プーヤン - ブタの主人公が投げている肉が気になるゲーム

      2017/12/26

1985年9月 コナミ (移植 ハドソン)


オオカミに子ブタのプーヤンをさらわれてしまった母ブタが、襲い来るオオカミたちを払いのけ、我が子を取り返すという涙無くして語れない背景のゲームです。

attack


 

てっきりプレイヤーである母ブタが「プーヤン」と思ってました。

例えるなら、バカボンのパパのことをバカボンと思っていたかのような感じ。

そんな名も無き母ブタはゴンドラに乗って上下しながら、上から降ってくるオオカミたちを弓矢で撃ち落とします。

撃ち落とすと言ってもオオカミは風船を使ってゆっくりと降下してくるので、狙う部分は風船です。

これがもしオオカミ本体を狙う設定だったらこのゲームの特徴であるほのぼの感は無くなっていたことでしょう。

 

風船なんていうヤワな代物じゃ簡単に撃ち落とせそうですが、オオカミはのようなものをかざし風船を防御してきます。

なかなかのテクニシャンです。

また、オオカミ自身を狙ってもやっぱり盾で防がれます。

盾で防がれた矢は消えるわけではなく、真下に向かって落ちていくので、真下にオオカミがいる場合はそいつの風船に当たって撃ち落としたことになります。

この流れ矢は防御されることがないのですが、オオカミが縦一列に並んでいることはあんまりないですし、こればっかり狙っていると盾役のオオカミを撃ち損じる確率が高まります。


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ところで、さらわれたプーヤンですがどこにいるかと思いきや母ブタの上下しているゴンドラの後ろの崖のふもとの岩の中に隠れています。

ステージをクリアするとその岩の中からプーヤンが現れて母ブタと帰っていく演出となりますが、ストーリーで「さらわれた」とあったのにどちらかと言うと、こちら側の岩の中に隠れているとはこれいかに?

しかも「プーヤン」という名前の子ブタと思っていたのに、岩の中から現れたのは2匹の子ブタでした。もう一匹は一体誰なのか?

もしかしてこの世界では子ブタのことを「プーヤン」と呼ぶのでしょうか?

 

ここで新たなキャラを発見しました。母ブタの乗っているゴンドラを崖の上で上下してくれているのは プーヤンの兄の「ブーヤン」とのことです。

ということはやっぱりプーヤンは個人の名前ということなんでしょう。では、やはりもう1匹の子ブタの正体は不明のままですね。プーヤンと一緒にさらわれた友達の子ブタとか?

 

ここでまた一つ疑問が発生なのですが、ゴンドラを上下しているのはブーヤンですが、これも2匹います

もしかして、兄弟ブタのことを「ブーヤン」と呼ぶのでしょうか?

もし、先ほどの「子ブタ」を「プーヤン」とした場合、ブーヤンプーヤンということになってしまいます。

 

…まぁ多分、表示が1匹だと寂しいから2匹表示にしたとか、そんなところでしょうか?

それにしても、肝心の母ブタには名前が無いですよね。皮肉なものです。

 

rescue

 


 

このゲームはステージが3面で1セットとなっており、1面は「オオカミが上から降ってくる」、2面は今度は「オオカミが風船で上に昇っていく」、3面は「ボーナスステージ」です。このループを繰り返します。

オオカミはステージごとの規定数を倒すとクリアとなります。規定数はステージが進むにつれて増加していきます。

撃ち損ねたオオカミがどうなるかと言うと、1面の場合はゴンドラを吊っている崖の表面にはハシゴが用意されていて、着陸に成功したオオカミがここを登ってきます。

これだけではミスにはなりませんが、ハシゴに登ったオオカミは数秒に一回身を乗り出して遠吠えします。この時に母ブタがこのオオカミに接触するとミスとなります。

ハシゴは全部で4つ用意されており、撃ち損ねたオオカミは下から順にハシゴに陣取っていきますので、徐々にゴンドラの移動範囲に実質制限がかかることになります。

仮に4つともオオカミで埋まった場合でも、ハシゴとハシゴには間隔があるのでその隙間にいれば接触することはありませんが、ここまで埋まると所詮は無駄な努力です。

 

