カルノフ - 主人公がまるで敵キャラのようです。

      2017/12/28

1987年12月 ナムコ (開発:データイースト)


平和の戦士

このゲームの主人公はスキンヘッドに細く長い垂れ下がったヒゲ、いわゆる天神ヒゲに、上半身ハダカの太ったおっちゃんです。パッケージを見ると太ったというよりも力士のようにほとんどが筋肉なのかもしれません。

そして、パッケージのカルノフはまだ愛らしい顔で描かれていますが、実際のゲーム画像ではどう見ても敵で登場しそうなグラフィックとなってます。

子どもの頃この主人公を見て、たぶん何かのゲームの敵キャラか脇役キャラがスピンオフとして主人公に抜擢されたのかな、と思ってました。「主人公」としての違和感が半端じゃないですからね。

ちなみに後のゲームに実際に敵キャラとして登場してます。しっくりきてます。

そんなカルノフですが、実は天界から遣わされた平和の戦士なのです。

style2

 


スポンサーリンク


あらすじ

カルノフが地上に遣わされたいきさつは、

「アラカタイ」という魔法使いが人間の宝物を奪い取ったので、人間は宝物を取り戻そうとした。逆ギレしたアラカタイは地上に魔物を放つ。苦しむ人間の様子を見かねた神様が地上に遣わしたのが、自分の召使いをしていた「カルノフ」だった。

です。

 

このカルノフという人物は、わけあって今は神様の召使いをしているという実は元・人間なのです。

そのわけというのが、人間の時に悪い事ばかりしていたということです。

おとぎ話にありそうな設定です。

そして、今回「アラカタイを成敗できれば召使いから解放してあげる」という条件で地上に遣わされたわけです。

ということは「神様の召使い」というのは辛い任務ということなんでしょうね。むしろ誇らしい任務のような気がしますが。

とにかく、だから姿が悪者っぽいのですね。

ナムコの「ワルキューレの冒険 時の鍵伝説」では同じように、地上の人々の苦しむ姿を見かねたワルキューレという美しい乙女が地上にやってきてくれましたが、こちらはつるピカヒゲデブのおっちゃんです。いや、実際にはめちゃくちゃマッチョなので太って見えるだけなのですが。

 

ワルキューレの降臨

 

 

descent-karnov

 

ところで「アラカタイ」という「魔法使い」とのですが、最初に見ることのできるこいつのシルエットがどう見ても「龍」です。

 


アクション

アクションゲームにおけるジャンプアクションはそのゲームを特徴づける要素です。

このゲームの場合、高く飛べて、空中での制御もあまり無く落下中にかなりの範囲で左右に行ったり来たりすることが可能ですが、反対に重力感が無さ過ぎて慣れるまでは難しく感じるかもしれません。

また、高所から降りる際はジャンプせずに降りると制御が一切できなくなって真下に一直線に落ちていってしまうので、降りる際でも軽くジャンプをした方がいいです。

カルノフのジャンプのポーズはとても楽しげですね。

ワルキューレとカルノフ

 

カルノフは地上に降りる際に神様から魔法の力を授かっているので「炎」を飛ばして攻撃することができます。ところどころに配置されている「赤い玉」を取ると一度に2発同時に発射するようになり、もう一個取ると3発発射することができます。

炎は連射することが可能で初見時は頼もしく感じますが、やはり1発では攻撃は当たりにくいです。

赤い玉ですみやかにパワーアップしたいところですが、この玉はカルノフの体力回復の役目も兼ねていることからそう簡単にパワーアップできないのであります。

というのも、ダメージは2回食らうとミスとなる為、1回食らった後にこの玉を取ると、体力回復が優先されてしまうのです。

赤い玉は出現頻度もそれほど高くないので、こちらも定期的にダメージを食らっていると、いつまで経っても3連弾攻撃できないのです。

負のスパイラルです。

ちなみにダメージを1回食らうとカルノフの体は真っ青になります。

 

敵の攻撃がなかなかのものなのに「魔界村」よろしく、耐えられるのはダメージは1回だけというのは結構なスパルタです。しかも、パワーアップアイテムと体力回復を同じアイテムが兼任。

さらにコンティニューはたったの2回までです。

コンティニュー方法は、ゲームオーバー時、神様のメッセージが表示されている時にセレクトとスタートボタンを押す、です。

 


