スーパーファミコン

真・女神転生-善も悪も完璧すぎない「人間」の魅力

更新日:

1992年10月 スーパーファミコン アトラス (開発・発売)

序章「始まり」/ 第2章「出会い」 / 第3章 (作成中) / 第4章 (作成中) / 最終章 (作成中)

小説を原作としたFC「女神転生」、原作にこだわらずにそれを発展させた「女神転生2」、この2つを継承・発展させ、さらにはハードの性能も相まってまさに「女神転生」たる世界観の基礎が確立された、「真」シリーズの第1作です。

女神転生といえば「悪魔」の存在、このファンタジックな者たちが突然出現して敵味方問わず対峙するのが特徴ですが、その舞台となるのが我々の住む日本(東京)という点が他のファンタジーよりも生々しさを感じますよね。

 

今作はスーパーファミコンということで、ストーリーとその構成がほどよく出来上がってます。

例えば、ゲームを始めるといきなり怪しげな雰囲気のダンジョンからスタートし、そこで謎の人物3人と出くわし、しょっぱなからプレイヤーの頭を???にする演出だったり。

よくある演出ではありますが、実はそこは主人公の夢の中であり、登場人物の辿るかもしれない未来の形を暗示しているのですが、暗示なのでそれは必ずしも確定事項ではなく、主人公の取る行動・もしくは運命によって多少の変化が加わります。

主人公の運命については(ゲームということで)決まっちゃってますが、行動や選択についてはプレイヤーが決めることができます。

ということで、エンディングについては3パターンからなるマルチエンディングになってます。

主人公の運命に引き込まれる者たち

2つの夢

1つ目

ゲームスタート時の主人公の夢で最初に遭遇する2人は、白色の人型のシルエット姿をしてるので、その顔とか姿がハッキリとはわからないですが、3人目はノンシルエットで顔もばっちり見えてます。

見えてるといっても、このゲームでは顔はボヤけてるのでプレイヤーには見えませんが、主人公には見えてるはず。

顔どころか池で水浴び中ということで、見えているのはそのキレイな背中。

 

はい、ハダカです。

 

 

名前は「ゆり子」と名乗ります。

ゆり子は主人公に対し好意を持ってる感じなので、プレイヤーからするとははーんこれが今作のヒロインだな、ってなるあたり、すでに術中に落ちてます。

2つ目

最初の夢はゆり子と出会うまででその後一旦主人公は目を覚ましますが、ストーリーを少し進ませると再度主人公は夢の世界へと誘われます。

白シルエットの2人とは「また会ったな」ってなりますが、3人目はゆり子に代わって白シルエット女性型が登場します。

シルエットでなぜ女性だとわかるのか。

 

はい、ハダカです。

 

 

彼女とゆり子の違いは、プレイヤーの手によって名付けられることになる点。

あと、ゆり子の妖艶な感じに対し、彼女は清楚な感じ。

彼女は、主人公に好意的というよりもはや、主人公との出会いは運命で決まっているという自分の意思を超越した感情を持っているようです。

 

ヒロインはどっちだ?って一瞬なりますが、プレイヤーが名付けているあたり、ヒロインは後者の方なんだろうという予想はつきましょう。

 

では、ゆり子は一体何者なのか

 

ゆり子とヒロインだけでなく、白シルエット2人も一体何者なのか、そしてこの人物たちが主人公とどうかかわってくるのか、それがストーリー構成の根幹となってます。

序章「はじまり」

このゲームは「章」で区切られてるわけではないですが、個人的に分けると5つぐらいになります。

主人公

東京吉祥寺で母親と二人暮らしをしている普通の少年で、おそらく高校生ぐらい。

趣味はコンピューター。

ある日、DDS-NET(というパソコン通信)で送りつけられてきた「悪魔召喚プログラム」をインストールしたことによって、悪魔を召喚・使役することができるようになります。

