マッピー - 気軽に遊べるシンプルアクションゲーム

      2017/12/29

1984年11月 ナムコ


ネズミ警察官のマッピーを操作して、泥棒ネコの「ニャームコとミューキーズ」から盗品を取り返すアクションゲーム。

マッピーは警察官ではあるけども、敵である泥棒ネコに触れてしまうとあっさりとやられてしまうちょっとひ弱な警察官です …否!ネズミでありながら天敵であるネコの巣窟に果敢に乗り込むその姿勢は警察官の鏡であると訂正します!

マッピー


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マッピーの動作

①左右に移動できる!

ネズミですが2足歩行です。自力でのジャンプはできません。

ステージ序盤では敵ネコよりマッピーの方が移動速度が速いですが、徐々にマッピーの速度を上回り、最終的には猛烈な速度になる為、そうなるとちょっと手に汗握ります。

マッピー

 

②トランポリンのように飛び上がることのできるゴムひもで大ジャンプ!

敵の屋敷内は5階構造になっているので、このトランポリンで行きたい階層に着地可能です。トランポリンはこのゲームの最大の見せ場です。

また、ジャンプ中は敵ネコに接触してもミスにはならないのでみんなで楽しく飛び跳ねることができます。但し、連続で跳ねすぎるとトランポリンは切れてしまうので注意です。

マッピー

 

③至る所に設置してあるドアの開閉!

ドアには普通のドアとピカピカと光っているパワードアの2種類があり、どちらも少し離れた位置からでも開閉可能です。

普通のドアは敵ネコの通過を見計らって開閉させると扉をぶつけて一時的に気絶させることができます。

マッピー

 

マッピー

 

パワードアは開けるとドアノブのある側へ衝撃波が発生して画面外まで飛んでいき、敵ネコに当てるとそのまま画面外まで運んでいってくれます。敵ネコが複数いても全部運んでいってくれるのでまとめて当てることができると爽快です。このゲームの見せ場の一つです。

マッピー

以上の3種類のみのアクションで、操作は至ってシンプルですね。

 


ステージクリアの条件と得点

屋敷内には盗品であるラジオ(100点)・テレビ(200点)・マイコン(300点)・モナリザ(400点)・金庫(500点)がそれぞれ2個ずづ置かれていて、全部回収するとステージクリアとなります。単純に回収してもいいですが、回収順序によって高得点となるので順序よく回収していくのもいいでしょう。

盗品をどれか一つ取ると同種類の盗品が点滅し、点滅品を取ると得点が2倍になります。次の盗品を取るとまた同種類のものが点滅し、今度は3倍となります。同様に全部で5倍まで増えます。

一切連続せずに回収すると全部で3,000点ですが、5種類の盗品を点数の低い順に点滅パターンで取ると8,500点になります。お得です。

また、ニャームコは盗品を通過する際に盗品と重なったまま一定時間動きを止めますので、その状態で盗品を回収すると1,000点のボーナスがもらえます。ニャームコ自身で1,000点のプラカードを掲げて表示する演出をしてくれます。敵のちょっとしたボス的存在ですがこんな演出をしてくれるのでどうにも憎めません。マッピー

そして、私のようなへっぽこプレイヤーの場合、ステージが少し進んで難しくなってくると、ネコを避けるのが精一杯で、順序を決めて盗品を回収するなどという余裕は微塵もなくなりますが。

それと余談ですが、「マイコン」という名称が時代を感じさせますね。

 


その他

ステージを進めていくと6階が存在していたりします。見た感じでは6階というよりも屋根裏にある通路という感じですが。この通路は前面に屋根表示があるのでマッピーやネコが少々見づらいです。

また、この6階へ上がる部分の天井部にはたまに「ベル」が設置されており、ベルに触れて落下させると一緒にトランポリンで跳ねていたネコたちをやっつけることができます。

さらにあまり存在しないトラップですが、一部分に色付きで点滅している床が存在します。ここをマッピーが通過すると床が無くなり、落とし穴となって後ろから追いかけてきたネコ達を落としてやっつけることができます。

ネコ達は穴が開いたからと言って引き返したりはしないので、まんまと次々に穴に落ちていってくれます。音を鳴らして次々と落ちていく様を見るのはなかなか愉快です。

落とし穴を作動させた後、前方から迫るネコに気づいて結局自分が落ちるというマヌケアクションも乙なものです。

 

とにかくこのゲームはまとめてやっつけるのが楽しいゲームなのです。まぁ、あまり調子に乗っているとすぐに返り討ちに合いますが。

ちなみにネコは倒してもすぐに天井中央から舞い戻ってくるので、全滅させることはできないです。

 

