キャプテン翼 - キャラクターを生かした斬新なシステムだったゲーム

      2017/12/29

1988年4月 テクモ


ファミコンソフトのキャラクターもので良作だったゲームと言えば、このソフト!

言わずと知れたサッカーマンガの王様をゲーム化したもので、一般的なサッカーゲームとは違いちょっとだけSLG的な要素を含んだものになっています。

原作自体が超人技の多い世界の為か、意外にもこのシステムとマッチしていたわけです。

私は実はそれほど原作をじっくりは読んでおらず、このゲームでキャプテン翼を知った部分も多いです。

 


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概要

ゲームの舞台は、主人公の大空翼が中学3年生時の全国大会中学生サッカー大会で優勝を目指す第1部と、その後この大会の優秀選手を揃えた全日本ジュニアユースチームでヨーロッパへ遠征し優勝を目指す第2部で構成されています。

ゲームシステムとしては、

画面の上半分は現在ボールを持っている選手を正面から見据えた描写と、下半分にその選手の位置がわかるフィールドの簡易全体図が表示されており、自分でコマンドを呼び出してパスやシュートをする、またはその選手に対して相手チームの選手が追い付くとどのアクションで対応するかのコマンド選択画面に切り替わります。

追い付いたり、追いつかれたりするのは自動で行われ、時には誰も敵選手に追いついてくれず一直線に自軍ゴールまで到達されたりすることもあります。

どのアクションも「ガッツ」というRPGで言うところのヒットポイント(HP)を消費しつつ行われます。通常アクションであるドリブル・パス・シュートなどはさほど気にするほどではない程度しかガッツを消費しませんが、キャラ固有の必殺技を出すと大幅に消費されます。

例えばこのゲームの目玉である必殺シュートなどは最大ガッツの大体4分の1ほど消費します。

このガッツや他の能力値はレベルアップすると数値が上がっていきますが、レベルアップは試合後に監督から名指しされる必要があります。とは言え、レベルが上がる基準はイマイチよくわからず、何もしていない選手も勝手にレベルアップしたり、何点も入れたのにレベルアップしなかったりです。

多分内部の数値でレベルアップしているでしょうから、意識して上げれるものではないのでしょう。

 


第1部 全国中学生サッカー大会

南葛中のキャプテンである翼くんは天才的な能力と楽天的な性格を持った選手で、まさにマンガの主人公にふさわしいキャラクターであり、もちろんゲームでも終始頼れる存在です。

 

初期能力値も他のチームメイトに比べると一人抜きんでていて、特にドリブルとパスは倍以上の数値となっています。さすがです。

レベル3になると「ドライブシュート」が使えるようになり、序盤だとどこから撃ってもゴールを決めてくれる確率が高いです。しかし、前述したように必殺技はガッツ消費量が多く、ドライブシュートはガッツを200消費するので、1試合で4~5回しか使えません。

 

弱小キャラが多い中で唯一注目すべき人物は、翼くんが小学生の時に南葛小に転校してきたときに最初に出会った人物、石崎くんです。

ディフェンス能力が他の選手より優れており、タックルをすると高確率でボールを奪ってくれます。

 


第1、第2試合は練習みたいなものなので特に注意する点はないかと思います。

それ以降は敵チームにも必殺技を持つ選手が登場し、第3試合の東一中戦(大阪府代表)では「カミソリシュート」を使う早田誠が登場します。このシュートは縦回転で急降下するドライブシュートと原理は似ていて、横回転でゴール直前で急激に曲がるシュートで、このシュートのゴール前シーンではBGMが途絶える演出があり地味にカッコイイです。

このシュートはとてもじゃないですが、森崎くん(南葛のゴールキーパー)には防げません。

また早田くんは相手を徹底的にマークする為「エース殺し」の異名を持っているだけあってタックル能力が高く、追いつかれるとほぼ確実にボールを取られます。


第4試合は立花政夫・和夫の双子の兄弟を擁する花輪中(秋田県代表)と戦います。

立花兄弟はキャプ翼屈指のアクロバットアクションを駆使する選手です。片方が土台となり、もう片方が土台の足に乗り、脚を伸ばした勢いで砲台のように信じられないぐらい上空に飛び上がって「スカイラブハリケーン」なるサーカスシュートを撃ってきます。