この時代にインターネット的なことをしているのがなんかスゴイな、と今更ながら思った次第です。

主人公だけあって他人との大きな特異点がありますが、それが悪魔使役に対する強い精神力

通常、悪魔を使役し続けると、逆に悪魔に精神を乗っ取られてしまうらしいですが、主人公は全然大丈夫。

この強力な対悪魔精神力を有する根拠となるものであるかどうかは微妙ですが、彼のこの体質はゲーム後半で何となくそれを匂わせる彼の前世に関係してると考えるのも一興です。

主人公の母親

たまに茶目っ気を出す優しい母親です。

主人公が実質的に自分の運命の歯車に乗っかったのは母親によるところが大きいかもしれません。

後に起こる事件のせいで。

パスカル

主人公の飼っている犬。

ハスキー犬っぽいやつ。

序盤でとある変貌を遂げさせると、バトルでとても助かる存在になりますが、そのままずっと…というわけにはまいりません。

ゆり子

夢で見た女性「ゆり子」。彼女とは早々に主人公の自宅近くのアーケードで遭遇します。

夢で見た女性が現実に現れて、

「また会ったわね、こんな所で会えるなんて夢みたいね。」

とか言ってくるのがめちゃくちゃ怖いですが、こんな美人にそんなこと言われたら、怖さより好奇心が上回ること間違いなし。

あと、なんか期待感。

そして、それだけを言うとさっさと去って行きます。

ヒロイン

吉祥寺アーケードで幽鬼ガキとの遭遇後、家に帰って寝ると2度目の夢を見ることになり、前述通り、この夢で謎の儀式の生贄にされそうになっている白シルエットのヒロインの名前を呼んで(名前を入力する)、儀式から救い出してあげます。

救出後にパラメーター振り分けの入力画面になるので、彼女がヒロインであることは確定ですね。

彼女曰く、この儀式が実行されていたら恐ろしい魔王が甦っていただろうとのこと、さらに近い未来の予言を聞いた後、主人公は目を覚まします。

予言の内容は以下2つ。

  • 出会うのはもう少し先である
  • 出会った後に一度別れることになる

2つ目が気になるところですが、これが結構大層なことだというのが後々わかります。

ご老人

井の頭公園に行くと、謎の老人にわけのわからないことを言われた挙句、彼によって誘われた白昼夢の中で、冒頭の夢で出会った白シルエットの2人と共に、ある者と戦わされます。

これは老人による主人公たちの力量測定のためのイベントバトルなのですぐに終わりますが、現時点ではまだ未成熟ながらも、大いなるチカラを使いこなす素質があるとの判定がなされます。

この老人、セリフ的にこの世界の理(ことわり)的なものを見通していることからして只者ではありません。

ロンゲ君

最初に仲間になるロンゲ君は、実は夢で出会った一人目の白シルエットの彼です。

話し方から察するに、マジメで正義感溢れる好印象の人物です。

そんな運命的な彼との出会いの場は、病院の牢屋の中。

病院に牢屋があるのが怖すぎですが、先ずそれよりもなぜ病院なのか。

井の頭公園の老人との会話後、帰宅しようとすると自宅前でなぜか警官に逮捕されます。そして、なぜか病院の牢屋に入れられます。

なぜなぜばかりですが、実はすでにこの病院の院長は悪魔に体を乗っ取られており、無敵の兵士軍団を作るために人体改造をしているというマッドサイエンティストならぬ、マッドドクターなわけですが、おそらく警察と通じていたのでしょう。

無実の人間を捕まえて、しれっと病院へ送る。

多分警察の方にも悪魔人間がいるのかと。

ということで、主人公が入れられた牢屋と同じ牢屋にいたのがロンゲ君だったのです。

ロンゲ君は主人公の顔を見るなり、すぐに夢で出会った人物だと気づきます。

そして、夢で見た人と現実で会えたという感慨に浸る間もなくいきなり、さらわれた彼女を探すのを手伝ってほしいと頼んできます。

彼女持ちか。

彼女がさらわれるとか一体何事かと思いますが、意外にもこれがヒロインとの関連性があったりするわけです。

隙をみて牢屋から脱出した2人はその後、院長室で悪魔院長こと堕天使オリアスを倒し、病院を脱出することになります。

車椅子の男(Steven)

