1995年 メサイヤ(日本コンピューターシステム)
ファンタジーシミュレーションRPGの傑作、ラングリッサーシリーズの2作目「ラングリッサー2(メガドライブ)」のSFCリメイク版。
主人公属する「光輝(ひかり)の軍勢」、大陸の制覇を目論む「レイガルド帝国」、モンスターを率いる「闇の軍勢」の3つの勢力が伝説の聖剣「ラングリッサー」と、魔剣「アルハザード」を巡って壮大な戦乱を巻き起こすわけですが、シリーズの中でもこの「デア」は主人公の選択、行動次第で、属する軍勢を変えることができるという大きな特徴があります。
属していた軍勢でエンディングを迎えることになるので、エンディング以前にそもそもストーリー自体が大きく変わってきます。
つまり味方だったキャラが敵に、そして敵だったキャラが味方になるわけです。
例えば「レオン」という帝国の指揮官がおり、ハンサムで騎士道精神にあふれた魅力的な敵キャラで、おそらく誰もが「味方だったらいいのに…」と思わすキャラ設定なわけですが、条件を満たすとそんな彼と共にストーリーを進めることもできてしまいます。
その反面、それまで共に歩んできた味方キャラとは別れ、敵対することになるわけですが、その後戦場で相まみえた時の「この裏切り者!」というセリフの応酬たるや…。
システム / 1.序章 / 2.旅立ち / 3.光の神殿 / 4.カルザス城の攻防 / 5.炎の中で / 6.聖地レイテル / 7.魔族の少女 / 8.空の架け橋 / 9.老剣士の砦 / 10.猛将バルガス
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システム
クラスチェンジ
ファンタジーシミュレーションゲームと言えばクラスチェンジ!
ヒヨっ子キャラが徐々にたくましくなっていく様はたまりませんね。
レベル10になる度に4段階まで成長するクラスチェンジシステムで、さらにキャラごとに5段階目に相当する隠しクラスが存在しますが、クラスの種類に分岐があるので、選択次第では隠しクラスに到達できない事もあります。
しかし基本的にキャラの初期クラスの最終形態が隠しクラスと考えれば、あまり横道にそれたクラスチェンジをしない限りは隠しクラスに到達できると思います。
ただそのキャラのイメージではないクラスにあえてチェンジするというのも乙かと。
傭兵
このゲームでは「ファイアーエムブレム」のようにキャラ一人で1ユニットではなく、キャラごとに3~6人の傭兵を雇うことができ、クラスによって雇える兵の種類と数が決まっています。
普通は全キャラが傭兵を雇うことになると思うので、敵キャラも含めてマップ上は傭兵達でワラワラと溢れかえります。
傭兵全員を手動で動かそうと思ったら大変ですが、ちゃんと自動で動かす方法も用意されています。
さすがスーファミ。
また、「キングオブキングス」のエルフ・ゴブリン・ハーピーの3すくみのように、歩兵・騎兵・槍兵の3すくみが存在してます。
( 歩兵 > 騎兵 > 槍兵 > 歩兵 )
そこへ追加で、僧兵は魔物に対して強く、魔物からの攻撃に対しても強いですが、弓兵は飛行兵からの直接攻撃に普通に脆いです。
( 僧兵 > 魔物 < 僧兵 )
( 弓兵 <> 飛行兵 )
指揮範囲
クラスによって「指揮範囲」が決まっていて、味方は青マス、敵は赤マスで表示されていますが、この中にいれば傭兵は攻撃力と防御力にプラス修正値が加算されるので、クラス次第でかなり頼もしくなってくれます。
逆に名のある敵ユニットの傭兵はザコ指揮官よりも脅威だったりします。
敵の傭兵は指揮範囲外に出ることは滅多に無いので、はぐれたところを狙うというような作戦は無理ですが、その傭兵の移動範囲の予測は可能です。
キャラの撤退
このゲームではキャラがやられても死亡とはならず、そのシナリオ(ステージ)だけ撤退するという形となっているので、次のシナリオでは普通に登場します。
しかしクリアまでに1度でも撤退したキャラは、エンディングでのその後のエピソードが不幸になるので覚悟が必要です。
シナリオ概要(光輝ルート)
シナリオ1「序章」
エルウィンとヘインが、旅の休息としてヘインの故郷の村に滞在していたある日、突如現れた帝国軍。
その目的は光の巫女リアナの身柄。
