まじかるキッズどろぴー - これは何作目のロックマンですか?

      2017/12/29

1990年12月 ビック東海


このソフトは大人になってから知った一品ですが、気になるゲームというのはまずタイトルがちょっとヘンです。このソフトの場合は主人公の名前と思われる「どろぴー」にチャレンジ精神を感じます。

どろぴーからして内容もおちゃらけた感じかと思いきや、ストーリーは意外にもちょっとシリアス。

そして何より、プレイして一番気になったのは、ゲームの雰囲気がなんかカプコンの「ロックマン」に似てま

これに関しては当時から「ロックマンもどき」と言われていたようです。

 


あらすじ

突如出現したロボット軍団「悪玉帝国」は世界各国に降伏を迫ったが、世界各国はそれを拒否。ならばと、圧倒的戦闘力を誇る帝国は各地に基地を作り、力ずくで世界を征服するために侵略を開始する。

最新鋭の兵器をもってしても歯が立たず、敗戦必死の状況の中で、ある一人の少年「カゲマル」が魔女の召喚に成功する。その魔女の名は「どろぴー」。

まじかるキッズどろぴー

 


スポンサーリンク


ゲームシステム

全5ラウンドで各ラウンドは3つに分かれているので、全部で15ステージです。残機制とライフ制を両方採用してますが、コンティニューするとラウンドの最初からになるのでなかなかイタイです。

どろぴーは最初から6種類の魔法を自由に使用可能で、スタートボタンのメニューから選択して装備できます。

魔法読み衣装の色効果
NORMALノーマルノーマル状態。
FIREファイアピンク選択すると、ライフを4使用して画面内を全体攻撃する。
それ以外はノーマルと同じ。溜め撃ちはできない。
FREEZEフリーズ水色溜め撃ちで敵を凍らせることができる。
BALLボール攻撃軌道が斜め上になり、壁に当たると跳ね返る。
溜め撃ちできない。
SHIELDシールドオレンジ溜め撃ちで前方に魔法の壁を作り、敵の攻撃を跳ね返すことができる。
BROOMブルーム攻撃と同時に前方に空飛ぶ魔法のホウキを出現させ、それに乗って
移動することができる。溜め撃ちはできない。

ボール以外は真上方向に対しても攻撃することができます。

 

一番独特なのがブルームで、飛び乗って前方に進むには進みたい方向に攻撃します。後ろに戻りたければ後ろを向いて攻撃。上に行きたければ上に攻撃すると直角に上昇します。ゲームの難易度を下げてしまう為なのか、下方向には移動できません。慣れるまでは乗りにくいシロモノです。

進んでいる時にホウキが壁に接触するとその時点で消滅してしまうので、下がダメージ床になっている箇所などで細い空間をホウキで移動する際は要注意です。

また、ホウキで移動中の際に他の魔法衣装にチェンジすることも可能です。

魔法選択システムは、最初はいちいちメニューを開いて選択するのが面倒くさいですが、慣れてくると、この状況ならこの魔法!とすぐに判断できるようになります。何でも慣れですね。

 

ラウンドの合間には、ビジュアルと共にキャラの会話でストーリーが展開していきます。この演出があるだけで、結構キャラに感情移入できます。

背景というのは大事ですね。

 


ラウンド1

遊戯王に出てきそうな顔をした少年「カゲマル」が言うには、ロボット軍団には科学の力で作られた兵器は通用しないから魔女を召喚したんだ、とカオス感溢れる発言をします。

ロボとか魔女とか召喚とか…。

どろぴー「私みたいな魔女に何の用なの?」

どろぴーはお姉様的な感じのキャラなのです。

 

このラウンドは、どこぞの都市からスタートし、地下通路へ進み、1-3ステージでは帝国の基地内部が舞台となってます。

魔法を切り替えると、大体の敵と効率的に戦うことができるようになっています。切り替えずに無茶して進むとアッという間にライフが無くなります。

ちなみにこのゲームはロックマンに似てると前述しましたが、ライフが0になった際の、主人公が丸い弾になってはじける演出までも同じです。

やりすぎ!