この人、実はゲーム冒頭で悪魔召喚プログラムをDDS-NETで不特定多数にバラまいていた人物なのですが、なぜか主人公やロンゲ君と同じく病院の別の牢屋の中にいます。

そんな状態にもかかわらず、唐突に悪魔召喚プログラムを作った理由を語り始めます。

  • 彼は瞬間移動装置「ターミナルシステム」を開発していた
  • このシステムによって、現世と魔界が繋がってしまう事故が発生
  • 現世に悪魔が出現し、現れた悪魔によって彼も大けがを負ってしまった
  • この事故を知ったゴトウ(後述)が、悪魔を使ってクーデターを実施
  • こちらも悪魔を操って、無秩序な状態を止める為に悪魔召喚プログラムを開発

 

すべての根源はこの人です。

 

まぁ、ターミナルシステムはその後開発に成功したようで、ゲーム内でちゃんと機能する便利な発明品なので、そこは賞賛すべきであり、その過程で起こった事故でこうなったのはしょうがないと言えなくもない。

事故によるこの世への悪影響を鎮圧すべく、悪魔召喚プログラムを作って対策を講じてますし。

 

彼は謎多き人物です。

  • 牢屋内にいるのに明らかに平常心なので、捕まってここにいるわけではない
  • ゲームを進めると至るところで主人公の目の前に現れる
  • やっとのことでたどり着いた先に、すでに主人公より先にそこにいる
  • この病院の院長室(BOSS : 堕天使オリアス)のロックを遠隔で解除してくれる

こんな非現実的な人ですが、このシリーズをやってる人なら「悪魔召喚プログラムの開発者」という肩書きを聞くとあの人的な存在なのかな、ってなることでしょう。

七:三分けですし。

ちなみにここでは悪魔召喚プログラムに新たな機能として「デビルアナライズ」(戦った敵のステータスを閲覧できる)を実装してくれます。

その後も度々登場しては特に見返りを求めることなく新たな機能を追加してくれます。

メガネ君

夢で出会った2人目の白シルエットの人物です。

そんな彼とは病院脱出後、吉祥寺アーケードにてなぜか不良達(オザワ一味)にボコボコにされている状態で遭遇します。

イジメられやすい気弱なキャラなのかと思いきや、実は正反対。

というのも、ボコボコにされた後なのに、俺は負けない…お前らみたいなゲス野郎には負けない、とブツブツ言ってるので、力は弱いけど気は強い感じです。

なので、彼はボヤきます。

この言葉はその後彼の運命に大きく関わることになります。

 

暴力を止めに入ったロンゲ君が主人公のことを名前で呼びますが、それを聞いたメガネ君は夢で会った人物であると気づきます。

ついでに、ロンゲ君のことも夢にいたもう一人だと気づきます。

現時点ではオザワ一味にも勝てないし、夢ではすでに主人公と知り合いだということで、有無を言わさず仲間になります。

アマノサクガミ

ロンゲ君とメガネ君を仲間にすると序章最後のイベントフラグが立つので、とりあえず自宅へ帰ります。

いつものように出迎えてくれる母親…ですが、何やら妙に急かしてくる感じに違和感が…。

実はもはや本当の母親ではなく、アマノサクガミ(=天邪鬼)が母親に化けていたのでした。

ということは、母親はすでに…。

 

これまでの経緯だと、イマイチ主人公が今後積極的に悪魔を使役もしくは駆逐していくキャラという感じがしませんでしたが、母親がこんなことになってしまったからには、これからどうするのか選択の余地はもう無いものかと。

これが前述した、主人公が自分の運命の歯車に乗っかった実質的なキッカケだったのではないでしょうか。

ドウマン

アマノサクガミを倒すと吉祥寺最後のダンジョン「エコービル」へ入る為のIDカードが入手でき、このビルの最上階(5F)にてターミナルシステムから悪魔を出迎えている変なヤツとのバトルになります。

この変なヤツは実は以前に会ったことがあるアイツです。

そう、井の頭公園の白昼夢で軽く戦わされたアイツ。

「超人ドウマン」

ちなみに種族「超人」は悪魔ではなく人間です。ちょっと強い人間。

 