リアナを守る為エルウィンは帝国に立ち向かう。
主要登場キャラ
エルウィン
このゲームの主人公で、養父の仇を探して旅をしている若者。
礼儀正しくマジメで熱血感のある性格で、まさに主人公を絵に描いたようなキャラ。
ストーリーの途中まで伏せられているが、実は光輝の末裔。
ちなみに光輝の末裔だけが、聖剣ラングリッサーを扱える。
ヘイン
旅の途中でエルウィンと出会い、行動を共にするようになった見習い魔術師。
自分の事を「おいら」と言う。
その能天気な性格で、チームのムードメーカーの役割を果たしている。
ヘインの最たる特徴は、どの軍勢ルートに進もうと必ずエルウィンに付いてくるというところ。
リアナ
ヘインの幼馴染でサルラス領の光の神殿で巫女をしている本作のヒロイン。
幼い頃に神殿の前に置き去りにされていたところを司祭に保護された。
初期クラスはシスター。
彼女も光輝の末裔である。
エルウィン達と共に行動していく内に、次第にエルウィンに対して恋心を抱く。
レオン
大陸最強と噂されるレイガルド帝国の青竜騎士団を率いるナイスガイ。
騎士道精神に溢れた魅力的なキャラクターで、めちゃくちゃ強い。しかも帝国軍側で唯一の光輝の末裔。
帝国の皇帝ベルンハルトに絶対的な忠誠を誓っている。
シナリオ1でいきなりこのキャラが登場することで、プレイヤーは相当なインパクトを受けること間違いなし。
レアード
レオンの副官で、レオンという人柄に惚れ込んでいる為、彼もまた騎士道精神を持つ。
シナリオのポイント
レオンとレアードの登場は演出なのでもちろん戦うことはないです。
ここはその部下バルドーを倒すとクリアになりますが、この男、レオンの部下の割にかなり素行が悪く、無抵抗の村人を傷つけたりします。
もちろんそれを見たレオンは「そんな奴は私の部下にはいらない!」とめっちゃ怒ります。
このシナリオは物語の発端が分かると同時に、レオンという人物を魅せる意味も込められています。.
シナリオ2「旅立ち」
この地方の領主ローレンとその息子スコットの援軍により、何とか帝国軍を撃退することに成功。
しかし、いつまたリアナを狙ってくるかわからない上に、この村では守り切ることができないと考えた一行は、エストールにある光の大神殿にひとまずリアナをかくまってもらうことにする。
ところが、その移動中またしてもレオンの追撃に合う。
主要登場キャラ
スコット
サルラス領主ローレンの息子。
初期クラスはナイトで、戦術に長けた好青年だが、実戦はまだそれほど経験していない模様。
今回を機にエルウィンに同行し、世界の見聞を広める。
(彼はシナリオ5で一旦仲間から外れ、復帰するのは光輝ルートのシナリオ12となる)
ロウガ
生き別れた妹を探して旅をしている凄腕の傭兵で、見るからに強そうな顔をしている。
初期クラスはグラディエーター。
最初はエルウィンの仲間だが、シナリオ7クリア後に帝国に身を寄せることになる為、光輝ルートでは後に敵として戦うことになる。
ちなみに、彼の妹というのがこの本作の中でもかなりのキーパーソンとなっている。
シナリオのポイント
マップ下のレアードはNPCのローレンに踏ん張ってもらえますし、レオンは1ターン目にわけあって戦線離脱します。
その間に自軍は北に向かって逃げることになりますが、途中にいる帝国指揮官を2人とも倒す、もしくは橋を越えると敵の援軍が登場するので、あまりリアナだけ先に進ませるのはやめておきましょう。
敵の援軍登場後、今度はロウガがその近くにNPCとして登場し、勝手に敵と戦ってくれます。
ちなみに光輝ルートを進むなら関係無いですが、ここでレアードを倒すと後で帝国ルートへ進めない可能性があります。
シナリオ3「光の神殿」
光の神殿の総本山である光の大神殿。
さすがの帝国もこの神聖なる場所にまでは手を出さないだろうと安心したのも束の間、今度は帝国の炎竜兵団副団長ゾルムと、黒竜魔導師団のモーガンがこの地を強襲する。
彼らの目的はこの大神殿にある石板で、どうやらリアナを追ってきたのではないらしい。
しかし、青竜騎士団が追っているというリアナを目にしたモーガンはこれは丁度良いと、リアナにも狙いをつける。
ちなみにこの大神殿司祭曰く、石板は魔剣アルハザードに関連するものとのことである。
主要登場キャラ