また双子ということで息の合ったパスの連携技として「ジェミニアタック」で相手を難なく抜き去ります。

しかし、なぜかこの技を使った後、彼らはゴール目前まで来ているいるにもかかわらず、何もしてこなくなります。一種のバグなのでしょうか?おかげで追いついた味方選手がボールを奪ってくれるというのが3回ほどありました。

 

南葛のディフェンダー石崎くんはサル顔の設定でいじられたりしてますが、立花兄弟は自分たちを自らサル顔と認めており、自虐ネタとしているようです。

そんな立花兄弟と南葛のミッドフィルダーの滝くんは一本のように見える出っ張った前歯が似ています。


第5試合は明和東(埼玉県代表)で、このチームは特に名のある選手はいないですし、ここまでで多少負けたりしてレベルアップしていればそれほど苦戦はしない相手です。自分達も少しづつ強くなっているのかな、と感じる頃で、ここに勝つとベスト8進出です。

 


第6試合は佐野満次藤洋を擁する比良戸中(長崎県代表)との戦いです。

普通にプレイしていればここでちょっと挫折感を味わいます。

フォワードの佐野くんにボールが渡ったらゴール確定と思えるほど通常能力が高く、頼みの翼くんですらボールを奪えません。当然ながら森崎くんは彼の通常シュートを防げませんし、その前に無名選手のシュートすら防げません。

また次藤くんはディフェンダーとしてゴール前にいる為、追いつかれるとボールをあっさり奪われる始末です。ボールを奪った次藤くんはそのままドリブルで自軍ゴールまで進み、自分でシュート、または佐野くんあたりにパスしてゴールされるを繰り返されます。

佐野くんはもちろん、次藤くんに対しても誰もボールを奪うことができません。

そして、ここで負けると第5試合からやり直しです。第5試合の明和東は少し弱めのチームになっているのは製作者の「レベルを上げて再挑戦してね」というメッセージということなのでしょうか?

 

私は3回目でようやく勝利しましたが、この頃になるとすでに翼くんのドライブシュートで相手チームの無名選手を吹き飛ばす強さになっていました。

そうです、レベルが上がりシュート力が増してくると必殺シュートで人を吹き飛ばす程の威力になるのです。

有り得ない!

だが、それがいい。


準決勝は松山光を擁するふらの中(北海道代表)との戦いです。

松山くんは北の厳しい環境で鍛えられたド根性キャラで地上スレスレを這うシュートである「イーグルショット」の使い手です。比良戸中で苦戦した為か、名のある選手が松山くんだけですし、ポジションがディフェンダーの為そんなに攻撃に参加して来ないので、それほど苦戦せずに勝てます。

このゲームは、もちろん見えませんが運の要素も大きく関わると思われるので、あっさり勝てたのは運が良かっただけかもしれませんね。なぜなら、フィールド中央あたりから放たれたイーグルショットはもちろん森崎くんに防げるものではありませんでしたし。

イーグルショットの演出は効果音も含めてカッコイイです。

 


ついに決勝戦です。決勝は日向小次郎率いる東邦学園中等部(東京都代表)との戦いです。

翼くんのライバル的存在である日向くんは、短気で口が悪く、無愛想で硬派、そして翼くんの「柔」なプレイとは対照的に、豪快で力強い「剛」のプレイが特徴的なキャラです。家庭が貧しく、ハングリー精神が半端じゃないです。

また、半袖を肩までまくり上げているのも特徴で、これをやっている人を見るといまだに「あっ、日向くんだ!」となります。

必殺シュートである「タイガーショット」をフィールド中央あたりから早々に放ってくる為、この試合では日向くんにボールが渡ったらほぼ失点確定です。もちろん森崎くんに防げるわけもなく…。

運よく他の誰かにパスでも出してくれたらめっけもんです。

日向くんだけで十分恐ろしいのに、他にも沢田くん反町くんと言った名のあるキャラがおり、さらにゴールには空手キーパーの若島津健が控えている極悪チームとなっています。まぁ、RPGで言うところのボスチームにあたるので、強いのは当然なわけですが。

 

若島津くんはただでさえ能力値が高いのに「三角飛び」という奇声が特徴的な必殺キャッチまで使える為、得点することすらままならないです。連続でシュートした上で、まだ若島津くんが倒れている状態で翼くんのドライブシュートなどでとどめを刺さないとゴールするのは難しいです。

 