さらに言うと一応平安時代に実在したとされる陰陽師かつ呪術師である「芦屋道満」がモデルで、あの有名な陰陽師「安倍晴明」のライバルとされる人物です。

この時代を描く文献では基本的には「善の晴明」に対し、「悪の道満」という構図となっており道満は卑劣で外道な人物とされてますが、安倍晴明のライバルとされるだけのことはあり、陰陽師としての腕は一級だったようです。

またよくある話ですが、現代では物語などで悪役とされてしまっている人物でも、その土地に代々住む人たちが受け継いできた色付けされていない伝承によると弱きを助ける人格者だったとも

 

そんなドウマンを倒してターミナルシステムに飛び込んで辿り着くのが、このシステムの開発をしていた「研究所」で、そこを抜けて外に出たその場所が第2章の舞台である「新宿」となってます。

 

ところで、このドウマン戦の直前に唐突にゆり子が現れてこのバトルに向けての激励をしてくれます。

なんか、元気湧いてきました。


 

ボディコニアン

このゲームの発売時はまだバブルの余韻があり、その流れを汲んで登場したボディコン姿の女ゾンビという設定。

ゾンビだが、生前の美への執着からその姿はとてもゾンビに見えずカワイイままである。でも、ゾンビなので年を取らない。

その外観に誘われて自分に言い寄ってきた者を喰ってしまうという性質を除けば、ずっとカワイイままの彼女として重宝がられる事間違いなし。

しかし現実に、年を取らず死なないというのは「生きる」という事の価値を見失いかねないものであるし、また仮にパートナーがいた場合、パートナーだけが年を取っていく様を見続けなければならないのは寂しいものである。

第2章「出会い」

研究所を出て北へ向かうと見えるのが新宿地下街。この章のメインエリアである広大な街型のダンジョンです。

街型ダンジョンとは、ショップや邪教の館などの街施設のあるダンジョンで、今後訪れることになる街名のあるダンジョンは基本的に街型ダンジョンです。エンカウントもあり。

ゴトウ

新宿地下街の少し北にある大スクリーンでは車椅子の男の項目で少し触れたゴトウが熱弁を奮って演説しているのが映ってます。

彼は、陸軍一等陸佐で現戒厳令司令官

現在東京は彼によってクーデターが起きており、戒厳令が敷かれています。

大スクリーンでの演説によると、

  • 日本は現在、「ある勢力」による陰謀によって危機にさらされている
  • それが日本抹殺計画
  • この計画を阻止せんが為に、ゴトウは古の神々の力を借りた
  • この戦いに勝利した暁には古の神々と共存できるユートピアを築き上げる予定

この古の神々とは、このゲームに登場するいわゆる「悪魔」のことです。

これが車椅子の男の言っていた、ゴトウがクーデターを起こした理由と、起こすことになった原因です。

これらのことからゴトウは悪魔は排除するのではなく、協力体制を敷く悪魔使役派です。

第2章の重要人物。

研究所から逃げてきた研究員

新宿地下街のBARにいるターミナル開発研究所の研究員。

ただの会話の一つですが、彼はおかしなもの言いをしています。

ターミナルシステムという画期的な発明品ですが、実はこれは極秘プロジェクト扱いで研究開発が行われており、車椅子の男はそれの開発メンバー(もしくは中心人物)であるというのがわかります。

しかしこの研究員が言うには、

研究所はゴトウによって乗っ取られてしまったので、自分は逃げてきたのだが、その際研究所に来ていた車椅子の男はどうなったかな?