このピンク色のネコ達、通称「ミューキーズ」ですが、設定では「ミュータ」・「ミューキチ」・「ミューミュー」という3匹をまとめてそう呼んでいるわけですが、ステージが進むといつの間に4匹になっています。

また親分のニャームコですが、マッピーを追いかける習性のミューキーズとは違い、一人気ままに動き回っている感じのキャラになっています。目の前にマッピーがいても追いかけるようなことはしませんが、ミューキーズよりも動きが少し早いのでふとした時に追いつかれたりします。

特にステージを進めてミューキーズがマッピーの移動速度を追い抜いている状態の場合、ニャームコはさらにスゴイ速度で移動しています。永久パターン防止の為にステージは一定時間後にネコの動きとBGMが高速化しますが、その時のニャームコはとてつもない速度です。

この永久パターン防止措置では、高速化後にさらに一定時間経過すると「ご先祖様」というニャームコの顔が描かれたコイン状の物体が出現します。ご先祖様はトランポリンで跳ねている時でも接触するとミスになり、パワードアの衝撃波で倒すこともできない究極の存在なので出現したら速やかにクリアしましょう。

 


ボーナスステージ

3ステージ毎にボーナスステージとなり、BGMが鳴り終わるまでにすべての風船を取ることを目的としています。

風船は一つ200点で、最後にあるニャームコ風船は2,000点です。全部取得で追加で5,000点もらえます。

床は全てトランポリンとなっており効率的に移動しないと全取得が間に合わない仕様となっています。時にはわざとトランポリンを切り、時には最後のニャームコ入りの風船を取った際の上昇を利用して最後の普通の風船一つを取るという技も必要です。

気休めですが、間に合わないと思ったらせめてニャームコ風船だけでも取るべし!

風船の配置は数パターンありますが、慣れると「忍者くん」の水晶玉取得ボーナスステージよりもはるかにカンタンです。

 


最後に

いくつかゲームの見せ場を書きましたが、一番印象的なのは実はBGMです。数あるファミコンソフトの中でもその軽快な曲調は名曲に選ばれるものと思います。未だに耳にこびりついている音楽の一つで、あの陽気な感じはたまりませんね。

 

それと、最初は、ネズミが警察官で捕まえる相手がネコの窃盗団なんてそんな無茶な!なんて思いましたが、よく考えると逆だったりしたらただの弱い者イジメで何の面白みもないですよね。

トムとジェリーしかり、ネズミのジェリーが天敵(ほんとは親友)であるネコのトムの攻撃を知恵とテクニックでもってさらりとかわし、返り討ちに合わせるというのが面白いということなのです。


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エルさんとシオンくん(新米泥棒ミューエルと新米警官シオンピー)

ニャームコおやびん
「よぉーし、おみゃー達あとはよろしく頼んだニャ!ワシは大事な用があるでニャ。手荒なマネはなしニャ。」

ミューキーズ
「了解ですニャ、おやびん!ネズミのおまわりなんて朝飯前ニャ!」

マッピーのミューキーズ

おやびん
「うニャ。」

 

ミューキーズ
「さて、ミューエルくん。今日がキミの初仕事ニャ。」

ミューキーズ
「やることは簡単ニャ、オレたちがせっかくかっぱらってきた品物をネズ公たちが取り返しに来るからそれを追っ払うだけニャ。これは定期的に行われることニャからまずはこの仕事をマスターするニャ。」

ミューエル
「はい!がんばりまス!」

ミューキーズ
「一つ注意しておくと、ネズ公とはいえ命まで奪うのはNGニャ!オレたちはネズ殺しではニャく、名誉ある泥棒ネコ集団ニャ!わかったニャ?」

ミューエル
「わっかりました!」

マッピー

ミューキーズ
「情報によると、今回はネズ公たちも新米を投入してくるようだニャ。不利なクセに新米を連れてくるなんてオレたちも舐められたもんだニャ!」

ミューキーズ
「まぁ向こうがそういうことだからというわけでなニャいが、こちらもせっかくだし新米どうしミューエルくんにそいつを担当してもらうことにしようかニャ。」

ミューエル
「了解でス!その新米はどんなネズ公でありまスか?」

マッピー

ミューキーズ
「どうも、キミのように変わった姿をしているようだニャ。」

ミューエル
「なるほど。わかりやすい。」

ミューキーズ
「ムムッ!どうやら手入れが始まったようだニャ!いくぞミューエルくん!」

ミューエル
「ラジャー!」

 

 

ミューエル
「ええっと…私と同じような姿、姿… むむっ!あいつね!ネズミともう一人の私似の方!

