1988年1月 コナミ
プレイヤーキャラが8人 / 残りのキャラクター / クリア後の感想 / ゲームの進行 / あらすじ / 攻略コーナー / ゴエモンステージ / シモンステージ / マイキーステージ / コングステージ / フウマステージ(マント) / パワーアップ / フウマステージ / モアイステージ / 最終ステージ / エンディング
プレイヤーキャラが8人
コナミの各ゲームのキャラクターがコラボレーションする横スクロールアクション。2人同時プレイ可能。
使用できるキャラクターはなんと8人!
当時はその多さにビビりました。
とはいえ、その頃はメーカーとかほとんど気にせずプレイしてたので、知ってるキャラは限られてました。
とりあえず有名どころでは、以下の3人。
- 『がんばれゴエモン』の「ゴエモン」
- 『月風魔伝』の「風魔」
- 『悪魔城ドラキュラ』の「シモン」
いずれもコナミを代表するキャラクターですね。
これだけでも、お得感満載です。
で、誰が主人公かと言うと… そう、我らがコナミマンです!
…え?
…。
誰!?
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残りのキャラクター
コナミマンはこんな感じです。
彼を全然見たことが無いということは、私はゲームをひたすら普通にやってるだけの人なんでしょうか。
それにしても、隠しキャラが主人公とか…大出世ですね。
これで彼の知名度は一気に上がったはずです。
また、コナミマンの相棒として、アンドロイド「コナミレディ」なるキャラが登場します。
彼女はこのゲームの2人同時プレイの為に生み出されたキャラなので、一見彼女も隠しキャラだったのかと思いきや、実はこれがデビュー作になります。
ちなみにコナミマンの攻撃はパンチで、コナミレディはキックです。
この格好でキックとかカッコよすぎです。
この時点で5人判明しました。
あと3人です。
それがこちらの方々です。
- 『グーニーズ』の「マイキー」
- 『キングコング2』の「コング」
- 『グラディウス』の「モアイ」
ふむ…
マイキーとコングは厳密にはコナミのキャラではない!
どちらも映画の主人公。
確かに大人の世界での権利の名の元で考えると、コナミゲームの正式な主人公と言えるのでしょうが…なんか違う気がする。
そしてモアイですが…これはもはや、主人公ですらない!
主人公ではないですが、確かに見てすぐに「グラディウス」に登場するヤツだとわかります。
ただ、こいつは敵キャラです。
さらに考えると、そもそもは歴史的石像彫刻で、コナミが考え出したキャラでもないですね。
ちなみに、このモアイに関しては、逆にこの作品が元になって、後に「モアイくん」というソフトが発売されるという逆転現象が起こってます。
というわけで、以上が登場する8人です。
…何か、他に登場できそうなコナミキャラいなかったんですかね?
クリア後の感想
ちょっとクレームっぽくなりましたが、気を取り直してクリアまで漕ぎつけてみると…
それはそれは大満足でした。
例えば、このゲームの魅力の一つは、サクサク感にあるかと思います。
- 動きが軽快
- 動きながら攻撃できる
- 弱いザコなら一撃で倒せる
- ほとんどのキャラが、攻撃後のスキが無い
- ノックバックがない
ちなみに、一撃で倒せなくても攻撃ヒット時、敵は一瞬硬直するので、連打可能なキャラなら敵を足止めしつつダメージを与えることができます。
その連打ダメージのエフェクトが気持ちいいです。
こういうお祭り的なゲームはキャラに重点が置かれてゲーム性がおざなりにされそうなもんですが、そんなことは全然なく、今やってもオモシロいです。
最初は、誰やねん状態だったコナミレディさんも、プレイしてみると一番のお気に入りに。
ゲームの進行
あらすじ
ワルダーなる邪悪な生命体が地球の滅亡を目論む。
地球のヒーロー達も捕まってしまった。
残っているのはコナミマンと、博士の造ったアンドロイドのコナミレディのみ。
仲間を全員助け出しワルダーをやっつけろ!