という風に語ります。

 

まるで車椅子の男が部外者であるかのような。

 

研究所の存在自体を知っているこの人物は、研究所の関係者であることは間違いなさそうですが、車椅子の男は本当に研究員だったのでしょうか。

 

仮に、嘘をついていたとしたら考えられうる理由としては…

普通に考えたらマルウェアとしか思えない怪しすぎるプログラム「悪魔召喚プログラム」を人々に使って欲しい彼は、開発した「理由」が必要で現在の悪魔が実在しているという状況を利用して、悪魔に大けがさせられた事が原因でその対策として作った、とした。

そしてこれまたそもそも超常現象的に怪しすぎる存在である悪魔は「ターミナルシステム」が原因、とした。

なので自分はターミナルシステムの研究所の人間である、とした。

みたいな。

 

それでも普通ならこんな怪しすぎるものをメールとかで送られてきても絶対にインストールしませんけど、中には物好きな人もいるかもしれません。このゲームの主人公の様に。

 

車椅子の男はゲーム上では「人間」として登場してますが、彼自身が超常現象的存在の可能性が高く、もしかするとそもそも彼自身がターミナルシステムで別次元からやってきた存在なのかもしれません。

ヒロイン

ヒロインの立場

ヒロインの肩書きを持ってるのになかなか仲間として登場しないヒロインですが、ここ新宿にてようやく仲間になりそうな気配です。

新宿地下街で情報収集すると現在の東京の様子がわかります。

  • ゴトウのクーデターによって戒厳令が敷かれている
  • クーデターを鎮圧すべく動き出したのが日本の同盟国である米軍
  • そこに現れた謎の第3勢力のレジスタンス

という3つの勢力が東京の緊張を保っています。

力関係で言うとこんな感じ。

ゴトウ軍 ≒ 米軍 > レジスタンス

そんなレジスタンスを率いているのが主人公の夢で設定したヒロインの名を持つ女性とのこと。

そう、レジスタンスのリーダーこそがヒロインなのです。

ちなみにゴトウ軍はレジスタンスをそれなりに厄介に思っており、リーダーを捕まえることに必死ですが、名前と性別は判明しているものの人相が不明な為、この一帯に住むヒロインの名を持つ女性を全部捕まえるという闇雲作戦にでています。

厄介どころか、かなりの警戒感持ってます。

ここで一つわかるのがロンゲ君のさらわれた彼女の行方です。

実は彼女の名はヒロインと同じです。

つまり、彼女はゴトウ軍に捕まってしまっている可能性が極めて高いということです。

レジスタンスのアジト

地下街にある複数のBARの内の一つが実はレジスタンス派のBARになっており、バーテンの出す3つの問いを正しく答えることができると、レジスタンスのアジトの場所を教えてくれます。

おそらくヒロインはバーテンにこんな顔の人が来たら…みたいな通達をしていたんじゃないでしょうか。

 

レジスタンスのアジトでようやく会う事ができたヒロイン。

夢で見たヒロインの印象通り、その姿はとてもレジスタンスのリーダーとは思えないものでした。

その姿がコチラ。

 

 

 

彼女によると、ゴトウが大スクリーンで演説していたような理想は嘘で、本当は自分に都合のいい世界を作ろうとしているとのことです。

また、レジスタンスは米軍に対しても敵対していることがわかります。

ゴトウに対して敵対しているのはわかりますが、なぜ米軍にまで敵対しているのか。

これには実は大きな理由があり、第2章終盤にてそれが判明することになります。

ヒロインの希望

ヒロインが人間として主人公との運命の結びつきを感じているのとは別に、レジスタンスのリーダーという立場として待ち望んでいたのが主人公の類まれなる悪魔使役能力です。

それによって、レジスタンスは一気にゴトウ軍、米軍の戦闘力が上回ることができるというのがヒロインの直感でした。

直感に理由をつけるのはおかしいですが、あえて言うなら、ヒロインがそう思ったから、となりましょうか。

ヒロインの直感を信じるならば、主人公の悪魔使役能力は相当なものだということになりましょう。

 

主人公がレジスタンスに合流することでようやく次の行動に移ることができるようになったらしく、まず自分と同じ名前だったというだけで捕まってしまった人を助け、さらにゴトウの手下であるオザワ一味の壊滅を目的として行動を開始します。

さらわれた彼女を助ける為にここまでついてきたロンゲ君、そして憎むべきオザワの名を聞いたメガネ君、もちろん2人ともレジスタンスに是非とも協力すべきとの意思を表します。