シェリー
カルザス国の王女で、ステージの途中でNPCとして登場する。
初期クラスはホークナイトで、機動力高し。
帝国の動きを察知してこの地にやってきたところ、エルウィンを見て一目で気に入る。
典型的なおてんば姫で、以後ヘインの天然の発言に対するツッコミ役となる。
そして彼女もまた光輝の末裔の一人である。
シナリオのポイント
ゾルムとモーガンはその場から動かないので、とりあえずその他の敵を倒していきましょう。
ちなみにこの2人は仲が悪いです。
一応ここではゾルムの方が指揮権限を持っていますが、モーガンはそれが気に食わないようです。
一時的な共同戦線。
「ムキキーッ」というような発声からわかるように、モーガンはちょっと変人です。
シナリオ4「カルザス城の攻防」
シェリーの提案でカルザス城にてリアナを守ることにした一行はカルザスへと向かう。
しかし到着後、一行が目にしたのはバルガス率いる炎竜兵団に猛襲を受けているカルザス城であった。
ゾルムとモーガンの大神殿への侵攻は、カルザス城を手薄にさせる為の陽動作戦を兼ねていたのである。
主要登場キャラ
キース
カルザスの飛行部隊隊長兼、シェリーの世話役でもある。
面長な顔に、落ち着いた口調が大人な雰囲気を醸し出しており、若くて落ち着きのないシェリーの世話役にピッタリ。
バルガス
帝国の炎竜兵団団長で、大陸において猛将としてその名を知られているスキンヘッドのおやじ。
とても部下思いの人物で部下からの信頼はかなり厚く、レオンに次ぐ味方だったらいいのにと思わせる好印象キャラ。
身重の妻エリザが、彼の帰りを待っている。
シナリオのポイント
数ターン後にゾルムとモーガンが援軍として登場しますが、モーガンについてはそもそも炎竜兵団ではない為、状況が不利になると一人ブツブツと言い訳しながら撤退を始めます。
それでも、逃げるモーガンに付いていく魔導士。
その後、再度怒られた魔導士はようやくこちらに攻撃を開始します。
なんか倒すのがかわいそうになりますね。
ちなみに黒竜魔導師団の指揮官はモーガンを除いて、全員女性です。
またクリア後、スコットが一旦仲間から外れます。後で再度仲間に加わりますが、シナリオ12とかなり先です。
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シナリオ5「炎の中で」
帝国が石板を狙ったということは、魔剣アルハザードに関する何かを企んでいることは確実。
そこへ現れた大神殿の司祭によると、大神殿の古文書に、アルハザードには隠された力が封印が施されており、それを解くと強大な力を手に入れる事ができるとの事で、とても人間の手に負えるものでなく、世界を滅ぼしかねない惨事を招くだろうことは想像に難くない。
封印を解くには「ダークロッド」が必要とも書かれているが、その場所は書かれていない。
帝国の野望を阻止するためにも、ダークロッドを帝国より先に手に入れるべく、一行は森の奥深くに住む大魔術士ジェシカにその在り処を聞きに向かう。
主要登場キャラ
ジェシカ
何百年も生きている伝説の大魔術士だが、「転生の術」をしたばかりでその姿は若々しくまだ20歳ぐらい。
物腰はとても優しい。
以後NPCとして味方をしてくれるも、まだ転生前の力がほとんど戻っていない為、それほど強力な援護は期待できない。
主にラングリッサーとアルハザードに関する歴史の生き字引役といったところである。
また光の女神ルシリスとも親交が深い。
レスター
ジェシカの護衛をしている元海賊。
海賊だった当時、ジェシカに命を救われて以来ジェシカの弟子として、また、転生してまだ非力なジェシカの護衛を買って出ている。
粗野な言動は海賊時代の名残であるが、心は完全に入れ替わっているようである。
キースとは海賊時代に面識がある。
エグベルト
帝国の黒竜魔導師団団長で、皇帝ベルンハルトの参謀でもある頭脳派。
策を弄することに長けており、裏で暗躍することが多い。あと、顔色が悪い。
レイガルド帝国を作り上げたのも、ベルンハルトとエグベルトである。
ヘイン曰く、レイガルド帝国を影から支えてきた魔術士として彼もまた伝説的な存在との事。
