1985年4月 ナムコ(ナムコットファミリーコンピュータゲームシリーズ 第6弾)
やぁ、ボクはプーカ。
ボクと友達のファイガーは地中で楽しく暮らしていたんだ。
でも、突然やってきたんだ、あの白い悪魔が!
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白い悪魔、アイツの名前は「ディグダグ」、ボクらはそう呼ぶ事にした。
なんたってアイツは掘るのが得意だったからね。
ディグダグは愛と正義のヒーローという呼び名の下に、ボクらのことを地中を荒らしまわるモンスターとして退治しにきたらしいんだ。
別にボクらは地中を荒らしまわってなんかいないし、そもそも地中をどう荒らすって言うのさ!?
それを言うならニンゲンの方がよっぽど地上を大きく荒らしていると思うんだけどなぁ!
でも、ボクらだってやすやすとニンゲンにやられるつもりはないさ。
ニンゲンは弱いし脆い。ボクらが触れるだけであっさりとやっつけることができるんだ。
ファイガーなんかは口から炎だって吐けるんだ。それでディグダグだってイチコロだ!
それにディグダグと違ってボクらは土を掘らなくたって目変化で移動することができるんだ。
メレンゲ?違うよ!メヘンゲだよ!
目変化でヤツを不意打ちしたり、みんなで取り囲んだりしてやったんだ。
とはいっても、目変化中は動きがゆっくりになってしまってヤツに逃げられる事も多いけどね。
ニンゲンは弱いし脆い代わりに、とっても賢いんだ。
ヤツらは空気ポンプの先に銛を取り付けたオリジナルの武器を持っている。
そんなもの見たことあるかい?
何らかの対象を銛でぶっ刺して、そのまま空気を送り込む為のものだろうと誰だって想像できるよね?
じゃあ、何を対象にするのかって?
聞いて驚かないでよ!
対象はボクらだ!
あの銛をボクらにぶっ刺して、ポンプでシュコシュコ膨らませて、破裂させてやっつけるためのものだったんだ!
こんな残酷なやっつけ方が…許されるわけがないよ!
みすみすやられるつもりはないけど、どうせやられるなら一思いに鉄砲とかでやられたいよね…。
ディグダグは他にも攻撃方法を持っているんだ。
地中にある岩をボクら目がけて落としてくるんだ!
破裂の次は圧迫だよ!
しかも、ボクらをたくみに誘導して、一か所に集まったところで一気に落下させるんだ。
成功した時のディグダグの顔はまさに悪魔の笑みだったよ。
ディグダグは岩で何度かボクらをやっつけた後はボクらが隠しておいてた野菜を盗んで、当たり前のようにむさぼり食うんだ!
ボクらは何度もディグダグに立ち向かって、だんだんと早く動けるようになったんだ。
でも、悔しいかな… ディグダグも同じように成長してたんだ。
ヤツは銛ポンプでボクらを軽く膨らませるとその後ろをすり抜けて逃げてしまうんだ。
ファイガーや他のプーカと一斉に取り囲んでも、目にも止まらぬ早ポンプでボクら全員を軽く膨らませて足止めし、安全な所に逃げていくんだ。
ボクらが少なかったら、軽くどころか交互に膨らませて足止めしつつ、最後には全員破裂させるというテクニックまで身に付けていたよ!
さらに卑怯なのは全部を掘りきらずに少し土の壁を残しておいて、その向こうに近づいてきたボクらを壁越しに銛で突き刺してくるんだ!
壁から銛が飛んでくるなんて青天の霹靂だよ!
さて、戦いはまだ終わっていないんだ! ボクもみんなの応援に行か…
グサッ
シュコシュコシュコ…
パンッ!!
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