仲間が囚われているステージは世界観や敵がそのキャラのゲームタイトルのそれになっており、やったことのあるゲームであれば軽く懐かしみながらプレイすることができます。
最終ステージ以外ならどこのステージからでも始めることができますが、各ステージは特定のキャラが必要だったりするので、適当に選ぶと物理的に進めなくなり、途中で引き返さざるを得なくなります。
「最初に教えてくれよ」と言わないで、色々試して不条理にやられては学習していくというのがファミコンゲームの魅力なのです。
攻略コーナー
ゴエモンステージ
最初はゴエモンの救出です。
ゴエモンステージは難易度も低く、必要キャラも無しで、練習ステージみたいなものです。
ステージ攻略の基本として、囚われの仲間は檻に入れられているので、まずは「カギ」を取るのが先決です。
カギ入手 ➡ 仲間救出 ➡ 専用武器入手、という流れ。(星印の場所で下を押すと、研究所へ帰還可能)
またキャラにはそれぞれ専用武器が用意されてますが、それを取得するにはそれを使うキャラになる必要があります。
ちなみにこのゴエモンステージでは、まねきネコがゴエモンの武器ですが、現時点では取得不可能となってます。(マント入手後に取得可能となる)
ゴエモン
ゴエモンの攻撃はコナミマンのパンチより少し上方へ向かって攻撃判定があるので、浮遊してたり、ジャンプしてくる敵などに対して攻撃を当てやすいです。
また、彼はステージ各所に置かれている宝箱を開ける能力を持っています。(宝箱の中身は体力回復アイテム:ハート大)
シモンステージ
次にシモンを救出します。ステージはもちろん悪魔城。
でもなぜか、シモンの宿敵ドラキュラ伯爵はザコとして登場です。とはいえ、少し強めです。
ちゃんとしたボスは他に用意されてます。
右下にいるのが、ボスの一つ目の巨大ガエルなヤツ…、シワシワしててなかなか気持ち悪い。
ピョンピョン跳ねるタイプなので、上方攻撃が得意なゴエモンが早速活躍です。
ちなみにここには、コナミレディの銃と鎧(全キャラ防御力UP)がありますが、現時点では取れません。
ただし、シモンの専用武器「クロス」はいきなり取得可能なので、忘れずに回収しておきます。
それとロケットのような形をしたアイテムは「弾丸」で、主に専用武器を使う為に必要なものですが、他にも仲間を生き返らせるのに必要(代価100発)なので、無駄遣いは避けましょう。
シモン・ベルモンド
シモンの攻撃はおなじみのムチ攻撃。
リーチが全キャラ中最長ですが、その分攻撃モーションは遅めです。
次のマイキーステージでは、このムチ攻撃が大いに役立ちます。
ちなみに、早速手に入る専用武器のクロスは、いくつかのボスに対してかなり有効な武器ですが、消費弾丸が5発と多めです。
マイキーステージ
3番目にマイキーを救出します。
マイキーステージはボスが不在な代わりに、ゴエモンステージ同様、ちょっと行ったり来たりが多めになってます。
またちょっとだけザコが強くなってきており、例えば、セイウチのような敵は、あまりのスピードにビックリします。
マイキー
マイキーの特異点はその身長の低さです。
その為天井の低い所でも通過できるという能力(?)となります。
この能力の為だけに登場したマイキー…。
あと、マイキーの専用武器「パチンコ」はその名の通り、パチンコで石か何かを弾き飛ばす武器ですが、ほとんど使いません。
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コングステージ
4番目にコングを救出します。
コングステージではマイキーでないと通過できない低い天井があります。
マイキーの出番はここと、ダメージを食らいすぎた時の補助要員のような感じです。
しゃがめば誰でも通れるのでは?
あと、ボスのメカゴリラにはシモンのクロス連射で楽勝です。
キングコング
コングは攻撃力が高く、類人猿だけにジャンプ力も高いです。
以降はコングがメインとなるぐらい使える、いや、使わざるを得ないキャラとなっています。
このあたりから敵も本腰入れて強くなってきます。
バナナを取ると、コングの専用武器である岩石を投げることができるようになります。
後半にかけて、シモンのクロス攻撃と同じぐらい使える攻撃です。
フウマステージ
コングを仲間にするとフウマステージを進めることができるので、敵も強くなってきたことですし、ここでキャラを強化しておきます。
強化アイテムの取得にはまずマントを手に入れる必要があるので、このステージにあるマントだけを取得目的に進めます。
途中までは特に問題ないと思いますが、マントのあるフロアはムチを持ったガイコツが強敵です。
ムチの威力がデカイ。
マントを取ったら、すぐ横の脱出地点から研究所へ戻ります。
ちなみにパワーアップせずに下のフロアへ行くと、まずボス手前のザコ(月風魔伝のボスたちのミニバージョン)にメタメタにされます。
またそこを乗り切っても、ボスの龍骨鬼がかなり強いので、素直にパワーアップしましょう。
パワーアップ
マントを取るとコナミマンとコナミレディが空を飛べるようになるので、これまで行けなかったところへ行けるようになります。