この時点ではまだ触れられないが実はジェシカの元弟子であり、ジェシカの転生のタイミングで彼女の元を突如去り、弟子時代に異常に憎んでいたはず闇の力、その根源でもあるアルハザードの力で帝国による大陸統一を目論む。
ジェシカにアルハザードの危険性を必死に説かれるが、頑なに聞き入れないエグベルト。
彼の真意はこの時まだジェシカですら知らない。
シナリオのポイント
橋手前の敵魔導士あたりまで進むと、バルガスとゾルムが援軍として登場します。
バルガスの仲間思いは感動ものです。また、バルガスを慕っているだけあってゾルムも悪い奴ではないようです。
漢です。
ちなみにここはカミラを倒したらクリアなので、バルガスが強ければ無視することも可能です。
ちなみにバルガスはあまり積極的に進軍はせず、後ろの方でモタモタしてくれてます。
また、光輝ルートを進むなら関係無い事ですが、ここでゾルムを倒すと後で帝国ルートへ進めなくなる可能性があります。
(帝国ルートへ進む条件は、シナリオ2でレアードを撃破しない、もしくはこのシナリオ5でゾルムを撃破しないです。)
あとヘインですが、この戦闘の最中にジェシカに弟子入りを申し入れるも丁重に断られます。
ジェシカが断ったのはエグベルトの例があるからかと。
ジェシカの知識「エルウィンの出生の秘密」
ジェシカはその昔、とある王家に仕えていたことがあり、エルウィンの着用しているティアラを知っています。
その王家の名は「バルディア」と言い、光輝の一族です。
そもそも光輝に導かれし者の宿命とは、アルハザードに打ち勝つことを使命とする者との事です。
シナリオ6「聖地レイテル」
エグベルトにダークロッドの在り処を知られてしまった一行だったが、その在り処であるここ聖地レイテルに到着した際、まだ誰もここに来た形跡はなかった。
この機会を逃すまいとするも、ダークロッドを守る古代のガーディアンが一行の行く手を阻む。
シナリオのポイント
神殿内に踏み込むとエグベルトが出現、ダークロッドを奪ってテレポートで逃げるので、先にダークロッドを取るという勝利条件の達成は不可能です。
おとなしくガーディアンを全滅させましょう。
ガーディアンは意外に堅いです。傭兵モンクとターンアンデッドの魔法が役立ちます。
シナリオ7「魔族の少女」
ダークロッドを奪われた一行であったが、ジェシカによるとさらに「触媒」となるものが必要で、まだ望みは残されているものの、それが何かはジェシカにもわからない。
かくなる上は伝説の聖剣ラングリッサーを頼るしかない。
なぜならラングリッサーはアルハザードに対抗する為に作られたと言われる伝説上の剣なのである。
とは言え、そもそも実在するかどうかも少し疑わしいものだったが、ジェシカによると実在しており、古のバルディア城に隠されていると言う。
帝国もラングリッサーが対アルハザード用の物であることは承知のはずで、それも探していることは間違いなく、バルディア城に急ぐ必要がある。
しかしその途中、モンスターに襲われている村を見つけた一行は、村人を助ける為モンスター討伐を行うことになる。
モンスターを指揮しているのは人間の姿をした魔族の少女であった。
主要登場キャラ
ソニア
人間と魔族のハーフの少女で、彼女こそがロウガの探している妹。
父親違いの兄妹ということで、母親と同じ血が2人に流れている。
魔族とのハーフを理由に人間から迫害を受け、人間を憎んでいる。
光輝ルートの場合、彼女はとても哀れな運命を辿ることになる。
シナリオのポイント
数ターンが経過するとソニアによってマップ東側の墓場からモンスターがモリモリと湧いてきますが、その後レオンとレアードがモンスターの南側に登場し、村人を救う為にモンスターをやっつけてくれます。
村人を救うという共通目的の為、ここは一時的に共同戦線を張った状況となります。
光輝ルートの場合、クリアするとロウガとはお別れです。
また帝国ルート条件を達成していると、レオンから帝国へのお誘いがありますが、光輝ルートは「いいえ」を選択しましょう。
シナリオ8「空の架け橋」
バルディアへの通り道にある大吊り橋を帝国が破壊しようとしている。
現場を指揮しているのはクレイマーという氷竜兵団を率いるイメルダの配下。
イメルダは女将軍であるが強い上に、何よりその冷酷な性格により部下から恐れられている。
その為クレイマーは必死である。
シナリオのポイント
