キングオブキングス- 語り継がれる王道ファンタジーシミュレーション

      2019/08/17

1988年12月 ナムコ(開発:アトラス)


概要

傭兵を雇い、自分以外の他のキング(またはルシファー)を倒し、「キングオブキングス(王の中の王)」となるのが目的の戦略シミュレーションゲーム。

ゲームスタイルは2種類あります。

  • マルチプレイモード ➡ 自由にマップを選んで、コンピュータや他のプレイヤーと対戦
  • キャンペーンモード ➡ 敵キングである「ルシファー」を倒すことを目的としたシナリオモード(全4シナリオ)

いまだにファンの多いこのゲームの人気の所以は、そのシンプルなゲームシステムゲームバランスかと思います。

ユニット

ユニットは大きく分けて「人」「妖精」「ドラゴン」の3種類が存在します。

種族:

キング

自身であり、最重要ユニット。このユニットが倒されるとゲームオーバーです。

キングの主な役割は兵を雇用することです。兵を雇うには「城」に居なければならず、このゲームはほぼ毎ターンユニットを雇用するのでキングは基本的に「城」に居座り続けます。

マップによっては移動した方が有利と思われる「中立の城」へ移動することもありますが、普段城から動かないキングの移動は貝殻から出たヤドカリのごとくヒヤヒヤものです。

また移動に数ターンかかる場合、敵はどんどんユニット数を増やしているのにこちらは移動中で兵を雇えない状態となるのでキングの移動は十分考慮した上で行う必要があります。

キングはそれ自体が万能キャラかなりの強さを誇り、さらに地形効果で防御率50%アップという大きなの恩恵を受けることのできる「城」にいる場合、倒すのはかなり困難なユニットですが、一歩城を離れて多勢で襲撃されるとキングと言えども無勢です。

ファイター

最も安価で、最弱の部類のユニット。

ファイターの主な仕事は、兵を雇用する為の資金の収益源となる町を占領することです。

またファイターでしか町は占領できないので、貧弱なユニットですがとっても大事な使命を帯びています。

基本的に弱いユニットですが、最強ユニットの一種であるキングに対してはなぜか異常なまでの力を発揮してくれます。

ナイト

ファイターよりは強く、馬に乗っているので移動力が高いです。但し、悪路は苦手で、海・砂漠などに至っては移動不可となってます。

雇用価格も高く強そうな感じですが、そうでもないユニットです。しかし、このユニットの最大のメリットはレベルが上がるとクラスチェンジできることです。

クラスチェンジは最高レベルの9まで上がると自動的に行われ、チェンジ演出もあったりします。

ナイトがクラスチェンジすると「シルバーナイト」となり、かなり使えるユニットへと変貌するので、最初は弱いナイトですが大事に育ててあげましょう。

ナイトの一歩上を行く強さのシルバーナイトはそれ自体なかなか頼もしいユニットですが、さらにクラスチェンジを行い「ドラゴンナイト」になれれば、最強ユニットの一つとなります。

ドラゴンナイトはその名のごとく乗り物がドラゴンということもあり、ナイトやS・ナイトでは通れなかった地形「海」すらも移動可能となって、全ての地形を移動することができるようになり、特にキングやドラゴンに対して有利に攻撃できます。キングオブキングスのドラゴンナイト

自軍でここまで成長させることができればとても有利になること間違いなしですが、敵軍でこのユニットを作られるとかなりの脅威です。

モンク

修行僧です。修行中の身なので弱いです。

モンクは魔法を使える数少ないユニットで「ユンク」と「レーム」を使用することができます。

  • ユンク ➡ 周囲8マスの味方ユニットの食料補給を行う
  • レーム ➡ ユニット「ゴーレム」を召喚する

モンクは修行を積むと(レベルが上がると)クラスチェンジ可能で、「プリースト」へと成長します。

修行を終え、晴れて「僧侶」となったわけで、ようやくまともに使えるキャラとなります。

プリーストはレベルが上がるとさらに「ビショップ」へとクラスチェンジでき、最強ユニットの一つとなります。モンク系ユニットはクラスチェンジの度に魔法の効果がアップし、プリーストが「ユンク」を唱えると食料補給だけでなく、周囲8マスの小型ユニット(8人編成ユニット)の人数補給が可能となり、ビショップになると4人編成の大型ユニットの人数補給も可能となります。