この試合に勝利するとついに優勝となり、第1部が終了します。

ちなみに原作では同点のまま試合終了となり、両校同時優勝という結果となっている為、ゲームでも同点で終了してしまっても原作同様に両校同時優勝で勝利扱いとなって第2部へ進めます。

 

同時優勝の場合、お互いのユニフォームを交換して着ています。

 


岬太郎捜索イベント

第1部が終了すると、これまで戦った学校の名のある選手を集めたジュニアユースチームが結成されヨーロッパ大会へ遠征へ行くことになります。

その前にうで試しとして、このジュニアユースチームで東邦学園高等部と戦いますが、これはオールスターチームのお披露目のようなものなので楽勝です。

これまで苦戦させられた選手を使えるようになるというのは実に頼もしいものです。

インパクトが大きかったのが日向くんの「強引なドリブル」です。敵選手に追いつかれてドリブルで抜く選択をすると日向くんの場合だけ、自動的に「強引な」ドリブルとなり、敵選手を吹き飛ばして抜き去ります。楽しくこればっかり使ってしまいます。

 

勝利後、フランスに向かいます。

大会が始まる前に翼くんの盟友である岬くんを捜索するイベントが発生します。

このパートはアドベンチャー形式となっていて、パリ市内を周り、時間内に岬くんを探し当てればチームのメンバーとして加わることになるというものです。

岬くんは適応能力に優れたアシストの天才で、能力値も翼くんと同等の存在です。翼くんとは「ゴールデンコンビ」と称されます。

岬くんの父親は芸術家で世界各国を飛び回っている為、今回もフランスにいたというわけです。

この捜索イベントは「捜索しない」という選択も可能ですが、第2部の試合で岬くんがいないのはかなりの戦力ダウンなので絶対にメンバーに加えた方がいいです。と言っても、この捜索がなかなか難しくて、おそらく一度で見つけ出すことは不可能でしょう。

ちなみにこの捜索イベントは各試合後に発生するのでご安心を。私はやり直しを繰り返して最初にメンバーに加えました。

選択ルート

「宿舎」
調べる → 移動:パリ市内

「パリ市内」
調べる:辺り → 移動:モンマルトル

「モンマルトル」
調べる:カーソル:階段にいる人 → 移動:公園

「公園」
調べる:辺り(片桐さん出現) → 調べる:片桐さんの胸ポケット(スタジアムのチケット発見) → 移動:スタジアム

「スタジアム」
調べる:カーソル:真ん中の入り口(チケットで中に入れる) → 調べる:辺り(ピエール出現) → 移動:美術館

「美術館」
調べる:辺り(岬くんの父親登場) → 移動:エッフェル塔

「エッフェル塔」
聞く:岬の事 → 調べる:辺り → 調べる:カーソル(場所不問) → 移動:宿舎

 

宿舎に帰ろうとすると岬くんとバッタリ会う演出となり、捜索成功です。ポイントは「調べる」というコマンドですね。

 


第2部 フランス国際ジュニアユース大会

まずは予選でリーグ戦を行い2位以内に入れば決勝に進出できます。このリーグ戦での対戦相手はどうやらランダムに決まるらしく毎回同じ組み合わせというわけではないようです。

今回のプレイの場合、第1試合はベルギーでした。このチームは名のある選手もおらず日本オールスターの力をもってすれば簡単に勝てます。

 


第2試合はイタリアです。

この試合では森崎くんより遥かに高い能力を誇る若島津くんでも、三角飛びを使わないと無名選手のシュートすら防げず、また相手チームには「パーフェクトキーパー」の異名を持つヘルナンデスくんがゴールを守っており、普通にプレイしている場合なら、キーパーがまだ倒れている状態であっても、翼と岬のツインシュートも防がれるような状態です。

おかげで、負けました。でも、リーグ戦なので次の試合へ進めます。


第3試合はスペインです。

このチームはゲームオリジナルキャラであるアルゴスくんという選手を中心に攻撃してきます。なんだか凄そうな気配を持っていますが、実はそれほど大したことはなく、結構あっさり勝てました。

 

それと、翼と岬のツインシュートやタイガーショットもゴールネットを突き破るレベルになっています。

ところで、第2部からスタメン選手を自分で決めることができるわけですが、毎試合デフォルト状態に戻り、岬くんがスタメンが外れてしまいます。また、ディフェンダーも能力値的に石崎くんの方が優秀なのに、スタメンは高杉くんになっています。