 

BOSS「サンダーナイト」

サンダーという名前がついてますがカミナリでは攻撃してきません。

全身がエネルギー粒子でできているこの敵はカミナリではなく、このエネルギー粒子を利用し、人型形態と帯型のエネルギー形態の2つの状態を繰り返しながら攻撃してきます。

あと、軽く弾も飛ばしてきます。

倒すポイントとしては、中央足場には長く留まらないことです。この足場にいると横一直線のエネルギー放射を食らってしまいます。帯が長いのでジャンプしても避けれません。

 

各ラウンドにはボスがいますが、出現時のボスのプロフィール紹介演出がわりとカッコいいです。ステータス数値みたいなのも表示されますが、実際の強さとは多分関係ないので気にする必要はないです。

また、プレイヤーに対し「友達からのメッセージ」という項目もあり、ボスを倒す為のヒントでも書いてくれているのかと思いきや、「幸運を!」と書かれているだけです。あとのラウンドでもメッセージがありますが、似たような一言でヒントなどは無いです。

 


ラウンド2

カゲマルが、ロボには通常攻撃が効かず、魔法攻撃しか効かない、そして他の魔法使いは全て帝国に封印されてしまった、と どろぴーに状況説明します。

どろぴー「仕方ないなー、基地はあといくつあるの?」

どろぴー、結構余裕です。

また、ラスボスとおぼしき女性タイプの和風ロボが登場し、どろぴーを見て一人でブツクサと喋ります。どうやらどろぴーのことを知っているようです。

 

このラウンドでは寒冷地の基地が舞台の為、地面が全てツルツルと滑ります。制御が難しいので、軽くジャンプしながら移動するとマシになるかと思います。

また足場が少ない所が多いのでブルームの魔法が大活躍です。

 

BOSS「ユキマル

チビマルという雪のミニロボが合体してできた雪だるま(?)のロボで、人型のユキマルと、複数のチビマルの形態を繰り返して攻撃してきます。

ところで、変形するタイプのボスは基本的には人型の時だけダメージを与えることができます。

 

このユキマルは自身では攻撃してきませんが、天上にある氷のブロックの下にいるとユキマルの着地の振動で落下させてくるので、天井がない中央部に位置していればこの攻撃を食らうことは無いです。厄介なのはチビマル形態の方ですが、パターンがわかればカンタンです。

チビマル状態になったら端っこに下がり、攻撃の第一波をシールド魔法で防ぎます。防いだチビマルはボールのように壁に当たって跳ね返ってくるので、こちらは通常攻撃を当てればさらに跳ね返すことができます。

その後人型に変化したところを溜め撃ちしてれば倒せます。


 

世界征服されるかもしれない状態なのに、ラウンド開始時のどろぴーのビジュアルがおでかけスタイルお姉さん風です。以後、毎ラウンド開始時、同じビジュアルです。

それならいっそもっと色んなオシャレお姉さんビジュアルを見たかった…。

 


ラウンド3

ユキマルを倒すとラスボスとおぼしき女型和風ロボが姿を現します。どろぴーとは知り合いらしく、名前を「極楽機神帝」と言うそうです。どろぴーとはまた違ったおかしなネーミングです。デザインもですけど。

どろぴー「お、おまえは…極楽機神帝…!!」

彼女はその昔どろぴーに魔界を追い出され、それを恨んでいるようです。そして、ヤツの手にはカゲマルが捕らわれちゃってます。カゲマルを人質にして「次の水中基地まで来い!」と言い放ちます。

極楽機神帝「クックックッ…ホォーッホッホッホッホッ!」

 

どろぴーって魔界の住人なんですか?

