コナミワイワイワールド - コナミキャラが一堂に会した良作アクション

      2017/12/27

1988年1月 コナミ


 

何ですと?

コナミの各ゲームの主人公がコラボレーションするゲームがあるだって!?しかも使用できるキャラクターが8人も!?

というのが当時の感想でした。まだソフトを販売している会社まで意識せず遊んでいた頃なので、実はコナミキャラのコラボというのもハッキリとイメージしていたわけではないですが、登場するのが『がんばれゴエモン』から「ゴエモン」、『月風魔伝』から「風魔」、『悪魔城ドラキュラ』から「シモン」と、ここまで聞いた時点でもうコーフンしっぱなしでした。

ファミコンでそんなに多数のキャラを操作できるっていうのはあまりなかったと思いますし、お買い得すぎるじゃないですか。

 

そして実際プレイしてみると「コナミマン」なる早速知らないキャラの登場です。さらに「コナミレディ」というこのゲームの2人同時プレイの為に生み出されたアンドロイドキャラが登場します。

shionman

 

この時点でゴエモン・風魔・シモンと合わせてすでに5人も判明しました。

私はあまり説明書を読まない人だったので、残りのキャラが誰なのかは知りませんでした。とはいっても、確認すると説明書には直接には登場するキャラは掲載されてないので見てもわからなかったでしょうが、登場アイテムを見れば予想ぐらいはできたかもしれません。

 

ゲームを進め、結果的に登場したのは、『グーニーズ』から「マイキー」と『キングコング2』から「コング」、『グラディウス』から「モアイ」。

ふむ…マイキーとコングはコナミのキャラではないな

確かにゲーム化もしてたし、大人の世界では権利の名の元にコナミの正式なゲームの主人公キャラクターではありましたが、コナミというより、映画の主人公の印象が圧倒的に強いです。何か腑に落ちないです。

そしてモアイですが、これはもはや主人公ですらない

見てすぐに「グラディウス」で輪っかのようなものを口から発射してくるやつだというのはわかりましたが、そもそもが敵キャラです。

考えれば、主人公ではありませんがコナミの看板ソフトである『グラディウス』からの登場で、「あぁ、アイツか」とすぐにわかるあたりが製作者の思惑通りかもしれませんね。しかし、これもそもそもが歴史的石像彫刻でありコナミのキャラではないですがね。

このモアイに関しては、逆にこの作品が元になって、後に「モアイくん」というソフトが発売されるという逆転現象が起こっています。

何か他にも登場できそうなコナミキャラいなかったんですかね?

 

結論として、最初に知った「ゴエモン・風魔・シモンを含む主人公8人が~」という部分を使った宣伝にまんまと乗ってしまった感があります。

いえ、決して騙されたとは思ってません。プレイした感想としては大満足でしたから。

こういったお祭り的なゲームはキャラに重点が置かれてゲーム性がおざなりにされそうなもんですが、そんなこともなく今やっても良作だと感じる作りになっていると思います。

ワイワイワールドのコナミレディ

 


スポンサーリンク

あらすじとゲームの進行

ゲームのあらすじとしては、「ワルダーなる邪悪な生命体が地球を滅ぼそうとしており、地球のヒーロー達も捕まってしまった。残っているのはコナミマンと博士の造ったアンドロイドのコナミレディのみ。仲間を全員助け出しワルダーをやっつけろ!」という王道です。

仲間が囚われているステージは世界観や敵がそのキャラのゲームタイトルのそれになっており、やったことのあるゲームであれば軽く懐かしみながらプレイすることができます。

最終ステージ以外ならどこのステージからでも始めることができますが、各ステージは特定のキャラが必要だったりするので、適当に選ぶと物理的に進めなくなってしまいます。

「最初に教えてくれよ!」と言わず、色々試して不条理にやられては学習していくというのがファミコンゲームの魅力なのです。

 

とりあえず最初はゴエモンの救出です。

ゴエモンステージは難易度も低く、必要キャラも無しで、練習ステージみたいなものです。

やってみるとわかりますが、このゲームの魅力はこのサクサク感かと思います。動きながら攻撃できて弱いザコなら一撃で倒せるし、一定のキャラを除くと攻撃後のスキも無いのでカチャカチャと操作できるのが爽快なのです。