2面の場合は、撃ち損ねたオオカミは崖の頂上に到達します。

頂上には巨大な岩が用意されており、崖の先端の切れ目の下には丁度母ブタの乗るゴンドラが見えます。

オオカミが7匹になるとこの岩を上から落としてゴンドラに直撃させて破壊するという、たかだかブタ一匹に対するものとしては大層な攻撃方法となっています。

偶数面である2面では、風船に耐久力が備わっており、2~3発当てないと完全に割ることができなくなりますが、1発当たるたびに上昇速度は遅くなってくれます。獣のクセにいい素材持ってますね。

この偶数面をクリアしてもやっぱり右下の岩の中からプーヤンが2匹出てきますが、いずれにせよ母ブタが子ブタを取り戻すというより、オオカミが母ブタに攻撃を仕掛けていて、それに母ブタが反撃をしているという構図にしか見えません。

母ブタをやっつければ子ブタはさらい放題という考えに変わったのでしょうか?


 

母ブタの放つ矢は1画面に2本までです。矢のスピードとオオカミまでの距離とオオカミの移動速度を考慮すると、1画面で2本というのはなかなか絶妙な制限となっています。

最初の方は撃ち落とすのも簡単ですしBGMも軽快なので楽しいですが、徐々にオオカミの防御も堅くなり、出現オオカミ数自体も増えていくので結構熾烈な戦いとなってきます。

7面ぐらいですでに難しいんですが、そう感じるのは私だけでしょうか?

そんな時に頼りになるのが巨大お肉です。ゴンドラの上端に定期的にお肉が出現します。これでオオカミを攻撃するとオオカミの防御も風船の耐久力も関係なしに一撃でやっつけることができます。

しかも、貫通性能があるのでうまく飛ばせば4~5匹を一気に撃ち落とすことができるという、このゲームの一番楽しいところです。

 

どう見てもお肉をブチ当てて撃墜していますが、設定だと「美味しそうなお肉につられたオオカミは、風船を手放してでも食らいつく」そうです。

オオカミはブタ肉が食べたいからプーヤンたちを狙っているのでしょうが、ではその母ブタが飛ばしている「目の前のブタたちをほったらかしてまで食らいつきたくなるほど美味しそうなお肉」とは一体何の肉なんでしょうね?

 

このお肉は放つと放物線状に飛んでいきますが、綺麗な放物線ではなく最後の落下部分は少し重力が強くかかるので、ちょっとクセを感じますが、この辺は体感で覚えましょう。

そんな無敵のお肉ですが、意外にも単独で飛んでいる特定の風船は撃ち落とせずに弾かれてしまいます。この跳ね返りを利用してオオカミを撃ち落とすこともできますが、無敵と思い込んでいたお肉が突然弾かれるとやっぱり えーっ!ってなります。

 

display

 

ボーナスステージは、このお肉オンリーでオオカミをひたすら撃ち落とす爽快なステージで、プレイヤーはもちろん楽しいですが、これってオオカミにとってもお肉の雨あられでハッピーってことですよね。

子供をさらったケダモノに施しをしている場合ではない!と言いたい。


 

このゲームにも一応ボスが存在しており、偶数面の最後に登場するピンク色のオオカミがそれに相応します。

他のザコオオカミより移動速度が速い上に、風船の盾防御が鉄壁状態です。8発分もの矢を防御してくるので、上昇開始した時点から正確に当てていかないと倒せません。

コイツが頂上に到達してしまうと倒すオオカミのノルマが5匹追加されます。

但し、ボスオオカミと言えどもやはりお肉の誘惑には勝てず、一撃で倒せます。

boss-wolf

 


 

子ブタがさらわれて食べられるのは可哀想ですが、オオカミにも子どもがおり、食べないと飢えて死んでしまうのも可哀想なわけで…。

大人になって自然の摂理で考えるようになると、別にオオカミは何も悪いことはしていないはずなんですが、なぜいつまでもオオカミは悪者なんでしょうか?

やはり童話などでオオカミは悪者だと刷り込まれているのでしょうか?または、単純に捕食する側だからでしょうか?

オオカミとて肉以外のみを食べて生きていけるなら、わざわざ体力を消耗する行為も行わないかもしれません。

 

そんなことを考えさせられたゲーム…とまでは言いません!

単純にオオカミが悪者の方がしっくりくるからゲームとして成立しているんでしょう!

 

…そう結論づけた私の頭はやはり「オオカミは悪者である」という刷り込みがなされているということですね。


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