毎試合この入れ替え作業を行わなければならないのが地味にめんどくさいです。

 


第4試合はアルゼンチンです。

アルゼンチンの至宝」と呼ばれる天才プレイヤーのファン・ディアスが脅威です。翼と同じ「ドライブシュート」の使い手で、ボールを持つとすぐに撃ってきます。若島津くんの三角飛びでなんとかセーブできるかも状態です。

 

また、パスカルくんというパートナーも存在しており、原作では翼と岬コンビに引けを取らないゴールデンコンビです。

 

敵ゴールキーパーは無名選手なので、取られた分を取り返すことでなんとか勝てます。イタリアのヘルナンデスくんの方が点が取れない分、厄介な存在だなという感じがします。

 

運良くイタリア以外に勝利できた為、決勝進出です。

 


第5試合はウルグアイでした。

このチームはビクトリーノくんに注意です。しかし、必殺シュートもなく、ゴールキーパーも無名選手なのでそれほどではないです。

とは言っても、ビクトリーノくんは通常シュートでも点を取られてしまうので、三角飛びは使わざるを得ないです。

もうこの辺までくると三角飛びは当たり前ですね。なので、すぐにガッツ切れ起こします。

 


第6試合、準決勝はフランスです。

岬くんのライバルであるエル・シド・ピエールと、日向くんに劣らない短気な性格のルイ・ナポレオンが中心のチームで、二人ともそれぞれ「スライダーシュート」「キャノンシュート」という必殺シュートを持っている為、苦戦は必至です。

 

もはや守るのではなく攻めて取られた以上に点を取ることで勝つしかないです。とは言っても、攻めようにも簡単にタックルでボールを取られるわ、パスはカットされてしまうわですけど…。

 


第7試合、遂に決勝戦です。相手は世界最高戦力を誇る西ドイツです。

この最後の試合でようやく天才ゴールキーパー若林源三が使えるようになります。

一体いつになったら使えるのかとヤキモキしてましたが、最後の最後でしか使えないのです。それもそのはず若林くんの能力値はズバ抜けており、若島津くんの倍以上のセービング能力を誇っています。

なるほど、この能力値を持ってこれまでの試合に出場していれば、全く点を取られることが無くなりゲームバランスが崩れること間違いなしです。

 

ですが、西ドイツも負けておらず「皇帝」と呼ばれる西ドイツのエースストライカーであるカール・ハインツ・シュナイダーは、翼くん以上の天才です。彼の「ファイアーショット」は若林くんでなんとか防げるかもしれないレベルであり、若島津くんでは絶対無理です。

ところで、シュナイダーくんは翼くんと顔が似てます。翼くんの金髪バージョンです。

 

また他にもカルツシェスターマーガスといった名のある選手が複数いて、極め付けは「鋼鉄の巨人」と呼ばれるゴールキーパーであるデューター・ミューラーがゴールを守っています。

 

ミューラーくんは必殺シュートだろうが何だろうが全部キャッチします。一体どうやったら点を取れるのかわかならないぐらいの鉄壁ぶりです。

 

ミューラーくんの姿勢を崩した上で「ネオタイガー」か「ドライブタイガー」でないと得点は難しいと思われます。

 

今更ですが、このネオタイガーとドライブタイガーは習得に特殊条件が必要となっております。

「ネオタイガー」は、日向くんのレベルが12以上で、かつ、ペナルティエリア内から放ったタイガーショットが2回キーパーによって防がれる、と試合後に習得することができます。このシュートは消費ガッツ380とめちゃくちゃ減ります。

「ドライブタイガー」は、日向くんがネオタイガーを習得しており、誰でもいいので必殺シュートが3回キーパーによって防がれると、翼くんが使えるようになる、という翼&日向くん版ツインシュートです。ちなみに正式名称は「ドライブタイガーツインシュート」です。

このシュートは消費ガッツ250ですが、ネオタイガーよりも強力です。

 


まとめ

この斬新なゲームシステムと、後のサッカーブームもありキャプテン翼のゲームシリーズは結構な数が出ている人気シリーズになっています。そんな私は「Ⅱ」までプレイしましたが、その後ここまで人気シリーズになっていたとは…。

今更ながらまずはマンガを読破してから、順次ゲームの方も制覇できたらななどとのんきに考えている次第であります。

いやしかし、マンガも結構な巻数出てますなぁ~。

 


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