デビルワールド - 知る人ぞ知るファミコン初期の傑作

      2018/02/23

1984年10月 任天堂


概要

緑色の生き物「タマゴン」を操作して、迷路に敷き詰められた「ボワボワ」を消していくドットイートタイプアクション。


タマゴン

タマゴンは小さな羽を持つ緑色の小さな恐竜(?)です。カワイイです。

 

「デビルワールド」にはこれと言ったストーリーは無く、敵といえば悪魔と言うだけの設定です。

悪魔と恐竜ってどう考えても違和感のある組み合わせですよね。でも、タマゴンは手が「天使の羽」っぽくなっているので、かろうじて「天使と悪魔」という構図に見えなくもありません。


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このゲームは、敵から逃れながら迷路に敷き詰められたドット(点状の物体など)を通過して消していくタイプのアクションです。ドットイートゲームの代表的なものと言えば、言わずと知れた名作「パックマン」です。

デビルワールドの場合は、ところどころに配置されている「十字架マーク」を通過して、十字架を装備することで初めてドットを消していくことが可能になります。また、十字架を装備している間だけを飛ばして敵を倒すことができます。倒された敵は目玉焼きになり食べることができます。

 

このゲームの敵として登場するのは「メダマン」という「一つ目の悪魔」だけに、炎で攻撃して倒すと目玉焼きになるというわけですね。

そもそも目玉焼きとは白身と黄身の配置が、目玉の白目と黒目の配置に似ているから目玉焼きと言っているだけで、このゲームの場合正真正銘の「目玉」焼きなので、シャレのつもりでしょうが、よく考えると相当気持ち悪いです。

しかも、タマゴンはそれを食べます。また、食べる時ですが、必要以上に大きいゴックンという音が鳴り響きます。その際、ほんの一瞬だけ動きが止まります。

グラフィック上ではちゃんとおいしそうな目玉焼きになっているので安心してください。ちなみに目玉焼き状態になっても動きます。

 

また、ステージ2から「子デビル」という小さい悪魔が敵として登場しますが、コイツも倒すと目玉焼きになってしまうとなるとシャレの辻褄が合わなくなってしまいますが、子デビルに炎を当てても追い払うことができるだけで倒すことができない仕様となっております。ちょっと残念。

また、十字架は一定時間立つと消えてしまいますが、至る所に設置されており、何回でも取ることができますが、敵も何度でも復活します。


大悪魔と画面スクロール

敵は迷路上だけにいるのではなく、この迷路外にも存在しています。それが画面上部中央に表示されている大きな悪魔で、おそらくここの悪魔世界のボスといった感じなんでしょうか、コイツの指示で画面が上下左右にスクロールします。

 

一定時間ごとに大悪魔のジェスチャーでスクロールする方向が変化します。方向はランダムです。

上下のジェスチャーはわかりやすいですが、左右のジェスチャーの時の大悪魔は、右スクロールの時は左を向いており、左スクロールの時は右を向いており、どうも逆向きのような気がするのですが…。

左右のスクロールの時は画面下部のメダマンが一生懸命ローラーを回転させてスクロールさせている姿が見れます。縦スクロールの時は足踏みしているだけです。

このスクロールによって画面端と迷路の壁に挟まれてしまうと圧死してしまいます。はたから見てると、なぜそこで挟まれるのか、と思うかも知れませんが、実際やってみるとどうしてもギリギリまでドットを取ろうとしてしまうものなのです。

また「挟まれ判定」は結構シビアなのであと一歩のところでよく引っかかって圧死します。

それと、画面がスクロールすると言っても、迷路は上下左右すべてループしているので広さは実はたった1画面分だけです。

 


ステージ構成

1ステージは3つのラウンドから構成されています。

第1ラウンド ➡ ドットイートラウンドで、すべてのドットを消すとクリア。
第2ラウンド ➡ 画面の4隅に浮遊している「バイブル(聖書)」4冊を、真ん中の悪魔封印ボックスにはめ込むとクリア。
第3ラウンド ➡ ボーナスステージとなっており、4隅と中央に2個「?ボックス」が浮遊しているので時間内に取れるだけ取る。

