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魂斗羅 - コナミの名作アクションシューティング

投稿日:2017-08-07 更新日:

1988年2月 コナミ


「コマンドー」のシュワちゃんと「ランボー」のスタローンに似た2人の主人公が謎の軍団と戦う横スクロールアクションシューティングゲームです。

このゲームは、「」のような、動きが重くて敵の攻撃が圧倒的に有利な「生き延びることが最優先」というプレイスタイルではなく、プレイヤーは軽快に動き、圧倒的に有利な攻撃で敵をなぎ倒すことができる爽快感を追求したものとなっています。

さらに2人同時プレイも可能なので、ことの他面白いです。

あらすじ

2631年に地球に隕石が墜落。

その2年後、隕石が墜落した箇所を前線基地とした正体不明の組織『レッドファルコン』なる軍団が人類の滅亡を図っているとの情報をキャッチした。

地球海兵隊の特殊部隊「コントラ」のビル・ライザーランス・ビーンは基地破壊命令により、レッドファルコンのアジトへと向かう!

 

このビルとランスという主人公の容姿が、コマンドーランボーというわけです。


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アクション

移動は基本的に走っているので快適に動き、ジャンプは常に回転ジャンプになっているので少し的が小さくなり、敵の弾もサクっと避けることができます。

攻撃は進行方向だけでなく、斜め上(下)45度の方向にも撃つことができ、さらに真上と真下にも撃てます。真下に撃つ時はジャンプして下を押しながら攻撃です。

ちょっとだけ難点なのは、斜め方向に撃つ時は十字キーを押す必要上どうしても動きながらの攻撃になるので、目標に集中砲火することができないというところでしょうか。

 

下ボタンを押すと「しゃがむ」のではなく「伏せ」になり、そのまま敵の足元を撃つことができます。まさに戦っているという感じが出てます。

武器の種類

所々に配置されているレッドファルコンのマークの箇所とか、時折り空中を飛んでくるカプセルっぽいのを撃ち落とすとアイテムを入手することができます。アイテムは基本的には、ガンの種類の変更・パワーアップですが、他にも画面内の敵全滅と一定時間無敵があります。魂斗羅 アイテム

アイテムにはアルファベットがデカデカと表記されており、以下のようになっています。

  • 「R」…弾速アップ。ラピッドの略。
  • 「M」…連射機能ON。ボタン押しっぱなしで連射になる。マシンガンの略。
  • 「S」…弾を5発同時に扇状方向に発射する。スプレッドの略。
  • 「L」…弾がレーザーになる。連射できない代わりに一発の威力が高い。
  • 「F」…弾が炎になる。クルクルと回転しながら飛んでいく。
  • 「B」…一定時間無敵。バリアの略。但し、穴に落ちた場合は死ぬ
  • 点滅…手榴弾っぽい形のもので、取ると画面内の敵を全滅させる。これだけアルファベットではない。

連射パッドが無い場合はとりあえずマシンガンを取ってないとちょっと心細いです。

お気に入りの種類のガンを使い続けたいのに、変なタイミングでカプセルを破壊して、思わず別のガンになってしまうこともよくあります。

状況にもよりますが広範囲に攻撃できるスプレッドガンが使いやすく、爽快感も抜群かつ、見た目もにぎやかなのでオススメです。

ステージ

基本的には横スクロールですが、奥に進む3Dステージや崖を昇って進む縦スクロールステージもあり、いろいろ変化があるので飽きが来ない作りになっています。

さすがコナミ。

縦スクロールステージでは進む度に地面が消えていく為、誤って落下するとミスになります。「アイスクライマー」のように、2人同時プレイしている時はどちらかが取り残されているとミスになって「おい!先々行くなよ!」と言われます。

魂斗羅

ステージの最後にはボスが待ちかまえてますが、敵の基地だけあってか、どちらかと言うと固定された兵器のような「武装した壁」であることが多いです。

ところでこのゲームの敵である「謎の軍団」ですが、ステージ最初の方は人型の敵や機械系のボスと戦いながら進んでいきますが、ところどころでただの機械の敵ではなく、異形のボスが登場し始めます。

そして、最終ステージに到達し、ステージの様相を見れば判明しますが、この謎の軍団というのはなんとエイリアン軍団なのであります。では、ザコ敵である人型の敵もエイリアンだったのでしょうか?

隕石落下から発生した事件ですから、なるほど感もありますが、それよりも主人公がコマンドーとランボーで、敵がエイリアン、夢のような共演じゃありませんか?

