%も受ける水上のニクシーはなかなかの強さです。
かわいい姿をしてますが、水上にいる場合は攻撃しない方がいいです。
また、レスターと一番関係が深い人物と言えば、ジェシカの元秘蔵っ子エグベルト。
特にレスターが疑問に思っていた、エグベルトがジェシカの元を去った理由がここでわかります。
悪だくみ顔のエグベルトではありますが、平和を望む気持ちはベルンハルトやレオン同様、もしくはそれ以上だったようです。
レスターの最後
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シナリオ18「光、落ちて…」
ついに光輝軍を追い込んだ帝国軍。
いつの間に作っていたのか、光輝軍は海上に強固な砦を作りあげて帝国を待ち構えていた。
ここに帝国と光輝の決着が着こうとしている。
シナリオのポイント
砦で防戦態勢の敵は、砦に足を踏み入れるまでは待機状態です。
砦に近づくと、ジェシカとアークメイジ、さらにシェリーのメテオの範囲内にもなるので敵に進軍契機を与えたら、一旦砦から出て前線部隊を倒した方がいいです。
このシナリオの勝利条件はジェシカを撃破することなので、シェリーについては自由です。
●シェリーを倒した場合
彼女は心に秘めた想いを明かすわけですが、悲劇的すぎて泣けます。
シェリーが最初にエルウィンに会った時、さらっとエルウィンを気に入ったと言いますが、まさかここまで想いを募らせていたとは…
ちなみに会話内容は後のBルートで聞いた方がより悲劇的です。(イラストはそちらに。)
同じ女としてイメルダはシェリーのエルウィンへの想いに気づいており、イメルダでシェリーに攻撃を仕掛けるとこんな感じです。
●シェリーを倒さなかった場合
その後の消息は語られず。
こんな経験をし、自分一人だけ生き延びてしまったシェリーは一体何を思うのでしょうか?
シナリオ19「ダークパワー」
光輝軍を倒し、残るはボーゼル率いる闇の軍勢のみである。
しかし、光輝軍との戦いの隙を狙いソニア率いる闇の軍団がレイガルド城を強襲していた。
屈強な戦士でもあるベルンハルトそこに有りとは言え、やはりモンスターの絶対数の多さによって疲労の色が見え始めていた。
シナリオのポイント
ベルンハルトとレアード(両者NPC)は敵に包囲されており、特にレアードは4~5ターン目にはやられてしまうので、助けるとしたらテレポートを使う以外方法は無いかと。
レアードの死亡は敗北条件ではないのですが、クリア時に生存していると「フレイムランス」(高級品)をもらえますよ。
ベルンハルトはもうちょっと耐えてくれると思います。
このシナリオは城を攻めている敵を後ろから攻める形になるので、それほど敵の防御が整っているわけではないです。
また闇の軍勢なのでバリスタもおらず、強力な魔法もソニアがメテオを使うぐらいなので、ベルンハルトが頑張ってくれればそれほど難しくはないと思います。
やろうと思えば、テレポートでロウガをソニアの傍に送れば1ターン目でクリアも可能です。
シナリオ20「魔の城ヴェルゼリア」
ついに到着した闇の拠点ヴェルゼリア城。
その城の前に立ちはだかるのはまたしてもソニアであった。
シナリオのポイント
光輝ルートのレオン率いる青竜騎士団との戦いの時と同様、レオンはドラグーン、その他はファランクスをメインに味方を囲い、魔法使いはバリスタまたはハイエルフで、囲いの中をある程度動けるように配置しておくと効率よく敵を倒せます。
前線部隊を殲滅後、メイン部隊についてはエストとオストはもとより、バンパイアロード率いるアークデーモンも結構強い上に、バンパイアロードとソニアのメテオでかなり体力を減らされるのでここはあまり突っ込まず慎重に。
慎重に期すならヒールで回復しながら、バンパイアロードとソニアのMP切れを待ってもいいです。
