怒号層圏(怒2)- 迷作再び!

      2017/12/28

1988年4月 ケイアミューズメントリース(開発:マイクロニクス)


あらすじ

ある意味「名作」となった「怒」の続編が登場です。

その名も「怒号層圏」。「怒」という文字は入っているものの、もはや「怒」ではない模様で、その意味もイマイチよくわかりません。

しかし、あらすじでは前作の任務完了後からの話ということなので、ちゃんとした続編ではあるようです。

そのあらすじは「ズーダなる男からのSOSで、ザンゲルドに征服されたラックルピケル島を救ってほしい」というもので、このズーダという男ですが、見るからにうさんくさそうなやつです。何か企んでいるなというのが丸わかりであります。

 

シオン・クラーク「アヤしいなぁ、アヤしいなぁ…どう見てもワナですよ、エルさん。」

エル・ハイデルン「人は見た目で判断しちゃダメよ、シオンくん!」

シオン「ま、まぁ確かに、そうですね…。(そう言えば前にもそんなこと言ってたな…)

「ところでエルさん、その恰好は一体…?ラルフ大佐はどこへ?」

エル「今回は、このゲーム制作時から遠い未来に『怒』と大いに関係する人っぽくしてみたわ。どう!?似合う?」

シオン「え、ええ…とても!(自由だなぁ。)

エル「ありがとう。」

レオナ・ハイデルン


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前作との違い

ゲームの舞台

初代が、所々にヘンなやつはいたものの、定番の戦争アクションゲームだったので、てっきり前回とはまた違った戦場が舞台かと思いきや、まさかの「異次元空間」が舞台です。発想がぶっ飛んでいます。

戦う相手ももはや人間ではなくモンスターです。前作のヘンなやつ以上にヘンなやつらが今作の敵であります。人対人をイメージしてこのソフトを購入した人はさぞ驚いたことでしょう。

武器

モンスター相手だと武器が対人用では力不足のような気がするので、武器もレーザー銃とかに変わっているのかと思いきや、そこは特に変わらず前作同様マシンガンと手榴弾です。衣装も相変わらずタンクトップとバンダナという軽装です。舞台を異次元にしたのならもう「ランボースタイル」にこだわる必要性を感じないのは私だけでしょうか?

前作よりはランボーらしさは抜けてる気はしますが。

初期武器は前回と同じですが、ステージ各所に「ブーメラン」や「」などの新たな追加武器が落ちており、入手すれば切り替えて使うことができるようになっています。手榴弾の代わりに「地雷」を置くこともできます。

このブーメランというのが高性能な武器で、ブーメランだけあって、戻ってくる時も攻撃判定があり、マシンガンの弾よりも大きいので当たり判定もかなり広く、入手したら主にこれがメインの武器になること間違いなしです。そんなブーメランですが、ゲーム開始10秒ぐらいの位置で地面に転がっています。ありがたくいただいておきます。

武器の切り替え

これらの武器の切り替えですが、セレクトボタンを押すと前作には無かった「武器設定画面」というものが表示され、A・Bそれぞれのボタンの武器を設定することができます。ついでに、他にも入手したアイテムもこの画面から使うことができます。

設定画面まで用意されているのは何だかイイ感じですが、この画面を閉じてゲーム再開する際にはなぜか3秒ほどロード時間が発生します。ROMカセットなのに。

これも異次元の仕業なんでしょうね。間違いない!

 

怒号層圏(怒2)の装備画面

 

キャラの大きさとダメージ

前作では画面を這いずる虫のような大きさのプレイヤーだったのが、今作ではかなり大きく描画されていてとても見やすくなってます。敵が大きいので攻撃が当てやすくなってますが、逆にプレイヤーも大きくなっているので敵の攻撃も当たりやすいです。でも私はこのぐらいの大きさの方が好みです。

また、今作は残機制ではなくライフ制となっています。色々と仕様を変えてくるものですね。

移動速度

前作で大不評だった「移動速度の遅さ」ですが、ほんの少し改善されています。というより、速度はほぼ同じような感じですが、キャラが大きい分進んでいるように感じるだけかもしれません。また、振り向く際の「一旦横を向く動作のラグ」については相変わらず存在しているので、この遅れのせいでダメージをよく食らいます。なぜこの動作にこだわるのか?