マッピー

私もミューキーズとなんだか姿が違うなぁと感じていたけど、あいつもネズミとは違う形をしているわね…しかも…

ちょっとカワイイじゃない…」

 

 

マッピー

 

 

マッピー
「さて、新人のシオンピーさん、今日はあなたの初仕事です。」

シオンピー
「はい! ネコごとき、メタメタにしてやりますから任せてください!」

マッピー
「うむ。意気込みは素晴らしいですが、正直なところメタメタにするのは無理です、シオンピーさん。逆にメタメタのギタギタにされてしまいます。私達の任務はネコたちを捕まえるのではなく、盗まれた物をスマートに取り返すだけなのです。」

シオンピー
「はぁ…そうなんですか?」

マッピー
「そうです。まぁ頭を使えば多少はダメージを与えることはできますが、所詮わたし達はネズミ。ネコにはかないません。オオカミがキリンに立ち向かうようなものです。」

シオンピー
(そんな例え方は初めて聞きましたよ、マッピーさん…)

マッピー
「でも安心なさい。ネコ窃盗団は統制された集団なので我々の命まで奪ったことはありません。モノは盗むが命までは盗まないようです。モットーというやつなんですかね。ですが、今回もそうであるという保証はありません。

ですから、調子に乗るのもいけませんし、ひるんでいてもいけません。ただひたすらに、訓練を思い出して盗品を取り返しましょう。」

シオンピー
「ラジャー!」

 

 

マッピー

 

 

シオンピー
「さて、盗品、盗品…ややっ!なんだかネコっぽいけどネコじゃないのがいる…」

 

ミューエル
「よし!行くぞ!そりゃー!」

シオンピー
「こ、こっちに向かってきたぁー、ひぇー!」

ミューエル
「ちょっとー!そこのネズミさーん、待ってーっ!」

 

(シオンピーはトランポリンへ退避するも すぐに追いつかれた。)

 

ミューエル
ねぇ、あなたお名前は?

マッピー

シオンピー
「う…うわーっ!

 

ミューエル
「うっ…逃げられたわ…少し油断したわ…でも、あきらめないわよ!」

シオンピー
「どういうことだ!?いきなり名前を尋ねてきたぞ… モットーを掲げた窃盗団は礼儀まで正しいのか?」

 

 

マッピー

 

シオンピー
「さ、気を取り直して…この階から調べていきましょうか。

しかし、ネコのクセに立派な屋敷をねぐらにしているもんだなぁ…僕も出世してゆくゆくはこんな屋敷を構えたいものですよ。」

ドア開けまーす。 カチャ

 

ミューエル
こんにちは。私はミューエル。あなたは?

シオンピー「…ま、また出たーっ!」

ミューエル
「おっと、今度は逃がさないわよ!名前ぐらい教えなさいよ!さぁ、さぁ!

 

マッピー

 

シオンピー
(な、なんなんだ一体?)ぼ、僕はシオンピーと言います…。」

ミューエル
「シオンピーくんね! 私は今日が初めての仕事なの。あなたたちを追い払うという仕事よ。」

シオンピー
「そ、そうなんですか?実は僕も今日が初めてなんです。(敵対者と会話してしまっている…)

ミューエル
「知ってるわ!先輩たちにあなたの存在を聞いて、私の担当は新米のあなたってことになってるから。」

シオンピー
「は、はぁ…」

ミューエル
「話してみるとお互い別に敵同士って感じもしないわね!なんなら私が屋敷内を案内してあげるわよ。」

シオンピー
「それはありがとうございます… なんて… そ、そんなワナにはひっかからないぞー!

マッピー

(シオンピーは不意をついて逃げた。)

 

ミューエル
「あ…また逃げられた。まったく警戒心の強い子だわ…でも、

捕まえがいがあるニャ!

 

シオンピー
「ま、まさかそういう作戦でくるとは思いませんでしたよ…ミューエルさんと言ったかな?

捕まえて後で僕に警察内部の情報を全部吐き出させるつもりだな!?

なかなか頭を使うじゃないですか!?」

シオンピー
「マッピー先輩には迂闊に手を出すなと言われたけど、こうなったらこちらもワナを仕掛けて応戦だ! まずドアに衝撃波装置をセットしてやりますよ!」

「さらに落とし穴を仕掛けて…天井にはベルを吊る、さらにトランポリンも切れやすくしておきましょう。」

さぁどこからでもかかって来てくださいよ、ミューエルさん!」

 

マッピー

 

ミューエル
「おーい、シオンピーくーん。」

ミューエル
「ここかなぁ?」 ガチャ 

 

ブワーン!

