1990年12月 ビック東海
概要
気になるゲームというのは、タイトルがちょっとヘンです。
「まじかるキッズどろぴー」
チャレンジ精神しか感じない。
ネーミングからして、おちゃらけ内容を予想するも、ストーリーは意外にもちょっとシリアス。
あと別で気になったのが、なんか… 「ロックマン」っぽい。
あらすじ
突如出現したロボット軍団「悪玉帝国」
帝国は各地に基地を作り、世界征服に向けて侵略を開始。
最新鋭の兵器をもってしても歯が立たない圧倒的戦力を目の当たりにし、人々は絶望する。
そんな中、少年「カゲマル」は、魔女の召喚に成功する。
その魔女の名は「どろぴー」。

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ゲームシステム
- 全5ラウンド(1ラウンドは3ステージ) ➡ 全15ステージ
- 残機制とライフ制を両方採用 ➡ コンティニューするとラウンドの最初から
- 最初から6種類の魔法を所持 ➡ スタートボタンのメニューから選択して装備
魔法の種類
| 魔法 | 衣装の色 | 効果 |
| NORMAL ノーマル |
赤 | ノーマル状態 |
| FIRE ファイア |
ピンク | 選択した時点で、ライフを4使用して画面内を全体攻撃 それ以外はノーマルと同じ(溜め撃ち不可) |
| FREEZE フリーズ |
水色 | 溜め撃ちで、敵を凍らせる |
| BALL ボール |
緑 | 攻撃軌道が斜め上になり、壁に当たると跳ね返る 溜め撃ち不可 |
| SHIELD シールド |
オレンジ | 溜め撃ちで、前方に魔法の壁(敵の攻撃を跳ね返す) |
| BROOM ブルーム |
紫 |
攻撃と同時に魔法のホウキが出現、乗って飛べる |
「ボール」以外は、真上に向かって攻撃可能。
魔法の選択
最初は、いちいちメニューを開いて選択するのが面倒くさいですが、慣れてくると、この状況ならこの魔法!と、すぐに判断できるようになります。
何でも慣れですね。
「ブルーム」の魔法
最初は扱いにくいですが、慣れるととても便利な魔法です。
使用方法
- 攻撃するとホウキが出現するので、飛び乗る
- 進みたい方向に攻撃すると、その方向に移動(途中で方向変更可能)
- 但し、下方向へは移動できない
- 壁に接触すると消滅する
- 移動中に、他の魔法衣装にチェンジ可能

テクモシアターならぬビック東海シアター
「忍者龍剣伝」のごとく、ラウンドの合間にビジュアルと共にキャラの会話でストーリーが展開していきます。
こういう演出があるだけで、キャラに対して結構感情移入できるものですね。
プレイヤーに、物語の背景を想像させるというのは大事なのです。
ラウンド1
カゲマル少年曰く、
「ロボット軍団には、科学の力で作られた兵器は通用しないから魔女を召喚した」
との事ですが、「ロボ」「魔女」「召喚」など、現実離れした単語が続出してて、ワクワクが止まらない。
どろぴーとの出会い
どろぴー
「私みたいな魔女に何の用なの?」

なんか言葉おかしくないですか?
「私みたいな上級魔女に人間ごときが一体何の用だ?」とかなら自然ですが。
ラウンド1のポイント
- 魔法を切り替えると、大体の敵と効率的に戦うことができるようになっている
- 切り替えずに無茶して進むと、あっという間にライフが無くなる
ちなみにライフが0になった際の、主人公が丸い弾になってはじける演出は、にロックマンそのものにしか見えない。
BOSS「サンダーナイト」
全身がエネルギー粒子でできており、それを利用し「人型形態」と「帯状エネルギー形態」の2つの形態を繰り返しながら攻撃してきます。名前に「サンダー」が付いているが、カミナリによる攻撃とかは無い。

攻略ポイント
- 中央足場に長く留まらない
この足場にいると、横一直線のエネルギー放射を食らってしまいます。帯が長いのでジャンプしても避けきれない
ちなみに、
ボス出現時のプロフィール紹介演出が、わりとカッコいいです。ステータス数値みたいなのも表示されるが、実際の強さとは多分関係ない
ラウンド2
カゲマルによる状況説明
- ロボには通常攻撃が効かない
- 魔法攻撃のみが効く
- どろぴー以外の魔法使いは、全て帝国によって封印されてしまった
どろぴーはお姉さん的性格
「仕方ないなー、基地はあといくつあるの?」
なんだか面倒見の良さそうな女子の雰囲気だしてます。お姉さん的。
ここの会話シアターで、ラスボスとおぼしき女性タイプの和風ロボが登場し、モニター越しにどろぴーを見て一人でブツクサと喋ります。
どうやらどろぴーの事を知っているようです。
ラウンド2のポイント
- 寒冷地が舞台なので、地面がツルツルと滑り、制御が難しい
- 軽くジャンプしながら移動するとちょっとマシになる
- 足場が少ない所が多い ➡ ブルームの魔法が活躍する
BOSS「ユキマル」
「チビマル」という雪のミニロボが合体してできた、雪だるま(?)のロボ。
ユキマル(人型)と、複数のチビマルの形態を繰り返して攻撃してきます。
以降登場する変形するタイプのボスは、基本的には人型の時だけダメージを与えることができます。