あと、アークデーモンは魔法耐性が高く、攻撃力もなかなかですが、防御力がちょっとおろそかなのが救いです。
このAルートでは、ここで(フラグが成立で)ようやくソニアを仲間にできます。
ロウガをソニアに近づけると説得後仲間になり、その時点でシナリオクリア(勝利条件には無い)となってしまうので、経験値稼ぎをするなら近づくのは最後に。
ちなみにフラグが成立していない場合は、シナリオ冒頭でレオンがもはや説得は無理だろうと教えてくれます。
シナリオ21「はるか、伝説へ」
ヴェルゼリア城内部はまるで城そのものが生きているように不気味で、見る者に不快感を与える。
光が入り込まず、闇に包まれたこの城の最上階には闇の王子ボーゼルが待ち構えている。
ここに、闇との最終決戦が始まる。
シナリオのポイント
さらにボーゼルは、ソニアを陥れたのは全て自分の仕業だと自ら吐露します。
- 故郷の村で疫病をはやらせたのもボーゼル
- それを魔族とのハーフを理由にソニアの仕業ではないのかという噂を広げたのもボーゼル
しかしボーゼル曰く、その噂の信憑性を確かめることも無く鵜呑みにし、実際にソニアを迫害したのは人間であり、人間とはそういう愚かな生き物なのだとまるで正論のように語ります。
力はあるのに、やり方が結構こすいヤツですな。
最終シナリオは経験値稼ぎはもはや不要なので、指揮官をドシドシ狙い撃ちしていきます。
そしてボーゼルは、玉座の地形効果を受けてかなり強いので心してかかった方がいいです。
やはりエルウィンですかな…。
またこのシナリオは帝国ルートで唯一カオスが出現するルート(Aルートかつソニアが仲間)です。
ボーゼルは死ぬ直前に最終手段としてカオスを召喚してきます。
カオスは、ボーゼルを倒すとマップ中央に出現するので、ボーゼルを倒す前に陣形を整えておきましょう。
カオスもまたエルウィン頼みとなるでしょう。
カオス撃破
カオス帰りました。
これでAルートエンディングです。
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シナリオ16クリア後「ボーゼルを追う」を選択した場合
以下「Bルート」と呼びます。
Bルートでは、攻略順が 闇の軍勢 ➡ 光輝軍 となり、カオスは出現しません。
真アルハザードに対抗するにはラングリッサーもまた真の力を解放する必要があるという情報を、帝国ルートでは、エグベルトによって知ることになります。
封印解除にはやはり2人の巫女が必要で、エルウィンはリアナに協力を要請しますが、帝国軍に協力することに戸惑うリアナ。
しかし姉ラーナは考え抜いた末、アルハザードを取り戻したらラングリッサーに再度封印を施すことを条件に協力することにします。
ラーナは思っている事や効率をストレートに表現できる性格です。
シナリオ17「愛妹ソニア」
Aルートのシナリオ20「魔の城ヴェルゼリア」にあたるマップで、Aルートよりも早くソニアを仲間にすることができます。
それでもやっぱり遅いですが。
ちなみにソニアを仲間にするかしないかで、その後のシナリオでの会話内容とエンディングに多少の違いがあります。
シナリオ18「ダーク・ブレイカー」
閉じられた心を兄ロウガの愛により癒されたソニア。
魔族と人間の架け橋的存在となるだろうソニアだが、すべての命を自身の為に利用するボーゼルは倒さなければならない。
ソニアを加えた一行はヴェルゼリア城内へと足を進める。
シナリオのポイント
Aルートの最終シナリオ21「はるか、伝説へ」にあたるマップです。
このBルートでは経験値を稼ぐ前提で行動するので、まずはいきなり交戦範囲にいるサキュバスの率いるウィッチの体力を少なくとも攻撃してこない程度(3~7)まで減らしておけば弱キャラが狙われずに済みます。
ウィッチは兵種としては「弓兵」ですが、地形の影響を受けずに行動してきますよ。
浮いているのでしょうか?