それと、どろぴーは全部の基地を破壊する予定なので、別に人質をとって基地におびき寄せる必要は無いと思いますけどね。人質を盾にして攻撃してくるとか、丸腰にさせるというのならわかりますけど。

 

このラウンドは水中が舞台の為、定期的に息継ぎが必要になります。ライフとは別に息継ぎ用のメーターも表示されていて、これが0になると徐々にライフが減っていきます。

また、浮力が少しあるのでジャンプ力がいつもより高めになっています。とは言え、この高ジャンプ力は主に息継ぎ用です。

そして、このラウンドは通路が狭めで、敵も結構湧いてきますし、ダメージ床もたくさんあるので、なかなかの難関です。

 

BOSS「アクアナイト

人型と潜水艦型で変形を繰り返して攻撃してきます。

倒すポイントは、ミサイルの避け方です。ちょっとだけホーミングになっているので、軽く後ろにジャンプして前へ飛び越す感じでかわします。

ミサイルの発射位置は最初の突進で決まる為できるだけ低位置に誘導し、また、ミサイルを飛び越す際はあまり早くジャンプするとその高さに跳んでくるので、軽く引き付けてからジャンプします。

 

ちなみに、横スクロールアクションお約束の水中エリアですが、どろぴーは水着にはなりません。水着ではないし、水中エリアとは言っても、普通に歩いて進みます。

要するに、息継ぎしないとミスになるという単純な不利要素が増えただけです。

 


ラウンド4

どろぴーは、魔界を荒らしまわっていた極楽機神帝を人間界に封印し、おかげで機神帝は機械だらけの体になったとのことで、どろぴーに封印を解くように人質を盾に脅します。

どろぴー「かげまるーーー!」

どろぴーは封印を解く「封印の石」なるアイテムと引き換えにカゲマルくんを取り戻すことに成功します。

カゲマル「ど、どろ…ぴー…」

カゲマルくん死んじゃった…?

 

この2人まだ出会ったばかりなのに、まるで恋人同士であるかのように助けるのに必死な感じです。なんかあったんでしょうか?

それにしても、そんなアブナイやつを魔界よりやわそうな人間界に封印したり、今動いているのに封印を解けとか、なぜか機械の体になってたり何がなんだかわかりません。

それに、そんな状態でも人間よりはるかに強いんだから、封印なんて別に解かなくてもいいじゃんとかも思ったりします。しかも遡ると、封印される前の状態でもどろぴーに倒されているわけだし。

 

このラウンドは空中が舞台の為、大部分がホウキに乗っての移動となります。ここまで来ていれば大分ホウキの操作にも慣れていることでしょう。それでもやっぱりゲーム後半ステージということもあり、敵の攻撃は熾烈です。

 

BOSS「ホークナイト

大型の顔型ロボの浮遊タイプです。これまでのように変形はしませんが、胴体から伸縮自在のハンマー、ちょっとだけホーミングミサイル、体当たりの3種類の攻撃をしてきます。

また、ダメージを与えられるのは頭のてっぺんにある赤い部分なので、ホウキに乗るか、ボール魔法で攻撃をする必要があります。

ホウキで攻撃していると突進してきて体当たりされる可能性がありますが、タイミングが判れば避けることは可能です。

 

私の場合は単純に、ボール魔法が赤い部分にちょうど当たる位置に立ち、その場ジャンプでハンマーとミサイルを避けながらひたすら攻撃です。

ここまでのボスは大体「~ナイト」っていう名前が付いてますが、なぜにステージ2だけ「ユキマル」という、ちょっとおかしなネーミングだったんしょうか?