ゆり子

ついにヒロインが仲間になるのかと思いきや、そこへ突如現れたのがゆり子です。

彼女は「やっと本物のレジスタンスリーダーを見つけた」と言ってヒロインをさらって消え去ります。

ここまで、ゆり子はヒロインではないだろうが、もしかして敵というわけでもないんじゃなかろうかとも思ってましたが、敵であることがはっきりしちゃいます。

今まで主人公に手を出すどころか、むしろ好意的とも思える言動を取っていたのはなぜだったのでしょうか。

ヒロイン救出

レジスタンス派のBARに戻るとヒロインが都庁にて公開処刑されるとの情報が聞けるので、都庁へ急行します。

処刑とか…

ゆり子は本気のようです。

都庁前広場では、十字に磔にされたヒロインの姿が見え、そして群衆に囲まれて今まさに処刑が行われようとしている状態です。

 

ゆり子曰く、

「偉大なるゴトウ様への数々の妨害工作、それをゴトウ様は寛大にも許されたが、その罪は消えない、よって…死刑だ!」

また、そこへ現れた主人公に対し言った言葉が、

「最初から私を選んでいればこんな悲しい目に合わずに済んだのに…」

です。

…何とも意味深な。

ゲーム的にはヒロインがヒロインであるのは決定されていますが、設定としてはヒロインとゆり子は何らかの部分で同格の存在とされていたということでしょうか。

そう考えると、これがゆり子が主人公に対して好意的な言動を取っていた理由です。つまりヒロインの言動もしかりってことでしょう。

ゲームの設定が無かったら、主人公はゆり子を選択していた可能性もあったということです。

ただ、ゆり子は自分とヒロインの存在がどういうものなのかは知っているようですが、ヒロインはそこまではわかっていないようです。

ゆり子は知っている分、主人公に選んでもらえなかったことが逆に相当こたえていると思われます。

 

主人公のパートナー選択は今後にどのような影響を及ぼすのか。

 

あと「ゴトウ様」という呼び方からしてゆり子はゴトウの手下のように見えますが、冒頭から主人公の夢に出てきたキーパーソン的キャラであろうゆり子が、ゴトウごとき人間の手下なのかについてはまだ断定はできかねますよね。

この後、ゆり子の放つザコ敵との連戦となり、勝利するとゆり子は結構あっさりと負けを認めて引き下がります。(ゆり子自体との戦闘は無い)

後で合流することを約束して、主人公とヒロインは別々にこの場を脱出します。

ヒロイン救出成功

レジスタンス派BARに戻ると、ヒロインと合流します。

自分を助けてくれたお礼にと、2つ情報を提供してくれます。

  • ロンゲ君の彼女の居場所
  • オザワ一味のアジトの場所

結果、ロンゲ君は彼女を助けにその場所である市ヶ谷駐屯地に向かい、メガネ君もレジスタンスがこれから強襲をかけるオザワ一味のアジトへ同行することに。

残った主人公に対してヒロインは、ゴトウとアメリカ大使の両人に会う為に同行するよう求めてきます。

ここでやっとヒロインが仲間に、しかもヤロウどもともお別れし、ヒロインとの2人旅となるわけです。

やりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

ゴトウ & アメリカ大使

この2人に会うのは第2章のメインイベントであり、主人公ひいては世界の進むべき道に影響するもので、非常にインパクトのある結末となるところであります。

このゲームはマルチエンディング制なので、隠しパラメーターの数値によって3つのエンディングのどれかになるわけですが、このイベントの選択次第では大きくその数値が動きます。

ここだけでエンディングが確定するわけではないですが、余裕を持って選択の余地を残しておきたい場合、もしくは属性によって仲魔の召喚に制限をかけたくない場合は、先にゴトウに会いに行くことをオススメしておきます。