一撃で倒せなくても攻撃がヒットすると敵は一瞬硬直する為、連打可能なキャラなら敵を足止めしつつダメージを与えることができます。しかも自分がダメージを食らってもふっとんだりなどのノックバックも発生しないです。ただ、ジャンプ力はショボいです。

 

ステージは基本的に、仲間を助け出す為の「カギ」を取るのが先決となっていて、いきなり仲間の元へ向かっても檻が開きません。ところでゴエモンは泥棒なのでステージ各所に置かれている宝箱を開ける能力を持っていますが、残念ながら檻は開けることができないようです。

ゴエモンの攻撃はコナミマンのノーマルパンチより少し上方へ向かって攻撃判定があるので、浮遊してたり、ジャンプしてくる敵などに対して攻撃が当てやすいです。

ちなみにコナミレディはノーマルパンチの代わりにハイキックで攻撃します。

 

goemon3

 


2番目にシモンを救出します。

ステージはもちろん悪魔城ですが、意外にもシモンの宿敵ドラキュラ伯爵がザコで登場します。とはいっても少し強めに設定されており、ちゃんとしたボスは他に用意されてます。

このボスは一つ目の巨大なカエルで気持ち悪いですが、ピョンピョン跳ねるタイプなので早速ゴエモンが活躍です。

シモンの攻撃はおなじみのムチ攻撃でリーチが全キャラ最長ですが、その分攻撃モーションが遅めです。

ワイワイワールドのシモン・ベルモンド

 


3番目にマイキーを救出します。

マイキーステージでは、ジャンプで飛び移る先の狭い足場に巨大イソギンチャクがのさばっている箇所が多いのでシモンのムチが活躍します。コナミマンの銃攻撃もいいですが、弾丸は後半の為に残しておきたいのが心情です。

「弾丸」は全キャラ共有の飛び道具であり、また、死んだ仲間を生き返らせる時も弾丸100発が必要になるので結構貴重品なのです。

マイキーの特異点はその身長の低さです。その為天井の低い所でも通過できるという能力(?)となります。この能力の為だけに登場したマイキー…。ちなみに、映画ではマイキーは喘息持ちですが、ゲームでは喘息症状は起きないのでご安心を。

あと、セイウチのような敵が登場しますが、あまりのスピードにビックリです。

seiuchi

 


4番目にコングを救出します。

コングステージではマイキーでないと通過できない低い天井があります。マイキーの出番はここと、ダメージを食らいすぎた時の補助要員のような感じです。

しゃがめば誰でも通れるのでは?

コングは攻撃力が高く、類人猿だけにジャンプ力も高いです。以降はコングがメインとなるぐらい使える、いや、使わざるを得ないキャラとなっています。

サクサク感が売りのゲームと言いましたが、そろそろ敵も本腰を入れてきます。

ワイワイワールドのコング

 


5番目にモアイを救出します。

モアイステージでは行く手を岩壁が塞いでいる為、それを破壊できるキャラが必要です。岩壁を破壊できるキャラはコング、風魔、モアイです。

このステージではモチーフとなる舞台が無いせいか、登場する敵がなぜか怪獣系となってます。ボスも怪獣かと思いきや一転モアイです。

仲間になるモアイは攻撃力が高く、上方に対する攻撃が有利ですが、攻撃モーションが少々遅めであること、また、頭突き攻撃なので足元の敵への攻撃はスカります。

モアイの飛び道具は例の「口から輪っか攻撃」です。あの攻撃を自分が使うようになるとは…。

それと、仲間を救出する際にこれまでの仲間たちは「助けてくれー!」とか「HELP!」と読める言葉でしたが、モアイの場合は何か吹き出しで言ってますが、文字が古代の文字(っぽいやつ)で読めません。

ところで、このステージでは途中でかなりの威力の火柱攻撃がある箇所があるので、後述の風魔ステージの途中で取得できる特殊アイテムの「マント」だけ取って一旦戻り、キャラを強化できる特殊アイテムを取得してからにした方がいいかもしれません。火柱ゾーンはマントで飛行すれば、歩くより遥かに安全に通過できます。

moai

 