ユキマルは自身では攻撃してきませんが、天上にある氷のブロックを振動で落下させてきます。
➡ 画面中央部は天井自体が無いので、そこに位置していればこの攻撃を食らうことは無いです。
攻略ポイント
厄介なのはチビマル形態の方ですが、パターンがわかればカンタンです。
- チビマル状態になったら画面端に後退 ➡ 攻撃の第一波(チビマル)をシールド魔法で防ぐ
- 防いだチビマルはボールのように壁に当たって跳ね返ってくる ➡ 通常攻撃を当て、跳ね返して回避が可能
その後、人型に変化したところを狙って、溜め撃ちしてれば倒せます。
各ラウンドの開始演出
世界征服されるかもしれないという危機的状況なのに、ラウンド開始時のどろぴーのビジュアルがおでかけお姉さんスタイルなのがシュールです ↓

以後、毎ラウンド開始時、同じビジュアルなのですが、いっそ色んなオシャレお姉さんビジュアルを見たかった。
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ラウンド3
ユキマルを倒すと、前述の女性型和風ロボがその姿を現します。
どろぴー
「お、おまえは…極楽機神帝…!!」

スゴイ名前。
なぜか和風女性型巨大メカというデザインもしかり。
彼女はその昔どろぴーに魔界を追い出され、それを恨んでいるという設定。
そして、いつの間にやらヤツの手には囚われのカゲマルが。
極楽機神帝
「クックックッ… ホォーッホッホッホッホッ!」
カゲマルを人質にして「次の水中基地まで来い!」と言い放ちます。
どろぴーは全部の基地を破壊する予定なので、別に人質をとって基地におびき寄せる必要は無いと思いますけどね。人質を盾にして攻撃してくる、とかならわかる。
ラウンド3のポイント
- 水中が舞台なので、定期的に息継ぎが必要
- ライフとは別に息継ぎ用のメーターも表示 ➡ 0になると徐々にライフが減っていく
- 浮力が少しあるのでジャンプ力がいつもより高め ➡ 主に息継ぎの為
- 通路が狭い・敵うじゃうじゃ・ダメージ床いっぱい ➡ なかなかの難関
BOSS「アクアナイト」
「人型」と「潜水艦型」の2形態を繰り返して攻撃してきます。
攻略ポイント
ミサイルの避け方がポイントです。
- ミサイルの発射位置は最初の突進で決まる ➡ できるだけ低位置に誘導する
- ミニホーミングになっている ➡ 軽く後ろにジャンプしてから、前へ飛び越す感じでかわす
- 飛び越す際、あまり早くジャンプするとその高さに跳んでくるので、軽く引き付けてからジャンプする
水中ステージ
横スクロールアクションお約束の水中エリアですが、どろぴーは水着にはなりませんぞ。
あと、泳ぐこともなく、普通に歩いて進みます。
要するに、息継ぎしないとミスになるという単純な不利要素が増えただけです。

ラウンド4
魔界を荒らしまわっていた極楽機神帝を、どろぴーが人間界に封印し、おかげで機神帝は機械だらけの体になったとの事。
機神帝はどろぴーに、カゲマルを盾に封印を解くよう迫ります。
どろぴー
「かげまるーーー!」
どろぴーは持っていた「封印の石」(機神帝の封印を解く石)と引き換えに、カゲマルを取り戻すことに成功。
カゲマル
「ど、どろ…ぴー…」
なぜか瀕死のカゲマルくん。
という事で、よくわからん所をリストアップ!
- こんなアブナイやつを、どろぴーは魔界よりやわそうな人間界に封印した謎
- 今現在普通に動いているのに、封印を解けとか言う謎
- 人間界に封印されたことで、機械だらけの体になったという謎のいきさつ
封印された状態でも人間よりはるかに強いんだから、封印なんて別に解かなくてもいいのでは?と思ったり思わなかったり。
しかも遡ると、封印される前の状態でもどろぴーに一度倒されているという事実
➡ 封印を解いたって、またどろぴーに倒されるのでは?
ラウンド4のポイント
このラウンドは空中が舞台の為、大部分がホウキに乗っての移動となります。
ここまで来ていれば、大分ホウキの操作にも慣れているかと。
それでもやはりゲーム後半ステージということもあり、敵の攻撃は熾烈ですよ。
BOSS「ホークナイト」
大型顔型ロボの、浮遊タイプです。
これまでのように変形はせず、以下の3種で攻撃をしてきます。
- 胴体から伸縮自在のハンマー
- ミニホーミングミサイル
- 体当たり
ダメージを与えられるのは頭にある赤い部分ということで、ホウキに乗るか、ボール魔法で攻撃をするかになります。
- ホウキで攻撃 ➡ 突進してきて体当たりされる可能性はあれど、タイミング次第で回避可能
- ボールで攻撃 ➡ ボールが赤い部分にちょうど当たる位置に立ち、その場ジャンプでハンマーとミサイルを避けながらひたすら攻撃