ゴトウ

彼は市ヶ谷駐屯地のクーデター軍本部にいます。

まず彼の身なりに驚くことなかれ、広い畳部屋に(フンドシ)一丁片膝を立てて座り、その手には刀が握られています

もうこれは関わっちゃいけない人ですね。

でも、そうは言ってられません。

先般のイベントではゴトウの指示でレジスタンスのリーダーであるヒロインの処刑が行われようとしていたこともあり、そこに当の本人であるヒロインがゴトウと直接相対するというのも不思議な光景ですが、意外にゴトウは穏やかなものです。

ゴトウ曰く、

ある勢力が神の名の元に千年王国を作り上げる計画を進めており、そこに生きる人は永久に安らぎが約束されるというが、それは神に選ばれた少数の人間だけであり、その他大勢は神の意思によって米軍により抹殺される、とのこと。

さらに、普通の人々が知らないところで、米軍のミサイル攻撃を我々の協力者である古の神々が防いでくれているとも。

しかし、それでもまだ米軍に完全に対抗できるというわけではない、だから主人公たちの力を貸して欲しいと切り出してきます。

 

まさかの協力要請なんですね。

これだけ大規模な事をやってのけるゴトウなので、主人公の力があれば米軍に対抗できると踏んでこう言っているのでしょうから、やはり主人公の力というのは相当なもののようです。

ちなみにここではとりあえず要請だけされるのみで、まだ答えを出す必要はないです。

 

ところでここで言うところの、ある勢力の「神」というのは普通に考えられているあの「神」です。そして、ゴトウが力を借りているのが悪魔なのですが、ゴトウはこれを「古の神」と呼んでいます。

どちらも神呼ばわりですが、

  • ある勢力  ➡「神」勢力 (=ロウ)
  • ゴトウ   ➡「悪魔」勢力(=カオス)

ということで理解しておけばいいです。

トールマン

アメリカ大使です。彼によってアメリカ軍は出兵しました。

多分ゴトウら人間だけのクーデターであれば簡単に鎮圧できたでしょうが、ゴトウは悪魔を味方に付けている為トールマンも「悪魔には勝てない」と言い切り、ちまたで噂になっている名うての悪魔召喚士である主人公に協力を要請してきます。

引く手あまたな主人公。

また、トールマンによるとゴトウはただただ悪魔を大量に味方に付けているだけでなく、最終的には魔界の王ルシファーをも呼び出そうとしているんだとか。

悪魔の行きつく先はやはりルシファー。

ここはトールマンの要請にしたがってゴトウを倒してあげるという意思を表示しておきましょう。

vs ゴトウ

ということで、早速ゴトウの元へ行くとどうするかの選択を迫られるので、「協力しない」の意思表明後、バトってやっつけてやります。

 

ゴトウ撃破!

 

ゴトウ
「私が死ねばどうなるか… 諸君らは考えなかったか…」

 

確かに言われてみると、トールマンのあの軽いノリも何かうさんくさい。

でもどちらも倒すので、とりあえずゴトウの言葉は気にせず、次にトールマンも倒しに再度大使館へ行きます。

 


ボスとの連戦を選んだ主人公、疲れた様子を見てヒロインが語り掛けます。(妄想です)

 

 

 

 

 

 


vs トールマン

ゴトウ討伐完了の報告を聞くと、トールマンは正体を現します。

実は、彼の正体は魔神トール

北欧神話に登場する神々で最高の戦闘力を誇るアース神族の神です。

魔神トールというより、「雷神トール」という方が有名ですね。

このゲームでは、本来なら自分の属性であるはずの雷系魔法がバリバリ効きます。

vs トール

正体を現したトールマンは「今後も神の為に働いてくれるか?」と聞いてくるので断ります。

怒ったトールは主人公を亡き者にしようとしてきますが、仲間にならないなら殺すという発想がとても神の軍勢のものとは思えませんよね。

 

トールも撃破!