またサキュバス自身も体力を7以下にしておけば、とりあえずそのターンは魔法の使用を阻止できます。
あとは、これまでの経験を生かした戦略を用いればよろしいかと。
ボーゼルを倒すと、アルハザードが弱ったボーゼルを吸収してしまいます。
ボーゼル消滅。
緑色の髪の人はいましたけど…。(シナリオ4で一時離脱している).
シナリオ19「海に散る星」
闇の軍勢の脅威は無くなったが、いまだ抵抗を続ける光輝軍。
これを排除しておかないと大陸統一が大幅に遅れることになる。
光輝軍を倒すべく、ヴェルゼリア大陸からレイガルド帝国へと海を越えて上陸しようとしたところ、港にてレスターの待ち伏せに合う。
シナリオのポイント
光輝ルートシナリオ14「港の攻防戦」のマップで、帝国軍は防衛する側となります。
エグベルトとの会話内容はAルートのシナリオ17「悲色の大河」(レスター絶命)の時と大方同じです。
敵の飛行部隊と水上部隊がすぐにワラワラと迫ってくるので、主に船上で戦うことになりますが、船が狭く非常に戦いにくいです。
ここはセオリー通り、飛行部隊で弱い部分を突かれないように防御壁を築くパターンでいきましょう。
機動力と防御力の高いエンジェルと、水上のニクシーはやはり厄介ですよ。
また、港にいるアークメイジが使ってくるメテオも、名無しキャラのクセにさりげなく威力が強くて厄介です。
さらに違う意味で厄介なのが、レスターの単独行動です。
ここではなぜかレスターの傭兵がニクシーではなくグレナディーアで、彼らを置き去りにしてレスター1人で水上を一直線に突っ込んでくるので、魔法を連発してるとうっかり倒してしまいそうになります。
倒してしまうとクリアになってしまい、経験値を損してしまうという意味で厄介です。
レスター撃破
絶命前のエグベルトやエルウィンとの会話は、Aルートと多少違いますが、どちらかというとAルートの方がまだ満足に死んでいくレスターかなと思えます。
シナリオ20「双塔の古城」
光輝の末裔が現在拠点としているツインキャッスル。
この城は防御に特化した城で、その昔ラングリッサーを手に入れる野望に取りつかれた古の王が治めていた双塔の城である。
シェリーは内部への敵の進入を防ぐため兵を布陣して待ち構えていた。
シナリオのポイント
最初、敵は待機状態で、砦内に足を踏み入れるか数ターン経過後(5ターン目ぐらい)に一転して突撃を開始してきます。
入り口が2つあるのでつい二手に分かれて攻め込んでしまいがいですが、片方どちらかにユニットを集中して進軍するのもありです。
後で後方に増援(騎馬×2部隊)が出現しますが、まとまって進軍していれば後方の憂いもないですし。
但しごちゃごちゃしすぎると敵の飛行部隊に横腹の弱い部分を突かれるのでご注意を。
この飛行部隊を倒したら残りはそれほど難しくはないかと。
このシナリオは何より心が痛むシナリオで、敵兵士たちは死に際に姫(シェリー)と戦えたことに一片の悔いも無い!と言いながら死んでいきますし、どうみても劣勢なのに最後までお供します!とシェリーへの揺るぎない忠誠心を見せつけられるわけです。
またシェリーもそれに答えるように、決して諦めず、兵たちに感謝を述べつつ戦います。
そんなシェリーを倒した後のセリフを聞いて、胸が詰まらないわけがありません。
シェリー撃破
一国の姫であるがゆえに、光輝の末裔であるがゆえに、シェリーは「年頃の女の子」という自分の優先順位を一番最後にしていたわけです。
シナリオ21「決戦」
ツインキャッスル内部へと進入した帝国軍。
この城は最上階への入り口が2ヶ所あり、どちらにジェシカがいるのかわからない造りとなっている。
思案の末、二手に分かれ最上階へと向かう。