 

第1ラウンドは前述の通り、十字架を装備して敵を撃退しつつ、ドットを全部消すとクリアというものですが、第2ラウンドは十字架が無く、ドットもありません。バイブルを持っている間だけ炎で攻撃ができますが、中央にはめ込んだ後は丸腰状態となります。

急に攻撃ができないとなると心細くなるものですね。それと、私は浮遊しているバイブルがどうしてもバイブルに見えず、なぜか「ドラム缶」と言ってました。十字架マークの付いたドラム缶です。よーく見るとドラム缶にも見えませんけど。

4冊全部はめ込むとクリアとなり、大悪魔がコウモリになって逃げていきます。やっぱりファミコンゲームの敵と言えば「コウモリ」なんですね。

 

第3ラウンドはボーナスステージですが、挟まれることもあり、挟まれるとそこで終了となります。終了ですが残機は減りません。

6個の「?ボックス」のどれかに1UPするタマゴが入っており、その他は得点となります。ここももちろん画面がスクロールしていて、6個すべて取るには絶妙な時間設定となっており、あと1つという時によくタイムオーバーになります。

1UPという宝探し感覚のステージですが、6分の4ぐらいの確率は確保できるので大体ゲットできると思いきや、意外に取れないことも多いです。ちなみに1UPは4隅のどれかに入っており、中央2つは必ず得点だけとなっています。1UP狙いの場合は、中央の箱は後回しですね。


 

ステージが進むごとにスクロール速度やステージ構成が変化して難易度が高くなっていきますが、特に通路の途切れ目が減ることで、敵に退路を断たれ、その上でスクロールで押しつぶされるという状況が頻発するようになります。

ここまでくると、ポップな見た目に癒されている場合ではありません。考えて動かないとすぐ死にます。

また、メダマンの上位種である「ボンボン」というのが登場します。こちらは動きと復活が少々早めです。目玉焼き演出は絶対ということでこいつも目玉の形してます。

 

ミスすると、動くことはできませんが無敵状態である「タマゴ状態」で復活し、ボタンを押すとタマゴからかえり動くことができますが、この時ちょうど敵と重なっていたりするとタマゴからかえった瞬間ミスとなります。

調子が狂ってくるとなぜかタマゴからかえった瞬間に敵に触れてしまうというミスをしがちです。

不思議です。

 


任天堂の十八番

対戦できます

実際は対戦ではないですが、2P同時プレイが可能なので協力できる反面、任天堂お得意の対戦または妨害プレイが可能です。

同時プレイ時は互いにすり抜けて移動することができないので通せんぼできます。炎を当てても死んだりはしませんが、一定時間硬直します。これらを利用して相手を敵やスクロールの餌食にしてやるのです。やってやるです!

炎を当てると一定時間硬直するので、連発して当て続けると「キン肉マン マッスルタッグマッチ」のブロッケンJr.の「毒ガス」同様、相手は一切動けなくなります。やられるとかなり腹が立ちます。友達同士、ケンカ注意です。

とはいえ、ケンカになるほど対戦が熱いということでもあります。

なぜ人は対戦しがたるのでしょうか⁉

デビルワールドで対戦プレイや妨害プレイ

 


まとめ

私はいつの間にかこのソフトを持っており当たり前のようにやってましたが、後日調べたところによるとあまり知られていないゲームだということらしいです。任天堂なのに。タマゴン、かわいいのに。

ドットイートアクションといえばパックマンですが、「十字架を取らないとドットが消せない」や「十字架を取ると攻撃が可能」また、「画面が常にスクロールし、挟まれて死ぬ可能性がある」などオリジナル性に富んだものに仕上がっており、さすがは任天堂のゲームという感じがします。

任天堂のゲームは抜かりが無い!


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 - アクション, ファミコン, 全方位