処理が追い付いていないのか、振り向ききってなくてもマシンガンの弾は振り向いた方向に飛んでいってくれるので、後ろからくる敵にも何とか対応できます。しかし、手榴弾はちゃんと振り向かないとその方向に飛んでいってくれません。

クリアまでの道のりとコンティニュー

前作はクリアまでの道のりがダラダラと無駄に長かったですが、今回は適度な長さに改善されています。とは言え、やっぱり難しいのでコンティニュー無しでクリアするのは至難の業です。

そのコンティニューですが今回は GAME OVER が表示される前に「A、B×2、A×6、B」となっています。

ボタンを押す回数が多いですね。ちゃんと押せなくて GAME OVER が表示されてしまい「怒」りモードになること請け合いです。最初にわざとやられて練習しておいた方がいいと思います。

セリフと戦車とBAR

そして、一番のビックリポイントはプレイヤーも敵も「声を発する」ところでしょうか。とは言え、所詮ファミコンなので、正直何を言っているのかわからず、ただの奇声と成り果ててます。

また、一番の残念ポイントは「戦車」が無くなったことです。

前作の戦車は、プレイヤーの強化兵器というよりもはや必須兵器であり、何より 男たちの憧れの兵器 だったのにでなぜにそれを無くすという発想に至ったのでしょうか?舞台が異次元だから?

まぁ武器に「剣」とかがあるぐらいですしね。

そして、ちょっとビックリなのが、ステージの途中途中に「BAR」と表示された施設が存在していることです。これに関しては戦場だろうが異次元だろうが「?」状態です。

中に入るとハート(敵を倒すとドロップする)と引き換えに回復アイテムや補助アイテムを購入できるアイテムショップになっているのですが、なぜあえて「BAR」なのか?素直に「SHOP」とかでいいのでは?

百歩譲ってその存在を認めるとして、さらに少し「怒」りそうになるのが、入店するにはハートが2つ必要だと要求してくる点です。ハート2つなんて大したことはないのですが、それでも入店するだけでとりあえずよこせとは、一体何様のつもりかと思わざるを得ません。

と言いつつ、回復アイテムは買いますけど…。

 

シオン「こんな異次元に『BAR』ですか…とりあえず入ってみましょう。」

エル「いらっしゃいませー! ゆっくりしていってね、シオンくん。」

 

怒号層圏(怒2)のBAR

 

シオン「…なにやってるんですか、エルさん!?何ですかここは?そんなゆっくりしてる時間はないですよ!」

エル「そんな焦らなくても、ゆっくりしていけばいいのにー。ここは私の店よ。来店する人間はシオンくんぐらいだからサービスしちゃうわよ!」

シオン「いつの間にこんな場所にこんな店を…。」

 

エル「よし、こんな感じでどう?」

 

 

怒号層圏(怒2)のBAR

 

シオン「…そうですね。ゆ、ゆっくりしていこうかな…。

エル「そうこなくっちゃ!」

 


ラスボス

ラスボスは唐突に出現します。

そして、ラスボスはアイツです。冒頭で登場したあのズーダです。やっぱり魂胆持ってました。どうやら主人公達はまんまとこいつに利用されたらしく、ズーダは主人公たちを口封じで亡き者にしようとしてきます。

ジワリジワリと動きつつ、ポイポイと何かを投げて攻撃してきます。単純な動きしかしませんが、操作性の悪さそこそこあるラスボスの耐久力により、想像以上に倒しづらいです。

 

いや、それよりこのズーダが倒してほしいと言っていた「ザンゲルド」は一体どこにいたのか?

思い返してみると、ズーダが登場する直前にいつものステージボスっぽいやつを倒した気がしますが、あいつが「ザンゲルド」だったのでしょうか?他のボスと動きとか形とか一緒だったし、別に名乗ったりもないし、知らぬまに当初の目的は達成していたようです。

ラスボスがどれだったかわからないような作りでいいのか?

 

シオン「エルさん!やっぱりこの人悪い人だったじゃないですか!?」

エル「違うわよ、シオンくん!それは結果論であって、私は最初から決めつけるのは良くないって言ってるのよ!」

シオン「た、確かにそうですけど…。(だからいつもさらわれるんだろうなぁ…。)

エル「大丈夫よ。何かあったらシオンくんが何とかしてくれるわ!」

シオン「(僕を頼ってくれている…) 任せてください!」

シオンくんは頼られると力が湧くのだ!


