1985年12月 アスキー (開発:UPL)
ゲーム内容
エアホッケーの様な盤上で、お互いがそれぞれも持っている10個のボールを相手側のコートに、
- 全部投げ入れる
- 時間内に相手よりも多く投げ入れる
事で勝ちとなる、シンプルなゲーム。
そしてこのゲームの最大の売りとなるのが、相手にボールをぶつけて一時的に行動不能にできるところです。
お互いただひたすら投げるだけでは、ボールが行ったり来たりするだけで勝負がつかないので、いかに相手を行動不能にし、その間に投げ入れられるかがポイントなのです。
また、行動不能が回復するまでに多少時間があるので、さらに次のボールを当てることができれば続けざまに行動不能にさせる事もできます。
スポンサーリンク
登場キャラクター
タイトルにあるペンギンくんはプレイヤーである自分です。
対戦相手は、以下の4種類。
- ネコ
- パンダ
- コアラ
- ビーバー
ペンギン(プレイヤー)
プレイ中はこちら側からの視点でペンギンは背を向けているので、主人公なのに試合中はあまりお顔を拝めませんが、勝利するとやっとこちらを向いて飛び跳ねて喜ぶ姿を披露してくれます。
でも、ボールをぶつけられて、ひっくり返ってジタバタしてる姿の時も一応顔が見えます。
お顔を拝むことができる頻度が高いのが、ボールをぶつけられた時という皮肉。
ちなみにこのジタバタしている状態が、行動不能状態です。
対戦相手
後半戦のコアラとビーバーは強いので、一発ぶつけられると連発でぶつけてきてなす術もなく負けることがよくあります。
おかげで、ペンギンの顔がめちゃくちゃ拝めます。
対戦相手として選ばれた動物たち
なぜこの動物たちが敵キャラとして選ばれたのか、勝手に推察しようと思います。
ネコ
ネコに、異論は無いです。
人類に最も身近な動物ですし、パッと思いつきます。
では、イヌは?
なぜイヌを登場させなかったのか!?と声を荒げたきゆこうですが、実はネコ派です。
ネコに続いてイヌだと、多分、あまりに安易な選択だなって思ったからでしょう。
パンダ
パンダは愛嬌たっぷりで、いつの時代も超人気者です。
出産しようものならテレビでニュースになるぐらい。
それが敵ですか?
思うに、パンダのカラーリングは白黒ハッキリしてるので、ドット絵でもすぐにそれとわかるという事もあったからでしょう。
コアラ
のらりくらりしてて、カワイくて、パンダに引けをとらないぐらいの人気者。
それが敵ですか?
しかしコアラもやっぱり動物で、動こうと思えば結構なスピードで走ったりします。
そして、木にしがみつく為のあのゴツイ爪。人間の皮膚なんてズタズタにできるレベルだそうです。
だからこのゲームでは強敵なのです! 絶対カンケー無いよね
ビーバー
もはやネコ以外の動物が、どこから登場させようという発想に至ったのか、すでによくわかりませんが、極めつけはビーバーです。
4匹目の敵をビーバーにしたその発想はいずこから?
…いや逆に、
最後は知ってはいるがそれほど知らない動物で、というような感じで決まったのかも知れません。
ちなみにドット絵だと、言われないと絶対にビーバーに見えません。 言われても見えないよね
きゆこう的には
- 見るからに強そうなゴリラ
- 見るからに器用そうなサル
- 見るからに賢そうなチンパンジー
とか出したらいいのにと思いました。
サルばっかやん!
「手」あった方がいいよなぁ、という普通の発想力しかないきゆこう。
なので改めまして、あえてサル抜きで考えました。
- 例えば、ゾウの鼻アタック
- 例えば、ウマの後ろ蹴りアタック
- 例えば、キリンのネックアタック
なかなかイイ感じなのでは?
そして、隠しボスは「プロボウラー」で決まりです。
やっぱサルやん!
謎の「ボール」
ボール、ボールと言ってますが、ボールの素材がイマイチ不明です。
デカくて、テカってて、相手にぶつけたらジタバタとしていることからすると、やっぱりボウリングの玉に思えてしまうのですが。
そうなると、これをお互いに投げ合うわけで、こんなゴツい玉をぶつけたらそれはさぞ痛かろうに。
行動不能どころの話ではない!
しかも、
通常は紫色ですが、3回戦と4回戦の間にボーナスステージでは黒光りしていて、投げたボールがコートに到達すると5秒後に爆発するという、もはや大砲の玉です。
もう跡形も残りませんよ。
2回戦と3回戦の間にあるボーナスステージに至っては、
「穴から出てくるモグラに爆弾ボールをぶつけて吹き飛ばそう!」
という趣旨となっています。
もう、「爆弾」って言ってます。
穴から頭を出したモグラの視点で見る、その絶望の光景たるや…。
あとがき
4種類の動物との対戦(プラス、ボーナスゲーム)で、このソフト5、6千円してたんですよね。
子どもきゆこうには高すぎるので、主にプレイしてたのは友だちん家です。
面白すぎて友だちそっちのけで、日が暮れるまでやってました。
かなり後になりますが、中古で買ってやっと自分のモノになりました。
スポンサーリンク