1991年 サミー
概要
ハードボイルドなおっちゃんが、ハリウッド映画さながらのストーリーと演出で送る横スクロールアクションゲーム。全11面。
たまに車に乗り込んでの縦スクロールシューティングや、主観視点でのシューティングステージがあったりと趣向を凝らしてます。
ファミコンにしては難易度は低めで、コンティニューも無限なのでお気楽に楽しめる作品です。
「忍者龍剣伝」のようにステージの合間にストーリー部分が挿入されてますが、特に全編を通して主人公ハートのセリフがイケてます。
プロローグ
ビルから町を見下ろす謎の男。
「世界は私の手にゆだねられているのだ!」
「あいつは自らここへやってくるだろう。そう…30年前の私のようにな!」
「雨か…。」
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ステージ1
オペレーター
「立入禁止区域に侵入者あり!逮捕願います!」
早速、縦スクロールシューティングのステージですが、最初なので適当に撃ちまくってるだけでもクリアできます。
道路上にはコーンや箱など、あえて跳ね飛ばせる障害物が置いてあったりして爽快感があります。
ボス撃破後、炎上するボスをバックにこの決めゼリフ。
ストーリーパートで、撃破後のボスの姿、見えるのは手だけですが、モンスターのような手です。
さらにハートも見たことがない銃器。
「コーク」はコカインの隠語です。
ステージ2
ここから横スクロールアクション開始で、登場するザコ敵が奇抜で目を見張ります。
主人公の武器は剣・銃・手榴弾の3種で、セレクトボタンで切り替え可能です。
敵を倒すと出現するアイテムで弾の補充が可能で、その出現頻度は高いです。
ちなみに弾以外に出現するアイテムとして、以下のものがあります。
- コイン…100枚集めると1UP
- 小瓶…体力回復(小)
- 骨付き肉…体力回復(大)
ボス:プロテクターを装着した獣人
鉄骨をブン投げて攻撃してきます。
投げられた鉄骨は飛び乗ってその上を移動するできるので、タイミングが掴めれば簡単に倒せます。
ボス撃破後、先程のコークの出どころ情報を聞くストーリーパートになりますが、てっきりクリスかと思ってたら…、
2人目のヒロイン(?)でした。
「残念だけど…」って、ワケありですな。
ステージ3
勢いよく飛び掛かってくる犬の印象が強めのステージです。
ボス:キム・ロン
大きくジャンプした着地後に炎を3つ飛ばすを3回、そして4回目の着地と同時に棒を振り回しながらダッシュで突進してきます。
炎は敵に密着するぐらいの間合いにいれば当たることがないので、追いかける感じでピッタリくっついて剣を振ってれば倒せます。
ダッシュアタックは高台を利用して回避。
倒すと、今後こそクリスが登場です。
ハート
「シーズンには少し早いが、リカルドまでバカンスといくとするか!」
ステージ4
早速リカルドに行くのかと思いきや、ここは飛行機に乗るまでのステージ。
4-1
ここからは奇抜なザコだけでなく、兵士タイプの敵が登場するようになります。
ここでは足元を狙って撃つタイプの兵士が出現し、犬とのタッグでなかなかいい連携攻撃してくるので、少し慎重に進まないと結構ダメージ食らいます。
4-2は主観視点のシューティングステージ。
あまりに撃ちまくっているとすぐ弾切れ起こします。
それとボスは不在です。
ハートの独り言
「中南米か… 傭兵時代を思い出すな…。」
ステージ5
ここからがリカルドです。
さらに変わった敵が盛りだくさん登場です。
ボス:移動砲台
砲台上部の先端部分に見える水色の部分が弱点です。
前進、後退を繰り返しながら、放物線上に飛ぶミサイル同時3発と、下の砲台から発射されるエネルギー波3連発を交互に撃ってきます。
ミサイルは前後どちらかに移動し、エネルギー波はしゃがんでかわしましょう。
また敵本体に当たってもダメージは無いので、それが分かれば楽勝です。
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ステージ6
そろそろ敵の攻撃パターンもわかってくると思うので、それに応じて3種の武器を使い分けてドシドシ使用していきましょう。
あまりに連発しない限りは弾切れになるということはそう無いです。
ボス:ガーディアン
ジェットパックを背負っていて、エックスを描く感じで移動します。
端の方で停止した時に、低速なホーミングミサイルを発射してきます。
ミサイルは迎撃可能なのでしゃがんだまま3発とも迎撃、その後敵に密着する間合いを保てば体当たりも当たらないので楽勝です。