ちなみに飛びながら銃攻撃もできちゃいますが、飛行速度はご老人の乗る自転車ぐらい遅いです。
マント取得により、ゴエモンステージで「まねき猫」と「パワーカプセル」、シモンステージで「鎧」とコナミレディの「銃」を取得することができます。
鎧 | 仲間全員の攻撃力アップ。 |
パワーカプセル | 仲間全員の防御力アップ。 |
ちなみにゴエモンの専用武器「まねき猫」は小判投げができるようになりますが、ほとんど使いません。
フウマステージ
キャラのパワーアップができたので、改めてフウマステージで風魔を救出します。
残るモアイステージは行く手を阻む岩壁が多数あるので、通常攻撃で岩を破壊できる風魔がいた方がいいかと。
ちなみに、コングの岩石攻撃でも岩壁を破壊できますが、弾丸を消費するので。
パワーアップ後は前述した月風魔伝のボスたち(「独眼独頭」「狂骨牛骸」「竜頭鬼尾」)だけでなく、龍骨鬼もかなり簡単に倒せるようになってます。
体感で言うと、攻撃・防御とも3倍ぐらいパワーアップしてます。
ところで、月風魔伝のボスたちのミニバージョンが何気にカワイイです。龍骨鬼の作り出すミニ龍骨鬼もしかり。
月 風魔
風魔の特徴は刀で岩壁が破壊できるところです。
オリジナルの岩の剣にならってますね。
また、手裏剣攻撃もオリジナルと同じ感じですが、これでも岩壁の破壊が可能です。
モアイステージ
最後にモアイを救出します。
モアイステージでは行く手を岩壁が塞いでいる所が多いです。
岩壁は通行の邪魔をしているだけでなく、宝箱やモアイの専用武器である「リング」や体力を全快できる「おにぎり」が中に隠れてるので忘れずに回収しておきましょう。
これを破壊できるのは、風魔、コング(岩石)、モアイです。
このステージではモチーフとなる舞台が無いせいか、登場する敵がなぜか怪獣系となってます。
フロアB3辺りに登場する怪獣は、シモンステージに登場した一つ目ガエルの次ぐらいに気持ち悪いです。
モアイ
モアイは攻撃力が高い代わりに、攻撃モーションが少々遅めで、かつ、攻撃方法が頭突きなので足元の敵への攻撃がスカります。
専用武器は、例の「口から輪っか攻撃」です。
あの攻撃を自分が使うようになるとは…。
最終ステージ
仲間を全員揃えると3番シャッターの最終ステージを選択できます。
このシャッター内には「グラディウス」のビックバイパーとツインビーの2機が用意されていてるのでいずれかに乗って、まずはシューティングステージとなります。
この部分は簡単なので機体はどちらを選んでもいいですが、ビックバイパーはホーミングミサイルが使えるのでおススメです。
このシューティングステージの最後に登場するボスが印象的です。
最初は綺麗な人の顔をした巨大な存在で、しばらくすると闇に顔がまぎれ、再度徐々に顔の輪郭が浮かび上がってくる時に、先ほどの綺麗な顔が一転、ギョロギョロ動く一つ目の異形の姿で登場します。
弱っちいですが、この演出は好きです。
シューティングステージ後はドロドロとした何かの体内を思わせるステージです。
というか今しがた倒したヤツの体内という設定でしょうね。
ヘモグロビンみたいなのも飛んでます。
そして、ラスボスの「ワルダー」ですがふざけた名前のイメージとは違い、深海魚のような、エイリアンのような、顔を複数持った強面です。
この顔であれば、本気で地球を滅ぼす気だったんだなと、ここに来て考えを改めさせられました。
名前通り、もっとお気楽ボスと思ってましたよ。
ここのステージは完全に1本道なので迷うことはないです。
vs ワルダー
道中で、まとわりつかれると厄介だったブニョブニョしたザコ敵がいましたが、ワルダー戦ではそいつが5体一気に襲ってきます。
でも、もうコイツは無視して、ワルダーだけに集中し、コングの岩石&パンチ攻撃の連打が一番手っ取り早く倒せます。
次に有効なのはシモンのクロス攻撃でしょうか。
ワルダー撃破!
しかし、ワルダーを倒した後もまだ気は抜けません!
ワルダー撃破直後、突如謎のカウントダウンが始まります。
今度はこのステージを逆に進み、カウントダウンがゼロになる前に乗ってきた機体に戻らないと爆発して全滅となってしまいます。
敵は出ませんが、急がせるBGMと「急げ!」のメッセージとカウントダウン表示が嫌が応にも焦りを誘います。
しかも結構ギリギリに設定されてます。
できれば、コナミマンかコナミレディのどちらかで飛んで帰った方が無難です。
エンディング
脱出に成功すると、シナモン博士(ツインビーの開発者)のいる研究所に戻ります。
死んだ仲間がいてもサイモン博士(シナモン博士の弟)が生き返らせてくれますよ。
その後、作戦成功ということで、みんなで記念撮影をしてスタッフロールとなります。
ちなみにここには、ここまで各ステージへの転送装置を操作していながら、一言も喋らなかったペンギンもちゃっかり映っています。
そう、彼の正体はペン太、「けっきょく南極大冒険」のペンギンなのでした。
そう言えばこれもコナミでしたね。
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