攻略メモ

まず横スクロール面のザコ敵で固定台から攻撃してくる奴がいますが、こいつは画面の切り替わりで突然出現したと同時に弾を発射してくるので、あまり調子に乗って進んでいるとやられます。

爽快感溢れるゲームですが、たまには警戒心も必要なのです。魂斗羅

3Dステージでは、敵の通常攻撃は伏せていれば当たることはありませんが、対伏せ用攻撃として地面に爆弾を転がしてきたり、手榴弾みたいなのを投げてくるので注意です。

地面を転がってくる爆弾は破壊可能です。

魂斗羅


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ステージ1のボス

まずは最優先で地面の砲台を倒しましょう。そして、壁の上にいる敵兵士を倒す。

残るはほとんど無力状態の壁の砲台だけなので、適当に離れてボスの弱点に向かって撃つべし。魂斗羅 ステージ1のボス

ステージ2のボス

2段階形態のボスです。攻撃してこない弱点を先に倒してしまうと、2段階目の状態に突入してしまうので、攻撃してくる部分を先に倒します。

2段階目が放つ弾は攻撃して打ち消すことができるので、避けるよりも打ち消しながら適当に撃つべし。魂斗羅 ステージ2のボス

ステージ3のボス

エイリアン型のボスです。腕が2本ニョキっと生えてきますが、特に大した攻撃はしてこないので、冷静に一本ずつ倒します。

本体のエイリアンの顔は口の中が弱点です。下に向かって3方向に弾を飛ばしてきますが、弾の軌道は決まっているので、弾と弾の間に立って上に向かってただただ撃つべし。

楽勝です。

魂斗羅

ステージ4のボス

ステージ2と同様2段階形態なので、まず攻撃してくる方の弱点を倒します。2段階目になると「ちょっとホーミング弾」を撃ってくるので、こちらも避けるよりは打ち消す方が無難です。

本体を狙うというより、敵の弾を打ち消している間に勝手に敵本体に弾が当たる感じです。スプレッドガンだとカンタンです。

ステージ5のボス

空中を浮遊しているメカチックなUFOみたいなやつです。ミニUFOを発射して攻撃してきます。

本体の下に立ってひたすら連射し、ミニUFOが近づいてきたら、そちらをササッとやっつけ、すぐに上への攻撃を再開。本体の放つ弾も打ち消せるので、上と横を交互に攻撃する感じで楽勝です。

ステージ6のボス

このステージは中ボスがいます。先端に大きなドリルを装着した装甲車のようなやつで、画面右から現れ中央で一旦停止して攻撃、その後左に向かってきます。

停止した時に倒してしまう以外に避けようがないので、画面中央と左端の間ぐらいで待ちかまえてひたすら連射速攻で倒しましょう。2台存在します。魂斗羅 ステージ6の中ボス

本ボスはムッチリ人型のロボです。コミカルにジャンプでこちらの攻撃をかわし、走って突進してきたりします。さらに円盤のようなものをそこそこの高速で投げてくるので、このゲーム中ではなかなかの強敵です。初見時はやられる確率も高いと思います。

突進してきたらジャンプで飛び越えて、離れて隙を見て攻撃を加える、を繰り返しましょう。円盤攻撃には注意です。魂斗羅 ステージ6のボス

ステージ7のボス

ここはボスというより、地面の砲台とザコ敵を倒しながら扉を破壊する、というミッションになっています。

この地面の砲台を破壊してしまえば、あとは楽勝です。

ちょっと手抜き感を感じますな。

ステージ8のボス

まず中ボスのエイリアンは、中央の壁にひっついてジャンプしながら斜め上に攻撃です。中ボス自体は攻撃してこず、ミニエイリアンを吐き出して攻撃してきます。

ミニエイリアンを仕留めそこなった場合はそちらを先に倒しましょう。

魂斗羅 ステージ8の中ボス

そしてラスボスです。

上下に合計4つのエイリアン排出口と中央の本体という構成です。

本体を倒せば勝利ですが、排出口からミニエイリアンが次々と現れるので、できれば先に排出口を倒しましょう。一定箇所で攻撃しているとミニエイリアンがそこ目がけて飛んでくるので、できれば前後に移動しながらミニエイリアンを避けるスペースを確保します。

このミニエイリアンがなかなか素早くて厄介なのです。上下どちらかの排出口を倒してしまえばかなり楽になります。

ちなみに本体は攻撃してこないので、排出口を全滅させれば勝ったも同然です。

あとがき

このゲームの見せ場の一つに、ステージの合間合間に主人公が通信機で本部と連絡を取っているシーンがあります。

ステージ6まではしゃがんでコソコソと喋ってますが、ステージ7からは通信が不能になるので、もはやコソコソもなく、なぜか立ち上がって銃を突然ぶっ放し、半笑い(のように見える)で「急がなければ…」「敵は何者だ?」と独り言をぼやきます。

ちなみに次回作の「スーパー魂斗羅」では折角の作戦実行中感があったこの演出がバッサリと無くなっており、淡々とステージが進んでいくことになります。

爽快感がメインのゲームなので、ザコもボスもそれほど強くなく、サクッと倒せるのでストレスはあまり感じない作品となってます。

その代わりに慣れるとサクッとクリアできてしまうのでボリューム不足感は多少あります。

とはいえ、タイプは違いますが、ある意味ボリューム過剰の「」よりははるかに面白いですけど!


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