アイテム

至る所にアイテムパネルが配置されています。

空中の高い所にもあったりするので、これは「ハシゴ」を使って取ることになります。このハシゴはアイテム入手以外にも上下に移動できる利点を生かし、上下移動で敵の攻撃を避けながら攻撃するということにも使えます。

ハシゴを設置した後、下まで戻ると自動で回収され、後で再利用できます。ハシゴの途中で飛び降りてほったらかして行ってしまうと、またどこかで入手するまで高所のアイテムが取れなくなるのでちゃんとハシゴで下まで降りましょう。

何か急にアナログな感じになりましたね。

かと思ったら一定時間空を飛べる「」というファンタジーアイテムも存在します。あまり頻繁にゲットできるものではないですが、これがまた綺麗な天使様の羽のような形なので、カルノフには全然似合いません。

漫画「ベルセルク」のモズグズ一派に翼が生えたような不自然さを醸し出してます。

カルノフの靴先のトンガリ的にマッチしそうな浮遊アイテムを考えると、ここは魔法の絨毯がお似合いです。

アラビアンな感じで。

wing2

 

アイテムではないですが、ステージ5は海中を泳ぐシーンがありカルノフがどこからか取り出した足ヒレをつけて泳いで進みます。泳ぐ姿勢がマーメイドのそれのようで、なんか面白いです。

 

マーメイドのワルキューレ

 

 

マーメイドのワルキューレ

 

 

 

 

mermaid-k

 

そして、まるで最終兵器かのような武器として「ブーメラン」を手に入れることができますが、その強力さゆえに一回使うとせっかくパワーアップした炎攻撃がリセットされてしまいます。使いどころをしっかり考える必要ありです。

ファミコンのゲームってブーメランがよく登場しますね。

もう一つ攻撃アイテムとして画面内の敵を全滅させることができる爆弾みたいなのがあります。この種のアイテムは使いどころを絞りすぎて、結局使わずじまいになりがちなので、カルノフが青色状態になったらいつでも使う心構え持っておきましょう。

 


敵キャラ

カルノフ自身がヘンテコですが、敵もヘンテコです。

一番ヘンテコなのは、この黄色のマッチョマンかと思います。複数でおもむろに空から舞い降り、ピョンピョン跳ねながらカルノフを追い回してきますが、一撃で倒せるので、囲まれる前に仕留めていけば全く問題はないです。

 

muscle

 

たまに出現する仁王立ちの金色マンは人型の状態では動きませんが、しばらくすると複数の光の弾に分裂し攻撃してきます。避けにくいので分裂する前に倒したいところですが、耐久力が高めです。

 

gold-man

 

海中でモリを飛ばしてくる人型の敵はなんとなく気持ち悪いです。色もピンクですし。

海中で、自分と同じぐらいの大きさの人型のナニかと遭遇することほど怖いものってないですよね。

 

それと、おフザけキャラではないですが、一番よく相手にするのが突如現れ岩を投げ飛ばしてくる岩男です。離れている時は余裕をかましているのか腕を組んでクックックッと笑っていますが、こちらが攻撃を仕掛けると同じように岩を投げ飛ばしてきます。

階段上のところなどをスタスタと進んでいると急に出現して攻撃してくるので、登るシーンではあまり先を急がない方がいいです。

 

rock-man

 


モグラ叩きとエンディング

ラスボスの魔法使い龍アラカタイですが、こいつの攻撃方法は、三つの窓のどれかからカルノフ目がけてニョロっと首を伸ばしてきて、1発何かを飛ばしてから引っ込む、を繰り返すだけの動きです。

ちょっとしたモグラ叩きです。

次に首を伸びしてくる窓の暗闇部分に目が光るのが合図となっているのでパターンを掴めば楽勝です。

こんなのカルノフじゃなくたって倒せるじゃんというレベルです。

 

アラカタイ撃破!

 

エンディングで、ついにカルノフは神様の召使いから解放されます。

そして、すっかり自由の身に戻れると思い込んでいる彼に神様はこうおっしゃいました。

 

これからのお前は、この神の国の番人として働いてくれ。

 

gardman

 

完全に詐欺です。


スポンサーリンク

 

amazon

rakuten

スポンサーリンク

 - アクション, 横スクロール, ファミコン