これがこの城の、兵力を分断させるという罠であった。
シナリオのポイント
ラーナは産まれてすぐにボーゼルにさらわれ、闇の者であるが故に周囲は軽蔑のまなざしが当たり前だったが、レオンだけは優しく接してくれたのだそうです。
なぜなら彼は、ラーナが正気でないのは、ボーゼルに術のせいであることを見抜いていたからです。
またリアナもエルウィンとはどうしても戦いたくないと言う。
そんな2人の話を聞いたジェシカ。
ラーナはボーゼルの術が解けた時点から、今後はこれまでの償いとして光輝の末裔の使命を全うすると決意していたようです。
それが例え愛する人と戦うことになっても。
やはりラーナの決定力は高いです。
リアナもまた光輝の使命を果たすつもりではありますが…
自分が一番ツラい選択をする… リアナらしいですね。
もっとも…記憶を失くしたらその点については、ツラくはなくなるわけですが。
ここは初期配置で右側が手薄ですが、ファランクスとドラグーンとあとは適当に配置しておけば、右下の空間へ逃げ込んで通路を塞げばそれほど問題はないかと。なんなら余裕があれば敵の後方から挟み撃ちも可能です。
問題はジェシカ、リアナ、ラーナの一斉魔法攻撃です。
連発されるとかなり重傷を負いますが、一番簡単な対策はテレポートでエルウィンをジェシカの傍へ送って速攻で倒しちゃう方法です。
ジェシカはボーゼルと違って肉弾戦は全然ですし。
ところで闇の軍勢がいなくなった今、なぜジェシカはそれでも帝国と戦うのか?
それは、先ほどのリアナとの会話でもあった「光輝の末裔の使命を終える時期が…」というのもありますが、だからこそこの世界を帝国に任せることができるかを見極めなければならないとのことです。
闇の軍勢がいなくても帝国が闇の軍勢と同じことをし始めたら、やはり光輝の末裔の使命は終わらせることはできませんしね。
そして、エルウィンの記憶を失くしたリアナですが、エルウィンに攻撃を受けると…
まったく男ってやつは… ですね。
伝説の魔術師、ジェシカの術が解かれましたよ!
記憶を取り戻したリアナでしたが…
ちょっと錯乱気味ですが、やはり自分の使命を全うすることを選んだリアナ。
エラいです。
リアナがエルウィンに好意を持っているのは物語の中枢事項でもあるので普通に悲劇ですが、そんなリアナを知っている上に、一国の王女としての身分がそうさせない、秘めた想いが最後に溢れるシェリーの方が個人的には切なくて悲しいです。
ここの勝利条件は「ジェシカの撃破」であり、リアナ・ラーナはセットで生存しているか、死亡しているかでエンディングに違いがありますよ。一応生存している方が帝国ルート的ハッピーエンドです。
あとがき
シナリオ1で圧倒的な存在感を見せつけたレオンですが、実際に帝国ルートに進むとレオンはそれほどの存在感ではなくなってしまうという罠。
確かにエルウィンに次ぐ強さで成長していきますが、やはりシナリオ1あたりのレオンの存在感には勝てません。
ですが、レオンの「平和の為に戦う」という恐ろしく強い意志は、元仲間の命を奪うことになるエルウィンの心をまだ救ってくれることでしょう。
帝国ルートは辛い部分が多いですが、光輝ルートの最も哀れなキャラ、ソニアが逆にロウガによって最高の人生になるのが救いだと思っています。
またバルガスの妻・エリザも幸せを手に入れますね。
光輝ルートを最初にやるとあまりに王道なのでそれほどスゴい感動というのはないですが、その後帝国ルートを経験すると光輝ルートの王道が、やっぱりこっちがいい!と思えますよ。
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