妖怪道中記 - 妖怪よりも女の子が目白押しなゲーム

      2018/08/24

1987年6月 ナムコ「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第40弾


いたずらがすぎて、神様によって地獄の入り口へと連れて去られてしまった腕白小僧が主人公のアクションゲーム。全5面。

しかし、まだ完全に死んでしまったわけではなく、神様の用意した試練をくぐり抜け、更生の可能性を感じさせることができれば「この世」に戻ることができます。

道中でのイベント発生や行動次第で主人公「たろすけ」の行く末が変わるマルチエンディング方式となってます。

2頭身で大きな目が特徴的な主人公やコミカルな敵の妖怪が登場するとても楽し気な雰囲気のゲームですが、簡単なのは最初の方のステージだけで、中盤以降の敵は固く、タイミング次第ではあらゆる方向から猛攻撃されて瞬殺されることもよくある高難易度ゲームです。


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主人公たろすけ

たろすけの攻撃方法は念力弾で、攻撃ボタンを押しっぱなしにすることで溜め攻撃も可能です。

さすがにただの人間が妖怪まみれのこの地獄を乗り切れるはずがなく、神様が慈悲で授けてくれました。

あらすじを知らずにプレイしていた時はたろすけはこんなナリこそしていれど、何かしらのヒーローなのかなと思ってましたが、こんな事情をもった主人公だったんですね。

ちなみにいたずら小僧というだけならまだしも、さらにスケベ小僧でもあります。

 

地獄でも「お金」は大事です

「地獄」が舞台ですが、かなり大事なのがお金を貯めることです。

体力が簡単に減ってしまうので回復アイテムを買おうにも結構な額ですし、「攻撃力強化アイテム」や「修行」して自身を強化するにもまとまったお金が必要です。

 

果てはステージ3の「幽界」ではイジメられているカメを助ける為の30,000円を持っていないとクリアができない仕様となっています(持っていないと探し回る必要がある)。

敵はよく出現するし「1,000円」とかポロポロ落とします。ちょっと探せば「5,000円」が置いてある場所もあります。

かと言ってお金稼ぎの為に同じエリアに滞在しすぎると耐久力が異常に高いペナルティー役の敵が出現し、接触するとほぼ一撃でやられてしまいます。

この世と同様、地獄でもそう簡単にお金を貯めることはできません。

まさに「地獄の沙汰も金次第」といった様相です。

 

ちなみにステージ1の「地獄入口」のひときわ大きなカエルを倒すとカエル親分のところに行けるようになり、丁半博打で運がよければ30,000円ほど稼げます。

ゲーム内のギャンブルコーナーって大体中盤以降にありそうなものですが、かなり序盤の方にあるということは、最初にガッポリ稼いでおいて、失敗したらやり直した方がいいですよ、というプレイヤーの為の設計なのかも知れません。

ゲーム内では、「壺振り」はカエルの子分がやってます。

 

お色気要素

「地獄巡り」によって、たろすけを改善させるのが神様の目的ですが、ところどころで地獄とは思えない演出が用意されているのがこのゲームの特徴です。

要素1

ステージ2の「苦行の道」には「神子(みこ)」と呼ばれる女神さまが神の池で水浴びをしています。

目の保養に加え、体力が0になったら自動で回復してくれる特殊アイテムの「ハート」までくれるまさしく「女神さま」です。ステージ4と5にも登場しますが、ハートをもらえるのは最初だけです。

要素2

ステージ2~4には「雀のお宿」と呼ばれる隠し回復ポイント的な場所があり、5,000円で体力を全快できます。

アイテムを買って回復するよりもお得です。この宿で寝ている時にAボタンを連打すると、たろすけがスケベな夢を見ます。

先ほどの「女神さまによる水浴び演出」は定番ですが、こちらはたろすけのただの夢です。だからこそ「Aボタンを連打する」という裏技仕様になっているのでしょう。

ゲーム中に宿は全部で3つあり、1つ目2つ目を見たら当然3つ目も連打しますよね?

要素3

ステージ3(幽界)はカメを助けて竜宮城に入るとクリアとなりますが、ここでは乙姫さまがカメを助けてくれたお礼と言って踊りを披露してくれます。

照明が薄暗くなり、あやしげなライトで照らされた乙姫さまが色んなポーズを披露してくれます。

それを見ているたろすけの顔のだらしのないこと!

 

この竜宮城演出は特に力が入っており、アーケード版、PCエンジン版、ファミコン版でそれぞれ異なる演出が用意されています。

アーケード版は乙姫さまの代わりに複数の人魚が踊ってくれます。

問題はPCエンジン版で、真っ暗なステージの乙姫さまを照らす照明は3個のよく動くスポットライトなのですが、一瞬ずつしか見えませんがおそらく全部脱げちゃってます

要素4

複数あるエンディングの中のベストエンディングの一つである「天界エンド」では、たろすけは天女さま達に囲まれて温泉につかっています。

またしてもだらしないたろすけの顔。

 

ゲームの難易度が高い代わりに(?)ところどころでご褒美演出が用意されているという、ファミコンらしからぬ仕組みですな。

 

善の心「パイアス」

特に難易度が高いのがステージ4の「裁きの谷」で、中ボスを3匹倒してそれぞれが持っている三種のアイテムを揃えないとクリアできないようになっています。

また最終ステージ5の「輪廻界」は別の意味で難易度が高く、「敵を一切倒さない・お金を一切取らない」ことがベストエンドに繋がります。

ベストエンドにするにはパイアスと呼ばれる「善の心」の値を高く保っておく必要があります(画面上部に表示されてます)。

 

例えばパイアスが低いと、

  • ステージ4と5の神子が男の姿となります。しかも、お金の代わりにう〇ちをくれます。
  • 乙姫さまは踊ってくれず、なぜかたろすけが踊らされます。
  • バッドエンドでは天女さまと温泉につかれません。

など、ガッカリ演出に変わってしまうわけです。

ついでに、パイアスが高いとよろず屋の老婆な店員もピチピチの娘さんに変わります。

ピチピチというかちょっとムチムチ。

 

あとがき

子どもの頃はこんなご褒美演出には興味も無く、何も意識していませんでしたが、大人になってから見るととても子ども向けとは思えない演出が盛りだくさんですね。

ボンボンやコロコロコミックというお子様の読み物のわりにきわどい描写があったように、あの時代は何かがズレていたのか、それとも現代がとやかく言いすぎなのか?

 

時代によって線引きの位置は変わっていくものですな。


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