この「ホークナイト」もなぜ「タカ」なんだろうかと思いましたが、よく見ると目がタカっぽいですね。

 


ラウンド5(最終ラウンド)

どろぴーと機神帝が実際に対面します。それと機神帝の封印はすでに解けているようですが、姿は同じなので違いはわかりません。

どろぴー「機神帝、覚悟しなさい!」

機神帝「お前もろとも、この汚れた世界をほろぼしてやる!」

 

このラウンドは最終ラウンドなので、熾烈を極める攻撃があるかと思いきや、ほぼボス戦だけとなってます。

ちょっと進むとすぐに中ボス戦が2回あります。

 

最初に名も無き中型のロボとの戦いです。ハッキリとはわかりませんが女型のロボっぽいです。両端の上と下の足場のみを移動して3方向同時に弾を飛ばして攻撃してきます。

下に出現したらシールド魔法を盾に連射攻撃し、上に行ったら弾と弾の間に入るように避けることに専念します。ちなみに、この弾は多少ホーミングがかっているのでよくダメージ食らいます。

 

こいつを倒すと、続け様にどろぴーの色違いが出現します。

こちらも両端の上下の足場を移動しながら攻撃してきます。上の足場からはボール魔法で、下に出現した時は溜め撃ちをしてきます。

撃破方法は、単純に溜め撃ちをスタンバイし、下に出現したら敵の攻撃を避けつつ溜め撃ち発射です。

少し高度な倒し方としては、上の足場の間をホウキで行ったり来たりしているだけで無傷で倒せます。ホウキ好きなら簡単です。

 

なぜここでロボでもないプレイヤーそっくりなキャラを出すのか? 

…ファミコンゲームではそれが十八番なのです。理由など無い。

 

 

中ボス2体を倒すと、会話イベントのあと、機神帝との最終決戦に突入します。機神帝の体長は10メートルぐらいあります。もともと大きかったのか、封印が解けたから大きくなったのか?

 

このデカ機神帝にダメージを与えるには黄色マーカーの部分を狙って攻撃しますが、この黄色マーカーは時々移動します。

足場が3つあるので、私はゲーム製作者の思惑通りに足場を移動しつつ、ボール魔法が丁度黄色マーカーに当たる足場へ移動しつつ攻撃しました。

また、機神帝の構えた手から放たれる波動拳もどきはこれまたホーミングがかっているので、発射と同時ぐらいにジャンプして避けます。

それと、一番右の足場で前に出すぎると機神帝の体に接触してダメージを食らうのであまり前のめりにならないようにします。

 

特にこれと言った難しさも感じないので、普通に倒せると思います。

ラスボス撃破だけでなく、このゲームではそれほど理不尽に難しい箇所は無く、ファミコンソフトの中ではどちらかと言うと手軽に遊べる適度な難易度かと思われます。

 


エンディング

撃破すると、機神帝は急にボヤきだします。

機神帝「私は封印されてからは人間界で静かに眠っていた。しかし、人間は『開発』という名目で私の封印場所を踏みにじり、自然を破壊した…。それが許せなかったのだ…。」

急に被害者面です。

どろぴー「それでも、あなたのしたことは間違ってたよ…。」

そもそも魔界の住人を人間界に封印したのはあなたです!どろぴーさん!

機神帝「…早くここを脱出しろ、もうすぐこの基地は爆発する…さらばだ…」

最後はいいヤツになりました。

 

宇宙空間らしき所に浮かぶ基地が爆発するビジュアル。

い、いつの間に宇宙に…!?

 

場面は変わり、宇宙空間らしき所を脱出カプセルに乗って宇宙を漂っているどろぴーさん。そこへ宇宙船(?)に乗ったカゲマル登場。

どろぴー「カゲマル!あなた生きてたの!?」

 

カゲマルくん、死にかけていたところを仲間に助けられたらしいです。

 

カゲマル「今からカプセルの回収にそちらに向かう!」

どろぴー「うん!」

 

 

最後は詰め込み感が満載でしたが、ハッピーエンドはいいものです。

魔界から召喚された魔法使いがその使命を果たした後、普通なら「魔界に帰ります」となるところですが…。

 

カゲマルに回収された後、いったいどうなったんですか どろぴーさん!?

 

どろぴー「想像にまかせるわ!」

 


スポンサーリンク

amazon

rakuten

スポンサーリンク

 - アクション, 横スクロール, ファミコン