縦に3人分しか通れない吊り橋上で、ほぼ全て飛行ユニットで構成されている敵に総攻撃されるので、いかに直接攻撃に弱いキャラを守れるかとなるステージです。
橋の真ん中にリアナ、ヘインを置いて、その周りを傭兵で固め、さらに前方はキースとシェリーのフェアリーで、最前線はエルウィン、後方には真ん中の支援としてレスターを置く感じになりましょうか。
またクレイマーの傭兵のバリスタですが、この兵種は大型の射撃装置を用いての遠距離射撃型ユニットで飛行系に強そうな感じがしますが、その特例は当てはまりません。
キースによると素早い飛行部隊にこの大きな射撃装置で狙いをつけるのは困難だからであるとの事です。但し、飛行部隊そのものが防御力が低い種類が多いので結局のところ注意は必要です。
レオンやバルガスの部下は、団長のカリスマ性によって命をかけて戦いますが、イメルダの部下は作戦に失敗したらイメルダからお仕置きを食らうのが怖くて死に物狂いで戦います。
もう光輝軍に寝返った方が幸せなんじゃないだろうかと思ったり思わなかったり。
シナリオ9「老剣士の砦」
イメルダの狙いは大吊り橋の先にある砦でエルウィン一行を待ち伏せることだったが、その砦は老剣士アーロンによって守られており占領されずにいた。
主要登場キャラ
アーロン
シェリーの剣術の師匠。
お年を召しているが、その剣の腕前はまだまだ現役。
エルウィン達の活躍を見て、昔を思い出した彼は共に戦うことにする。
(アーロンは光輝ルートの分岐次第では後半のシナリオ「復活の魔剣」クリア後、強制的に仲間から外れる。)
イメルダ
レイガルド帝国二大兵団の一つ、氷竜兵団を率いる女将軍。
冷酷非情な将軍として知られており、作戦を失敗した部下の運命は気の毒なものとなるが、反対に有能な人物に対してはしっかりと敬意を払うところからただ偉ぶっているわけではない。
部下でいる事が恐怖で仕方なく「寝返った方がいいのでは?」と前述したが、、逆に戦果を挙げ続けることができれば、他の将軍に負けないぐらい認めてくれそうな気がする。
シナリオのポイント
このシナリオは砦内の村人がやられるとゲームオーバーですが、アーロンが頑張ってくれるのでそれほど心配する必要は無いです。
シナリオ10「猛将バルガス」
バルディア城に近づいてきた道中、これまでこんな所に無かったはずの砦が一行の行く手を阻む。
いつの間にこんな物が造られたのかと驚くエルウィン達を待ち構えていたのは炎竜兵団のバルガスであった。
シナリオのポイント
このシナリオぐらいからそろそろ難しくなってきます。
ここは砦ということで、敵に待ち構えられている間はこちらからの攻撃は不利極まりなく、むやみに近づくとバリスタと魔法攻撃の餌食になります。
またキャラの初期配置も、山を隔てて分散されるので配置のバランスが重要です。
すぐに山を越えて本隊と合流したいところですが、北東からは飛行部隊が一直線に南下してくるので、やめた方がいいでしょう。
また砦の奥で待ち受けるゾルムもなんだかんだ言って結構強いし、ちょっと遅れて登場するバルガスはもちろんのこと強敵です。
特にバルガスは連れているグレナディーアもかなり堅いので、リアナが召喚するヴァルキリーとヘインの魔法攻撃で援護しつつ、頼みのエルウィンで突撃というのがセオリーかと。
救いとしては、敵がちょっとおバカで、ある程度外の敵を倒すとなぜか砦から這い出てきてくれる事です。
バルガスを倒すと少し悲しいドラマが待っております。
バルガスを倒すとレオンとレアードが現れ、バルガスを援護しようとするも、もう間に合わんと言い放つバルガス。
それよりも妻エリザと我が子に、父は最後まで部下と共に勇敢に戦い抜いてきたと伝えて欲しい、とレオンに頼みます。
もちろん承知するレオン、それを確認したバルガスは絶命します。
光輝軍に憤怒しつつレオンはエリザの元へ、そしてエルウィン達も戦争する人間の愚かさを重く受け止める。
帝国も光輝軍もやり方は違えど、戦争を無くして平和を築くという目的は同じであるというのに…皮肉以外の何物でもないですな。
「デア・ラングリッサー - 光輝ルート攻略あらまし(後編)」へ続く
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