ただミサイルは迎撃すると多少爆風が起こるので、思いがけずダメージを食らいますが、許容範囲でしょう。
実はこのボスの中の人はハートの傭兵時代の上官で、リースという人物。
死に際にクリスが組織にさらわれたと教えてくれます。
ステージ7
下水道ステージということで、コウモリとかネズミとかが敵です。
また、いたる所を流れている緑色の水によってプレイヤーが自動で流されます。
この不安定な足元に加えて、ネズミの体当たりや、下から飛びあがってくる魚に当たってノックバック落下死というのが多いです。
ボス:ドラゴンボールに出てきそうなロボ乗り物
衝撃波を撃つ瞬間がダメージを与えるタイミングです。
ステージ8
いたる所が電気でビリビリなってます。
主にただの背景ですが、ギミックとしてダメージを受ける部分もあります。
マッチョマンは手榴弾をお見舞いしてやると楽です。
首長はこのゲームで一番ヘンな敵だと思います。
ボス:緑マン
ずっと天井を移動してます。
敵の真下より自身一人分左右どちらかにいれば敵の攻撃をかわせるので、あとはひたすら剣を振りまくるだけで倒せます。
倒すとソフィアが登場します。
とうやら、ハートとソフィアはその昔恋人同士だったようですな。
ステージ9
ソフィアによるとここ、バイオテクノロジー社研究施設にクリスが囚われているとのこと。
ステージの名が表すように人造生物チックなザコが多いです。
ボス:ヘドロマン
敵が上の足場に移動したら、真下に立っていれば攻撃をかわせます。
そして左右どちらかの足場に来たら攻撃チャンスです。
敵の攻撃をかわしつつ地道にダメージを与えるのもいいですが、実はこの足場はプレイヤーのつま先だけで立つ感じで、敵とギリギリ接触せずに乗ることができ、そこで剣連打するとかなりの時短で倒せます。
そして目的のクリスですが、実は…こいつがクリスです。
ヘドロに覆われて、操られていたようです。
そうとは知らず倒してしまうハート。
ハートへの想いと、敵情報をつぶやいてクリスは絶命。
なかなか悲劇的なシーン。
「俺にはもう…失うものが何もない!行きつくところまで行ってやろうじゃないか!」
がんばれハート!
ステージ10
クリスが最後に言い残した敵の名は、表向き世界最大の企業「BEDA社」です。
裏では悪いことやってる会社だったということです。
ここはBEDA社へ向かう道中のステージで、再びカーアクションです。
その前のカットでハートがつぶやきます。
「クリス…一緒に決着を付けに行こうな…」
泣けます。
ボス:ムカデカー
クネクネと動き回りながら頭から3WAY弾、尻尾からは2連弾を放ち、たまに停止してプレイヤー目掛けて輪っか状の弾を3連発で飛ばしてきます。
弱点は頭です。
ステージ11
もう絡む相手もいないハート。
冒頭で一発キメます。
「お前ら!とことん命捨てたいらしいな!」
カッコいい!
11-1は主観視点シューティングで、11-2が最終ステージとなりますが、このゲームでここが一応最難関かと思います。
その理由として穴が多く、ノックバックで穴に落とされるからであります。
忍者龍剣伝ほどではないですが、なかなかクリアは難しいかと。
でも実はノックバック死最大の要因である赤忍の攻撃は、ノンストップであえてダメージを食らう感じで進んだ方が逆に落ちないというのは秘密です。
ラスボス第1形態:プロローグで登場した謎の男
こいつの正体は主人公のクローン元(ネタバレです)の人物です。
主人公はクローン人間で、BEDA社ではこの状態が代々続いてきたとのことです。
プレイヤーが「立っている」か「しゃがんでいる」か、また、敵との距離によって攻撃方法を変えてきます。
パターンが分かれば何とか剣でも倒せますが、手榴弾を使った方が圧倒的に楽です。
ラスボス第2形態:謎の男バケモノVer.
もはや完全に化け物です。
大ジャンプで踏みつけられそうになりますが、思い切って敵の股の間に入って剣で切って倒すのがセオリーです。
股の間にうまく入り込めるようにするには、背景の石垣を目印にするとわかりやすいです。
左右に衝撃波を3発飛ばした後、自分の股の間に対して左→右と頭突き攻撃してくるので右→左と移動して回避しつつ攻撃します。
また、敵が再度ジャンプする時、次にジャンプする方向側に寄っておくと足に当たってダメージを食らうことも無いです。
事件の真相に辿り着いても、ヒロインが途中で死んでしまうというのは何ともはかないものですね。
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