 

戦車が無くなったのはちょっと寂しいですが、でも前作よりは面白かったと思います。こう思えるのも前作があってこそですけど。

それと、最後にもう一つ「怒」りポイントとして、オープニング画面を放置するとゲームのあらすじデモが始まりますが、そのテキストの進行の遅さたるや

別にデモなんか飛ばしたっていいんですが、逆に最後まで見てやろうじゃないかとなった私は製作者の思うツボ(?)ですね。

 

 


エルさんとシオンくん (キングオブファイターズ)

シオン「今作は武器の切り替えでわざわざ装備切り替え画面が用意されているんですね。ちょっとしたRPGみたいだ。」

エル「さぁシオンくん、私の設定をよろしく。」

シオン「え?僕がエルさんの設定をするんですか?」

エル「そうよ。でも、設定というより閲覧画面ね。私が独断で作ってみたわ。」

シオン「閲覧ですか? 矢印があるから、とりあえずこれを選択したらいいのかな? ポチっと

 

 

アテナ

 

シオン「こ、これは ネオジオのヒット作『キングオブファイターズ』の麻宮アテナ? …ハハーン、SNKということでこのチョイスなわけですね!?」

エル「正解!ここからは私の趣味の時間よ。」

シオン「(そういえば、ファミコンソフト『アテナ』の記事の時は内容紹介ほったらかしだったなぁ…) 次はこれだ!」

 

 

アテナ

 

シオン「またしてもアテナですか!」

エル「そうよ。アテナちゃんは作品ごとにコスチュームが変わるオシャレさんよ。」

シオン「しかし、アテナのように戦いの場にあってスカートのようなものをあえて履くというのは、そもそもどういうことなんでしょうか?」

エル「そうね、人間の男子はそういうのが好きって学習したわ。つまり、合理的に考えるとそれを利用すれば有利に戦えるんじゃなくって?」

シオン「な、なるほど…。それも一理ありますね。」

「…さて次は。」

 

キングオブファイターズのレオナ・ハイデルン

 

シオン「これは今回の記事のエルさんのモデルとなったキャラですね。」

エル「そうよ。この『』のラルフとクラークがキングオブファイターズに『怒チーム』として登場していること自体が面白いけど、そこへ流れ的に女性ファイターを登場させるという発想がグッドよ!」

シオン「ちなみにレオナ・ハイデルンの養父であるハイデルンのモデルは映画『ランボー』のトラウトマン大佐だそうですよ。SNKはランボーずきですか?」

 

エル「あぁ…シオンくん、突然体が熱くなってきたわ…。」

シオン「だ、大丈夫ですか!? あれ…前もこんなことがあったような…。」

エル「ふぅ…少し落ち着いたわ。続けましょう。」

 

キングオブファイターズのユリ・サカザキ

 

シオン「ユリは、戦いに負けると道着が破れるという演出のあった少年たちの希望でしたね。」

エル「そうなの?」

シオン「あ…、つい本音が…。いや、あの頑丈な道着が破れるほどのダメージを受けるような戦いをしていることに感動するということですよ…!」

エル「なるほどねー。」

 

エル「あぁ、また体が熱い… このストッキングが意外に暑いのよ!もうこれは脱ぐわよ!えいっ!

シオン「ちょ、ちょっとエルさん突然何を…!」

エル「…まだ熱い…この道着がまた分厚いのよ!…これも!」

 

 

キングオブファイターズのユリ・サカザキ

 

シオン「(中はこうなってたのか…) ちょ、ちょっとエルさん、わかりました!そんなに暑いならこうしましょう!これは涼しくてオススメです!」

 

エル「…ふむ、よろしい!シオンくんのオススメね。どれどれ…

 

 

 

キングオブファイターズ 不知火舞

 

エル「こ、これは…! 涼しいわ!

シオン「そうでしょう!?」

エル「ありがとう、シオンくん。おかげで体の火照りが冷めたみたい。」

シオン「いえ、どういたしまして。しかし、さっき戦いの場にスカートがどうのとか言いましたが、これはもはや究極のコスチュームですよね。どう見ても 布一枚ですし。」

エル「そうね、スースーして気持ちいいわ。彼女はくノ一だし、アテナちゃんとは違ってまさしくこれは相手を惑わす為の作戦として着ているらしいわ。」

シオン「(これは惑わされるなぁ…)

 

 

エル「さて、シオンくん!これで閲覧画面は全部見たわよ。楽しめた?」

シオン「はい!…でも、ふと思ったんですがすでに全然『怒号層圏 怒2』の記事じゃないですよね…。」

エル「いいのよ!一応 SNK繋がりよ。わかった?」

シオン「了解です!」

エル「よろしい!

 



 

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 - ファミコン, 戦争