ボスの名前
ここまでのボスは大体「~ナイト」っていう名前が付いてますが、なぜにステージ2だけ「ユキマル」という、ちょっとおかしなネーミングだったのかという疑問がふと頭をよぎる。
ついでに、この「ホークナイト」は「ナイト」はついてますが、なぜ「ホーク」なんだろうと考えましたが、よく見ると目がタカっぽかった。
ラウンド5(最終ラウンド)
どろぴーと機神帝が実際に対面します。
それと、封印の石で機神帝の封印はすでに解けているようですが、姿が同じなので違いは特にわからず。
どろぴー
「機神帝、覚悟しなさい!」
機神帝
「お前もろとも、この汚れた世界をほろぼしてやる!」
機神帝はどろぴーだけでなく、なぜか世界そのものに恨みを持っている模様。
ラウンド5のポイント
最終ラウンドなので厳しいステージになるかと思いきや、実はほぼボス戦だけとなってます。
ちょっと進むとすぐに中ボス戦が2回あります。
1体目「名も無きロボ」
女型っぽいロボ。
行動パターン
- 両端の、上下の足場を移動
- 3方向同時に弾を飛ばして攻撃
攻略ポイント
- 下の足場に出現 ➡ シールド魔法を盾に、連射攻撃
- 上の足場に出現 ➡ 弾と弾の間に入るようにして、避けることに専念
ちなみに、敵の弾は多少ホーミングがかっているので、完全に避けるのは難しく、よくダメージ食らいます。
2体目「ブラックどろぴー」
こいつを倒すと、続け様にどろぴーの色違いが出現します。
行動パターン
- コイツも両端の上下の足場を移動
- 上の足場から ➡ ボール魔法で攻撃
- 下の足場から ➡ 溜め撃ち攻撃
攻略ポイント
- 溜め撃ちをスタンバイ ➡ 下の足場に出現したら、攻撃を避けつつ溜め撃ち発射を繰り返すだけ
- 少し高度な倒し方 ➡ 上の足場の間を、ホウキで行ったり来たりしているだけで、無傷で倒せる

プレイヤーのそっくり敵キャラというお約束。カワイイ。
ラスボス「極楽機神帝」
中ボス2体を倒すと、会話イベントのあと、機神帝との最終決戦に突入します。
機神帝の体長は、多分10メートルぐらいあります。

もしかして、封印が解けたから大きくなったとか?
攻略ポイント
- 黄色マーカーの部分を狙って攻撃(マーカーは時々移動する)
- 3つある足場を、ボール魔法が丁度マーカーに当たる足場へ移動しつつ攻撃
- 機神帝の手から放たれる波動拳もどきはホーミングがかっているので、発射と同時ぐらいにジャンプで避ける
一番右の足場で、前に出すぎると機神帝の体に接触してダメージを食らうので、あまり前のめりにならないようにすべし。
特にこれと言った難しさも感じないので、普通に倒せると思います。
ちなみに、ラスボスだけでなく、このゲーム自体はそれほど理不尽に難しい箇所は無く、ファミコンソフトにしては適度な難易度かと思われます。
エンディング
撃破すると、急にボヤきだす機神帝。
機神帝
「私は封印されてからは人間界で静かに眠っていた。しかし、人間は『開発』という名目で私の封印場所を踏みにじり、自然を破壊した…。それが許せなかったのだ…。」
どろぴー
「それでも、あなたのしたことは間違ってたよ…。」
機神帝
「…早くここを脱出しろ、もうすぐこの基地は爆発する…さらばだ…」
最後はちょっと、いいヤツになりました。
脱出したどろぴーが見たのは、宇宙空間らしき所に浮かぶ基地が爆発するところ。
い、いつの間に宇宙に…!?
どうやら最終ラウンドの舞台(機神帝の拠点)は宇宙空間にあった模様。
場面は変わり、
脱出カプセルに乗って宇宙を漂っているどろぴーの所に、宇宙船に乗ったカゲマル登場。
どろぴー
「カゲマル!あなた生きてたの!?」
死にかけていたところを仲間に助けられたらしいです。
カゲマル
「今からカプセルの回収にそちらに向かう!」
どろぴー
「うん!」
最後は詰め込み感が満載でしたが、ハッピーエンドはいいものですね。
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水中ステージ