僧侶だけに「回復に特化したユニット」で、ちょっとした「町」みたいなものですね。

 

また「レーム」にしても、モンクは大体1体しか召喚できませんが、ビショップになるとほぼ毎回4体召喚してくれます。

さらにモンクはプリーストになった時点で空を飛ぶことができるようになっていて、どの地形でも消費移動力「1」で通過可能となります。

特殊効果として、敵ユニットの周囲8マスはZOC(ゾーンオブコントロール)と呼ばれ素通りすることができず、当然敵ユニットを通り抜けることはできませんが、ビショップになるとZOCを無視し、さらに敵ユニットをすり抜けて移動することが可能です。

ソーサラー

魔法使いです。駆け出しなのでモンク同様弱いです。

ソーサラーは唯一攻撃魔法を使えるユニットで「バル」と「ネクロ」を使用することができます。

  • バル  ➡ 周囲8マスの敵ユニットを間接的に攻撃する
  • ネクロ ➡ ユニット「スケルトン」を召喚する

ソーサラーもレベルが上がるとクラスチェンジで「メイジ」へと成長し、普通に使えるキャラとなります。

さらに次のクラスチェンジで「ウィザード」となり、最強ユニットの一つへと変貌します。

モンク同様、魔法効果もアップし、「ネクロ」でスケルトンを召喚するとほぼ8体召喚できます。

スケルトンは直接的な攻撃に対しては防御力が高い為、壁として使用できるので町の防衛として配置すると丁度いいかと。

さらに「バル」に至っては反則的な効果を発揮し、数の少ない敵ユニットであれば周囲にいた敵のほとんどを消し去ってしまいます

バルで敵を倒しても経験値はちゃんともらえる為、その結果、加速度的にレベルが上がり、最高レベルまで上がってしまうともはや手がつけられません

空中浮遊移動ZOCに関してもモンクと同様の能力になります。

ちなみにビショップやウィザードはどう見ても肉弾バトル系のユニットではないので打たれ弱そうなイメージですが、そんなことは全くなく防御耐性も抜群です。

 

種族「人」をまとめると、主人公であるキング、最弱だが町の占領が唯一可能なファイター、最初は弱いがクラスチェンジで昇り詰めると最強となるナイト、モンク、ソーサラーという集まりとなってます。

種族:妖精

エルフ

ファンタジーの定番キャラである森の番人です。

「森」での移動が得意で、武器はもちろん弓矢です。

攻撃方法が弓ということで同じ妖精である「ハーピー」に対して有利に攻撃を行えますが、突進系の「ゴブリン」はとても苦手です。

ゴブリン

エルフは「善」のイメージで描かれることが多いですが、ゴブリンのイメージはいたずら好きな醜悪な姿の妖精で、人間の敵なのか味方なのかイマイチわからないといった感じと勝手に思ってます。

ゴブリンは斧を振りかざして突進して攻撃します。想像すると怖いです。

あと「山」での移動が得意です。

「エルフ」に対して有利に攻撃できますが、空からやってくる「ハーピー」は苦手です。

ハーピー

顔から胸までが人間の女性でそれ以外の部分は鳥という姿の怪物で、ギリシャ神話的にはゼウスやハーデスの手下です。

ゲーム内のグラフィックでは背中に羽が生えていて人間同様に腕があり、槍のようなもので攻撃していますが、本来のハーピーは腕自体が羽となっています。

前述の通り「エルフ」が苦手で、「ゴブリン」は得意です。また、飛んでいるので全ての地形を消費1で移動でき、しかも全ユニット中2番目に高い移動力(14)を持っている為かなり広範囲を自由に移動できます。