最後に風魔を救出します。

風魔ステージの舞台は「地獄」で、ザコが強すぎてかなりの難易度を誇っているので、マント取得後に入手できる特殊アイテムでキャラを強化してからくる方が望ましいです。また、ここでは高い壁が存在するので、コングのジャンプ力が必要となります。

ボスは月風魔伝と同じく龍骨鬼ですが、オリジナルで各島のボスだった「独眼独頭」「狂骨牛骸」「竜頭鬼尾」もザコとして登場します。3体ともミニバージョンでカワイイです。龍骨鬼もミニ龍骨鬼を吐き出します。

風魔は前述の通り通常攻撃で岩壁を壊せますし、飛び道具の手裏剣でも壊せます。通常攻撃は刀による斬撃なので上から下まで当たり判定があります。

fuma

 

 


特殊アイテムと飛び道具

各キャラに専用の飛び道具が用意されており、そのキャラ自身で取得することで使えるようになります。これを全て取得するには特殊アイテムを取得する必要があります。

 

シモンステージではシモン救出後そのまま「十字架」を取得できますが、これが置かれている箇所がイジワルで、見えない階段を上った先にあります。シモンは序盤で救出できるのに、他のキャラの飛び道具より取りにくくしているのは、十字架の使い勝手が恐ろしく良いからではないでしょうか?

 

風魔ステージには特殊アイテムの「マント」があります。高い壁の向こう側にあるのでコング救出以後になります。マントを取るとコナミマンとコナミレディが空を飛べるようになります。これで行けなかったところが行けるようになるわけです。ちなみに飛びながら銃攻撃もできちゃいますが、飛行速度はご老人の乗る自転車ぐらい遅いです。

マント取得により、ゴエモンとコナミレディの飛び道具と、特殊アイテムである「鎧」「カプセル」「おにぎり」を取得することができます。

仲間全員の攻撃力アップ
カプセル仲間全員の防御力アップ
おにぎりライフが無くなった時に自動で全快。一回使うと無くなる。

ワイワイワールドのコナミレディ

 


最終ステージ

仲間を全員揃えると3番シャッターの最終ステージを選択できます。このシャッター内にはグラディウスのビックバイパーツインビーの2機が用意されていてるのでいずれかに乗って、まずはシューティングステージとなります。この部分は簡単なので機体はどちらを選んでもいいですが、ビックバイパーはホーミングミサイルが使えるのでより簡単です。

簡単ですが、このシューティングステージの最後に登場するボスが印象的でした。最初は綺麗な人の顔をした巨大な存在で、しばらくすると闇に顔がまぎれ、再度徐々に顔の輪郭が浮かび上がってくる時に、先ほどの綺麗な顔が一転、ギョロギョロ動く一つ目の異形の姿で登場します。

弱っちいですが、この演出は好きです。

shoot-boss

 

シューティングステージ後はドロドロとした何かの体内を思わせるステージです。ヘモグロビンみたいなのも飛んでます。そして、ラスボスの「ワルダー」ですがふざけた名前のイメージとは違い、どこかで見た深海魚のような、エイリアンのような顔を複数持った強面です。

この顔であれば、本気で地球を滅ぼす気だったんだなとここに来て考えを改めざるを得ません。もっとお気楽ボスと思ってました。

 

ワルダーを倒した後もまだ気は抜けません!

今度はこのステージを逆に進み、制限時間内に乗ってきた機体に戻らないと爆発して全滅となってしまいます。敵は出ませんが、急がせるBGMと「急げ!」のメッセージとカウントダウン表示が嫌が応にも焦りを誘います。しかも結構ギリギリです。できれば、コナミマンかコナミレディのどちらかで飛んで帰った方が無難です。

 


エンディング

脱出に成功すると、シナモン博士(ツインビーの開発者)の研究所に戻ります。死んだ仲間がいてもシナモン博士の弟のサイモン博士(異才)が生き返らせてくれます。

その後、作戦成功ということで、みんなで 記念撮影 です。

ここには、ここまで各ステージへの転送装置を操作していながら、一言も喋らなかったペンギンもちゃっかり映っています。

penta

そう、彼の正体はペン太、「けっきょく南極大冒険」のペンギンなのでした。

そう言えばこれもコナミでしたね。

 


 

スポンサーリンク

 

amazon

rakuten

スポンサーリンク

 - アクション, 横スクロール, ファミコン, シューティング