(ミューエルは衝撃波のドアを開けた。)

 

ミューエル
「わー! こ、これは衝撃波? ぬぬぬっ、こうなったら奥の手…ネコだまし!」

(ミューエルは衝撃波を跳ね返した。)

 

ミューエル
「ふぅ、なかなかやるわね!シオンピーくん、ますます気に入ったわ!」

シオンピー
「な、なんだ今のは?ミューエルとやらやりおるぜ…」

 

ミューエル
「あっ、いた! シオンピーくん! 次は逃がさないわよ!」

(ミューエルはシオンピーに躍りかかった。)

 

シオンピー
「これでも食らえ!ベル落とし!

ミューエル
「むっ、またしても… でもその程度のものにひっかかる私じゃないわよ! 

次のジャンプでシオンピーくんは私のモノよ!

 

シオンピー
「なぜだか知らないけどものスゴイ執着心だ…でも、次のワナは…。」

 

ミューエル
「ジャーン…プ、

…あれ?」 ブチッ! 

 

ビローン 

 

な、何ですと!? トランポリンにも細工を…」

 

 

シオンピー
はっはっはっ、ミューエルさん、警察学校主席の僕の頭脳にはやはり敵わないようですね。」

 

マッピー

ミューエル
「ううっ…」

シオンピー
「盗品の在り処とついでに僕の出世の為にもネコ窃盗団の全貌を洗いざらい話してもらいましょうか!」

ミューエル
「…た、助けて…苦しい…」

シオンピー
「ハッ…そ、そんなすがるような眼で見て、僕が同情するとでも…」

ミューエル
「ちょっとだけ…

ここを緩めてくれるだけでいいから…」

シオンピー
「…う … …し、仕方ないですね…、何も苦しめるのが目的ではないですからね…」 ソロリ

 

ガシィっ!

 

ミューエル
「んふっ…シオンピーくんは優しいのね。それがあなたの長所でもあり、短所でもあるわ!

もう逃がさないんだから!

 

シオンピー
「し、しまったぁー!

ミューエル
(ふふふ…よーく見るとやっぱりカワイイわ。)それでは早速いただきまーす!

 

シオンピー
も、もはやこれまでか…マッピー先輩、あとはよろしく…。」

 

パクッ!

 

はむはむ

 

 

マッピー

 

シオンピー
「?」

 

ミューエル
「… …美味い! この口の中に広がる芳醇な香りと濃厚な甘味、そしてコッソリ広がる控えめな苦み!じゃ、じゃぁ、ここは…ペロっ… 」

 

マッピー

 

ミューエル
!!! う、うまーい! このとろけるような感覚!シオンピー、あなた一体どうなってるの!?ペロペロ…ペロペロ…」

シオンピー
「ちょ、ちょっと…ミューエルさん、一体何を…!」

ペロペロ…ペロペロ…

マッピー

シオンピー
「ミューエルさん…」

ペロペロ…ペロペロ…

 

 

 

シオンピー
「…ミューエルさん! こうなったら…これでどうだぁー!」

 

 

 

マッピー

ミューエル
「ひゃっ!」

シオンピー
「ヤケクソだぁー!」

 

… … …

 

ミューエル
「あ、あ…体の力が… で、でもシオンピーくんは… 美味しい…」

 

 

 

ニャームコ
「…というわけで、このチーズで今回は手を引いてほしいニャ。」

警察署チュー
「…本来ならそんなもので貴公の提案など聞き入れることなどできないが、そのチーズ…私の大好物だチュー。受け入れざるを得ないチュー。これはオフレコだチュー。」

 

 

ミューキーズ
「おやびんの気まぐれ工作でマッピーが引き上げていったぞ。 ともあれ、今日も撃退完了祝いだニャ! 宴の準備だ!

…アレッ、何か忘れているような気がするけど… まぁいいニャ!

 

 

 

マッピー
「おーい新米!どこにいるんですー!?まったく何考えているんですか、こんなもの書き残して…。」

 

” 警官辞めて、チーズマイスターになります。”

 

 

 

ミューエル
「シオンピーくん、次はどこにする?」

シオンピー
「そうですね、次はキユコウ通り105番地にあるキユコウのチーズハウスに行ってみましょう。今日は全品50%オフだそうです。」

ミューエル
「いいわね!さぁ行きましょう!」

マッピー

 

 

すっかりチーズとシオンピーくんにハマったミューエルさんであった。

 

 

 

 

ちなみに、キユコウはチーズのこと、全然わかりませんのであしからず。

 

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 - アクション, ファミコン