 

トール
「神の千年王国に栄光あれ…」

 

このセリフでわかりますが、ゴトウのカオス勢力に対抗しているロウ勢力の人物がトールマン改め、このトールだったわけです。

これがヒロインの項目で触れたレジスタンスが米軍とも敵対している理由です。

ゲームでは主人公がどちらの勢力に付くか、又は今回のようにどちらにも付かないかの選択が委ねられてますが、レジスタンス的にはゴトウ率いるカオス勢力同様、どちらかの勢力に肩入れするというのが反対だったわけです。

この考えは井の頭公園の謎の老人の「問いかけ」に通ずるところがあります。

 

ところで、そんなトールはロウ勢力ではどのような立場だったかを考えると、ヒロインの米軍敵視や、アメリカ大使という有利な立場にまんまとなっていたことからして、ロウ勢力の地上でのトップ的な立場だったのではないでしょうか。

トールマンはアメリカ大使というその有利な立場を利用して、カオス勢力の進出を食い止める為に米軍を動かしていましたが、世界最強の米軍とはいえ相手は悪魔です。さすがに勝てません。

そこでゴトウ同様、主人公に助力を願います。

目先の一大勢力であるゴトウ軍を打ち破る為に、「悪魔を使役」している主人公に協力を求めているあたり、他に頼れるロウ勢力が無かった、つまりやはりトールが地上でのロウ勢力のトップだったということでしょう。

東京壊滅

さてこれでゴトウもトールも倒したし、めでたしめでたし… とはならず、前述したインパクト抜群なイベントが発生します。

それが、トールによるICBMの発射です。

ICBM(大陸間弾道ミサイル)は有効射程5600㎞以上の超長距離弾道ミサイルで、これが本番で使われる場合、基本的には核弾頭を載せて発射します。

仮にもトールは地上のロウ勢力のトップです。タダではやられません。

最後のあがきにこれを発射して、せめて東京にはびこる悪魔を一掃しようとするんですね。(ちなみにトールの要請に応え、ロウ勢力に協力する意思を示した場合でも、トールは同様の行動を取ります。)

ミサイルが発射されると画面中央に大きくカウントダウンが表示されます。(30秒後に直撃)

なんかめちゃくちゃコワイです。

直撃直前、このままでは2人とも死んでしまうと判断したヒロインは、ギリギリでトラポート(ダンジョン離脱魔法)を使い、主人公だけをこの爆発から脱出させます。

 

「…さようなら…。」

 

まるで死んでしまうかのような演出…、後で実は何とか生き延びてましたとかあるんじゃないかと思うでしょうが、ほんとに死にます。

 

… … …。しかし、思い返してみましょう。

序盤での主人公の夢2回目の方ですが、ヒロインはある予言をしてました。

 

「一度は別れる定め…」

 


 

※現在「第3章」作成中です。気長にお待ちください。

 


ドリアード

ギリシャ神話に登場する木の精霊。ギリシャ語風に言うと「ドリュアス」で、「ドリアード」という呼び方はフランス語読みだそうです。

ちなみに「精霊」はギリシャ語だと「ニュムペー」と言いますが(英語読みだと「ニンフ」)、例えば誰かに「ニュムペーのドリュアスはフランス語読みだとドリアードなんだよ!」とか言ったら、ポカーンとされた挙句、何を言ってるのかよくわからないちょっとオタクな人なんだなとか思われるのでご注意を。

 

さてそんなドリアードさんがこちらになります。

 

 

※このゲームでの種族は「妖精」です。それとゲームに登場するドリアードはもっとシンプルです。

 

ドリアードは一般に美しい女性の姿をした非常に魅力的な精霊で、人間に恋をすることもあるそうです。

雪女の恋物語のように儚いものになるかと思いきや、彼女は気に入ったオトコを自分の守護する木に引きずり込んでしまうという肉食系なのです。

しかも、この木の中は異空間になっており、この中での1日は外の何十年、もしくは何百年に相当するということで、ドリアードが可愛いからってホイホイついて行ったらエライ目に合います。

それでも良いという方はそれを踏まえた上でホイホイついて行って下さい。

但し、ドリアードが恋する人間はイケメンに限るそうです。

 

ちなみにドリアードは不老不死ではなく自分の守護する木の寿命と共にある為、木が死ぬと彼女も死にます。

なのでむやみに木を傷つけるのはやめましょう。

 

ドリアード「やめましょー。」

第3章

真・女神転生

 

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