多少の奇襲や応援などに役立ちますが、反対に地形による防御効果を一切得られないというデメリットがあります。

エルフ、ゴブリン、ハーピーは「3すくみ」の存在となっており、キャンペーンモードの1面では雇えるユニットがファイター以外にこの3種だけなので、できるだけ有利な相手に攻撃を仕掛けることが勝利への道のりです。

また、ユニット内の残存人数が多いほど攻撃力が高いので、先制攻撃する側が有利となってます。

逆に不利な相手に攻撃を仕掛けると多くの経験値を得ることもできますが、資金の少ない序盤ではデメリットの方が多いので無難に有利な相手を先制攻撃する方がいいかと思います。

不利な相手でも、こちらの方が人数が圧倒的に多いから何とかいけるだろうと思って安易に攻撃を仕掛けたところ、1体も倒せなかったということもよくあるほど、この3すくみの影響力は大きいです。

ジャイアント

巨人です。

ドスドスと画面を揺らしながら歩き、棍棒を振り回して攻撃します。

印象としては可もなく不可もなく無難に使えると言った感じのユニットですが、ソーサラー系の魔法で召喚される同じ巨体の持ち主であるゴーレム」が苦手です。

ジャイアントとゴーレムのバトルはどちらも巨体なので、迫力満載です。

グリフォン

ライオンの胴体に鷲の翼を持った伝説の怪物です。

グリフォンはゼウスなどの神々の車を引く役割を持っており、馬車をライバル視しているのか、馬を目の敵にしています。

その為このゲームでも「ナイト」に対して有利な攻撃が可能となっています。

 

種族「妖精」をまとめると、3すくみの存在であるエルフ、ゴブリン、ハーピー、中盤のかなめの存在となるジャイアント、グリフォンという集まりとなっています。

種族:ドラゴン

この種族は最強種族として位置づけられているので、どれも基本性能が高く強いユニットとなっていますが、その分雇用価格も高いです。

例外として、ドラゴン族の端くれである「リザードマン」は安価ですが、強さも「並」です。

海竜サーペント」は海や川の中では生まれながらの最強ユニットである「ドラゴン」に引けを取らない強さを持っていますが、陸上では動くこともままならない微妙なユニットです。

空の王者である「ワイバーン」は全ユニット中、最大の移動力(16)を誇ります。強い上にどこへでも行ける使い勝手の良いユニットです。

そして、生まれながらにして最強ユニットとして君臨しているのが「ドラゴン」です。名前がシンプルです。

雇用価格も最高額の4000です。一番安いファイターが120なので、ファイター33体分です。

ですが、最強とは言え、極限まで鍛えられた人間である「ドラゴンナイト」や「ビショップ」、「ウィザード」には苦戦することでしょう。

また、移動力に難がありますが、飛んでいる様には見えないのになぜかどの地形も消費1で移動できます。

 

最後に、敵専用ユニットとして存在する「コカトライス」ですが、フィールド上ではその姿を確認することができず、毒の沼地や毒の砂漠を移動するとランダムで遭遇し突然バトルが始まって初めてその姿を見ることができます。

そこそこの強さを持ってますが、経験値をたくさん得られるおまけ的キャラとして存在しているので、あえて戦いを挑むのも有りです。

あとがき

ファミコンソフトのシミュレーションゲームの傑作の一つに必ず挙げられる作品で、今やっても面白いです。

シンプルなゲームは長いこと遊べていいです。

ところで、このゲームで印象に残っているのが、「モンク」って何だ?でした。

このゲームのおかげで意味を知りましたが、いまだにモンクと聞くとどうしても「文句」という言葉が頭に浮かび、ダジャレの一つでも言いたくなります。

もう一つ、当時はユニットの「食料」の概念をほとんど気にせずやっていて、説明書も持っていなかったので、「ユンク」の魔法効果がいまひとつわからず、使うと「肉」っぽいのが飛んでいく演出があるだけで「???」となっていたのが懐かしいです。

 


おまけ

アタック表


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